□□□□□□□□□□ 茜色通信 Vol.0048 □□□□□□□□□□ 2003/01/24 Fri.---Since2000/01/26  前号の発行部数133 =>>登録・解除・変更・バックナンバーはこちらから http://akane.pos.to/common/f/akaneiro.htm  「茜色通信」の読者登録をしていただきありがとうございます。  私のサイトの更新情報と日記(日々のほのぼの)のダイジェスト版を  お届けします。                  ◇ ◇ ◇  New Year Card (WEB版年賀状)  http://akane.pos.to/nenga2003.html    新年おめでとうございます。今年最初の茜色通信です。お正月に発行  する予定が、ぼんやりしているうちに1月も後半になってしまいまし  た。今年も年初めからマイペースです。パソコンのある場所が寒いの  と、昨秋やってきたチワワの小太郎(オス・4ヶ月半)と遊ぶのに忙  しいのとですっかりサイトの更新がおろそかになっています。小太郎  はまだ予防接種が終わっていないので、外にお散歩に連れていけない  ので、家の中で大暴れ。と言っても 1.5キロくらいの小さな身体だか  らたかがしれますけどね。大暴れしてるところも、「遊んで」と甘え  てくるところも、私が「遊んでよ〜」と言っても知らんぷりして寝て  るところも、全部かわいいのです。もうしばらくは(もしかしたらず  っと?)小太郎くんにメロメロなのです。                 ◇ ◇ ◇   NPO社会教育団体ベルポ(碧波)会さんが「ぱんだ雑貨店」で配付  している水彩画の素材を使ってくださいました。    NPO社会教育団体ベルポ(碧波)会創立30周年記念事業  『日中友好児童絵画展』   ___________________________________ _/Contents_/ -- 今日のほのぼの -- ●アリス的正統派ファンタジー◆『裏庭』 [2002年11月07日(木)] ●愛犬家族への道・つるっぱげチワワが来た。 [2002年11月11日(月)] ●チワワの小太郎・早くも改名の危機? [2002年11月17日(日)] ●近くて遠い不思議の国◆『北朝鮮拉致工作員』 [2002年11月24日(日)] ●これがアンの世界◆劇団四季『赤毛のアン』 [2002年12月03日(火)] ●『モーツァルト!』三回目。井上くんと中川くん。 [2002年12月09日(月)] ●幕末活劇◆『裏切り御免!』 [2002年12月11日(水)] ●『モーツァルト!』4回目in帝劇 [2002年12月20日(金)] ●チワワの小太郎★これでも大きくなったの [2002年12月31日(火)] --更新情報-- ★茜音 【ギャラリーと日記】 ★ぱんだ雑貨店 【壁紙とWEB素材】 ★りんくる 【わがままリンク集】 ★茜音ミニショッピングモール 【お店やサービスのリンク集】 ※記事中の書名の下にあるURLはオンライン書店bk1( http://www.bk1.co.jp )  の書籍詳細ページのURLです。 その本の内容、値段、大きさなどの詳細情報  のほか、bk1に投稿された書評なども読めます。 ___________________________________ -- 今日のほのぼの -- (日記もどき『日々のほのぼの』ダイジェスト版) 『日々のほのぼの』はこちら http://akane.pos.to/akane/f/honobono.htm ●アリス的正統派ファンタジー◆『裏庭』 [2002年11月07日(木)] 『裏庭』梨木香歩/著(新潮文庫)http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-akane01465&bibid=01968976 そんなジャンルがあるのかわからないけれど、「正統派」ファンタジーと呼び たくなるような作品。以前に読んだ同じ作者の『西の魔女が死んだ』はそのタ イトルとは裏腹に、現実世界から逸脱しないファンタジーだった。