□□□□□□□□□□□  茜色通信 Vol.0113   □□□□□□□□□□□ 2010/09/27 Mon.---Since2000/01/26  前号の発行部数96 =>>登録・解除・変更・バックナンバーはこちらから http://akaneiro.com/common/f/akaneiro.htm  「茜色通信」の読者登録をしていただきありがとうございます。  私のサイトの更新情報と日記(日々のほのぼの)のダイジェスト版を  お届けします。                  ◇ ◇ ◇  またしても半年ぶりくらいの発行になってしまいました。真夏の暑さ  にノックダウンされつつも、サイトのリニューアルなんぞしておりま  した。まだまだやりかけの部分が多くてあそこもここも直したいとこ  ろばかりなのですが、メインの「茜音-AKANE-」はとりあえずデザイ  ン一新しています。よろしければご覧ください。中身は一緒ですが。   http://akaneiro.com/  このメルマガに掲載しているのは「日々のほのぼの」にほそぼそと書  いている記事ですが、それも一年以上前のものになってしまっていま  す。最新記事はウェブでご覧ください。申し訳ない。次は早めに出し  ますっ。  ※「日々のほのぼの」のURLが変わりました。   http://blog.akaneiro.com/ ────────────────────────────────────  ◎毎日更新中! チワワの小太郎のこと、デジモノのこと、本のことetc... 「へにょへにょ日記」 http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/ ◎本のブログ「てくまくぶっく」 ---最近読んだ本・買った本・気になる本--- http://chokora.livedoor.biz/ ◎気まぐれ写真ブログ「さぼてん日記。」 http://ameblo.jp/fuwafura/ ◎クラフト・ラッピング素材「いちごのしっぽ」 http://sippostore.com/ ──────────────────────────────────── ━━PR━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 楽天トラベル http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/0a708f00.8fbf7e57.0a708f01.fc30a6d7/ 家族旅行も出張もペットホテルもみ〜んなおまかせ! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ _/Contents_/ ──────────────────────────────────── ■チワワの小太郎 チワワ星通信 -- 今日のほのぼの -- ●基本は玄米菜食◆『告知されたその日からはじめる私のがん養生ごはん』                              [2009/07/12] ●阿刀田高も楽しめる◆『チェーホフを楽しむために』 [2009/07/21] ●多発性筋炎その後・子宮筋腫とステロイド [2009/08/15] ●映画が先か小説が先か◆『アマルフィ』[2009/08/17] ●かっこいい織田裕二を楽しむ映画◆『アマルフィ』 [2009/08/24] ●香山リカ vs. 勝間和代◆『しがみつかない生き方』 [2009/08/27] --サイト更新情報-- ★茜音 【ギャラリーと日記】 ★ぱんだ雑貨店 【壁紙とWEB素材】 ──────────────────────────────────── ※記事中の書名の下にあるURLは、Amazonの詳細ページへのリンクです。  Amazonの詳細ページではその本の値段、サイズ、出版年、書評などを見られ  ます。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━            **◆*◆* チワワの小太郎 チワワ星通信 *◆*◆**       ──────────────────────────────────── 寒がりの小太郎、真夏でもふわふわクッションの上で寝ていました。が、今年 の猛暑はさすがに堪えたらしく、ちょっと夏バテ気味でした。それでもなんと か乗りきって、涼しい秋。これからはホットカーペットの季節です。 ■へにょへにょ日記■(小太郎の日常はこちら) http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             ◆ 今日のほのぼの ◆ ──────────────────────────────────── こちらに掲載している記事は『日々のほのぼの』ダイジェスト版です。 『日々のほのぼの』はこちら http://blog.akaneiro.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●基本は玄米菜食◆『告知されたその日からはじめる私のがん養生ごはん』                              [2009/07/12] ──────────────────────────────────── 『告知されたその日からはじめる私のがん養生ごはん』 柳原 和子/著(主婦と生活社) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4391126273/akane-22/ ──────────────────────────────────── がんというか、病気の根源は食生活を含む生活習慣なのではないかと思う。