□□□□□□□□□□□  茜色通信 Vol.0114   □□□□□□□□□□□ 2010/11/22 Mon.---Since2000/01/26  前号の発行部数96 =>>登録・解除・変更・バックナンバーはこちらから http://akaneiro.com/common/f/akaneiro.htm  「茜色通信」の読者登録をしていただきありがとうございます。  私のサイトの更新情報と日記(日々のほのぼの)のダイジェスト版を  お届けします。                  ◇ ◇ ◇  素材サイトの「ぱんだ雑貨店」をリニューアルしました。やるやると  言いつつて全然進まなかったのですが、やっと。やるやる詐欺になら  なくてよかった。まだ全部ではないですが、だいたい新しいサイトで  見られます。  ■ぱんだ雑貨店(URLが変わりました)   http://sozai.akaneiro.com/  そして、今回のメルマガも記事が古くてごめんなさい。最新の記事は  サイトのほうで更新していますので、よろしければご覧ください。  ■日々のほのぼの   http://blog.akaneiro.com/ ────────────────────────────────────  ◎毎日更新中! チワワの小太郎のこと、デジモノのこと、本のことetc... 「へにょへにょ日記」 http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/ ◎本のブログ「てくまくぶっく」 ---最近読んだ本・買った本・気になる本--- http://chokora.livedoor.biz/ ◎気まぐれ写真ブログ「さぼてん日記。」 http://ameblo.jp/fuwafura/ ◎クラフト・ラッピング素材「いちごのしっぽ」 http://sippostore.com/ ──────────────────────────────────── ━━PR━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 楽天トラベル http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/0a708f00.8fbf7e57.0a708f01.fc30a6d7/ 家族旅行も出張もペットホテルもみ〜んなおまかせ! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ _/Contents_/ ──────────────────────────────────── ■チワワの小太郎 チワワ星通信 -- 今日のほのぼの -- ●ディズニーランドの裏側◆『ミッキーマウスの憂鬱』[2009/10/08] ●ちょっともの足りない◆『 裁判官の爆笑お言葉集』 [2009/10/08] ●仕事じゃなくても役に立つ◆『仕事で使える!「Twitter」超入門』                              [2009/10/08] ●キラキラ神田コゼット◆『レ・ミゼラブル』 [2009/10/15] ●はじめてのTwitter◆『ツイッター 140文字が世界を変える』                              [2009/10/18] ●優しくて説得力のある言葉たち◆『筆談ホステス 67の愛言葉』                              [2009/10/28] ●農村再生で国を守る◆『食糧自給率100%を目ざさない国に未来はない』                              [2009/11/08] ●幻想的世界◆劇団四季『アイーダ』 [2010/01/20] ●初めての歌舞伎◆歌舞伎座さよなら公演『御名残三月大歌舞伎』                              [2010/03/10] ●ひたすら明るい◆劇団四季『クレイジー・フォー・ユー』 [2010/03/18] ●ハッピーエンドが好き◆演劇集団キャラメルボックス 『クロノス・ジョウンターの伝説』 〜『ミス・ダンデライオン』 『南十字星(サザンクロス)駅で』〜 [2010/03/30] --サイト更新情報-- ★茜音 【ギャラリーと日記】 ★ぱんだ雑貨店 【壁紙とWEB素材】 ──────────────────────────────────── ※記事中の書名の下にあるURLは、Amazonの詳細ページへのリンクです。  Amazonの詳細ページではその本の値段、サイズ、出版年、書評などを見られ  ます。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━            **◆*◆* チワワの小太郎 チワワ星通信 *◆*◆**       ──────────────────────────────────── 山の木々が紅葉して、すっかり秋色。