この作品の 世界観がとてもよかったので、同じ作者の作品を読んでみようと思ったのだっ た。 私は現実世界から飛び出してしまうファンタジーが苦手。例えば『不思議の国 のアリス』。ディズニーのアニメ映画などを見ているので大体のストーリーや 世界観は知っているのだけど、未だに原作を完読したことがない。何度か挑戦 した記憶はあるけれど、イマイチ入り込めず、途中から他の本に夢中になって、 そのまま放棄するのがオチ。アリスの世界というのは、もう、完全に現実世界 から逸脱していて、現実世界のルールが通用しない世界なのだ。そこが面白い ところでもあるんだけど、私としては、その最低限のルールがない、というの が耐えられない。なんでもありの世界になってしまう。荒唐無稽、はちゃめち ゃ。次に何が起こるかわからない。アリスがどんなに変な生物に出会おうが、 どんなにおかしな出来事が起ころうが許されてしまう。なんでそんな生物がそ こにいるのか、なんでそんな出来事が起こるのか、そんな説明はなし。わたし ってば、そういう細かいところが気になってしまうから、その説明もなくどん どん物語が進んで行くと、読んでいてなんだかイライラしてしまう。なんでそ うなるの?って。 私が本を読むのは、きっと、知らないことを知ることができるから。ノンフィ クションとかってそのストーリーの中に自分の知らなかった事実がいっぱいつ まっているから好きなのだ。だけど、ファンタジーというのは、「知っている 事実の組み合わせの妙」のようなところがあって、「人間が」「空を飛ぶ」と か、「鳥が」「深海に住む」とか「太陽が」「二つある」とか、新しい事実を 知るというよりは、作者の空想力を楽しむという感じ。私はそれが苦手なのだ 、きっと。 で、この『裏庭』は割と『不思議の国のアリス』の世界に近かったりする。少 女が別世界で冒険するのだ。『西の魔女が死んだ』のような「現実世界から逸 脱しないファンタジー」を期待していただけに、別世界に行ってしまったとき には正直がっくりした。しかし、アリスとちょっと違うのは、物語全体が空想 世界で終わるのではなくて、ちゃんと現実世界との接点があって、物語は現実 世界での少女の母親たちのストーリーと、空想世界での少女の冒険とが交互に からみあって進んでゆく。 少女の冒険のストーリーはロールプレイングゲームのよう。解体された龍の身 体を探して目的地を巡る。巡りながら、いろいろな体験をして少しづつ成長す る少女。そして最後には見事に目的を達成し、現実世界に戻って来るのだ。 心に傷を負った少女とその母親。それぞれに誤解があったりトラウマがあった りして上手く心を通わせられない。そんな二人が空想世界と現実世界でそれぞ れに心の葛藤をして、最後には現実世界でお互いを理解しあう。 『西の魔女が死んだ』でも感じた、西洋風のグリーンの庭を思わせるような雰 囲気は『裏庭』の中にもちゃんとある。舞台が庭のある洋館で、空想世界は自 然を感じさせてなんだか清清しい感じ。この雰囲気が「正統派」ファンタジー と呼びたくなる理由かもしれない。 『西の魔女が死んだ』梨木香歩/著(新潮文庫) http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-akane01465&bibid=02054957 ___________________________________ ●愛犬家族への道・つるっぱげチワワが来た。 [2002年11月11日(月)] とうとうやって来た。うちにも犬が! それも超ミニのチワワ。しかも毛の短 いやつ(父親いわく、つるっぱげ)。そしてブチ。 先週、ペットショップを廻って下見をした結果、チワワでいい子がいたら飼い ましょう、ということになって、ネットでこの子の写真を見て決めたのだった。 このペットショップは近所なんだけど、HPに子犬たちの写真を載せていて、お 店の人も親切だったし、お店の中も清潔で、とても感じがよかったので、ここ で買う事に決めた。ほかのペットショップは一つのケージに何匹も犬がいたり、 鳴き声がすごかったり、ちょっと不潔そうだったりした。なんだかそういうペ ットショップの犬たちって可哀想。 