□□□□□□□□□□□  茜色通信 Vol.0125   □□□□□□□□□□□ 2014/10/23 Thu.---Since2000/01/26  前号の発行部数125 =>>登録・解除・変更・バックナンバーはこちらから http://akaneiro.com/common/f/akaneiro.htm  「茜色通信」の読者登録をしていただきありがとうございます。  私のサイトの更新情報と日記(日々のほのぼの)のダイジェスト版を  お届けします。    ■日々のほのぼの   http://blog.akaneiro.com/  あっという間に秋です。今年の夏も暑くて、バテバテでした。どんど  ん体力がなくなって弱ってる気がするのですが、年齢のせいなのか持  病の膠原病のせいなのかわからなくなってます。たぶん両方なんでしょ  うけど。これからの人生のテーマは「体力づくり」かもしれません。 ────────────────────────────────────  ◎毎日更新中! チワワの小太郎のこと、デジモノのこと、本のことetc... 「へにょへにょ日記」 http://ameblo.jp/henyo2/ ◎気まぐれ写真ブログ「さぼてん日記。」 http://ameblo.jp/fuwafura/ ◎茜音-AKANE- Facebookページ http://www.facebook.com/akaneiro ◎Twitter(日々のつぶやき) http://twitter.com/noriko_v ◎Twitter(ブログなどの更新情報信) http://twitter.com/henyo2 ◎Google+ http://gplus.to/norikov ◎note https://note.mu/noriko_v ──────────────────────────────────── ━━PR━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 楽天トラベル http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/0a708f00.8fbf7e57.0a708f01.fc30a6d7/ 家族旅行も出張もペットホテルもみ〜んなおまかせ! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ _/Contents_/ ──────────────────────────────────── ■チワワの小太郎 チワワ星通信 -- 今日のほのぼの -- ●思考のスイッチを変える◆『母の呪縛から解放される方法』 [2014/03/13] ●最後まで違和感◆『永遠の0』 [2014/03/19] ● 怖いけれどおかしい◆『押入れのちよ』[2014/04/21] ●利益よりも人◆『さんてつ: 日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録』                               [2014/04/21] ●虚無感ともどかしさ◆『人質の朗読会』 [2014/04/21] ●お仕事恋愛小説◆『舟を編む』 [2014/06/10] ●叶う夢に向かって◆『諦める力』 [2014/06/10] --サイト更新情報-- ★茜音 【ギャラリーと日記】 ★ぱんだ雑貨店 【壁紙とWEB素材】 ──────────────────────────────────── ※記事中の書名の下にあるURLは、Amazonの詳細ページへのリンクです。  Amazonの詳細ページではその本の値段、サイズ、出版年、書評などを見られ  ます。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━            **◆*◆* チワワの小太郎 チワワ星通信 *◆*◆**       ──────────────────────────────────── ホットカーペットの季節。最近は小太郎用のハウスに電気あんかを入れてある ので、暇になるとそそくさとハウスに入ってあんかの上で寝ています。ペット 用ヒーターよりも熱いのですけど、小太郎は平気。そのうちキノコが生えてく るんじゃないかと思います。 ■へにょへにょ日記■(小太郎の日常はこちら) http://ameblo.jp/henyo2/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             ◆ 今日のほのぼの ◆ ──────────────────────────────────── こちらに掲載している記事は『日々のほのぼの』ダイジェスト版です。 『日々のほのぼの』はこちら http://blog.akaneiro.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●思考のスイッチを変える◆『母の呪縛から解放される方法』 [2014/03/13] ──────────────────────────────────── 『母の呪縛から解放される方法』Dr.タツコ・マーティン/著(大和書房) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/447977176X/akane-22/ ──────────────────────────────────── 問題のある母のパターンが10種類に分類されて具体的な例とともに紹介されて いる。我が家の母の場合はどれかひとつに当てはまるということはないのだけ ど、一番近いのは「未熟マザー」のような気がする。ただし、本に掲載されて いる例ほどひどくはない。 この手の本をいくつか読んでみると、解決法はどれも似ているのだけど、それ ぞれの著者によって問題の捉え方が微妙に違っていることに気がつく。