夏の間は草が生い茂っていた広場は草刈 りされて広々としています。チワワの小太郎は元気に走り回っています。前足 にできたイボをとる手術をすることになりました。全身麻酔での手術、心配で すが、もっと大きくなるともっと大変な手術になるらしいので仕方ないです。 がんばれよー。 ■へにょへにょ日記■(小太郎の日常はこちら) http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             ◆ 今日のほのぼの ◆ ──────────────────────────────────── こちらに掲載している記事は『日々のほのぼの』ダイジェスト版です。 『日々のほのぼの』はこちら http://blog.akaneiro.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●ディズニーランドの裏側◆『ミッキーマウスの憂鬱』[2009/10/08] ──────────────────────────────────── 『ミッキーマウスの憂鬱』松岡 圭祐/著(新潮文庫/新潮社) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/410135751X/akane-22/──────────────────────────────────── ディズニーランドの裏側を描いたフィクション。フィクションとは言え、ディ ズニーランドのアトラクション名とかミッキーマウスとかのキャラクターの固 有名詞が出てくるので、どこまでがフィクションかよくわからない。よくわか らないところがまたいい。 憧れのディズニーランドのスタッフ(キャスト)として雇われた主人公が、裏 方の現実を見て、一旦は幻滅するのだけど、徐々に仕事への誇りを持ってゆく という成長小説。途中でミッキーマウスが行方不明になる事件も起こり、ミス テリーの様相も。 しかもそれがたった二日とか三日とかのできごとだったりするから、面白い。 フィクションの部分はとことんオーバーなほうが逆にリアリティがあったりす る。 私はディズニーランド大好きなので、アトラクションやキャラクター、キャス トやゲストといったディズニーランド独自の呼び方にも違和感はなかったけれ ど、ディズニーランドにあまり詳しくない人が読んでも面白いんだろうか。き っと、面白いに違いないと思うけど、もしかしたら理解に苦しむ部分もあるの かもしれない、とも思うのだった。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●ちょっともの足りない◆『 裁判官の爆笑お言葉集』 [2009/10/08] ──────────────────────────────────── 『裁判官の爆笑お言葉集』長嶺 超輝/著 (幻冬舎新書/幻冬舎) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344980301/akane-22/ ──────────────────────────────────── 見開き2ページでひとつのお言葉完結。電車の中で軽く読めるところはいい。 けど、解説が1ページだけではちょっともの足りない。 ひとつのお言葉をじっくり掘り下げたものも読んでみたいものだ。 以前、法学の授業のレポートを書くために一度だけ裁判を傍聴したことがある。 社会勉強としてはなかなかよかった。機会があればまた傍聴してみたいとは思 うけれど、それほどの熱意もなく、結局その後は一度も行っていない。 しかしその一度の傍聴でも、なんとなく裁判所の雰囲気が分かるので、お言葉 集も、なんとなくその裁判の状況が想像できて面白く読めた。マニアが書いた 一般向けの本といったところ。マニアには物足りなく、一般人には物珍しいも のかもしれない。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●仕事じゃなくても役に立つ◆『仕事で使える!「Twitter」超入門』                              [2009/10/08] ──────────────────────────────────── 『仕事で使える!「Twitter」超入門』 小川 浩/著(青春新書INTELLIGENCE/青春出版社) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413042506/akane-22/ ──────────────────────────────────── 別のツイッター本を買いに行ったらまだ発売日前だったので、店頭で見つけた この本を買ってみた。ツイッターを仕事で使うわけではないので、軽く読み流 そうと思ったのだけど、なかなかどうして面白かった。 ツイッターというのはミニブログサービスと説明されることが多いのだが、一 言で言えるようなものではない。