まぁ、そんな訳で、土曜日に子犬を売約して、ケージやペット用ヒーターなん かをお部屋にセット。日曜日に子犬を引き取りに行った。餌の作り方とか、寝 床の作り方とかすごく詳しく説明してくれて、安心した。なんてったって初め て飼う犬。家に連れて帰っていきなり具合が悪くなったらどうしようかと思っ たけど、説明どおりにすればなんとかなりそう。しかも、もし万が一具合が悪 くなっても、ペットショップで一時預かって体調を整えてもくれるらしい。な んてアフターサービスがいいんだろう。どこのペットショップもそうなのかな ぁ。 さてそれで、おうちについたチワワちゃん。どうなることかと心配で心配でた まらなかったけど、いたって落ち着いていて、全然問題なさそう。ヒーターの 上で丸くなって寝てる。餌もちゃんと食べてるし、夜鳴きもしないし、おしっ こうんちもちゃんとトイレの場所でしてる。なんて偉いんだ。 お腹が空くとキューンキューン鳴くのだけど、それ以外は大人しい。遊びたく なったらひとりでドタバタと遊んでいる。なんて偉いんだ。このまま真直ぐに 育っておくれ、と、なんだかすでに親ばか。見てるだけで幸せ。 まだ生後2ヶ月で、体重を量ってみたら580グラムくらいだった。手のひらサイ ズだ。ペットショップにいた生後25日の日本スピッツはうちのチワワの二倍く らいの大きさだった(毛も長いからね)。日本スピッツがでかいのか、チワワ が小さいのか・・。 名前は洋風和風いろいろ考えたんだけど、なんとなく顔を見てたら「コタロー」 という名前が浮かんだ。カタカナで「コタロー」でいいかな、と思っていたら、 犬の食器洗い用におろしたスポンジにうちの母親がマジックで黒々と「小太郎」 と書いていて、漢字の「小太郎」になってしまった。日本男児だね。 小太郎は白と茶色のブチ模様。身体のほうは牛のホルスタインみたいな模様な んだけど、顔の模様は子鹿のバンビみたい。鼻のところに白い模様があって、 母親はこれがブサイクだと言って買うときに迷っていたんだけど、飼ってしま えばそんなところもかわいくなるはず、ということでこの子に決めた。実際、 母親はもうそんなことは忘れてしまったみたい。つぶらな瞳で見つめられた ら・・・(笑)。 ___________________________________ ●チワワの小太郎・早くも改名の危機? [2002年11月17日(日)] 生後2ヶ月のオスのチワワの小太郎が我が家にやってきて一週間。ちょっと下 痢もしたけど、おおむね元気に過ごしている。最初は父が部屋の中にケージを 置くのを嫌がって、廊下にいたのだけど、あまりにも寒くて(たぶんこれが下 痢の原因)可哀想なので、部屋の中に入れてあげた。今はぬくぬく。よかった。 小太郎はケージの中ではぬいぐるみと格闘したりしてとっても元気。なので、 もっと広いところで遊ばせてあげようと思って、ケージの外に出してあげると、 しっぽを足の間に挟んでブルブル震えてしまう。あげく、ケージの中に逃げ戻 ってしまうのだった。自分の知らない場所が恐いみたい。子犬ってもっと好奇 心旺盛なのかと思ってたけど、そうじゃない子もいるのね。今は、毎日ちょっ とずつ外の世界に慣れされようと、抱きながら外にだしてあげている。人に抱 かれていれば大丈夫みたい。畳の上におろすと、すぐに膝に飛び乗ってくるよ うになってしまった。これっていいのか悪いのか・・・。一人で遊んでくれ。 なにしろとっても小さいので、犬というよりはウサギやハムスターのような小 動物系。体重は580グラムくらいだったのが、昨日は610グラムに増えていた。 一応成長はしているみたい。チワワの別名、ポケットドッグというらしいけれ ど、本当にポケットに入れて連れて歩けそう。 今日の小太郎は、掃除機の音に戦々恐々として、ケージの中でパニック状態。 ちょっと可哀想だったけど、そんな姿も愛らしい。母も父もなんだかんだいい ながら暇ができると様子を見にくる。だんだん愛着が涌いてきた模様。母は小 太郎に自分の名前が小太郎だと分からせるために、「小太郎!」と連呼してい る。母の声はかん高いので、ときどき「おい、小太郎!」