だ から、○○でがんが治る! というようなものはどこまで信用していいのかわ からないけれど、食事全体のバランスを見直した結果、がんなどの病気が治っ た、というのはなんとなく納得できる。 この手の健康本って、著者が違っても、同じ団体に属していたり、どこかで繋 がりがあったりすることが多いのだけど、先日読んだ『日本だけなぜ、がんで 命を落とす人が増え続けるのか』と内容はとてもよく似ているのに、著者同士 に繋がりはないみたい。 この本の著者の柳原和子氏は、ノンフィクションライターで、自身ががんにな って治療法を模索し、多くの患者仲間と情報交換するうちに、食餌療法に行き 着いた。「日本だけなぜ〜」の済陽高穂氏は医師として膨大な数の患者に接す るうちに、奇跡的とも思えるような回復を遂げる人に共通するのは食事である ということに気付いた。 二つの本に共通するのは、どちらも玄米菜食だということ。日本だけでなく、 世界中に厳しい制限をするような食餌療法はあるようだが、肉を食べない、水 分を多く摂る、など共通するところは多い。 徹底するのならば、有機野菜、ミネラル水または浄化した水道水、そして運動 も取り入れるなど、お金や時間、そして食事を作る労力がいる。しかし、現在、 身体の中にがんがあるという場合には、中途半端ではなく徹底してやらないと 効果がないようだ。 弱った身体で、これを徹底するのは、相当な精神力がいるのではないかと思う。 「がんから始まる」を書いたエッセイストの岸本葉子さんもがんになってから、 徹底した食餌療法をしたと書いていた気がする。柳原さんも岸本さんも独身女 性。そして、済陽医師は、食事作りなどのサポートをしてくれる家族がいない 方には食餌療法を勧めない、と書いている。 独身女性ならば、ライフスタイルを自分なりに変えるのも簡単。決断してしま えばあとは自分次第だ。また、献身的にサポートしてくれる奥さんがいる男性 なども、食餌療法を続けることは可能だろう。逆に、主婦や独身男性などは難 しいのではないかと思う。主婦の場合は、家族の食事の世話や家事をしながら、 自分用の食事を作らねばならないとなると、相当な負担だ。睡眠時間をたっぷ りとったり、きちんと昼型の生活をしようと思っても、パートナーや子どもた ちのスケジュールに合わせているとそうもいかないだろう。 そう考えると、がんになってしまってから食餌療法でがんを克服するのは、並 大抵のことではない。 がんになる前に、食事やライフスタイルを見直し、がんにならない身体作りを していかなければならないと思った。 予防的に食事に気をつけるのならば、それほど神経質にならずに、塩分・糖質 を控え、全体のカロリーも通常より少なめにし、玄米菜食。それに豆類・海藻 を多く摂るように心がける。水分もたっぷり。青汁もいい。タンパク質は肉で はなく魚で。 とにかく、食事は身体作りの基本。食べた物が身になるのだから、なるべく余 分なものは摂らないようにして、必要なものを効率良く摂取したい。 …なかなか難しいのだけどね。。。 ──────────────────────────────────── 『日本だけなぜ、がんで命を落とす人が増え続けるのか          -消化器外科の権威がすすめる驚異の栄養・代謝療法』 済陽 高穂/著(主婦と生活社) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4391134276/akane-22/ ──────────────────────────────────── 『がんから始まる』岸本 葉子/著(文春文庫/文藝春秋) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167599074/akane-22/ ──────────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●阿刀田高も楽しめる◆『チェーホフを楽しむために』 [2009/07/21] ──────────────────────────────────── 『チェーホフを楽しむために』阿刀田 高/著(新潮文庫/新潮社) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101255326/akane-22/ ──────────────────────────────────── シェイクスピアよりもチェーホフのほうが好き、なのだけど、ではチェーホフ の戯曲のあらすじは? と聞かれると…すっかり忘れている。 あらすじというよりも作品全体の雰囲気、そのストーリーを包み込む空気のよ うなものが好きなのだ。 そのチェーホフを、阿刀田高が読むとどうなるのか、興味があった。 もともと、阿刀田氏の「○○を楽しむために」とか「○○を知っていますか」 というシリーズが好きだったので、阿刀田×チェーホフを楽しみたいというの もひとつ。 