ブログのようでブログでなく、掲示板のよう で掲示板でなく、チャットのようでチャットでないもの。お化けみたいだ。 だから、ツイッターをまったく知らない人が本を読んでも、チンプンカンプン かもしれない。(一応、そういう人にもわかるように説明はされているのだけ ど、ツイッターの概念を文章だけで説明するのは相当に難しい) ツイッターをしばらくつかってみて、その面白さにはまっている最中なのだけ ど、使い方としては簡単。「いまなにしてる?」という問いかけに答える形で 入力欄に140字でつぶやきを入力し、投稿すればいいだけ。別になにしている かということに忠実に答える必要はなくて、つぶやきは多岐にわたる。 いたってシンプルなのだけど、ユーザー間で作られたマイナールールがいろい ろある。同じテーマについて語るときには#(ハッシュ)タグを付けるとか、 他人のつぶやきを転載するときにはRT(ReTweetの略)をつけるとか。これを 一通り覚えるまでがちょっと大変だが、それさえクリアすればあとは楽しくて ゆるーいコミュニケーションの世界が広がるのだ。 そんなシンプルなサービスだから、わざわざ使い方の本を読むまでもない、な んて思っていたんだけど、読みながら、なるほど、なるほど、そうだったのか、 ということがいっぱい。こんな使い方があったのか、こんな可能性が秘められ ていたのか、などなど。商用利用の成功事例、実験的な使い方、今後展開され るであろう事業の紹介がされていて興味深い。 シンプルなだけに、今後、さまざまな活用法が考えられ、思いもよらなかった サービスが登場する可能性もある。ツイッターが今後どんな風に発展してゆく のか楽しみなのだった。 私のツイッターアカウントは @noriko_v 。この本の著者のアカウントは @ogawakazuhiro 。本の著者と簡単にコミュニケーションが取れてしまうとこ ろもツイッターのすごいところ。 ■Twitter(ツイッター) http://twitter.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●キラキラ神田コゼット◆『レ・ミゼラブル』 [2009/10/15] ──────────────────────────────────── 『レ・ミゼラブル』帝国劇場 2009年10月6日-11月20日 作:アラン・ブーブ リル&クロード=ミッシェル・シェーンベルク 原作:ヴィクトル・ユゴー  オリジナル・プロダクション制作:キャメロン・マッキントッシュ 潤色・ 演出:ジョン・ケアード/トレバー・ナン 出演:山口祐一郎、石川禅、新妻 聖子、シルビア・グラブ、神田沙也加、泉見洋平、三谷六九、田中利花、松原 剛志ほか ──────────────────────────────────── もう何度目かわからなくなってしまうくらい何度も観ている演目。今回は ちょっと演出が変わってるところがあったり、セットも変わっていたような気 が。毎回少しずつ変化しているのかもしれない。 キャストは山口祐一郎(ジャン・バルジャン)、石川禅(ジャベール)、シル ビア・グラブ(ファンティーヌ)、神田沙也加(コゼット)、新妻聖子(エポ ニーヌ)。ジャンバルジャンの松原剛志さんがよかった。たぶん初見なんだけ ど、今後が楽しみ。 神田コゼットはもう、キラキラしちゃっててはまり役…というか地味な衣装が お顔に負けてしまっていた。うーむ。もっとキラキラした役で観てみたい。 ちょっとスターのオーラあり。ママ譲りで歌もうまい。 意外だったのが、どうもお客さんに禅さまファンが多かったこと。いままでは 山口祐一郎出演のときは祐一郎ファンに席巻されていた感があったのだけど、 今回は禅さまへの拍手が大きかった。いやはや。石川ジャベールもとてもよか った。禅さんの「いい人」オーラが出てしまうかと思いきや、それがなんとな くジャベールの人間味に繋がって苦悩が伝わってくるようだった。 今回も堪能。いつも観劇後には、違うキャストでまた見たい、と思うのだけど、 やっぱりチケット取るのは決まった好きなキャストの回になってしまう。テレ ビなどで放送してくれたらいいのになぁ。 「レ・ミゼラブル」 http://www.tohostage.com/lesmiserables/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●はじめてのTwitter◆『ツイッター 140文字が世界を変える』                              [2009/10/18] ──────────────────────────────────── 『ツイッター 140文字が世界を変える』コグレ マサト・いしたに まさき/著 (マイコミ新書/毎日コミュニケーションズ) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4839933162/akane-22/ ──────────────────────────────────── 先日読んだ「仕事で使える!