□□□□□□□□□□□  茜色通信 Vol.0056 □□□□□□□□□□□ 2003/09/20 Sat.---Since2000/01/26  前号の発行部数134 =>>登録・解除・変更・バックナンバーはこちらから http://akane.pos.to/common/f/akaneiro.htm  「茜色通信」の読者登録をしていただきありがとうございます。  私のサイトの更新情報と日記(日々のほのぼの)のダイジェスト版を  お届けします。                  ◇ ◇ ◇  8月の中旬(ちょうど前号を発行した頃ですね)から体調が悪化の兆  しを見せて、そのあと紆余曲折あった末に、新たな病院に通い始めて  今は回復傾向です(一時は入院寸前、今も油断できません)。が、例  によって大量に増えた薬(ステロイド剤)の副作用で体調は最悪。体  感としては薬が少なくて血液検査の数値が悪化していたときと同じか  それ以上に辛かったりします。やっぱり遊びすぎかなぁ。いやいや、  かかってた医者が実はトンデモな医者だったり、相性が悪かったり、  なかなか納得できる治療をしてくれる病院がなかったり、実際にも心  理的にもかなり右往左往しています。さらに7月末に予約したMacG4  が8月末にやっと届いたものの、体が思うようにならずデータの移行  もなかなかスムーズにいきませんでした。それでも今はG4で快適Mac  生活を満喫しています。新しいっていいですね。私の思うようになら  ない身体も新しくならないかなぁと思う今日この頃です。(若い身体  に脳移植!?)    病気については最新の日記(日々のほのぼの)も見て下さいませ。 http://akane.pos.to/akane/f/honobono.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ _/Contents_/ ──────────────────────────────────── -- 今日のほのぼの -- ●犬に救われる人と犬を捨てる人◆『こころを救う犬たち』                          [2003年08月03日(日)] ●チワワの小太郎★病気になるとささみがもらえる [2003年08月08日(金)] ●ジャニーズKAT-TUNのコンサートに行った [2003年08月09日(土)] ●多発性筋炎ふたたび悪化!? [2003年08月16日(土)] ●チワワの小太郎★御殿場プレミアムアウトレット [2003年08月28日(木)] ●多発性筋炎その後・医者を見限ることにした [2003年08月30日(土)] ●スルメのようなミュージカル◆『レ・ミゼラブル』 [2003年09月04日(木)] --サイト更新情報-- ★茜音 【ギャラリーと日記】 ★ぱんだ雑貨店 【壁紙とWEB素材】 ★チワワの小太郎 【ペットの写真と壁紙】 ★茜音ミニショッピングモール 【お店やサービスのリンク集】 ──────────────────────────────────── ※記事中の書名の下にあるURLは、オンライン書店bk1の書籍詳細ページの  URLです(特に断りのある場合を除きます)。 その本の内容、値段、大きさ  などの詳細情報のほか、bk1に投稿された書評なども読めます。   『オンライン書店 bk1』はこちら http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_top.cgi?aid=p-akane01465 ──────────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             ◆ 今日のほのぼの ◆ ──────────────────────────────────── (日記もどき『日々のほのぼの』ダイジェスト版) 『日々のほのぼの』はこちら http://akane.pos.to/akane/f/honobono.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●犬に救われる人と犬を捨てる人◆『こころを救う犬たち』                          [2003年08月03日(日)] ──────────────────────────────────── 『こころを救う犬たち』篠原淳美/著、米山邦雄/写真(ダイヤモンド社) http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-akane01465&bibid=02343267 ──────────────────────────────────── うちにはチワワの小太郎がいて、たぶん二匹目を飼うことはないと思うのだけ ど(私は飼いたいけど家族はダメ)、もし飼うことがあるのなら、ボストン・ テリアがいいなぁと思っている。でも知名度はあるものの、チワワほどに一般 的でないので、ボストン・テリアの本はあまりない。だからどんな犬なのかよ くわからない部分もあって、犬初心者の私にはちょっと不安でもある。一時期 はブームになったこともあるらしくて、マンガ『のらくろ』のモデルにもなっ た犬だ。容貌はフレンチ・ブルドッグに似ていて、身体の色は黒と白。黒と白 のフレンチ・ブルドッグと並んだらどちらがボストン・テリアか見分けがつか ない。このタキシードを着たような身体の色から「アメリカの小さな紳士」と も呼ばれているらしい。 うちの母はブルドッグやパグなどの鼻の短い犬はかわいくないと言うのだけど、 私はこの系統のブスな感じがとっても好き。小太郎を飼うときもチワワかボス トン・テリアか迷ったのだけど(ペットショップにはそのとき偶然、ボストン ・テリアもいた。