チェーホフは、有名な戯曲しか読んでいなくて、そのほかの小説作品ってどう よって思っていたのだけど、この本を読んでみたらやっぱり小説より戯曲なの だと思った。読んだことのない小説を読むよりは、過去に読んだ戯曲をもう一 度読み返したくなったのだった。 シェイクスピアは、作品のストーリーや解説を読めばなんとなくわかった気に なる。しかしチェーホフは、作品そのものを読んでみないと、あの微妙な空気 はわからない。阿刀田氏をもってしても、チェーホフ作品の絶妙なニュアンス までは伝わらず、結局、読んでみるのが一番てっとりばやいんじゃない? と 思った。 しかし、短編小説家という同業者としての視点からのチェーホフ論というのは なかなか面白くて、チェーホフというフィルターを通して、阿刀田高を楽しめ る一冊である。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●多発性筋炎その後・子宮筋腫とステロイド [2009/08/15] ──────────────────────────────────── ゴールデンウィーク頃から微量な出血が続いていたので、7月に婦人科に行っ てみた。昨年10月に大きい病院に検診に行ったときには異常はなかったのだけ ど、今回別の小さい病院に行ってみたら筋腫を発見されてしまった。3.5セン チ。もう一度、大きい病院に行ってみるのもいいかもしれない、とのこと。 普通は、症状がなければ経過観察でいいのだけど、昨秋なかったものが今あっ て、しかも意外に大きいのでちょっと心配は心配。その後出血は止まったので そのままになってしまっている。出血はたぶん、筋腫じゃなくてホルモンのバ ランスが崩れていたんだと思う。婦人科に基礎体温表も持って行って見てもら って、出血はこのあと止まるでしょうって言われてその通りになったので多分 そう。 この夏は梅雨っぽい気候がずっと続いていて、バテバテ気味。秋になって涼し くなってから婦人科のことは落ち着いて考えることにする。 ステロイドはそのまま9mg。大学病院のほうで膠原病の医師に筋腫のことを聞 いてみたら、ステロイドの影響で筋腫が大きくなるということはなくて、むし ろ成長しないことが多いらしい。ちょっと安心した。 手術したりする場合には、ステロイドの投与量を一時的に増やすステロイドブ ロックという特別な措置が必要らしいけれど、それも大きめの病院だったら問 題なくやってくれるし、必要なら紹介状も書いてくれるというのでそれも安心。 大学病院の担当医師は、1,2年ごとに替わる。今回も一年足らずで新しい医 師になった。女性のほうが話しやすいので、ずっと女性の医師に診てもらって いる。いままで数人の医師に診てもらったけれど、今回初めてちょっとベテラ ンっぽい医師に当たった。話しやすいし、説明もわかりやすくてとてもいい感 じ。この医師にずっと診てもらいたいなぁ。 一方、漢方の医師にも出血のことを相談してみたら、ちょっと違う種類のもの を入れてくれた。もともと飲んでいる漢方薬に、ホルモンバランスを整えるよ うな成分が入っているそうだけど、あらたにヨモギを追加してくれた。味が、 まろやかになって飲みやすくなった。1ヶ月間飲んで、とりあえずヨモギは終 了。ヨモギをやめたあとに出血は自然に止まったので、効果はナゾ。ヨモギ茶 が美味しそうだということはわかった。 漢方薬は、効果があるのかどうかよくわからないのだけど、ずっと同じ男性医 師で、診察ではそれほど多くは話さないのだけど、こちらから聞けば気さくに いろいろ答えてくれるのでカウンセリング効果も兼ねて月に一度通っている。 効果としては、週に2度通っている鍼灸のほうが高いと思う。家でもせっせと せんねん灸をしている。鍼灸も漢方も、通院が必要なくなると自分の時間が増 えていいのだけど、やっぱり季節の変わり目なんかは体調が不安定で、やめて しまったり通院を減らしてしまうのは不安。まだしばらくはあちこち通わなけ ればならない。 自分の許容範囲に比べて、薬(ステロイド)の量が、まだ多いのかなという気 がしている。一気には減らせないけど、いままで通り、徐々に減らしていく方 向で日々精進。 難病情報センター http://www.nanbyou.or.jp/ 多発性筋炎・皮膚筋炎 http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/067.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●映画が先か小説が先か◆『アマルフィ』[2009/08/17] ──────────────────────────────────── 『アマルフィ』真保 裕一/著(扶桑社) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4594059384/akane-22/ ──────────────────────────────────── 小説を半分読んだところで映画を見た。映画の企画が先にあって、オールイタ リアロケ、織田裕二主演というのもわかった上で小説が書かれたらしい。主役 は織田裕二あて書き。 ホワイトアウトも織田裕二だった。ちょっとテイストは似ている。ハードボイ ルド。小説の主役の黒田はかっこいい。映画の織田裕二もはまっていた。 読みやすいといえば読みやすいのだけど、だからなんだって感じでもあって…。 好きな人な好きなんだろうけど、私はあんまり…。