□□□□□□□□□□ 茜色通信 Vol.0012 □□□□□□□□□□ 2000/05/13 Sat.---Since2000/01/26  発行部数100 _/Contents_/ -- 茜色なコラム Vol.1 -- -- 今日のほのぼの -- ●ゴールデンウィーク [2000年05月06日(土)] ●心の余裕。昨今の教育・・・・。 [2000年05月09日(火)] ●『スペーストラベラーズ』 [2000年05月10日(水)] ●毎日新聞夕刊・ワープロ、パソコン批判 [2000年05月11日(木)] ●雨あめアメ [2000年05月13日(土)] ●Cucina Milano Vol.2 『幸せな孤独な薔薇』 [2000年05月13日(土)] =>>登録・解除・変更はこちらから http://akane.pos.to/common/f/akaneiro.htm ___________________________________ -- 茜色なコラム Vol.1 -- パソコンを使って、メールのやり取りをしたり、HPを作ったりしていたら、自 然と文章を打つことが多くなりました。ノートや、日記帳や、レポート用紙な どに向かっても思うように筆が進まないのに、パソコンに向かって、たらたら と長い文章を知らずに書いていることもあって、不思議。 たぶん、自分の手で文字を綴っていくより、キーボードから打ち込むほうが、 考えている速度に近い速度で文章を作っていけるからでしょう。紙に鉛筆で書 くときには、書いているうちに自分の考えばかりが先へ先へと行ってしまって、 続きを書くためには、その都度、書いている部分へと思考を戻し、そしてまた 思考が先に行ってしまっては戻し、ということをやっているので、ちっとも書 きたいことが書けなくて、最終的には何を書きたかったのか忘れてしまうこと もあります。その点、パソコンは便利な道具です。 でもその分、そのとき思ったことを奔放に綴っているので、文脈がおかしかっ たり、結局なにが何が言いたいのかわからない文になっていたりして、こんな ものをみなさんに読んでもらっているなんて、私ってちょっと恥ずかしいかな、 と不安にもなります。 「日々のほのぼの」は、もちろん、公開することを目的に書いてはいるのです が、実は、読んでくれる不特定多数の方へ向けた文章であると同時に、未来の 私自身が読むことを意識して書いています。後になって読んでみて、「ああ、 あのときはこうだったな、あのときの私はこう感じていたんだな」と思えるよ うに。覚え書きのようなものです。 だから、文章が多少おかしくても、なんだかよくわからなくなっちゃっても、 とにかくそのとき思ったことを書くことにしています。日記って自分だけの秘 密にしておくのもいいですが、私の場合は秘密にしておくと自分自身も忘れちゃ うことが多いので、みなさんにも私の記憶を少し共有してもらえたらよいな。 最近、HPの更新ができません。更新したいものはたくさんあるのですけど、更 新作業よりも魅力的だと感じてしまうもの(テレビとか、本とか、睡眠とか、 勉強とか)が多いみたい。作ろうと思えば時間なんていくらでも作れるのでしょ うが、それができないというのは、やる気がないからでしょう。だから、「忙 しくてできない」というのは言い訳にはなりません。でもついつい、そう言っ てしまうのですよ、人間って悲しい生き物。HPの更新はできなくとも、その分 私は自分の優先順位にしたがって、やりたいことをやって、有意義な時間を過 ごしております。 ___________________________________ -- 今日のほのぼの -- ●ゴールデンウィーク [2000年05月06日(土)] 世間はお休み真只中。私は毎日働いています。でも今日はお休み。 しかしゴールデンウィークにどこかに出かけても混んでるだけだから、こんな 時は働いて小銭を稼ぎましょう。で、みんなが休みの平日に遊びに行くのだ。 それがフリーターのいいところ。 それにしても、今年のゴールデンウィークは毎日晴れていい気持ちですね。私 の家の前のツツジも満開で窓から見ると、とってもいい匂いがします。茜音の 今月のカレンダーの菜の花も、毎日 Macを立ち上げた時に爽快な気分にさせて くれます。黄色って元気がでる色ですね。 今日は久しぶりに油絵を書きました。キャンバス張るのが面倒なんだけど、張 ってしまって、道具を広げればもう、絵描きモード。ババーーン、ババーンと 描いているとストレス解消になってしまうのです。気持ちいい。 