著者の 性別や立ち位置や経験などによるのだと思う。同じような内容でも、いくつか 読み比べてみると自分のケースにあてはまる事例や、これなら実践できそうと いう解決方法があると思うので、悩んでいる人は一冊だけで解決しようとせず に何冊か読んでみるといいと思う。カウンセラーに相談するにしても、どうい うタイプのカウンセリングを受ければいいか参考にもなると思う。 この本の場合は巻末近くで、よいカウンセラーの条件が載っているので、参考 になる。また、よい母親の条件というのも載っていて、母とのトラウマを抱え た娘が母になった場合にどのように子育てをしていけばいいのかということの 参考になる。私の場合は、その条件を読みながら、うちの母に欠けているとこ ろをいくつか発見して、なるほどと思ったのだった。 父親と仲のよい実の娘に対して母親が嫉妬心を抱くとか、家事がきちんとでき ないといいお嫁さんになれないと言いつつ、しっかり勉強してひとりでも生き ていけるようになりなさい、と矛盾しているようなことを言うとか、娘に成功 して欲しいと思いつつも自分よりも成功した人生を送ることを(無意識に)許 さないとか、当事者には見えないことも、客観的に考えると「あるある」とい うようなことだったりする。 当事者が、その原因(トラウマ)を認識することで、問題が解決していく可能 性が広がる。自分と母親は別の人間で、別の人生を送るのだ、と強い意志を持 って宣言して、行動に移すことで母の呪縛から解放される。 自分自身も母親の呪縛を断ち切るためにいろいろ工夫をしているけれど、とき どき罪悪感が顔を出したり、これでいいんだろうかと迷ったりすることもある。 しかしこの本は、母に遠慮せず幸せになりましょう、と背中を押してくれる。 母と娘の関係に限らず、ポジティブな思考法にも触れられていて、「病気にな らない」と思うと「病気」に焦点があたってしまいかえって病気を呼び寄せて しまうから、病気にならないためには「健康になる」と思ったほうがいい、と いうのには納得。 とにかく、当事者は出口がないと思いがちだけども、自分の思考のスイッチを 変えることで、母の言動に対する自分の行動を変え、そこから母の行動や母娘 の関係も変えていくことができる。そのちょっとしたコツを掴むだけでも悩み が解決されることがあるかもしれない。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●最後まで違和感◆『永遠の0』 [2014/03/19] ──────────────────────────────────── 『永遠の0』百田 尚樹/著(講談社文庫/講談社) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406276413X/akane-22/ ──────────────────────────────────── 買ったまま積ん読になっていたのだけど、その間にベストセラーになり著者や 作品について賛否両論がわき上がってしまい、先入観なしに読めなくなってし まったのは残念なところ。なるべくフラットな気持ちで読もうと思ったのだけ ど、無理だった。というか、フラットな気持ちで読んだ結果、冒頭からすでに 違和感があって、それは最後まで変わらなかった。 たしかに感動的な話にはなっているのかもしれないけれど、とても中途半端と いうか、盛り過ぎというか。 現代に生きる若者が特攻で亡くなった祖父について、かつての戦友達を訪ね歩 いて話を聞くのだけど、戦争体験者たちの語り口が、ドキュメンタリー番組の ナレーションみたいで、リアリティーなし。つまり、作者が、太平洋戦争につ いての自分の知識や考えを小説という形で語りたかっただけなんじゃないかと 思ってしまった。 そして、小説の中で、戦後生まれの若者が、戦争体験者の話を聞いて泣く。こ れも、あざといというか、わざとらしくて、自作自演のよう。読者に、「ほら、 ここ、泣くとこ」って言ってるみたい。 中途半端というのは、小説にしては本筋に関係ない戦争についての情報が多い し、戦争についてのノンフィクションにしては創作の部分が多いし、で、どっ ちつかず。これが逆に、小説としても実録としても読める、とお得に感じる人 もいるだろうから、そういう意味では盛り過ぎとも言える。 史実をもとにフィクションを交えて小説にする、というのは悪いことではない し、よくあるとは思うのだけど、そこに、著者の考え方というか、史実の捉え 方が出てくる。だから面白い。そしてそれが万人の共感を得られない考え方で あることも当然あるわけで、この小説の場合は、娯楽だから、フィクションだ から、と見過ごせない「偏り」がそこはかとなく漂っている、それが批判を受 けている部分なのだろうと思う。 これは「反戦小説だ」という人もいるし、「戦争賛美だ」という人もいる。私 個人としては、「反戦小説」だとは思わなかった。特攻という作戦に対しての 批判は描かれているけれど、戦争自体は否定していない。国のため、家族のた めに命がけで戦うことに対してはむしろ賞賛しているようにも思える。 事前の「先入観」もあったので、比較的注意して読んでいたと思うのだけど、 戦争体験者の話の中に、特攻への思いはさまざま語られていたけれど、戦争を したこと自体への反省とか、開戦を選んだ政府への怒りみたいなものはなかっ たような気がする。 世の「男の子」は「戦闘機乗り」とか、「空中戦」とか、「零戦」とか、カッ コイイと思うんだろうな。私も、宮崎駿監督の「紅の豚」は好き。この小説に は、そういう「男の子」心を刺激する要素もあるようなのだけど、それだった ら、「紅の豚」のように完全にファンタジーの世界にしてくれたほうが心置き なくのめり込める。 結末まで読めば感動するよ、という人も多いけれど、最後まで読んで、「これ って、感動する話なんだろうか…」とすっきりしないままだった。零戦のパイ ロットが、最後までヒーローとして扱われている。