映画とは設定やストーリー が多少違う。映画は映画、小説は小説で楽しめる。 映画にするには制約が多すぎて、このプロットはなくなったんだろうけれど、 このまま映画にしたら、それはそれで面白そうだと思った。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●かっこいい織田裕二を楽しむ映画◆『アマルフィ』 [2009/08/24] ──────────────────────────────────── 『アマルフィ』原作:真保裕一 監督:西谷弘 出演:織田裕二、天海祐希 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B002PHBIRU/akane-22/ ──────────────────────────────────── 織田裕二主演。かっこいい織田裕二をとことん楽しもうという感じの映画。イ タリアの風景は絵になっていてストーリーも飽きさせず、平均点以上ではある。 共演者も豪華で、娯楽映画としてはいいのでは。。。 しかし、ストーリーとタイトルの相関性がよくわからない。アマルフィはイタ リアの地名だけれど、映画の中ではほとんど出てこない。原作の小説のほうで はアマルフィという言葉がキーワードとして使われていて(それが上手い使い 方かどうかは疑問だけど)、これがタイトルになっているのもわかるのだけど、 映画のほうではその痕跡はまったく消えてしまっていて、なんでタイトルがア マルフィなのかますますよくわからない。 制作前にタイトルありきだったのかもしれないけども。 ストーリーも小説のほうが説得力がある。娯楽映画でテロリストの複雑な政治 的背景を描くのは大変なのはわかるのだけど、ちょっとわかりやすくしすぎて 現実味がなくなってしまった感じがした。そのために、そこまでする? みた いな。 映画館で見なくても、テレビで十分かも。 「アマルフィ 女神の報酬」 http://www.amalfi50.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●香山リカ vs. 勝間和代◆『しがみつかない生き方』 [2009/08/27] ──────────────────────────────────── 『しがみつかない生き方―「ふつうの幸せ」を手に入れる10のルール』 香山 リカ/著(幻冬舎新書/幻冬舎) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344981324/akane-22/ ──────────────────────────────────── 香山リカさんの本を初めて一冊通して読んだ。この方、新聞や雑誌、テレビな どではちょこちょこお見かけしていて、気になる人ではあった。著作も、まっ たく興味がない分野ではないので書店で物色することも多々あったのだけど、 どうもぱらぱらとめくってもピンと来るものがなく、購入までは至らなかった。 この本は新聞の広告に載っていた目次で「<勝間和代>をめざさない」という 章があって、それが気になって買ってみたのだった。 香山さんが書く新聞の記事などでもそうなんだけど、言っていることは的を射 ていて、いまの社会を問題点を突いていると思うのだけど、なんとなく「だか らなに?」という結論なのだ。人によっては「なるほど」と目からウロコも落 ちるのかもしれないけれど、私の場合は、「私が考えていたことと同じ〜。 …で?」。 つまり、結論に斬新さがなくて…。斬新さがないというか希望がないというか。 要するに、この本でもそうなんだけど、すばらしい夢や希望なんて別になくて もいいんだよ、普通でいいんだよ、…って言っている、そのことは確かに共感 できるのだけど、それだけではあまりにも寂しすぎる。やっぱり、壮大な夢は いらないし、<勝間和代>になる必要もないけれど、それでも生きていく上で の“ちょっとした幸せ”っていうのは必要。その“ちょっとした幸せ”や “ちょっとしたユーモア”みたいなものが…香山さんの文章にはあんまりない。 読んでいて、自分にとってプラスでもマイナスでもないゼロの文章。私が考え たことのそれ以上でもそれ以下でもない感じ。もちろん、私よりもずっと教養 がある香山さんなので、いろいろな方面からの引用を多用していてまったく得 るものがないわけではないのだけど、「うんうん、それって私もそう思ってた。 … で?」なのだ。 恋愛・子ども・仕事・お金にしがみつかない。老・病・死で落ち込まない。も のごとに白黒つけない。欲しいのは普通の幸せ。 これって、私がいつもブログで書いている「ゆるゆると…」の精神ではないか。 がちがちに自分を縛り付けると苦しい。どこかに逃げ道がないとストレスが溜 まる。だから、「ゆるゆると」なのだ。いちいち全力投球していたら身体がも たない。誰もが<勝間和代>のようにバリバリ生きていけないし、その必要も ない。ゆったり生きるのもいい。 「生まれた意味を問わない」という章もある。これは私も書いたことがある。 生きていることに意味なんてないのだ。よく、大病した人に対して「神様が、 耐える力があるからその人を選んで病気を与えたんだよ」と励ます人がいるけ れど(私も言われたことがある)、そんなことはない。だって、若くして亡く なっている人だって大勢いるじゃないか。その人たちは耐えられなかったって ことだ。