□□□□□□□□□□□  茜色通信 Vol.0098   □□□□□□□□□□□ 2007/04/27 Fri.---Since2000/01/26  前号の発行部数192 =>>登録・解除・変更・バックナンバーはこちらから http://akaneiro.com/common/f/akaneiro.htm  「茜色通信」の読者登録をしていただきありがとうございます。  私のサイトの更新情報と日記(日々のほのぼの)のダイジェスト版を  お届けします。                  ◇ ◇ ◇  春ですねぇ。ほかほかと気持ちがいいです。しかし、寒がりのチワワ  の小太郎はホットカーペットから離れません。抱っこすると熱いです。  蓄熱タイプのアンカのようです。大きさも丁度良く、お腹に抱っこで  パソコンしたりしています。あったかいです。 ◎本のブログ「てくまくぶっく」 ---最近読んだ本・買った本・気になる本--- http://chokora.livedoor.biz/   ◎毎日更新中! チワワの小太郎のこと、料理のこと、本のことetc... 「へにょへにょ日記」 http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ _/Contents_/ ──────────────────────────────────── -- 今日のほのぼの -- ●テーマはラブ◆『図書館戦争』 [2007/03/05(月)] ●たったひとりで◆『墨攻』 [2007/03/11(日)] ●チワワの小太郎★ピンクと黄色の花畑 [2007/03/19(月)] ●チワワの小太郎★小田原・お花見オフ [2007/03/24(土)] ●チワワの小太郎★楽しい江ノ島観光 [2007/03/26(月)] ●家族復活◆『下流志向 』[2007/03/30(金)] ●やっぱり難しい◆『現代語訳 般若心経』 [2007/04/11(水)] ●歴史登場人物のゴシップ◆『フランス残酷物語』 [2007/04/12(木)] --サイト更新情報-- ★茜音 【ギャラリーと日記】 ★ぱんだ雑貨店 【壁紙とWEB素材】 ★チワワの小太郎 【癒し犬の写真と壁紙】 ★月の栞 【小さな本屋さん】 ★ちょこら 【オンラインショップのリンク集】 ★ちょこらサーチ 【ショップ検索&ランキング】 ──────────────────────────────────── ※記事中の書名の下にあるURLは、「日々のほのぼの」の該当ページのURLです。  該当ページにはAmazonの詳細ページへのリンクがあります。Amazonの詳細ペ  ージではその本の値段、サイズ、出版年、書評などを見られます。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             ◆ 今日のほのぼの ◆ ──────────────────────────────────── (日記もどき『日々のほのぼの』ダイジェスト版) 『日々のほのぼの』はこちら http://akaneiro.com/akane/f/honobono.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●テーマはラブ◆『図書館戦争』 [2007/03/05(月)] ──────────────────────────────────── 『図書館戦争』有川 浩/著(メディアワークス) http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=59 ──────────────────────────────────── SF系男性作家なのだと思っていたら、どうやらライトノベル系女性作家らし い。先入観で、もっとハードな内容だと思って読み進めていたのだけど、途中 でどうかんがえてもこれはオンナの文章だろう、例えこれが男性作家だと言わ れても、絶対に真相は女性だよ、と確信。果たして、作者の経歴を見たら「主 婦」だった。やっぱりね。名前が「浩」だから男だと思っちゃった。「ひろ」 と読むらしい。 そんなわけで、予想外の軽さに戸惑いつつ、軽快に読了。評判どおり面白い。 けど、もうちょっと重厚な内容を期待していのでちょっと物足りない感じはし た。こんなに「ラブ」が入っているとは思わなかった。これはこれで面白いん だけどね。現在3冊目まで出ているというのも納得。軽く読むのにはいいかも。 図書館の自由を守るために、武装した図書館員たちと、「有害図書」を排除し ようとする勢力との戦い。面白いテーマだけど、個人的には図書館の自由と武 力というのは馴染まない感じがして違和感があった。死傷者が出たりして血生 臭すぎる。 