でも油絵は乾くのに時間がかかるので、少し描いては数日乾かして、またその うえに描く、というくり返しです。一度に描いている時間は数十分だったりし ます(笑)。でもそれくらいが丁度いい。あんまり根をつめると疲れちゃいま す。 ___________________________________ ●心の余裕。昨今の教育・・・・。 [2000年05月09日(火)] 少年犯罪が多発していますね。 教育の改革が叫ばれていますが、それよりもなによりも先生方の待遇改善が先 のような気がします。全国的に、かどうかは分かりませんが、少なくとも私の 知り合いの高校の先生方はみんな一様に忙しい。それも授業や部活など生徒と かかわる仕事だけじゃなく、いろんな雑用をこなす為に殺人的な忙しさのよう です。これでは生徒の気持ちを汲み取る余裕もなくなっちゃうんじゃないかな。 どこかの企業では、お客さんへの接し方を改善するためには、まず社員の待遇 を改善することが大切、と言っていました。働く人たちが自分の立場に満足し ていれば、心に余裕が生まれて、お客さんにも丁寧に接することができるそう です。 生徒をお客さん、と言うのはちょっと違うかもしれませんけれど、先生方の心 に余裕が生まれない限りは、いくら「教育改革だ」って言ったって成果は上が らないと思います。案外、そういうところから改革すると自然とうまくいくの ではないでしょうか。 まあ、そう簡単にはいかないんでしょうけどね。 あ、この文章を文部省にメールで送ったりしたら読んでくれるのかなぁ。 ___________________________________ ●『スペーストラベラーズ』 [2000年05月10日(水)] 見てきちゃいました。笑った、笑った。ストレス解消です。 細かいところで笑かしてくれました。 渡辺謙がいい感じでした。最後はちょっと悲劇っぽいのですが、基本的にはコ メディー。映画館であんなに笑うことはないぞ。たまにはこういうのもいいな。 ___________________________________ ●毎日新聞夕刊・ワープロ、パソコン批判 [2000年05月11日(木)] 今日の毎日新聞の夕刊『今週の「意義あり!」』というコーナーで、書家の石 川九陽さんという方がワープロ、パソコン批判を繰り広げていました。 記事はインタビュー形式。その内容はワープロ、パソコンで字を書くことをや め、自分の手で書くことが現代人には必要、というものです。おっしゃってい ることは至極もっともだし、共感も覚えるのですが、如何せんご本人はワープ ロ、パソコンの類いには触ったこともないそうで、そこにちょっと、うさん臭 さを感じてしまいました。 こういう、文明批判というか、先端技術やバーチャルなものへの批判というも のは、それを体験したり、使ったことがある人が言っていて、自分でも共感で きれば素直に受け入れられるのですが、触ったこともない人に言われると、た とえ共感するところがあったとしても、素直に受け入れられないものです。そ して、そういう人に限って断定的で、体験したこともないのに、それは○○だ からダメだ、というような言い方をするのです。その○○というところには本 人の体験がともなっていなくて、伝聞や一般論だったりするのです。 この石川さんの記事のなかでも、「若い人の家庭にいくと、ホテルの部屋のよ うにガランとしていて、パソコンが主人然と置かれている。(中略)ああいう のに耐えられる神経がわからん」という部分がありますが、これは別にパソコ ンが悪い訳ではなく、その人のインテリアの感覚の問題でしょう。そんな殺風 景な部屋は私だって嫌。パソコンを使っている人がみんなそんな部屋に住んで いたら、それこそ恐い。 そしてワープロ、パソコンは木の机には似合わない、ともおっしゃっているの ですが、私の Macは木の机の上に堂々と鎮座しており、それなりにインテリア に溶け込んでおります(自分で思ってるだけかな)。まぁ、木目調のパソコン ができるのだって時間の問題でしょうし、こういう批判はパソコンやe-mailに 対する批判とは言えません。 それでも、この石川さんが学校教育での書道、習字の必要性を説いてるところ には共感します。確かに、子供時代からずっとパソコンやワープロを使ってい ては、文字の書き順などの基本的なことを習得できない。そして、大人にも文 字を書く、という行為は大切で、手紙の良さを再認識したり、文章を『打つ』 のではなく、『書く』ことによって得られるものも多いと思う。 