その後はあまり入舎していないみたい)、もともと犬を飼う こと自体に反対だった父母の意見や環境を考慮してチワワに決めたのだった。 この選択は間違っていなかったけど、それでもやっぱりボストン・テリアへの 想いはいまだに募るばかりなのだった。 そうやって、ボストン・テリアのことをいろいろ考える日々なのだけど(もち ろん、小太郎のことはもっと考えている)、そんなときに本屋でボストン・テ リアらしき犬が表紙になっている本を見かけた。普通のペットの本のように陽 気な表情じゃなくて、なにかを考えながら遠くを見るような表情の犬の写真だ。 本のタイトルは『こころを救う犬たち』。この手の本は最近になっていくつか 出版されているのは知っていて気にはなっていたのだけど、読んだことはなか った。 私自身、病気と治療で心身が限界に近いような状態のときに小太郎を飼うこと にして、ものすごく救われたという体験がある。だから、犬が人のこころを救 うのは本当で、どんな薬よりも効くということも身に染みて知っている。だか ら、あえてそういう内容の本を読むまでもないと思い、本屋で手に取っても、 買って読むまでには至らなかった。 『こころを救う犬たち』を買った一番の理由は表紙のボストン・テリアに惹か れたからだ。もしかしたら、ボストン・テリアについて書かれているかもしれ ないと思って買ってみた。 読んでみたら、ボストン・テリアについてはほとんど書かれていなかったのだ けど、内容はもう感動てんこ盛りで涙ボロボロだった。著者の篠原さんは犬の しつけ教室を開きながら、捨てられ、処分される寸前の犬たちを保護して里親 を見つけるボランティアをしている方。表紙のボストン・テリアはそうして保 護され、篠原さんの愛犬となったボストン・テリアらしい。他にも数冊の著書 があるので、そのなかにこのボストン・テリアの物語もあるのかもしれない。 この本は冒頭から愛犬の死について書かれている。犬好きや現在犬を飼ってい る人にとっては、もし自分の犬がこんな状況になってしまったら、と考えるだ けで胸が締め付けられる思いになるに違いない。天寿を全うする犬もいれば、 若くして病に倒れる犬もいる。また事故で亡くなってしまう犬もいる。人にも 犬にもいつかは寿命が来るとはいえ、愛犬にはできるだけ長生きして欲しいし、 できれば苦しまずに逝かせてあげたいと思うのが飼い主の気持ちだ。この本の 中には何頭もの犬の死について書かれている。交通事故や癌で亡くなる犬がい る一方で、老齢でも家族に見守られて幸せにも見える死を迎えた犬もいる。い ったいうちの犬はどんな風に天に召されるのだろう。小太郎はまだ一才にもな っていないので、まだまだ長生きしてもらわなくては困るけれど、いつかは訪 れる死を覚悟しなけりゃなぁとつくづく考えてしまった。 著者は最初の愛犬のチワワを交通事故で亡くして、重度のペットロス症候群に なった経験を持つ。そして、その心の病を治してくれたのが、二番目の愛犬だ った。病になったきっかけも犬なら、それを治してくれたのも犬だった。犬は それほど深く人間の心と関わりをもつ動物なのだ。 その一方で、簡単に犬を捨ててしまう人たちもいる。私は知らなかったのだけ ど、いらなくなった犬(こんな言い方は嫌だけど)を自ら収容所に持ち込む飼 い主というのがいるらしいのだ。殺されると分かっていて。それも収容所に収 容されている犬のうち、飼い主が持ち込んだ犬というのが、野犬などよりも相 当多いらしい。無計画に子供を生ませて、育てられないからと子犬も多く持ち 込まれる。野や山に捨てるというのも言語道断だが、いらなくなったから(飼 えなくなったから)と言って簡単に収容所に連れて来てしまうというのもひど い。どうしても飼えなくなったなら、全力で里親を探してあげるのが飼い主の 務めではないだろうか。 簡単に犬を捨てる人たちは深く考えずに簡単に犬を飼い始め、自分の想像と違 っていると簡単に犬を捨ててしまうらしい。例えば、こんないたずらをすると は思っていなかった(子犬はいたずらするのは当たり前。犬にとっては遊びの 一種だったりする)、こんなに大きくなるとは思わなかった、こんなにバカだ とは思わなかった(教えなければ犬は何も覚えない)、うんちをするとは思わ なかった。こういう人たちは犬を飼う前に犬について何も勉強していないのだ。 世の中にはこんな人たちが大勢いるらしい。 犬はモノではない。生き物だし、感情豊かな動物なのだ。だから、飼う前にそ の犬種の特徴(運動量や性格、成犬になったときの大きさ、手入れの方法、医 療費や食費やトリミングなどでかかる費用など)を調べ、家族全員で迎え入れ てあげなければいけないと思う。家族に犬嫌いな人がいると、犬も落ち着かな いらしい。子供がいれば、子供とうまくやっていける犬かどうかもポイントに なる。 また、犬種によっても違うだろうが、十何年も生きるのだから、その犬が老犬 になるときまで世話ができるかどうかということも考えなければいけない。こ の本の中でも、70代の老夫婦が若い愛犬の将来を憂う場面がある。自分達がい なくなったらこの子はどうなるのだろうと思うと不安なのだ。だから、著者は 老齢の方には子犬ではなく、ある程度年令のいった犬を飼うことを勧めている。 その上で、なにかあった時に犬を引き取ってくれる後見人を決めておくとよい そうだ。 虐待され保護される犬や収容所に連れて来られる犬はきちんとしたしつけをさ れていなかったり、心の病気を抱えていることも多いようだ。犬のしつけ教室 を開いている著者は自分の得意分野を生かして、そういう犬たちをしつけ直し て新しい飼い主の元に送りだす。しかし、大きな心の病を抱えている犬は、し つけ教室ではどうにもならない犬もいる。 