命がけで文化や言論・出版の自由を守ろうとする姿勢は素晴らしいけれど。 ま、それは物語のベースの設定であって、やっぱり主題は「ラブ」のようなの で、あんまり堅苦しく考えずに読むのが正解かもしれない。登場キャラは個性 的で面白いけど、人間臭さはあまりなくて、マンガやアニメの登場人物のよう に分かり易くて現実味が薄い。作者は月9を意識したらしい。確かに、ドラマ 化したら面白そう。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●たったひとりで◆『墨攻』 [2007/03/11(日)] ──────────────────────────────────── 『墨攻』酒見 賢一/著(新潮社) http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=60 ──────────────────────────────────── 「墨守」という言葉の由来ともなったという墨子集団。古来中国の伝説の集団 らしい。実在したのかどうかも怪しげ。 読んでいるときにはよくわからなかったのだけど、この小説、史実ではなく作 者の創作らしい。面白ければどちらでもよいけど。 漫画化、映画化されているので相当面白いのかと思って読んでみたら、それほ どでもなかった。期待が大きかっただけにちょっとがっかり。でもそれなりに は面白いぞ。 攻撃ではなく守備が専門という墨子集団。そのひとり革離。たったひとりで小 城を守るためにやってくる。守ることに徹した作戦で敵の攻撃を待つ。 設定はいい。映画化などする場合は脚色次第で面白くなりそう。想像力を刺激 する。武器や城砦など、小説の描写だけではどんなものかよくわからない。映 像で見てみたい気はする。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●チワワの小太郎★ピンクと黄色の花畑 [2007/03/19(月)] ──────────────────────────────────── 桜と菜の花今年も早咲きの桜が咲いたので父と小太郎とお花見。春めき(ハル メキ)という種類の桜。地名にちなんで足柄桜とも呼ばれている。数年前に命 名された新種らしい。地元から広めてゆく活動があって、神奈川県内に苗を配 ったりしているらしい。自分が住んでいるところが発祥の地というのがなんだ か嬉しい。 この桜は淡いピンク色。河津桜やおかめ桜ほど濃くなくて薄紅色という感じ。 とても好きな色。そして、咲く時期も河津桜とソメイヨシノの間くらいの時期。 家から車で15分程度のところにあるふくざわ公園。去年の日記を見たら、ほと んど同じ時期に来たらしい。去年は菜の花も桜も全盛だった気がするけれど、 今年は両方とも終わり頃だった。でも、ピンクと黄色のコントラストは相変わ らずきれい。 小太郎は花には興味がないけれど、いつも通りむりやり記念撮影。絵になって るよ。 サクラと菜の花の競演(へにょへにょ日記) http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/diary/200703200000/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●チワワの小太郎★小田原・お花見オフ [2007/03/24(土)] ──────────────────────────────────── 小田原オフ小田原でお花見オフ。今回は家が近いalice&sakuraさんが車で迎え に来てくれるというので、私と小太郎ふたりで参加。小太郎はいつもと違う車 の中でもキャリーバッグに入ってとても大人しかった。 待ち合わせは小田原駅前。歩いて小田原城址公園へ。しかし残念ながら桜は全 然咲いていなかった。“お花見オフ”なのに…。 でもみんなそれぞれ楽しそう。今回は比較的少人数で参加者は知っている人ば かり。そのせいか、小太郎にも緊張感はなし。ま、相変わらず仲良くはできな いんだけどね。 城址公園でゾウの梅子さんに挨拶。ちょうど開催していた骨董市を覗いてから お堀端を歩いて、ランチの予約をしてあるLea Leaさんへ。ハワイアンなお店。 小田原のこんなところに犬OKのお店があるなんて知らなかった。小型犬はお店 の中まで同伴できるので、寒いテラス席で凍えながら食事しなくてもいいのが ありがたい。残念ながら、秋田犬の絃くんは外。大きいけどとっても大人しい いい子。虎毛がかっこいい。 ハワイアンなランチに舌鼓を打ちつつ、和気藹々とお食事。毎度お馴染みのイ イタヌさんご夫妻とスムチー、チクワちゃん、ぷるどさんとロンチー、スー ちゃん、湘南オフでもお会いしたBooさんとプードルTamちん、キャンプなどで ご一緒したすずどんさんご夫妻と絃くん、いつもお世話になりっぱなしの alice&sakuraさんと黒ポメさんぼくんとクリームポメありすちゃんが今回の メンバー。