「Twitter」超入門」よりもカジュアルな内容で、 ツイッター未体験の人にはこちらのほうがとっつきやすいかもしれない。個人 的には、「仕事〜」のほうが「へぇ、なるほど」と思うところが多くてサクサ ク読めた。 「140 文字〜」のほうは、ツイッターを知らない人に向かってどんなものかを 説明している印象が強く、ツイッターのヘビーユーザーには既知のことが多い のではないかと思った。でも、ツイッターというものの概要を捉える意味では 1冊の本にまとめるというのはとても意義あることだ。 広瀬香美さんにツイッターでインタビューするという試みでは、30分で3つほ どの質問しかできなかった模様。これ、ツイッターでリアルタイムで見ていた し、他にもツイッター上でチャット的な試みをしているのを見たけれど、イン タービューとかリアルタイムな会話にはあまり向いていないと思った。いくつ か質問を用意して、一気にそれを流して、一定時間後にまとめて返信したほう がたくさん質問できそうだ。 ツイッターでは140文字という制限があるけれど、日本語では漢字が使えるの で英語の3倍くらいの情報を入れ込めるというのは、なるほどと思った。もと もと日本人は日記好きだし、日本人には合ったサービスなのかもしれない。 企業アカウントにも取材していて、ちょっとびっくりしたのが、毎日新聞編集 部。マスコットのニワトリのアイコンを使っているので、通称コッコちゃん。 なんとなく一人の担当者がつぶやいている印象だったのだけど、毎日違う担当 者がつぶやいているらしい。へぇ! まぁ、そうじゃないと担当者がお休みの 日とかはニュースが流れなくなっちゃうもんね。 つい先日、NHKの時間帯の違う複数のニュース番組で何度もツイッターが取 り上げられて、ツイッター上で話題になった。キャスターやコメンテーターが ツイッターをやったことがない人ばかりだったようで、的外れなコメントもあ ったけれど、ツイッターの知名度は一気に上がったと思う。 今後は新規のユーザーも増えて、また違った展開をしていくかもしれない。ど んなメディアに成長するのか楽しみだ。 ※私のツイッターアカウントは @noriko_v 。ブログの更新情報はRSSを使って @henyo2 というアカウントで配信している。Twitter(ツイッター)のURLは http://twitter.com/(登録は無料)。 ──────────────────────────────────── 『仕事で使える!「Twitter」超入門 』 小川 浩/著(青春新書INTELLIGENCE/青春出版社) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4413042506/akane-22/ ──────────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●優しくて説得力のある言葉たち◆『筆談ホステス 67の愛言葉』                              [2009/10/28] ──────────────────────────────────── 『筆談ホステス 67の愛言葉』斉藤里恵/著(光文社) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334975887/akane-22/ ──────────────────────────────────── 本屋の店頭でパラパラと読んでほとんどジャケ買い。障害を抱えながらも銀座 の人気ホステスとなった著者の自伝「筆談ホステス」の第二弾。…といっても、 私はこの前著を読んでいない。気にはなっていたのでこの機会に注文。しかし この「〜愛言葉」、その本が届く前に一気に読み終わってしまった。 読みやすいというのもあるんだけど、内容がすとんと心に落ちてくる、いい本 だったから。 耳が聞こえないながらも厳しく育てられて、そのあげくにぐれてしまった過去 を持つ著者の斉藤里恵さん(これは前著の立ち読みの記憶なので、じっくり読 んだらまた違うのかもしれないけど)。そういう、人生の艱難辛苦を乗り越え て、ホステスという天職を見つけた彼女だからこそ言える言葉の数々。ひとつ ひとつがとても優しくて、そしてなんとも言えない説得力がある。 古今東西の名言に、彼女自身の言葉を織り交ぜて、仕事や家族との関係に疲れ た人々の心を癒したり、迷っている背中をちょっと押してあげたり…。身近な 人に言われると腑に落ちない言葉も、第三者から言われると素直に聞けたりす る。ホステスさんって、そういう存在なのかもしれない。 手書きの文字の数々は普段のやりとりがすっかりデジタルな私にはとても新鮮 だった。筆談でも、携帯電話や携帯パソコンなどいくらでも便利な機器がある のだからなにも手書きでなくてもいいと思うのだけど、きっと、手書きだから こそ伝わるものがたくさんあるんだろうなと思った。彼女の字を見ただけで、 気遣いと優しさが伝わってくるよう。字に人柄もあらわれてしまうのだ。