チワワの小太郎
 
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●チワワの小太郎★ナゾの逃走事件 [2004年09月29日(水)]
うちに来たときには手のひらサイズだった小太郎も、立派な大人になって大きな病気もせずによく育ったなぁ、、、などと感慨に耽っていたある日、事件は起きた。小太郎が散歩の途中で逃走。びっくりしたのなんのって。

普通に散歩してたのだけど、広場で後ろのほうで草の匂いを嗅いでいたはずの小太郎が突然、わたしの横を駆け抜け、そのまま広場を突っ切って家の方角へ全速力で走って行ってしまった。耳がぴったり後ろに倒れてるし、尻尾も下がってるから、なにかにびっくりしてパニックになっちゃったみたい。

リードはついていたのだけど、わたしは完全に油断していたので、あっけなく手から離れ、伸縮自在のリードのプラスチックの取っ手の部分をカランカランいわせながら小太郎は走り去って行ってしまった。パニクってる上に後ろからカランカランなにか追いかけてくるもんだから、小太郎はますますパニックになったみたい。「マテッ」「おやつっ」何を言っても聞こえていない模様。止まる気配なし。

広場の先の道路はたまにだけど車が通る。走っていく目的地はおそらく家なので、迷子の心配はないけれど、車に轢かれるのが一番心配。幸い、車は通らなかったのでよかったけれど、本当に冷や冷やした。道路からはカランカランという音が聞こえてくる。途中でどこかにひっかかったらしく、「キャウンキャウン」という声が。「ああ、これで止まって〜」と祈る気持ちで道路が見渡せるところまで追いついた。ひっかかったのはすぐに取れたみたいだけど、そのおかげで小太郎は我に返ったらしく、家に向かう途中の橋の手前でこちらを見て待っていた。ああよかった。

こういう場合、怒った方がいいのか、やさしくした方がいいのわからず、とりあえず抱きしめたあと一緒に歩いて家に帰った。なにはともあれ無事でよかったけど、寿命が縮む思いだった。リードがついてるときはちゃんと持ってないとだめね、というのが教訓。リードがついてないときだったらどうだったんだろう。そのまま家まで走って行っちゃったかも。とにかく、もう一度ちゃんと「マテ」を教えないとだめだわ。

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