と言う声が目玉のお やじに似ていて笑える。 小太郎が自分の名前を認識しているかどうかわからないけれど、「小太郎って 呼ぶと振り向くよ」という話を父にしていたら、父が、「お父さんがチビって 呼んでも振り向くよ」と言う。っていうか、「だめだよ〜、小太郎って呼ばな きゃ覚えないよ」と母と私で猛烈に抗議したら、父は「チビ太郎に改名しな い?」とのたまった。これには母と私で呆れるばかり。結局、父は未だに「チ ビ」とか「チビコロ」とか勝手な名前で呼んでいるのだった。父よ・・・。 ___________________________________ ●近くて遠い不思議の国?『北朝鮮拉致工作員』 [2002年11月24日(日)] 『北朝鮮拉致工作員』安明進/著、金燦/訳(徳間文庫) http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-akane01465&bibid=00008679 先月、日朝首脳会談が行われて、24年前に北朝鮮に拉致された5人の方々が帰 国し、にわかに北朝鮮にスポットがあたっている。なんだか最近、ワイドショ ーでも北朝鮮関連の話題が多いので、朝からテレビをつけっぱなしにして見て いたりする。知れば知る程、不思議の国である。こんなに近い国なのに、なん で今まで知らなかったんだろうという不思議もある。知らないといえばわたし は韓国のことだってあまり知らないのだけど、北朝鮮がこんなに不思議の国だ とはほんとに驚きだ。 テレビにもよく登場する、元工作員の安明進氏の著書。工作員というのはスパ イのこと。面白いのは、韓国に侵入するのはとても難しくて優秀な工作員が派 遣され、日本は簡単に侵入できてしまうのでそれほど優秀じゃない工作員が派 遣されるらしいこと。日本の沿岸警備ってほんとに甘いのだ。そして工作員の 上陸方法というのもスパイ映画を地で行くような話で、ある意味笑える。笑い 事じゃないんだけど。 工作員は北朝鮮国内の各地から選抜される。そして厳しい訓練の末に晴れて (?)工作員となる。その訓練はさながら忍者の特訓のようなもの。水中に長 時間もぐる訓練とか、氷りの上に何時間も裸足で立っているとか、何人も相手 に戦うとか。そして訓練についていけない人はどんどん脱落してゆく。死者も でるらしい。この訓練に耐えたらほんとに超人のような工作員が出来上がるの がわかる気がする。 で、日本に上陸するのに、水中スクーターで水の中を移動して密かにやってく るのだ。そして、適当な日本人を見つけたら袋詰めにして拉致してしまう。屈 強な工作員たちに抵抗できる人は少ないだろう。もし自分だったらと思うと本 当に身の毛がよだつ。 北朝鮮というのは、国民の多くが飢餓に喘いでいるというのに、軍事に関して はお金を惜しまない。これを国民が知ったらただではおさまらないのだろうけ ど、厳しい情報操作で国民がこういう事実を知る事は困難だ。いったいなんな のだ、この国は。 安明進氏によれば、工作員の教育用に、地下にソウルの街を模した巨大な空間 があるらしい。そこはネオンサインが輝き、本物のお店があって、そこには韓 国から拉致られてきた本物の店員がいて、工作員たちはそこで生活して韓国流 の買い物の仕方などを学ぶ。薬屋さんには本物の韓国の薬屋さんがいるという。 そのために拉致られてきたのだろうか。徹底している。なんだか、SFの世界 のよう。こんなことを本当にやっている国があるのだ。 安明進氏は13才で拉致された横田めぐみさんを北朝鮮で見たという証言をした 人物。拉致事件をでっちあげだと言っていた人々もいた時期もあって、そうい う人にとっては安氏の証言は嘘だということになってしまっていた。そして、 わたしたちには安氏の証言を確かめるすべはないのだから、長い間、どちらの 言い分が正しいのかわからない時期があった。そういう時期には、この本に書 いてある横田めぐみさんの目撃情報も、その他の日本人の目撃情報も、地下の ソウルの街も、工作員の教育方法も、信ぴょう性が疑わしかったのだろうけれ ど、今、こうして拉致事件が現実にあったということが分かったら、この本の 内容の信ぴょう性が高まったのは事実だろう。