そういう犬はもらい手がいないのだが、ある時、心の病をかかえていると分か っていて、その犬を飼いたいという老夫婦があらわれた。やっかいな病で、飼 い主の努力や負担も大きいので、著者は断るのだが、どうしてもその犬が欲し いという。理由を聞くと、夫が心の病を抱えていて、医者から犬を飼うことを 勧められたという。そして、心を病んだ犬の事を知った時、この犬だと思った のだ。自らも心を病んだことのある著者は夫の気持ちがよく分かった。そして 話し合いの結果、この夫婦にこの犬を譲ってもいいと思った。心を病んだ犬を 飼うことになった老夫婦は、この犬に救われた。夫の病は快方に向かい、夫の 看病で疲れきっていた妻の心も癒された。犬の病はあまりよくはならなかった が、夫婦は暖かく見守っていくことにした。 犬と人間が寄り添って生きて行くというのはこういうことかもしれない。お互 いに癒し、癒されて生きて行くのだ。ひどい境遇から救われて、新しい飼い主 の元に旅立つ犬たちは幸せそうで、本当によかったと思う。しかし、その一方 で救うことのできない犬たちもたくさんいるのだ。救われるのはほんの一部。 今の状況では仕方のないことなのだけど、少しでも不幸な犬が減るといいと思 う。でも不幸な犬をつくり出している人たちはきっと、こんな本を読まないん だろうなぁ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●チワワの小太郎★病気になるとささみがもらえる [2003年08月08日(金)] ──────────────────────────────────── 小太郎(11ヶ月♂)は命令以外の人間の言葉も理解するようになってきた。い ろいろ試した結果、「さんぽ」「ごはん」「おやつ」はほぼ完璧に理解してい るらしい。散歩に行く時にもエサをあげるときにも「散歩行く?」「ごはん食 べる?」「おやつ欲しい?」なんて話し掛けているせいだ。 小太郎はこの三つとも大好きなので、この単語を聞くと寝ていても飛び起きて 目をキラキラさせて「はやく、はやく」と足踏みする。ワンワン吠えて騒ぐと いうことはないので、この単語を覚えたからと言って害はない。目がキラキラ するのがカワイイので、なんでもないときに「ごはん?」なんて言って喜ばせ るという可哀想なことをして遊んでしまう。「ごはん」は人間のごはんのとき も家族で「ごはんまだぁ?」なんて言っているのだけど、これはシチュエーシ ョンによって自分のごはんと家族のごはんは違うということを理解しているら しくて、人間のごはんのときにはあまり騒がない。小太郎のほうが先にごはん を食べてしまうからということもあるけど(人間のごはんのときには小太郎は お腹一杯)。 ところで、今年は長梅雨で、じめじめした日が続いていた。そんなある日、小 太郎に大事件が起こった。 私のヒザの上に乗って、犬用のガムを噛んでいたのだけど、タコヤキよりちょ っと小さいくらいの大きさのガムの固まりを、ゴクッと飲み込んでしまったの だ。飲んだ小太郎もびっくり。私もびっくり。「だいじょうぶ?」と聞いてみ るけど、犬なので答えはない。ちょっと涙目だけど、喉につまってるとかそう いう感じではない。そのあとも普通に見えたので、ガムはお腹で消化されるか もと思って、そのままにしていた。 数時間後、小太郎の夕御飯の時間。いつもなら走ってやってくるのに、その日 は父のところから離れようとしない。ダッコして、餌のところまで連れて来て も、一向に食べない。数粒手に乗せて、小太郎の鼻先に持って行くとそれは食 べた。だけど、餌のお皿からは食べない。それどころか、また父のところに戻 って行ってしまう。もしや、さっきガムを飲み込んだことと関係があるのかも。 父も、さっきから小太郎が小刻みに震えていると言っているし、ちょっとおか しい。うんちは普通なのだけど、ちょっと血が混じったような粘液が出ている。 幸い、行き着けの動物病院はまだやっている時間だったので、急いで連れて行 った。 検便の結果は異常なしで、血の粘液も心配するようなものではないとのこと。 ガムを飲み込んだことについては、もし、詰まってしまっているのなら、吐く らしいので、これも詰まっているということはないみたい。獣医さんがお腹を 触ってみると、キュッっとお尻がひきしまる。これはそうとうお腹がいたいと いうことらしい。ガムの所為かどうかはわからない。気候も暑くなったり寒く なったりしているときだったので、その所為もあるかもとのこと。チワワは小 さいので、気温の変化に弱いらしい。 結局、痛み止めの注射(2本!)を打ってもらい、今日はおかゆやささみなど の消化のよいものを食べさせることに。おかゆはいいのだけど、うちの両親は 鶏肉を食べないので、ささみがない。帰りがけに小太郎の為だけにささみを買 って帰った。高級食材なのだ。 痛み止めが効いて来た頃に、小太郎にささみと御飯を煮ておじやにしたものを あげてみると、あっという間に食べてしまった。これで一安心。次の日の朝も 同じメニュー。食欲はいつも通りみたい。でもまだちょっと元気がない。 いつものフードと違うのでうんちの色も違う。なんだか二色で二層になってい る。どこがささみでどこがガムなのかわからないけど、どうやらガムもちゃん とお腹の中で溶けたみたい。 二日目の夕方にもう一度動物病院に連れて行った。まだちょっとお腹が痛そう なので、また注射(また2本)。2本目の注射は相当痛いらしい。昨日は全然 鳴かなかったのに、今日は悲鳴をあげていた。それだけ元気になったというこ とかな。飲み薬をもらって帰る。 しばらくささみおじやを食べさせて、それからいつものフードにささみを混ぜ てあげ、数日後にはすっかり元通りになった。小太郎はまた元気になって走り 回っている。よかったよかった。 今回わかったのは、小太郎はささみが大好きだということと、ガムもたまには 飲み込んじゃうこともあるから気をつけなきゃね、ということだった。