人も、犬種もバラエティに飛んでいる。なかなかよい組み合わせだ わ。 お向かいに座ったTamちんは他のワンちゃんがちょっと苦手。小太郎といい勝 負。グレーの毛色がとってもきれい。プードルもかわいいな。 お腹がいっぱいになったので、ドッグランに移動。最初に予定していたドッグ ランから変更して、東名高速道路の足柄サービスエリアのドッグランに行くこ とに。走ってる間に、お天気が崩れてきた。足柄サービスエリアは山なので、 余計に天気が不安定。ドッグランまで行ったものの、雨と風がすごいことに。 でもそのおかげでドッグランは貸し切り状態。ワンコたちにはお天気はあまり 関係ないようで、楽しそうに走り回っていた。小太郎は、最初は私のあとをつ いてきていたけど、途中で急に走りたくなったらしく一人でとことこと遠くま で行っていた。呼んだら走って戻ってくる。 他のワンコがいると固まって動けないことが多いのだけど、今回は知り合いば かりなので平気だったみたい。他のワンコたちも小太郎が遊べないのを知って いるので放っておいてくれている。 シャイなTamちんはどうしているかと見てみたら、Tamちんもそれなりにドッグ ランを楽しんでいる様子だった。よかった、よかった。 雨、風、砂埃がすごかったのだけど、あとで小太郎の顔を見たら黒い涙がつい ていた。いやはや、大変だったね。でも楽しかったね。 ここですずどんさんご夫妻、絃くんとはお別れ。そのあと帰り道で菜の花畑に 寄った。夕方で天気も悪かったのであまり撮影には適してないんだけど、菜の 花をバックに撮影会。ポーズを取らせるのに一苦労。でもみんな、撮られ慣れ てるからカメラは怖がらない。全員モデル犬の素質ありなのだ。 桜が咲いてなかったのは残念だけど、代わりに菜の花が見られたし楽しいオフ 会だった。 ワンコだらけの小田原オフ(へにょへにょ日記) http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/diary/200703240000/ 雨と風と哀愁のドッグラン(へにょへにょ日記) http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/diary/200703250000/ ●参加された方々のブログ まめくらぶ(イイタヌさん) http://plaza.rakuten.co.jp/mameclub/diary/200703240000/ cuty lovely alice(alice&sakuraさん) http://plaza.rakuten.co.jp/alichan/diary/200703250000/ 海風吹く街でチワワたちと暮らす(ぷるどさん) http://plaza.rakuten.co.jp/fancy33erika/diary/200703240001/ プードル Tamちん「食う」「寝る」「遊ぶ」+Wan(Booさん) http://plaza.rakuten.co.jp/poodletamchin/diary/200703250000/ わんにゃんだらけ(すずどんさん) http://plaza.rakuten.co.jp/1020darake/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●チワワの小太郎★楽しい江ノ島観光 [2007/03/26(月)] ──────────────────────────────────── 江ノ島家族で江ノ島まで春のドライブ。晴れ男小太郎のおかげで晴天! 江ノ島までの橋を渡って、島の中の駐車場に駐車。前に来たときには橋の手前 の駐車場に止めてしまって、長い橋を歩くのが大変だった。 晴れているせいもあって、観光客でにぎわっていた。人が多いので小太郎はキャ リーバッグの中か抱っこ。 島の上のほうに行くためには、階段で上るほか、エスカーという乗り物がある。 その実態は屋根付きエスカレーター。有料。抱っこかバッグで小型犬も一緒に 乗れる。もちろん、小太郎も一緒に乗った。段階的に3本くらい乗り継いでや っと島の頂上付近に着く。 観光のメインは展望台かな。サムエル・コッキング苑という植物園の中に展望 灯台があって、エスカーの乗車券とのセット券で入れる。ワンコは抱っこ。灯 台の中はキャリーバッグで入れる。バッグとはいえこういうところにワンコと 一緒に入れるのは嬉しい。そうでなかったら、一人が外で待っていたり、入る のを諦めたりすることになる。植物園の中は散策するのに気持ちがいいのでつ いワンコを歩かせたくなってしまうけど、だめだめ。