ただし、日本人拉致に関しては 伝聞もかなり混じっているのですべてが正しいかどうかは疑わしい。 それにしても、拉致以外にも麻薬密売や紙幣偽造などの犯罪を国家規模でやっ ているという話は耳を疑う。知れば知るほど不思議の国なのだ。もし、この国 の体制が崩壊したら、ものすごい混乱が起きるだろう。そして、地下の要塞を 含めて、いろんなものがでてくるだろう。不謹慎かもしれないけど、いったい 何がでてくるのか、ちょっぴり楽しみでもある。 ___________________________________ ●これがアンの世界?劇団四季『赤毛のアン』 [2002年12月03日(火)] あっと言う間に二週間以上も経ってしまったけれど、14日に劇団四季の『赤毛 のアン』を観て来たのだ。四季劇場・秋。となりの四季劇場・春では『ライオ ンキング』がロングラン公演中で、外には学生の集団がいてちょっとびっくり。 学生時代にこんなの観れていいなぁ。 劇団四季が『赤毛のアン』のミュージカルをやっていたなんて知らなかったの だけど、今回は7年振りの公演だそう。7年前も野村玲子がアンを演じていた らしい。最初は子供向けなのかと思っていたのだけど、四季の会報『ラ・アル プ』を読んでいたら、野村玲子はこの役が一番はまっていると絶賛されていて、 会報だからかなり手前ミソな記事が多いのだけど、それをさっ引いても面白そ うだったので、観てみたくなったのだった。 わたしは小説の『赤毛のアン』のファン。一緒に行った友人はアニメの『赤毛 のアン』のファン。どちらも大満足の舞台だった。あの、アンの物語のエッセ ンスは見事に盛り込まれていて、歌もダンスも芝居も楽しくて、堪能できた。 アンの世界って、プリンスエドワード島の自然とか、アンの住んでいる家グリ ーンゲイブルスのカントリー調な雰囲気とか、アンの想像の世界とか、全部含 めて「赤毛のアン」の世界っていう感じがするのだけど、この舞台ではそれが 上手く調和してちゃんとアンの世界をかもし出している。 セットもいいし、衣装も小物もすごくかわいい。歌も楽しい。野村玲子のアン は、わたしが知っている小説の中のおしゃべりで空想家のアンの喋り口調を見 事に表現していて、わたしの中のアンのイメージにぴったりだった。まさには まり役。 他のキャストも、豪華で、日下武史(マシュウ)、末次美沙緒(マリラ)、五 東由衣(ステイシー先生)、田邊真也(ギルバート・ブライス)、秋本みな子 (ダイアナ・バリー)などなど。個人的に、マリラの末次美沙緒、ステイシー 先生の五東由衣がよかった。ギルバートの田邊真也は『ユタと不思議な仲間た ち』のユタ役をビデオでみたけど、それよりもはまっていたなぁ。日下さんは もう、味があって、歌が歌えなくてもOKという感じ。 やっぱりこのクラスの人たちってすごい。四季のレベルの高さを実感。先日の 『人間になりたがった猫』では不覚にも寝てしまったのだけど、端役の人たち の台詞回しでは今回もちょっと眠くなってしまった。なんだか、四季の独特の 発声法があるらしいのだけど、それがだめみたい。一音一音を切って、ゆっく りしゃべるんだけど、台詞の意味に関係なくゆっくりしゃべるから、気持ちが 付いて行かなくて聞き取りのリズムが狂ってしまう。それで眠くなっちゃう。 主演級の人たちも同じ発声法なんだろうけど、ちゃんと気持ちが入っていける のだ。なんだろうね、この差は。 今回は席が前から3列目くらいで、しかもセンターだったので、とても見やす かった。ダンスは近すぎて全体が見えなかったけれど、セットは細かいところ まで見えた。この劇場は客席と舞台がとっても近いので、濃密な空間になって いい感じなのだ。 劇団四季 http://www.shiki.gr.jp/ 『赤毛のアン』モンゴメリ/著、村岡花子/訳(新潮文庫) http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-akane01465&bibid=00628579 ___________________________________ ●『モーツァルト!』