命がけで戦った彼らに対し て尊崇の念はあるけれど、同時に、そのような犠牲を強いてしまった戦争をし たことへの反省も必要だと思う。この小説では、反省の部分がとても薄い。だ から違和感を感じる。本当の戦争って、もっとドロドロとしていて、もっと悲 惨で、もっとやりきれないものだと思う。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ● 怖いけれどおかしい◆『押入れのちよ』[2014/04/21] ──────────────────────────────────── 『押入れのちよ』荻原 浩/著(新潮文庫/新潮社) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410123034X/akane-22/ ──────────────────────────────────── ちょっと怖い物語の詰まった短編集。萩原浩さんの作品は、怖いけれどおかし い。当事者が真剣であればあるほど、周りから見ると滑稽だったりする、あの 感じ。 表題作の「押入れのちよ」。幽霊なのにかわいらしくて憎めない。そしてちょ っとほっこりしながら読み進めてみると、実は悲しい過去を背負った幽霊だっ たりする。どれも面白いけれど、この作品が一番好きかな。「お母さまのロシ アのスープ」もかわいらしい双子の女の子が出てくる。途中でその正体は想像 がついてしまったのだけど、それでも結末はとてもせつない気持ちになった。 幽霊が出てこない話もあるのだけど、なぜかそういう話のほうが、怖い。生き ている人間が一番怖い。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●利益よりも人◆『さんてつ: 日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録』                               [2014/04/21] ──────────────────────────────────── 『さんてつ: 日本鉄道旅行地図帳 三陸鉄道 大震災の記録』 吉本 浩二/著(バンチコミックス/新潮社) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410771652X/akane-22/ ──────────────────────────────────── 一世を風靡したNHKの朝ドラ「あまちゃん」に出てくる北三陸鉄道(きたてつ) のモデルとなった三陸鉄道の震災後の奮闘を描いたコミック作品。 東日本大震災で大きな被害を受けた三陸鉄道。その震災当日の様子や復興の様 子が温かい視点で描かれている。当事者への取材を通して感じた、作者自身の とまどいまでもが伝わってきて、真摯な姿勢で描かれた作品だということがよ くわかる。 震災から5日後には短い区間で徐行運転とはいえ運行を再開。しかも運賃はタ ダ。そこには、利益のためではなく、地元の人々のためにという思いがあった。 あの震災のあとではあちこちでそういう思いは感じられたと思うのだけど、鉄 道が走るというのは、とてもシンボリックなものだったのだろう。ニュースに も取り上げられていた。 しかし、あのニュースの裏に、こんなにもたくさんの思いがあったというのは、 本を読んで初めて知ることだった。こういうものを作品として残すということ も大事なことだと思う。この作品を読めてよかった。 「あまちゃん」にも出てきたけれど、走る列車に向かって人々が手を振るシー ンがとても印象的。ドラマであの風景を見ていたから余計にイメージが湧いて、 かなりじーんとしてしまった。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●虚無感ともどかしさ◆『人質の朗読会』 [2014/04/21] ──────────────────────────────────── 『人質の朗読会』小川 洋子/著(中公文庫/中央公論新社) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4122059127/akane-22/ ──────────────────────────────────── 小川洋子さんの作品は、いつもちょっとドキドキしながら、ちょっとほっこり して、ちょっと残酷な気持ちになりながら読むのだけど、この作品は、冒頭で 悲惨な結末が明かされていて、ひとつひとつのエピソードはいつもの小川作品 なのに、読みながらとても寂しい気持ちになってしまうのだった。短編集なの に短編集ではないという不思議な構成の本。ひとつひとつのストーリーだけ読 めば、短編小説なのだけれど、一冊の本になるとそれは「人質たちの朗読会」 になるのだった。 監禁状態に置かれた人質8人が順番に自分の物語を朗読するというもので、そ の人質たちは救出されずに爆死してしまうことがわかっている。人質たちが語 る物語には自らが現在置かれている状況や人質同士の人間関係については何ひ とつ触れられていない。触れられていないからこそ、何があるかを見ようとし てしまう。でもなにも見えない。そんなもどかしさ。そう、この小説、すごく もどかしい。 なかでも、ビスケットやコンソメスープのお話が好きなのだけど、それを語っ た人たちはもういないのだと思うと、とたんに虚無感が漂う。この人たちがい までも幸せな日々を送っていると思えば、ほっこりと幸せな気分になるのに。 そして最後の9人目の朗読者の物語だけが、今を生きている、生者の物語。そ こに何を見いだすのかは、読者に委ねられている。