ガムは 小さくなったのをよく口にくわえているから、今後はそれは取り上げてしまう ことになった(取り上げるときにはかなりの抵抗を覚悟しなければならない)。 ささみは小太郎が大好きなのはわかったけれど、うちの食卓にあがることは今 後もないので、おこぼれにありつけることもないのだった。病気になったとき にはまた買ってあげよう。 結局、なんの病気なのかわからなかった。人間で言えば急性胃炎みたいなのか なぁ。下痢もしなかったし。やっぱりガムがいけなかったのかも。犬も人間の 子供も同じで、自分では症状をうまく言えないから、様子を見て調子が悪いの を周囲が気付いてあげないといけない。そして、一旦病気になると、家族中が 心配するし、大騒ぎになる。小太郎は犬だけど、やっぱり家族の一員なんだな ぁと再確認したのだった。 チワワの小太郎(写真と壁紙) http://akane.pos.to/kotaro/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●ジャニーズKAT-TUNのコンサートに行った [2003年08月09日(土)] ──────────────────────────────────── 昨日、横浜アリーナに行って来た。ジャニーズ事務所の若手アイドルグループ のKAT-TUNのコンサート。最近は、ジャニーズの若手の・・・なんて説明をつけ ないとわからん。基本的にジャニーズ好きなんだけど、さすがに最近の若い子 (この言い方が年とった証拠ね)はよく知らない。ましてやCDデビュー前の子 たちだし。 そんなグループになぜかこの年にしてハマってしまった友人に誘われて行った コンサートなのだった。私などは小学校、中学校時代には、世の中の女の子が 通る道として(笑)、一応、光GENJIやSMAPにハマっていたことがあ ったのだけど、その友人は当時はそんなもんにキャーキャー言うなんてバカみ たいと思っていたらしい。だもので、今になってその反動(?)でか知らない が相当にハマってしまい、しかもその一方でそれをちょっと恥じているらしい。 端から見てると面白いが、本人の胸中は複雑なのかも。 グッズやポスターを買い漁ってとっても幸せそうな友人を見ていると、若い頃 にやりのこしたことを今やっているのかなぁと思う。私はエンターテイメント としてコンサートが楽しみなんだけど、友人は、周りの若い子と同じ感覚で、 生のKAT-TUNを見られて、同じ空気を吸えることが嬉しいらしい。席がス タンドの一番上の方だったのをとても残念がっていて、中央のステージに一番 近い席がよかったと何度も嘆いていた。でも、コンサート初心者の私にはちょ うどいい席だった。 私はコンサートというものに行ったことがなかったのだけど、前から、SMA Pのコンサートは面白いらしいと聞いていたので、機会があれば一度行ってみ たいなぁと思っていた。それに、SMAPだけじゃなくて、ジャニーズのコン サートってテレビなんかで見てても面白そう。なので、KAT-TUN(カトゥーンと 読む)を知らなかったけど、ちょっと行ってみようと思ったのだった。でもさ すがになにも知らずに行くのもなんなので、インターネットでちょっとだけ下 調べして、取りあえず、6人組だということは確認。テレビでちょこちょこと 見たことがあったけど、なんとなく5人だと思ってたのだ。ひとりひとりの名 前はよく知らないけど、それはまぁいいや。 そんな状態でもジャニーズはジャニーズ、きっと知ってる歌も歌うだろうとワ クワクしながら出かけたのだった。グループのメンバーは18才くらいの男の子 たちなので、きっとお客も若い子が多いだろうと思っていたら、意外にも私た ちより年上っぽい女性も多かった。中学生くらいの娘さんを連れたお母さんな んてのも多かった。母娘で一緒に楽しめるっていいかも。もちろん、圧倒的に 多いのは若い子たちなのだけど。 テレビで見ていても思ったのだけど、このグループはなんとなくポストSMA Pと言った感じ。人数も初期のSMAPと同じ6人で、それぞれに個性的。す でにもうSMAP的な役割分担ができているみたいだし。これからどんどん人 気が出るんだろうなぁ。それなら、今のうちにちょっと見てやろうっていう下 心もあって、昨日のコンサートに行くことにしたのだった。 すり鉢状の会場にお客さんが満員。すり鉢の底にステージがあって、やってい る人は360度全方向から見られるのだけど、一応、私たちが座った方向が正面に なっているらしかった。ちゃんとオペラグラスを持参したので、見ようと思え ば顔もみることができる。でも、見ても誰が誰だかよくわからなかった。隣で 友人が説明してくれるのだけど、歌い踊りながら動き回っているものだから、 なかなか顔をちゃんと見ている暇がない。 なにしろ大音響で大声援なもので、隣の友人の声もよく聞こえない。おまけに、 反対側にいた若い女の子の声が異常にでかくて、「キャー」という歓声で鼓膜 がやぶれるかと思った。しかもその子が持っていた応援用うちわが私の顔のす ぐ横にあって、それで見にくい。よっぽど注意しようと思ったけれど、こちら はそれほどファンではないし、その子に比べればいい年なので、せっかくの気 分を害しては可哀想だと思い、最後まで何も言わないことにした。私って大人 だなぁ。 予想通り、歌ってる歌はさっぱりわからなかった。しかも広い会場に大音響な ので、音が割れているので、知っている歌でもよくわからないだろうと思った。 メインのKAT-TUN以外にもジャニーズJr.と呼ばれる若い男の子たちがたくさん 出ている。中には小学生くらいのチビっ子が、うじゃうじゃ出て来る場面もあ って、そんなときには、あの子たち大丈夫かしら、と母親のような気分になっ てしまう。 