三回目。井上くんと中川くん。 [2002年12月09日(月)] 4日に帝劇に行って来た。ミュージカル『モーツァルト』の三回目。ダブルキャ ストの主演は井上芳雄。10月に日生劇場で、井上芳雄バージョンと中川晃教バ ージョンを観て、12月の帝劇公演では中川バージョンだけチケットをとってあ った。だけど、友人が、もう一度井上くんを観てみたいというので、急きょ、 井上バージョンのチケットを取った。2階席のまん中あたりで右サイド寄りだ ったけど、見易かった。帝劇はいいね。 ダブルキャストは個人的に、中川くんのほうが数倍いい。で、今回なぜ井上く んを観ようと思ったかというと、本当に井上くんはダメなのか、ということを 確かめるためだった。ダメということはないんだろうけど、イマイチ? って 感じなのだ。役が合ってないのかも。次回作に期待という感じ。前回観た時よ りもかなりよくなっていたけど、やっぱり3時間以上の公演の最後のほうにな ったら飽きて来てしまった。歌が単調なのかなぁ。声かなぁ。芝居かなぁ。な んだろう。 10月に観た時は、モーツァルトの妻は松たか子だったけれど、今回は西田ひか る。モーツァルトの姉が高橋由美子なので、これはアイドル対決なのだ。しか し、西田ひかるは12月から参加ということで、まだ日が浅いからか、こなれて いない感じだった。今回は高橋由美子に軍配をあげたい。 松たか子と西田ひかるは役の捕らえ方がちょっと違うようで、私としては、西 田ひかるのコンスタンツェのほうが好き。でも歌は松たか子のほうがよかった な。西田ひかるはもっと歌がうまいと思うんだけど、もっとこなれてくれば違 うのかも。松たか子はイケイケ風。西田ひかるは控えめだけど情熱を秘めてる 感じ。松たか子のコンスタンツェを観た時に、コンスタンツェってそんななの? ってちょっと思ったんだけど、西田ひかるのコンスタンツェはなんだかすんな り理解できた。 これ、その他のキャストも違う人で観てみたいなぁ。あの役をあの人で、あっ ちの役はこの人で・・・と想像するともう、観てみたくてたまらなくなってし まった。再演するときはキャスト変更を期待。 『モーツァルト!』 http://www.toho.co.jp/stage/mozart/welcome-j.html ___________________________________ ●幕末活劇◆『裏切り御免!』 [2002年12月11日(水)] 演劇集団キャラメルボックス『裏切り御免!』 11月27日に池袋のサンシャイン劇場。ああ、もう二週間も前だ。わはは。 一応、クリスマス公演なのだけど、時代劇。12月24日というのがキーワードに なっていて、クリスマスっぽい感じだけど、ちょっと無理がないか? その頃 (幕末)って、旧暦と新暦が混ざってたりしてるんじゃないのかなぁ。まあい いか。 最近はあまりビデオも観てないのでキャラメル離れしているんだけど、ナマの 舞台はやっぱりいい。ストレートプレイも久しぶりだったし。キャラメルの時 代劇はファンには人気だけど、私はあまり好きじゃない。でも今回はストーリ ーもわかりやすくて時代劇の中では好きな方。面白かった。 幕末のお話で、『風を継ぐもの』の番外編(続編?)のような感じ。有名人は 坂本竜馬くらいしかでてこないけれど、新撰組の隊士や幕末の志士たちはたく さんでてくる。『裏切り御免!』というタイトルだけど、新撰組の隊士が志士 の振りをして身元を隠して潜入するというところでなんとなく、タイトルとの 関係を考えていたら、最後にちょっとしたどんでん返しが。ふんふん、なるほ ど、と思った。実は、キャラメルのタイトルってあんまり作品と合ってると思 う事がないんだけど、これはバッチリ。活劇の中にちょっとロマンスがあった りしてなかなか。 キャラメルも結成15年を過ぎてベテラン勢が確実に脇を固めて、中堅どころが 主演して、さらに新人たちも結構がんばっている。ここ二三年で入ってきた人 たちはあまりよく分からないんだけど、なんだかうまい人たちがいるのだ。ほ んとに新人なのかって思っていたら、すでに他のところで舞台や芸能界を経験 している人たちだったりする。