用心のために小太郎には バッグに入ってもらった。 エレベーターで展望灯台の上へ。さらにその上の屋外展望台までは階段で上る。 風はあるけど、天気がいいので気持ちがいい。春っぽくもやがかかっていて富 士山は見えなかったけど、真鶴や三浦半島、横浜までよく見えた。 そのあとはフードコートのようなところでランチ。食べ物にこだわらなければ 外で食べられるところはたくさんあって困らない。ただし、トンビが食べ物を さらっていくことがあるので要注意だそうだ。前に、小型犬がさらわれたとい う話を聞いたことがあるので、小さなワンコも要注意。私たちが食べていると きも、上空をトンビが旋回していた。小太郎はバッグの中で大人しく待ってい た。頭出してると危ないよ。 腹ごしらえをしたので、島の向こう側の岩屋洞窟まで行くことにした。主に下 りがメインだけど、上りもあって、思ったより遠かった。階段ばかりなので小 太郎はほとんど抱っこ。洞窟もキャリーバッグで犬も入れる。でも中は真っ暗 なので、ワンコは楽しくないかも。二番目の洞窟の奥に変なアトラクションが あった。うーむ。 島のこちら側は断崖絶壁の岩場。風ばびゅーびゅーと強いので、小太郎はやっ ぱりバッグの中。そして、帰り道は上りの階段。うー。辛い。途中まで私、途 中から父が小太郎を抱えて登った。ふたりとも息も絶え絶え。でも、頂上まで 戻る手前で裏道を発見。お店とかなにもないけど、木陰が気持ちのいい下り坂。 これなら小太郎も歩ける。意気揚々と歩く小太郎。そうだよね、君はいままで ずっと楽をしてきたんだから歩きなさい。いや、狭いところに入れっぱなしで すまなかったね、と言うべきなのか。 駐車場の近くまで戻って少し休憩。海が気持ちいい。江ノ島は見所がほとんど 屋外なので暖かい日ならワンコ連れで楽しめる場所だということがわかった。 砂浜や岩場でも遊べる。でも逆に、冬は寒いかも。あったかい時期にまた来た いと思ったのだった。 江ノ島エスカー http://www.enoden.co.jp/light_house/escar.html サムエル・コッキング苑 http://www.cityfujisawa.ne.jp/~fkanko/sam1.htm 江ノ島で気分は湘南ボウイ。(へにょへにょ日記) http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/diary/200703260000/ チワワ探偵・江ノ島 岩屋洞窟のミステリー(へにょへにょ日記) http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/diary/200703270000/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●家族復活◆『下流志向 』[2007/03/30(金)] ──────────────────────────────────── 『下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち』 内田 樹/著(講談社)ISBN:9784062138277 / ASIN:4062138271 http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=61 ──────────────────────────────────── 最近の、ニートとかいじめとか少子高齢化とかの問題の解決方法は家族の再生 ではないかとつねづね考えていたのだけど、それがあながち間違っていないよ うだ。本書では、「家族」ではなく「親密圏」となっていたけど。 学校にクレームを付ける親、これから学ぶ内容について教師に「それがなんの 役に立つのか」と尋ねる子ども、ニート、師弟関係。現在の社会の問題にちょ っと違った視点から解釈し、その原因を探る。 講演をまとめたものなので読みやすく分かりやすい。教育を等価交換ととらえ る子どもたちなど、面白いなと思う部分は多かった。「二十四の瞳」の大石先 生に憧れていた著者だけど、最近映画を見直したらその先生のダメっぷりにび っくりしたというエピソードは笑える。私も同感。あの先生、ダメダメなのだ。 だけど昔はそういう人でもちゃんと先生として機能していた。なんでもかんで も学校にクレームをつける現代では絶対に教師にはなれない。古き良き「二十 四の瞳」の時代の寛容さというか教師と生徒(と親たち)の関係は今、見直し てみてもいいのではないだろうか。 昔は携帯電話もなくて、家にも電話がなくて、父親は朝出かけたら毎日同じ時 間に着く電車で帰ってきた。雨の日は子どもが傘を持って駅に迎えに行く。遅 く帰る日は朝出かける前に家族に伝える。急に予定変更なんてことはめったに ない。 