私も もっと心を込めて字を書かなきゃ。 それと、筆談とメールは違う、という説明にも目からウロコ。確かに、筆談の ときには相手が目の前にいるから、文字プラス表情やしぐさといった情報が伝 わる。だから声に出す会話と変わらないらしい。筆談とメールのやりとりは健 常者の会話とメールの違いと大差ないとのこと。なるほどなぁ。 年齢的には10歳も年下の彼女だけど、とてもそうは思えない。知的で大人な女 性という印象。そしてお客様をおもてなしするホステスとしてのプロ意識がと ても高い。水商売とはいえ、そこらのキャリアウーマンよりよっぽど「仕事」 に誇りを持っているようだ(だから私は一流ホステスさんをとても尊敬するし、 憧れる)。 「過去と他人は変えられませんよ。でも、未来と自分は変えられます!」 「隣に誰かがいるだけで、”憂い”は”優しさ”に変わります」 といった彼女自身の言葉から、坂本竜馬、織田信長などの歴史上の人物、松下 幸之助、本田宗一郎、マザーテレサなど偉業をなしとげた人々の言葉、そして マンガやアニメからの引用まで幅広く登場する。この本一冊あれば、そのとき そのときの自分に合った言葉が見つかってしまいそうなくらい盛りだくさん。 上司や部下との関係に疲れたサラリーマン、息子とのコミュニケーションが取 れないと嘆く仕事人間のお父さん、彼女の本心がわからないという恋する若者、 実にさまざまな人たちが、ホステスの里恵さんによって元気づけられ、励まさ れ、背中をおされているのだった。 悩める仕事人間たちに贈りたい一冊。 ──────────────────────────────────── 『筆談ホステス』斉藤里恵/著(光文社) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334975658/akane-22/ ──────────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●農村再生で国を守る◆『食糧自給率100%を目ざさない国に未来はない』                              [2009/11/08] ──────────────────────────────────── 『食料自給率100%を目ざさない国に未来はない』 島崎 治道/著(集英社新書/集英社) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/408720510X/akane-22/ ──────────────────────────────────── この本を読むと、日本の食糧自給率の低さの問題が思っていたよりもずっとず っと深刻だということがよくわかる。少子化、医療崩壊、貧困…さまざまな社 会問題がマスコミなどで大きく取り上げられているけれど、食糧自給率の問題 ももっと認知されるべきものなのではないかと思った。 本の内容がすべて正しいかどうかはわからないけれど、ともかく、議論して真 剣に取り組むべき問題であるとはと思う。 日本国民の食料が外国の食料事情や国際問題に左右されるということは、なに かあれば日本国民の食料はあっという間に足りなくなってしまうということだ。 例えば、輸入元の国との国際問題が起こって食料の輸入が止まってしまえばた ちまち日本は困窮する。輸入元の国からみれば、そういう手段を脅しに使って 日本との関係を自国に有利にすることだってできるわけだ。 それって、日本にとっては相当にヤバイのでは…。戦争せずに国を乗っ取られ る。ある意味、国を守るのは自衛隊ではなく食糧自給率なのでは。。。 自分たちの食べるものを、自分たちの身近で作る、というのは理にかなってい る。「地産地消」という言い方をするけれど、本書によれば「地域で食べる食 料は地域でつくる」。東京の食料自給率は1%。神奈川は3%。北海道は195%。 すごい偏っている。国内での食料の供給バランスも見直すべき。遠くから運べ ば、それだけ食材が傷むし、運送中の二酸化炭素の排出量も多くなる。 そしてなるほどなと思ったのは、農作物や畜産物などを生産する地域近郊では、 その食材を加工する工場もできるという点。農業、畜産、漁業などの復興は今 の雇用問題の解決にも繋がると思ったのだけど、加工工場ができればその地域 の雇用も増える。常々、雇用問題も地域の人材は地域で雇用する、という地産 地消?がいいと思っていたところなので、その問題も同時に解決するではない かと思った。 日本では、農業従事者があまり尊敬の対象となっていないけれど、実はすごい 仕事なのだ。だって、人間が生きていく上で絶対に必要なものを作ってくれて いるのだから。若者たちが憧れる職業であってもいいはず。海外では農作物を 作る人たちはもっと手厚く保護されているらしいし、日本のように大変な割に 儲からない、というイメージではないらしい。 食糧自給率の回復で、地方が活性化して、雇用も増えて、国民も豊かになるの ではないかと、夢見てしまう。