私の中で一番盛り上がったのは、「仮面舞踏会」。もちろんかつて少年隊が歌 ったヒット曲。口ずさめたのはこれ一曲だった。あとで友人に言ったら、そん なの歌った?と言われた。友人は昔のジャニーズの歌は知らないらしい。うー ん、私たちの世代のヒット曲なのになぁ。(しかし歌ったのはKAT-TUNではなか った。) 途中で、メンバーが会場のあちこちから登場する場面があって、私たちが座っ ていたすぐ側からもひとり登場した。すぐに人が群がって大騒ぎ。私はひょえ ーーと思って見ていたのだけど、友人はその群がる人々の中に入って行ってし まった。帰ってくると、「触った!」と大喜び。どうやら鎖骨のあたりに触っ て来たらしい。いつも思うのだけど、有名人に触るのって、嬉しいのかなぁ。 芸能人なんて、芸を見せるのが仕事なのだから、芸を見せてもらえば私はそれ で満足なのだけど、なぜかみんな触りたがる。日本には触ると御利益がある仏 様とかいるけど、そういう宗教上の習慣が関係してるのかしら。芸能人も触る と御利益がある? これほどに騒がれてしまうアイドルの男の子たちと、その子たちに熱狂的に歓 声を上げる女の子たち。コンサート会場はなんだかもう異常空間なのだった。 あの男の子たちも、テレビに出なければ、普通の子と変わらんだろうに。逆に、 同じクラスにいる男の子たちもちょっとダンスや歌のレッスンをすればテレビ に出てる子たちと同じレベルくらいになれる子だっているだろうに。この差は いったいなんなのじゃ。 手の届かない存在なのがいいのだろうなぁ。いいところを見て悪いところは見 ない。自分の理想像とダブらせて見る事ができる。普通のお友達になっちゃっ たら結構つまんないんだろうな。それでもアイドルの私生活には興味があるか ら、非公認の暴露本は売れまくる。それがアイドル本人の不利益になることを 知ってか知らずかファンの子たちは本を買ってしまうのだ。暴露本を買っても 儲かるのは出版社だけなのだ。 それはともかく、歌を知らなくても、コンサートはとても楽しかったので、ま た誘われたら行ってみてもいいかな、と思ったのだった。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●多発性筋炎ふたたび悪化!? [2003年08月16日(土)] ──────────────────────────────────── 膠原病(多発性筋炎)の治療で、今は東京の某病院に月に一度、通っているの だけど、それと平行して、神奈川県内の某大学病院にも3ヶ月に一度、通って いる。大学病院には、以前地元の病院にいたお医者さんがいる。東京の病院の お医者さんは週に一度しか外来の診察がないので、なにかあったときに困ると いうのもあって、大学病院にも行っているのだ。 で、先日、大学病院の方に行ったら、なんと血液検査の数値が悪くなっていた。 あんまり自覚症状はなかったのだけど、そういわれてみれば、なんだか足が痛 いような。身体がだるいとかいうのはいつものことなので、よくわからないの だ。 本来の症状が悪くなっていたとしても、薬が減って副作用も減っているので、 自分的には楽になっている気すらする。逆に、症状が悪化してしまって、薬を 増やすことになると、症状は治まっても、副作用が増えるので自分ではそれほ ど楽にはならない。薬が増えて、副作用も増えた場合は辛くても、これを乗り 切れば治る(かも)との信念でひたすら耐えるしかない。私は筋炎の症状が少 しくらい辛くても、薬が少ない方がいい。それで悪化に向かうのだとちょっと 困るけれども、少しずつでも快方に向かうのだったら、薬で無理矢理に症状を 押さえるよりは、ゆっくりと治して行くほうがいい。 大学病院のお医者には、「ぼくだったら薬(ステロイド)を増やすけどね」と 言われた。実際、昨年の同じ時期に悪くなったときには12.5mg/日だったのが 一気に30mg/日にまで増やされてしまった。今回は昨年よりも数値的にはもっ と悪い。ステロイドは今、10mg/日。このお医者にかかっていたらまた30mg/ 日まで増やされてしまうに違いない。だけど、今は東京のお医者が主治医なの で、「(東京のお医者に)相談してみなさい」と言われたのだった。ひとまず 良かった。 でもこれで東京のお医者にも薬を増やされるかも、と不安になると同時に、二 人のお医者が同じ判断をしたんだったら仕方ないかなとも思った。これが世に 言うセカンド・オピニオンというやつか。患者としては二人のお医者の意見を 聞けるから納得した治療が受けられるというものだ。 次の日に東京の病院に行ってみた。大学病院の検査結果を見せたら、大学病院 の先生ほどの動揺もなく、平然としていた。で、「とりあえず様子を見ましょ う」とのこと。おお、薬、増えないのかー。曰く「薬を増やすのは簡単だし、 増やせば数値が良くなるのは分かってるけど、薬を減らすのには時間がかかる から」とのこと。うんうん。納得。今は自覚症状もそれほどないから、これで 様子を見てさらに悪くなるようなら増やしましょうと言うことらしい。 大学病院で「ぼくだったら薬(ステロイド)を増やすけどね」と言われた、と 言ったら、「大学病院はすぐ薬を増やすんだよ」だって。やっぱりそうなんだ。 昨年、薬を増やされたときは、納得いかなかったけれど、そのお医者以外には かかっていなかったし、言われるままにするしか仕方なかった。嫌ですって言 っても他に意見を聞くお医者さんの心当たりもなかった。いやはや、やっぱり 東京の病院のお医者さんに通うことにしてよかった。言われるままに大学病院 にだけに通っていたら、またしても副作用地獄に陥るところだった。 ステロイドの副作用は、全体に浮腫むし、脂肪が身体の中心に付くので顔は丸 くなって肩のあたりも丸くなる。あまり良く眠れなくなって、精神的にも落ち 着かない。