神様の読みが間違っていたってことなのか? そうじゃない。病気に なったことに意味なんてない。生きていることにも意味なんてない。ただ、そ の意味を生きている間ずっと、探し続けることが大切なのではないか、と思う。 強いて言えば、それが生きていることの意味。そして万が一、答えを見つけて しまったら、人生はつまらないものになってしまうような気がする。 香山さんの論調も似たようなものではあるのだけど、なんとなくネガティブな んだよなぁ。文章が。「そうか、意味なんて探さなくていいんだ!」って元気 になる感じじゃなくて、「意味を探すことなんて無意味」と突き放されている ような。 最後に「<勝間和代>をめざさない」という章。勝間さん本人に対するものな のか、その勝間さんを信奉する“カツマー”と呼ばれる人たちに対するものな のか、あいまいな部分もあるのだけど、「がんばれば努力が報われる」という のはウソ、というメッセージ。いくらがんばっても報われない人はいる。…そ りゃそうだろう。そして、「がんばれば夢はかないます」と言う人に対しては、 たとえ「そんなことはない」と言っても通用しない、という。 まぁ、そうなんだろうけど。私はそれでも「努力すれば夢はかないます」と強 烈にアピールする人が、世の中に何人かいてもいいと思う。そしてその人に憧 れる人がいてもいいと思う。ただし、<勝間和代>本人には絶対になれない、 という自覚は必要。あくまでも「憧れ」だ。あまりにも<勝間和代>に縛られ ると、そうなれない自分に対してストレスが溜まるから。 きっと、香山さんもそういうことが言いたかったのではないかと思うんだけど、 …なんか違うんだよなぁ。 そういえば、勝間和代さんも今気になっている人ではあるんだけど、書店で本 を見ても買うところまではいかない。テレビや新聞で見たり読んだりすると、 この方も、言っていることは共感できるし、今の社会をうまく捉えているなぁ と思うのだけど、香山さんと同じで「で?」と言いたくなる部分も多い。 なるほど。勝間氏と香山氏は似たもの同士なのかもしれない。それで著作に登 場したわけか。人は自分と似ている人が気になるものなのだ。この2人は、コ インの裏表なのかもしれない。そう考えるとおもしろい。 ──────────────────────────────────── (茜音「日々のほのぼの」 http://blog.akaneiro.com/ より) ・・・・・・─・─・─・──・──・──→この続きも日々更新中です。 日記ブログ「へにょへにょ日記」は毎日更新中。。。 http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/ ──────────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             ◆ サイト更新情報 ◆              ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃茜音 【ギャラリーと日記】 ┃ http://akaneiro.com/ ┃----------------------------------------------------------------------  (2010/09/04) トップページ のカレンダー更新しました。9月はミソハギ        (禊萩)です。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ぱんだ雑貨店 【壁紙とWEB素材】 ┃ http://akaneiro.com/sozai/ ┃----------------------------------------------------------------------  (2010/05/05)  [壁紙-花II]クレソン(オランダガラシ)1点追加しました。  (2010/06/02)  [壁紙-花I]ムラサキツユクサ(紫露草)1点追加しました。  (2010/07/01)  [壁紙-花I]キンシバイ(金糸梅)1点追加しました。  (2010/07/31)  [壁紙-植物]米(稲)-春・夏2点追加しました。  (2010/09/04)  [壁紙-花I]キバナコスモス(黄花秋桜)3点、ミソハギ          (禊萩)3点追加しました。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  発行■そふえのりこ(祖父江典子)     【茜音-AKANE-】     メールフォーム     Twitter(@noriko_v)     Twitter(@henyo2)  「茜色通信」Web site■登録・解除・変更・バックナンバーはこちらから      ■「茜色通信」は、以下のシステムを利用して無料で配信しています。  まぐまぐ  マガジンID:0000023568  E-Magazine  マガジンコード:akaneiro  melma!  マガジンID:m00073386  めろんぱん  マガジンID:004615  Copyright(C) 2003-2010 Sofue Noriko  発行者の許可なく転載することを禁じます。 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