一日のサイクルがほぼ決まっている。現代は毎日毎日の予定がクルクルと変わ る。これってなんだかせわしない。著者は「昔はもっとゆったりしていた」と 言う。その通りだと思う。現代の生活ではなんだか心にゆとりがないのだ。 朝、家族で朝食を取って、夕方は定時で父親が帰ってきてまた家族で夕飯を食 べる。土曜日は学校が半日で、日曜日は家族全員が家に揃う。そういう、昔は 当たり前だった「サザエさん」のような生活をしている家族って今では珍しい のではないだろうか。 今は自己責任とか言って「孤立」する人が増えている。著者はニートの原因は 「孤立」ではないかと言っている。なるほど。人間関係の希薄さが原因という のは分かるかも。 なんでもかんでも自己責任にして、収入が少ない人は貧乏に耐え、社会的弱者 は行政が面倒みろ、という風潮。それって正しい方向なのだろうか。 家長制度というのがすべていいとは思わないけれど、ある意味、うまく機能し ていた面はあると思う。長男が財産を受け継ぐ代わりに老いた親や病気で働け ない親族など家族の中の弱者の面倒も引き受ける。社会的弱者が「孤立」する ことはない。 現代では老人も、障害者も「孤立」度が高まっているような気がする。「自立」 と言えば聞こえはいいけれど、善し悪しだよね。 結婚式やお葬式を簡素化する傾向もあるけれど、ああいう場所で親戚が集まる のってある意味大事だと思うようになった。若い頃、結婚式はしない派だった のだけど、あれは自分たちのためと言うよりも、親族のためにやるものだと気 づいた。誕生日が自分のお祝いじゃなくて母の出産記念日だと気づいたのと同 じくらい目からウロコなのだった。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●やっぱり難しい◆『現代語訳 般若心経』 [2007/04/11(水)] ──────────────────────────────────── 『現代語訳 般若心経』玄侑 宗久/著(筑摩書房) ISBN:9784480063199 / ASIN:4480063196 http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=123 ──────────────────────────────────── 簡単だという書評を見て読み始めたのだけど、なかなかどうして難しかった。 はじめからさっぱりわからないので、わかるところまで飛ばしてしまえと字面 だけ追って飛ばし読みしていたら結局最後のほうまで飛ばし読みで終わってし まった。 従来のものに比べたら簡単、ということなんだろう。お経は意味を考えずに唱 えるということに意味があるらしいから、この本もあまり深く考えずに何度も 読み返せばわかるようになるのかもしれない。 しかし、飛ばし読みながらもやはり私は仏教の考えには共感できることが多い なぁと再確認もした。 たとえば、諸行無常。小川の水のように、見えている風景は同じでもそこを流 れている水は常に変化している。逆に、変化しているように見えても、地球規 模で見れば些細なことで、その中身は変わっていなかったり。どっちやねん。 まぁ、そういう分かりにくいところがまた仏教のいいところ。わからん…と思 っていても、日常の些細な事でふと、「あ、あれはこういうことだったのか」 と文字通り「悟り」を開いたりして。 しばらく経ったらもう一度読み直してみようかしらね。三度読めばちょっとは 分かるかも。 巻末に載っていた良寛さんの直筆がかわいくてファンになってしまった。写経 も、自由でいいのね。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●歴史登場人物のゴシップ◆『フランス残酷物語』 [2007/04/12(木)] ──────────────────────────────────── 『フランス残酷物語』桐生 操/著(光文社) ISBN:9784334784713 / ASIN:4334784712 http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=124 ──────────────────────────────────── フランスの歴史に登場する有名人たちの逸話が満載。歴史の教科書には書かれ ないようなエピソードに「へぇ」「ほぉ」と思わずため息が。 フランスという舞台もよいし、その登場人物たちもバラエティに富んでいて読 んでいて楽しい。ナポレオン、マリー・アントワネット、ジャンヌ・ダルク、 マルキド・サド、などなど。歴史の本は堅苦しいけど、これなら女性誌の記事 並に敷居が低い。そう、女性誌のゴシップみたいなのだ。だから面白いのね。 人の不幸は密の味。