集中力がなくなるので、本を読んだり、細かい作業をすることがで きなくなる。大量に飲んでいるときには、思考がまとまらず、こうやって、長 い文章を書くことも難しかった。最近やっと落ち着いて本が読めるようになっ て、ある程度長い文章も自然に書くことができるようになってきたのだ。 一方、筋炎の症状は一般的に言う筋肉痛のようなもの。人によっては筋力が衰 えて力が入らなくなるらしいのだけど、私の場合は筋力はそれほど衰えていな い。ちょっと力が入りにくかったり、だるかったりすることはあるけれども。 多少、間質性肺炎の合併症があるので、症状が進むと息苦しかったり咳が出た りするのだけど、最近はそういう症状はほとんどない。いずれにせよ肉体的な ものなので、精神的につらいことはない。 それよりも、ステロイドを飲むことで本が読めなかったり、文章が書けなかっ たりすることのほうが遥かに辛い。このどっちが辛いかというバロメーターは たぶん、人によって違うのだと思う。だから、私の場合は副作用のほうが辛い けれど、人によっては副作用がそれほど出ない人もいるだろうし、肉体的な痛 みが取れる方がいいと言う人もいると思う。 大事なのは、いくつかの治療法の選択肢から、患者自身が選ぶことができるか どうか。同じ病院で複数の医師がいたら、それぞれの意見を聞くことができれ ばいいと思う。以前に通っていた地元の病院では膠原病の医師がひとりしかい なかったけれど、大学病院では複数の医師がいる。だから、できればもっと気 軽に他の医師の意見も聞くことができればいいのだけど、実際にはなかなかそ うは言い出せない。やっぱり大半の患者さんは主治医の意見を黙って聞くしか ないのだ。 東京のお医者によると、薬を減らしたときには一時的に悪くなることもあるし、 調べる日によって悪いときといいときがあるとのこと。だから、しばらくして もう一度調べてみて悪いようだったら、また考えましょうとのこと。次に行っ たら薬が増えることになるかも知れないけれど、それは仕方ない。最低限のラ インで増やしてもらって、辛抱強く治さねば。 多発性筋炎 http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/067.htm その他の膠原病関係のリンクは「りんくる」の「健康・医学」に。 http://akane.pos.to/link-ru/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●チワワの小太郎★御殿場プレミアムアウトレット [2003年08月28日(木)] ──────────────────────────────────── 小太郎を連れて、御殿場プレミアムアウトレットに行った。最初は、小太郎は お留守番させて、たまには家族でおいしいものを食べに行こうという話だった のだけど、父が、小太郎を置いて行くのは可哀想だと言い張った。小太郎はち ゃんとお留守番できるのだけど、父は言い出すと聞かないところがあって、小 太郎を置いて行くなら自分も家に残ると言うのだった。まぁ、普通に食事に行 くのが面倒だったんだろうな。外食は作る側は楽だけど、父は出かけるより家 で食べた方が楽だから。 で、父が、御殿場のアウトレットになら行くと言い出した。父は以前にどこか 別のアウトレットに行って、犬を連れた人をたくさん見かけたらしい。家族で 考えた結果、アウトレット以外に小太郎を連れて行けそうなところを思い付か ず、結局、御殿場まで行くことになった。普段あまりお出かけしたがらない父 が珍しく行く気満々。小太郎の初めての遠出なので、私もちょっとウキウキだ った。 小太郎は車に乗るのは全然平気。でもなぜか、いつも乗ってからしばらくする と口を横に大きく空けて、はぁはぁ言い出す。外より車内のほうが少し暑いん だろうか。 東名高速に乗って途中の足柄インターで休憩。ここには「愛犬の広場」という ちょっとした公園があって、犬を遊ばせることができる。ちょっとうんちを我 慢していたっぽい小太郎を草むらに連れて行ったら、おしっことうんちをした。 ついでなので、小太郎の夜ごはんもここで食べさせた。でもいつもと違う場所 なので、半分くらいしか食べなかった。人間もここでおやつタイム。草餅なん かを買ってきて食べながらくつろぐ。 結局、一時間くらい休憩してしまった。その間にいろんな犬がやってきた。車 に乗って来る犬たちなので、チワワやマルチーズなど小型犬が多い。みんな、 このインターに犬を遊ばせる場所があることを知ってて来るんだろうか。 家を出たのが夕方だったので、御殿場に着く頃にはすでに薄暗くなっていた。 でも、インターでの休憩を入れて3時間弱くらいで到着。もう暗いというのに、 アウトレットには人がいっぱい。犬もいっぱい。犬はお店の中には入れないの だけど、それぞれのお店が道路に面しているので、お店の入り口のところで父 が小太郎と一緒に待っていて、私と母は少し買い物をしたりした。 小太郎はこんなにたくさんの人を見るのは初めて。地面を歩かせたら人に踏ま れそうになる。しばらく自分で歩いても、すぐに立ち止まってしまうので、ほ とんど父が抱きかかえていた。犬を連れた人は他の犬にも興味があるので、話 し掛けてくる。父が話し掛けていることもある。小太郎はいろんな犬や人に会 って、ちょっと圧倒されてるのか、とてもおとなしかった。かといって、怯え ている風でもなく、ちょっと安心。 小太郎を連れているので、あまりちゃんとした食事はできないだろうと諦めて いたのだけど、オープンテラスのレストランを発見して、パスタを食べた。意 外とちゃんとしたものが食べられたのでよかった。人間の食事中、小太郎はキ ャリーバッグの中でお行儀よくしていた。いつも家でも食事中はおとなしく待 っているので、ここでも食べ物を前にして騒いだりはしない。