それもまた、もどかしいの だ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●お仕事恋愛小説◆『舟を編む』 [2014/06/10] ──────────────────────────────────── 『舟を編む』三浦 しをん/著(光文社) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334927769/akane-22/ ──────────────────────────────────── 電子書籍で読了。読むには支障がないけれど、こうして読後感を書こうとする と、実際の本をパラパラとめくってみることができないのは不便である。 松田龍平主演で映画化されているけれど、映画はまだ見ていない。でも、キャ スティングが絶妙で、小説の主人公は松田龍平のイメージで読んでしまった。 その他のキャストは適当。 辞書作りに携わる人々を描いたお仕事小説。なのだけど、実は恋愛小説。だっ て、5章のうち3章でカップルが誕生しているわけで。舞台が辞書の編集部と いうのが異質なのだけども。 面白かったのだけども、なんというか、多少、消化不良。登場人物たちが魅力 的なだけに、もう少しその先を知りたいという気になってしまう。たとえば、 チャラ男の西岡くんとか。主人公のカップルの暮らしぶりとか。板前の彼女が お店を持つに至った経緯とか。 軽く読めて、スマホでもすらすらと読み進められてしまった。文庫本を持たな いで出掛けられるって身軽でいいなと思ったのだけど、複雑な本はやはり紙の ほうが読みやすい気がする。 ──────────────────────────────────── 『舟を編む 通常版』 [DVD] http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/asin/B00E8F42HK/akane-22/ ──────────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●叶う夢に向かって◆『諦める力』 [2014/06/10] ──────────────────────────────────── 『諦める力〈勝てないのは努力が足りないからじゃない〉』 為末 大/著(プレジデント社) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4833420481/akane-22/ ──────────────────────────────────── 電子書籍で読了。紙の本じゃないのでパラパラと戻ったりできなかったのだけ ど、どうも同じようなことを繰り返し書いている印象。つまり、タイトルの 「諦める力」というのを書きたかったのはよくわかったけれど、普通の社会人 だったらそういうことは経験で分かっているんじゃないかというようなことで、 特別、なにか新しいものは感じなかった。 オリンピックまで出た人なので、経験をもとにしたエピソードは出てくるけれ ど、普通の人よりは少しスケールが大きいというだけのような気がした。それ よりも、もう少し自伝的な内容のほうが興味がそそられるかもしれない。 30代半ばまで「諦めずに」スポーツ選手を続けてきて、いざ、引退することに なったときに、会社勤めのための(年齢相応の)経験もなにもなくて就職に支 障が出るというのは、スポーツの世界独特の問題のような気がするけれど、そ れを一般論にして「諦めることも必要」という話にしてしまうのもちょっと違 和感。 「頑張れば報われる」「諦めなければ夢は叶う」、そんなことはない。叶わな い夢は諦めて、叶う夢に向かって前に進もう。 要するに、そういうことのようだ。異論はないけれど、それ以上のものでもな く、目からウロコが落ちるような話もなかった。けれど、この本が売れている ということは、「なるほど、そうか」と吹っ切れる人もいるのかもしれない、 それもかなり大勢。それだけ、みんな頑張っているのだな。 成功している人っていうのは、「捨て上手」だと思う。ひとつのことで成功す るために、ほかのたくさんのものを「捨て」てきている。別の言い方をすれば 「諦めて」いる。家族だったり時間だったり学生生活だったり。それはひとつ の理想の形ではあるのだろうけれど、大多数の人は、そこまで割り切れなくて、 諦めきれないんじゃないかな。それはそれで、いいのではないかという気もす る。 でも諦めきれない自分が嫌だったり、諦めてしまったことに対する後悔がある 人もいるのだろう。そういう人に対して、この本の、諦めてしまってもいいん だよ、というメッセージは励ましになるのかもしれない。 著者の活躍したスポーツ界には特に、そんな人が多いのだろう。頑張って、頑 張って、燃え尽きてしまうような。 しかし一般の人たちは、逆に頑張りたかったけど諦めてしまった、という人の ほうが多いような気がする。そして多くの人は、経験的に、諦めることも必要 だということを知っている。だからこそ、「やればできる」という本に希望を 見いだす人も多いのだろう。その逆を行くこの本だけど、やればできるってい うのも、夢を叶えるために他のものを諦めてでもがんばりましょうってことだ から、結局同じことを言ってるんじゃないだろうか。 要するに、自分に向いているものに注力して、向いていないものに時間や労力 を割くのは無駄だからさっさと諦めなさい、ってことで、それって、そんなに 目新しいことじゃないなという読後感であった。 ──────────────────────────────────── (茜音「日々のほのぼの」 http://blog.akaneiro.com/ より) ・・・・・・─・─・─・──・──・──→この続きも日々更新中です。 日記ブログ「へにょへにょ日記」は毎日更新中。。。 http://ameblo.jp/henyo2/ ──────────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             ◆ サイト更新情報 ◆   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