小手先の経済政策ではなくて、もっと日本の国 の在り方を根本から見直すべきときなのではないかと思う。 食糧自給率の問題は、単に食糧の問題だけではない、大きな問題をはらんでい る。逆に言えば、これを解決すれば、自然と他の問題も解決してゆくのではな いかとすら思う。国を動かす立場にある人たちにぜひ読んでもらいたいと思っ た。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●幻想的世界◆劇団四季『アイーダ』 [2010/01/20] ──────────────────────────────────── 劇団四季『アイーダ』 2009年10月3日-2010年9月5日 四季劇場 海 出演/樋口麻美、阿久津陽一郎、光川愛、有賀光一、田中廣臣、石原義文、 前田貞一郎、松本昌子ほか ──────────────────────────────────── 観たくて仕方なかった「アイーダ」。やっと東京公演。 面白かったんだけど、最後が悲しい。やっぱりハッピーエンドのおはなしがい いなぁ。 光と影で織りなす舞台美術はとても美しく、幻想的だった。 高校生が見に来ていたけれど、なんだか生々しいラブシーンがあったりして、 日本の高校生には刺激的。いや、観てもいいんだけどもね。舞台でほんとに チューしてるの観るのってどんなんだろう。フクザツ。 ■劇団四季『アイーダ』 http://www.shiki.gr.jp/applause/aida/ ■劇団四季 四季なびgation 02『アイーダ』 http://www.shiki.gr.jp/navi02/news/program/aida/ ■汐留ランチと劇団四季「アイーダ」 http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/diary/201001210000/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●初めての歌舞伎◆歌舞伎座さよなら公演『御名残三月大歌舞伎』                              [2010/03/10] ──────────────────────────────────── 歌舞伎座さよなら公演『御名残三月大歌舞伎』 2010年3月2日-28日 歌舞伎座 『菅原伝授手習鑑 筆法伝授』菅原館奥 殿の場/学問所の場/外の場 出演/仁左衛門(菅丞相)、魁春(園生の前)、芝雀(戸浪)、歌昇(梅王丸)、 松江(荒島主税)、新悟(腰元勝野)、吉之丞(局水無瀬)、秀調(三善清行)、 東蔵(左中弁希世)、梅玉(武部源蔵) 『弁天娘女男白浪』浜松屋見世先の場 稲瀬川勢揃いの場 出演/菊五郎(弁 天小僧菊之助)、吉右衛門(南郷力丸)、左團次(忠信利平)、菊之助(伜宗 之助)、團蔵(鳶頭清次)、東蔵(浜松屋幸兵衛)、梅玉(赤星十三郎)、幸 四郎(日本駄右衛門) ──────────────────────────────────── 初歌舞伎。歌舞伎座が建て替えられる前に一度、観に行こうということで、連 れて行ってもらった。歌舞伎ファンが身近に何人かいるので、期待して行った ら、期待通り。よかった。 セリフやストーリーが分からないことが不安だったけれど、イヤホンガイドも 借りて、万全。衣装や見得などだけでも楽しめるし、ハマってしまう人の気持 ちもわかった。 歌舞伎通の解説によると、歌舞伎のお話は人情話のようなものが多いとのこと。 見終わって、じんとして、ほっこりして、かっこいい見得でさっぱりするのも いいんだろうな。 あ、水戸黄門とか、戦隊ものとか、そういう感じ。 新しい歌舞伎座ができたらまた行きたいと思った。その前に、他で見るのもよ いかも…。 ■歌舞伎座さよなら公演『御名残三月大歌舞伎』 http://www.kabuki-bito.jp/theaters/kabukiza/2010/03/post_54.html ■歌舞伎座で、どきどき初カブキ体験。 http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/diary/201003120000/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●ひたすら明るい◆劇団四季『クレイジー・フォー・ユー』 [2010/03/18] ──────────────────────────────────── 劇団四季『クレイジー・フォー・ユー』 2010年2月6日-3月20日 四季劇場 秋 作詞・作曲/ジョージ・ガーシュウィン、アイラ・ガーシュ ウィン 出演/加藤敬二、木村花代、川原洋一郎、八重沢真美、志村要、石波 義人、斉藤昭子、恒川愛、、村澤智弘、西田有希ほか ──────────────────────────────────── 大好きなミュージカル。最後にみんなでハッピーエンド。公演してると観に行 きたくなっちゃうんだけど、「またぁ?」と友人に呆れられてしまうのだった。 