というか、もう 疲れちゃっていたのかも。 レストランが奥の方にあったので、出口まで距離があったのだけど、帰り道は 父が小太郎を入れたキャリーバッグを肩にかけていった。小太郎はキャリーバ ッグから頭を出して外を覗いていて、乗り心地良さそうだった。キャリーバッ グ買うときは、母に「そんなものいらない」と反対されたのだけど、ちゃんと 役に立ってよかった。 小太郎は知らない人に会っても、知らない犬に会っても吠えたり攻撃したりし ない。その代わり、愛想もふりまかないのだけど。今回、小太郎がお出かけ先 でもお行儀よくできることが分かったし、連れて歩くのもそんなに大変じゃな いことが分かったので、これからはもっといろんなところに行ってみたいもの だ。 御殿場プレミアムアウトレット http://www.premiumoutlets.co.jp/gotemba/ チワワの小太郎 御殿場プレミアムアウトレットの写真 http://akane.pos.to/kotaro/photo/10-5m/20030823gotenba/01.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●多発性筋炎その後・医者を見限ることにした [2003年08月30日(土)] ──────────────────────────────────── 病院に行って来た。先週の検査結果を聞く為。 発性筋炎で、ステロイド剤による治療をしていたのだけど、副作用が辛いため、 漢方の治療をしてくれる医師を探して、今のお医者さんのところに通い始め、 半年になる。なぜかその前に通っていた医師(大学病院)の元にも未だに平行 して通っている。漢方の医師は週に一度しか診察日がなくて、不安だからとい うこともある。 最初から私が想像していたような漢方治療ではなかったのだけど(東洋医学独 特の診察をするようなところを想像していた)、先生もどーんと構えているし、 もらった薬の効き目もそれなりに実感できたので、いままで通い続けた。が、 今日の診察で、私はこの先生との決別を決意したのだった。 たぶん、この先生、東洋医学が専門でもなさそう。もともと西洋医学の勉強を して、漢方も取り入れているという感じ。リウマチやSLEの診療では実績がある のかもしれない。しかし、多発性筋炎の診療はあまりしたことがないらしいこ とが、今日、決定的に判明したのだった。それならそうと先に言ってくれれば、 さっさと他のところに行ったのに。 なんとなくいつも、ちょっとした不信感を抱いていたのだけど、医師がわりと 自信満々なので、そんなもんかなぁと思い、「これくらいどーんと構えてる医 者のがいいのかもー」なんてプラス思考でいた(こういう思考回路は友人には 「なんでそんなに前向きなの」と呆れられることもある)。それで、漢方でス テロイドの副作用も減った気がするし、体調もよいから、不信感を抱きつつも 他の病院に移るというところまで行かなかった。ましてや平行して通っている、 やたら薬をいっぱい出す大学病院の医者のところに戻るのは嫌だったから、こ れで良くなるならいいと思っていたのだった。 ところが、こっちの医者は検査をしないでガンガン薬を減らす。こんなにガン ガン減らしていいもんかなぁ、と思っていたら、案の定、血液検査が悪くなっ た。私はのんきなので、自覚症状は遅れてやってくる。だからホントは悪くな ってるのに、診察のときには「調子いいです」なんて言ってしまう(そのとき はホントに調子いいような気がしている)。そうして薬がどんどん減って行っ た。 昨年の夏に悪化したときも、検査結果が悪いと聞いてからなんか急に自覚症状 が出て来たのだった。しかも今回は、薬をもらっている病院ではなく、大学病 院の検査でそれが分かった。大学病院の医師は自分だったら薬を増やすと言っ ていたから、それは嫌だ、漢方の医師のところに通っていてよかったぁと思っ たのだった。だって、昨年悪化したときに、この医師に30mgまで増やされて (本当に必要だったのかもしれないのだけど)激しい副作用で最悪な思いをし たのだ。 で、大学病院の結果を持って漢方の医師のところに行ったら少し様子を見まし ょうと言われ、医師によって違うんだなぁなんて、またのんきに思ったのだっ た。それにしても、素人の私が見ても筋肉の炎症の数値がかなり悪化している というのに、この医者はなんて平然としているんだろうと思い、始めちょっと おかしいと思いつつ、すぐにまた、いい方に考えることにして、ホントにたい したことないのかもしれないと思い直したのだった。 だけど、たぶん、このときのおかしいと思った感覚が正しかったみたい。自覚 症状が悪化して、次の週にまた診察に行ったら、先週の検査結果があるにもか かわらず、もう一度検査するという。まぁ、他病院の結果だからもう一度自分 のところで検査し直すというのは分かる気もする。ところが、筋肉の炎症の数 値というのはたぶんその日のうちに結果がでると思うのだけど、結果は一週間 後じゃないとでないから、また来週来てくれと言う。膠原病の検査は一日じゃ でない。まぁ病院にもよるから仕方ないかと思い、もう一週間我慢することに した。 しかし、調子が悪いと言って二週続けて来ているというのに、あまりにも悠然 としすぎ。「そんなに急に悪くならないから」と言う。「ほんとか?」と疑い ながらも「そうかな」と無理矢理納得。っていうかもうすでに悪くなってるし。 たぶん急に悪くなったんじゃなくて、ずっと検査してなかったから分からなか っただけじゃないかと思う。検査に時間かかかるならなぜ他病院の結果を持っ て来たときに検査してくれなかったんだろうとも思う。 そして今日。膠原病の診断に使われる抗核抗体の値などについて説明された。 普通の人よりも高いけれど、これはこの病院に来た時から変わっていない。