役者の層が厚くなるのはいいことだ。 演劇集団キャラメルボックス http://www.caramelbox.com/ ___________________________________ ●『モーツァルト!』4回目in帝劇 [2002年12月20日(金)] 18日にまた『モーツァルト!』を観て来た。帝劇では2回目。10月に日生劇場 での公演を入れると4回目。ちょっと行き過ぎ? しかし、また2階席だった。うっかりそのことを忘れていて、S席だから1階 だと思い込んでいて、前日にチケットを確認してみてがっくり。そういえば、 この日のチケットはイープラスか@ぴあか忘れたけど、抽選で取った席だった。 帝劇のテレザーブでもいい席が残ってたかもしれないなぁ。いま思えば。 まぁ、でも2階でも一番前のA列。見易い席ではあった。でも帝劇で2回とも 2階席というのは悲しい。もう1回、1階席で観たいなぁ。観たいなぁ・・・。 前回は主演が井上芳雄バージョンだったけど、今回は中川晃教バージョン。こ れでそれぞれ2回ずつ観たことになる。やっぱり中川君のほうが断然いい!  なんかねー、共演者のノリも違うのよね。なんだろね。井上君のときは2幕の 途中くらいから眠くなっちゃうんだけど、中川君のときは全然眠くならない。 いやはや。 でもこの舞台って何度観ても暗い話だなぁと思う。『エリザベート』も暗かっ たけどさ。エリザはそれでもなんだか全体がまとまっていて、最後はなんとな くぱぁ〜〜っと昇天して終わるからいいのかも。『モーツァルト!』はなんか どんどん追い詰められていって、最後たまらなくなっちゃう。エリザよりも世 俗的なストーリーなのもある。エリザベートはオーストリア皇后で、その悩み も皇后故の孤独とかなんとか、なんだかちょっと私たちにはうらやましいよう な贅沢さなんだけど、モーツァルトって借金とか女とか出世とかなんだか猥雑。 12月から参加の西田ひかるコンスタンツェは前回よりはよくなってた。でもや っぱりちょっと控えめ。コンスタンツェの家族のシーンは松たか子バージョン よりも一体感があっていい。きっとうまくやってるんだろうなぁ。松たか子は 歌はよかったけどちょっとやり過ぎだったから、西田ひかると足して2で割っ たらちょうどいいかも。高橋由美子は相変わらずよかった。次は劇団☆新感線 に出るらしいのでギャップが楽しみ、と一緒に観に行った新感線ファンの友人 が言っていた。今回の役、暗いからね〜。新感線は「ガラスの仮面」の「紅天 女」のパロディらしい(高橋由美子=マヤ?)。私はたぶん観にいかないけど (笑)。 そうそう、休憩時間に1階の売店に降りて行ったらすごい人込みだったんだけ ど(まぁ、いつもそう)、なかにひときわ綺麗な女性の集団が! 背が高くて、 ちょっと茶髪、ちょっとおしゃれ、化粧もうまい。なんとタカラジェンヌでは ありませんか。って知ってる人がいなかったからわかんないけど、きっとそう。 オーラが、オーラが。やっぱり宝塚の人って違うのね。もうびっくり。そして ちょっと得した気分だった。いいなぁ、宝塚。観たいなぁ。 『モーツァルト!』 http://www.toho.co.jp/stage/mozart/welcome-j.html 劇団☆新感線(高橋由美子出演は『花の紅天狗』) http://www.vi-shinkansen.co.jp/ ___________________________________ ●チワワの小太郎★これでも大きくなったの [2002年12月31日(火)] スムースチワワの小太郎がうちにやってきてから約二ヶ月。最初は体重が600 グラムなかったのに、今では1キロくらいになった。やってきたときには立た せたまんま、手のひらに乗るくらい小さかったのだ。ほんとに。今でも片手で 持ち上げられるけれど、さすがに手のひらには乗らない。 うちに来てから二週間目に、予防注射のために動物病院に連れて行った。ちょ っと下痢気味だったけれど、それほど心配していなかったら、なんとお腹がに コクシジウムという虫がいることが判明。ありゃりゃ。お腹痛かったのね、ご めんね。そんな訳で予防注射は少し延期で、まずは虫下しすることになった。 