断頭台の露と消えた人々や、権力者の影で涙したり笑った りした女性達。数奇な運命を辿った人々。どこまでが事実なのかわからないと ころもミソ。想像力をかき立てる余地もちゃんと残っているのだった。 ──────────────────────────────────── (茜音「日々のほのぼの」より) http://akaneiro.com/akane/f/honobono.htm ・・・・・・─・─・─・──・──・──→この続きも日々更新中です。 日記ブログ「へにょへにょ日記」は毎日更新中。。。 http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/ ──────────────────────────────────── ==PR================================================================== ■今話題の本&売れてる本!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ オンライン書店ビーケーワンなら1,500円以上で国内送料無料です!  http://af1.mag2.com/m/af/0000124224/001/s00000004777002/032 ========================================================================  ==PR==================================================================  ★┃今┃週┃の┃ベ┃ス┃ト┃セ┃ラ┃ー┃★┃  ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛ 【楽天ブックス】流行の本を今すぐチェック!! http://af1.mag2.com/m/af/0000124224/001/s00000000213001/015 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ワクチンアレルギー、箱根駅伝ドライブ、         道了尊 初詣の写真を追加しました。  (2007/04/13) story おはなし6つ追加しました。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃月の栞 【小さな本屋さん】 ┃ http://tukinosiori.com ┃----------------------------------------------------------------------  (2007/04/13) 2006年後半、2007年のブックレビュー追加しました。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ちょこら 【オンラインショップのリンク集】 ┃ http://akaneiro.com/shopping/ ┃----------------------------------------------------------------------  (2007/03/28) 母の日・父の日のギフト、4月のお花追加しました。         ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ちょこらサーチ 【ショップ検索&ランキング】 ┃ http://chokor.a.mepage.jp ┃----------------------------------------------------------------------  登録サイト数が5400を超えました。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  発行■そふえのりこ(祖父江典子)     【茜音-AKANE-】     メールフォーム  「茜色通信」Web site■登録・解除・変更・バックナンバーはこちらから      ■「茜色通信」は、以下のシステムを利用して無料で配信しています。  まぐまぐ  マガジンID:0000023568  E-Magazine  マガジンコード:akaneiro  カプライト  マガジンID:6392  melma!  マガジンID:m00073386  めろんぱん  マガジンID:004615  Melcup  マガジンナンバー:M000001702  Copyright(C) 2003-2007 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