他 の値も前より悪くなっているということはない。つまり、筋肉が痛い以外は悪 くなっていない。と、言われた。唖然とした。だって、筋肉が痛くなる病気な んだから、筋肉が痛い時点で悪化じゃないの。しかも、大学病院や前に通って いた病院でいつも検査結果を聞かされる、筋肉の炎症の値については言及なし。 この値は多発性筋炎では結構重要みたいなことが本にも書いてあるし、自分で も気になる。検査結果の一覧をもらったのだけど、この値は書いてなかった。 結局、薬は 3mg増えて13mgになった。それも、「たぶんこれで良くなると思い ます」と言う感じ。まぁ、ガンガン増えるよりはいいけど、あまりにも頼り無 い。その他にも言葉の端々にいままでの不信感を決定づけるような発言があっ て、「ああ、この先生はもうだめだ」と思ったのだった。このままこの医師に かかっているよりは他の病院を探すのが賢明だと思った。 漢方が効くことは分かったので、漢方治療を取り入れているところを探してみ る事にする。いったいいつになったらいい医師に巡り合えるのやら。もしかし て、いい結婚相手を見つけるのと同じくらい大変かも。そういえば、友人に膠 原病の医者と結婚すれば?と言われたことがあった。それなら一石二鳥だなぁ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●スルメのようなミュージカル◆『レ・ミゼラブル』 [2003年09月04日(木)] ──────────────────────────────────── 8/5に二回目のレミゼ観劇。キャストは別所哲也(ジャン・バルジャン)、高嶋 政宏(ジャベール)、マルシア(ファンティーヌ)、山本耕二(マリウス)、 三遊亭亜郎(テナルディエ)、森久美子(テナルディエの妻)、吉野圭吾(ア ンジョルラス)、坂本真綾(エポニーヌ)、剣持たまき(コゼット)など。 8/28に三回目。キャストは山口祐一郎(ジャン・バルジャン)、岡幸二郎(ジ ャベール)、高橋由美子(ファンティーヌ)、岡田浩暉(マリウス)、三遊亭 亜郎(テナルディエ)、森久美子(テナルディエの妻)、吉野圭吾(アンジョ ルラス)、新妻聖子(エポニーヌ)、剣持たまき(コゼット)など。 別所バルジャンはあまり期待していなかったのだけど、とてもよかった。山口 祐一郎以外にも見てみたかったので、別所哲也の回を取ったのだけど、人気が ないみたいで、簡単に取れてしまった。そんなこともあって、あまり期待して なかったのだ。歌のうまさというのではやっぱり山口祐一郎なのかもしれない けれど、山口さんにない、力強さ(若いから?)と芝居のうまさがひしひしと 身にしみる舞台だった。 山口バルジャンはもう、ヨロヨロしてしまって見ていて心配になるのだけど、 別所バルジャンはさすがに足取りもしっかりしていて、人並みはずれた怪力と 逞しい肉体で老人になっても衰えないという設定どおり。山口さんは最近の舞 台ではよくヨロヨロしているので、老人の役の芝居をしているわけではなさそ う。一回目のときは二階席で山口さんを観たのだけど、二回目(別所)、三回 目(山口)は一階席の後ろの方。一階席のほうが音響がよく、舞台も見易かっ た。やっぱり二階のS席より一階のA席のほうがいい。歌もセリフもよく聞こ えた。 ジャベールは一回目に今拓哉で、二回目高嶋政宏、三回目は岡幸二郎。見てい ないのは内野聖陽だけ。見てみたいけれど、次回は高嶋ジャベールの予定で、 今回は見れなそう。見た友人によると、『エリザベート』のとき(トート役) よりも歌がうまくなっていて、最初は内野聖陽だと気付かなかったらしい。別 の友人は高嶋ジャベールがお気に入り。私は岡ジャベールが一番よかった。 私はマリウスが革命から一人生き残ってしまって、死んだ仲間たちを回想しな がら泣く場面が好きで、マリウス役の山本耕二が好きなんて言っていたのだけ ど、三回目の岡田マリウスもなかなか。そこで気付いた。役者さんが好きなの ではなく、マリウスという役が好きなのね。マリウスってなんかめちゃくちゃ 他力本願なんだけど(笑)。おぼっちゃまだし。コゼットにしてもマリウスに してもジャン・バルジャンに助けられて幸せになっている。彼等の幸せを見る のがバルジャンの幸せなのだけど、彼等自身はいったい何をしているんだろう ねぇ。でも、そんな生き方も私は結構好きだったりする。いいじゃん、幸せな ら。 さすがに人気演目だけあって、何回見ても面白い。噛めば噛むほど味が出るス ルメのようなミュージカル。キャストがいろいろっていうのも楽しめる理由。 何度も見ているうちに好きな場面が増えてゆく。エポニーヌが死ぬ場面、酒場 の場面、結婚式の場面などなど。そして、子役の演技にも拍手。いつも小憎ら しい演技をしてくれるから、ちょっと泣きそうになってしまうのだ。 レ・ミゼラブル http://www.toho.co.jp/stage/lesmis/welcome-j.html ──────────────────────────────────── (茜音「日々のほのぼの」より) http://akane.pos.to/akane/f/honobono.htm ・・・・・・─・─・─・──・──・──→この続きも日々更新中です。 ──────────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             ◆ サイト更新情報 ◆ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃茜音 【ギャラリーと日記】 ┃ http://akane.pos.to/ 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