ワープロ、パソコンを否定し、文字を『書く』ことを勧めるのなら、敢えて文 章を『打つ』ことを体験し、インターネットを体験し、e-mailを体験した上で、 それがどれほど不必要なものなのかを説いてもらいたい、と思ったのは私だけ でしょうか。 この記事のインタビュアーが「ワープロにさよならした井上ひさしさんが言っ てますよ。ワープロで打った文章は字面が当たり前でツルツルした文章になっ たってね。それにワープロの中には送り仮名なんかを決める技師がいるみたい でうっとうしいって。」と言っていますが、この井上ひさし氏の言葉のほうが、 なんとも説得力があるではないですか。触ったこともないのに共感している石 川氏はやっぱりちょっとうさん臭い。 ___________________________________ ●雨あめアメ [2000年05月13日(土)] 天気予報では、降る降ると言われていながらなかなか降らなかった雨。 今朝は降ってます。 雨の日ばかりじゃ憂鬱になりますが、ずっと降らないとちょっと不安になりま す。たまの雨はいいもんです。 今日は新宿に演劇を観に行きます。出かける予定のある時の雨はちょっと嫌で す。あんまりきれいな格好していっても濡れちゃうしね。服装も考えなくちゃ いけないし。ちょっと面倒。 ___________________________________ ●Cucina Milano Vol.2 『幸せな孤独な薔薇』 [2000年05月13日(土)] 観てきました。うきゃぁ〜。よかったぁ。楽しかったぁ。素敵〜。好き〜。っ てな訳で「台本付きパンフレット」(¥2000)なるものまで買ってしまいまし た。 こういう、英国風、ヨーロピアンな香りのするお話に弱いんですよね。衣装も かわゆいし。うふふ・・・。(気持ち悪い?) 『Cucina Milano』 というのは、元・惑星ピスタチオの平和堂ミラノこと、田 嶋ミラノさんが立ち上げたユニットで、メンバーはミラノさん一人。その他の 出演者じは公演ごとに集めるそうです。と、偉そうに言っていますが、私は 「惑星ピスタチオ」の公演を観に行ったことがないのです。で、観に行くこと のないまま、先日解散してしまいました。それにしても、劇団って、変な名前、 多いですね〜。「自転車キンクリート」とか、「ナイロン100°C」とか、名前 を聞いただけじゃ、いったいどんな劇をやっているのかさっぱりわかりません。 しかも、それって劇団なの?って聞かれてもおかしくありません。「演劇集団 キャラメルボックス」とかは「演劇集団」とついているだけ分かりやすいです。 さて、『幸せな孤独な薔薇』。バーネットという人が書いた児童文学「秘密の 花園」が下敷きになっているそうで、それだけでもなんか私好み。「秘密の花 園」は昔、読んだような、読まないような・・・。どんな話だかぼんやりとし かわからないんですけどね。 この舞台、淡々としているんですけど、なんかジーンと来ます。そして泣けま す。私は劇場では泣かないんですけど(なんか恥ずかしいから)、かなりウル ウルきてしまいました。周りからはズルズル鼻をすする音が・・・・。みんな 泣いてる!私もきっと、家でビデオで見てたら思いっきり泣いてただろうな。 悲劇ではないんです。大事件も起こりません。ただ、淡々と物語りは進んで、 主人公や、登場人物の気持ちがフッと心の中に伝染して、ウルっときてしまう。 そんな感じです。ああ、思い出すとウルウルしてきちゃう。こういうお話って 好きです。 ああ、ビデオになったら買ってしまうかも。今からお金ためとこ。 Cucina Milano のホームページ 『* Mercato Milano』 http://www.cucina-milano.com/ (茜音「日々のほのぼの」より抜粋) http://akane.pos.to/ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  発行■そふえのりこ(祖父江典子)     【茜音】     【アトリエの屋上BBS】       「茜色通信」HP■登録、解除、変更はこちらから。    「茜色通信」は、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して  発行しています。    【いるマガ】っていうメールマガジンもやってます("o")/~~~    Copyright(C) 2000 Sofue Noriko  発行者の許可なく転載することを禁じます。 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