そして一週間後、虫も退治して、晴れて予防注射することができた。痛くてキ ャンキャン鳴いちゃったけどね。 そのまた一週間後には片目が腫れて目やにがいっぱいでるので、また病院に。 もしかして、飼い主に似て病弱?と心配になった。こんなところは似ないで欲 しい。結局、目はどこかに擦って眼球にちょっと傷がついていたようで、目薬 をもらって帰って来た。で、しばらくしたらちゃんと治った。よかったね。チ ワワの目はでっかいから、傷付きやすいのだ。次からは自分で気をつけましょ う>小太郎。 最初の頃は(恐くて)自分のケージから出られなかった小太郎も、今では部屋 の中を行ったり来たりしている。でも、なぜか部屋の隅の方には行けない。飼 い主としてはコード類があるところに行かないでくれるのは嬉しいけれど、そ の訳がいまいちわからない。いったい何が恐いんだろう・・・。 最近では、食事の前に、オスワリとマテができるようになった。が、オスワリ すればご飯がもらえると勘違いして、お腹が空くとオスワリしている。 ボールを投げると、取って来るようにもなった。でも、気が向かないとやらな い。しかも、部屋の隅に行けないので、隅にボールが転がってゆくと諦めて何 ももたずに帰ってきてしまう。取って来てくれ〜。 父と母は相変わらず、かわいがっている。最近では父が休みの日には小太郎と 遊びたがるのでちょっとしたライバルなのだ。あんまり父に懐くとちょっと悔 しい。小太郎は食べ物に敏感で、昼寝してたはずなのに、お菓子の袋の音とか、 パリポリ食べる音が聞こえると走って来たりする。食い意地がはっているとこ ろも飼い主にそっくりだったりして。父はよくおやつを食べているので、その おこぼれにありつこうとしてやってくるのかも。でも小太郎には人間の食べ物 はあげてはいけないことになっているのだ。しかし父が規則やぶりをする日は 近いような気がする。 (茜音「日々のほのぼの」より) http://akane.pos.to/akane/f/honobono.htm ・・・・・・─・─・─・──・──・──→この続きも日々更新中です。 ___________________________________ --更新情報-- ★茜音 【ギャラリーと日記】 http://akane.pos.to/ ◇「最近の私」に「初詣2003編」追加しました。(2003/01/09) ◇1月のカレンダーは京都・万福寺の庭(写真)です。(2003/01/01) ★ぱんだ雑貨店 【壁紙とWEB素材】 http://akane.pos.to/sozai/ ◇[壁紙-Photo]京都の庭の写真の壁紙4枚追加しました。(2003/01/01) ★りんくる 【わがままリンク集】 http://akane.pos.to/link-ru/ ◇1月からの新ドラマサイトへのリンクなど追加しました。(2003/01/21) ★茜音ミニショッピングモール 【お店やサービスのリンク集】 http://akane.pos.to/shopping/ ◇お得なキャンペーン情報、新しいお店のリンクなど随時更新中! ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  発行■そふえのりこ(祖父江典子)     【茜音-AKANE-】     メールフォーム  「茜色通信」Web site■登録・解除・変更・バックナンバーはこちらから      ■「茜色通信」は、以下のシステムを利用して無料で配信しています。  まぐまぐ  マガジンID:0000023568  E-Magazine  マガジンコード:akaneiro  カプライト  マガジンID:6392  Pubzine  マガジンID:19602  Macky!   マガジンID:akaneiro  melma!  マガジンID:m00073386  Copyright(C) 2003 Sofue Noriko  発行者の許可なく転載することを禁じます。 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