だって楽しいんだもん。 衣装も素敵。ダンスも素敵。歌も素敵。 しかも主人公の年齢がそんなに若くないのね。なんかこう、大人になっても夢を 追い続けてそれを叶えられるっていう幻想をみせてくれるミュージカル。 自分は無理でもお芝居の中ではちゃんと実現してる、それでなんか元気が出る、 そんなミュージカル。 甘すぎるところがね、私は好きなのです。それでいて、変に悲劇的状況を作って 感動させようとしてないっていうか。ひたすら明るい。そこが好き。 上演される限り、何回でも観に行きたいなぁ。 ■劇団四季『クレイジー・フォー・ユー』 http://www.shiki.gr.jp/applause/cfy/ ■劇団四季 四季なびgation 02『クレイジー・フォー・ユー』 http://www.shiki.gr.jp/navi02/news/program/cfy/ ■クレイジー・フォー「クレイジー・フォー・ユー」 http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/diary/201003190000/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●ハッピーエンドが好き◆演劇集団キャラメルボックス 『クロノス・ジョウンターの伝説』 〜『ミス・ダンデライオン』 『南十字星(サザンクロス)駅で』〜 [2010/03/30] ──────────────────────────────────── 演劇集団キャラメルボックス 『クロノス・ジョウンターの伝説』〜『ミス・ ダンデライオン』『南十字星(サザンクロス)駅で』〜 2010年3月12日-4月4 日 サンシャイン劇場 原作/梶尾真治『クロノス・ジョウンターの伝説∞イ ンフィニティ』(発行・朝日新聞社 発売・朝日新聞出版) 脚本・演出/成 井豊 『ミス・ダンデライオン』出演/岡田達也、岡田さつき、西川浩幸、前田綾、 筒井俊作、石原善暢、阿部丈二、小林千恵、稲野杏那 『南十字星(サザンクロス)駅で』出演/西川浩幸、坂口理恵、岡内美喜子、 畑中智行、三浦剛、左東広之、渡邊安理、多田直人、原田樹里 ──────────────────────────────────── 久々のキャラメルボックス。二本立てのダブルフィーチャー公演は、1時間公 演が二回。1公演ずつでも観られて、各4000円。1公演だけでいいという方や、 安くお気軽に観たいという方にとってはいいんだろうけど、二本とも観たい場 合は8000円でいつもの2時間公演より高い…。内容がぎゅっと詰まっているの でそれでも高すぎるということはない、とは思うものの、やっぱりちょっと尻 込みしてしまうのだった。 で、予約ではチケットを取らず、当日券でも行く予定はなかったんだけど、 Twitterのフォロワー割引があり、私の場合はタダで観られるので、張り切って 行って来た。交通費負担だけで観れた。よかった。 やっぱりキャラメルはいいな。ものすごくハマるっていうわけでもないのだけ ど、コンスタントに年の何度かは観たくなる。観なきゃ観ないでいいんだけど、 観るといつも「やっぱり観てよかった」と思うのだった。 前向きだし、元気もらえる。役者さんが一生懸命だし、劇団にもスタッフにも お客さんに対する愛がある。 クロノスシリーズは大好きで、タイムトラベルものなんだけど、単なる夢物語 じゃなくて生きている人間のものがたり。そこに時間軸が係わってきて物語の スパイスになっている。 やっぱり『ミス・ダンデライオン』が好き。最後、ハッピーエンドだからかな。 ハッピーエンドが好きだ。 ■演劇集団キャラメルボックス『クロノス・ジョウンターの伝説』 〜『ミス・ダンデライオン』『南十字星(サザンクロス)駅で』〜 http://www.caramelbox.com/stage/halftime2010/ ■Twitter割でタダで観劇で感激。 http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/diary/201004010000/ ──────────────────────────────────── 『クロノス・ジョウンターの伝説∞インフィニティ』 梶尾 真治/著、佐竹 美保/イラスト(ソノラマノベルス/朝日新聞社) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022738251/akane-22/ ──────────────────────────────────── ──────────────────────────────────── (茜音「日々のほのぼの」 http://blog.akaneiro.com/ より) ・・・・・・─・─・─・──・──・──→この続きも日々更新中です。 日記ブログ「へにょへにょ日記」は毎日更新中。。。 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