チワワの小太郎
 
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チワワの小太郎★去勢手術と初詣とブルドッグ顔 [2004年01月24日(土)]

チワワの小太郎は新年早々に去勢手術をした。小太郎はもともと、睾丸がお腹の中に入ってしまっているという先天的な異常があった。犬のことをよく知らないから、家族では犬はこんなもんなのかなぁと思っていたんだけど、やっぱり男の子なのにタマタマが無いというのはおかしかったらしい。小太郎はお尻のほうがツルンとしてるのだった。余計な物がなくてすっきりしてるかも。

子犬のときはお腹の中にある睾丸が、本来は成長過程でだんだん下の方(お尻のほう)に降りてきて大きくなると外にぶら下がるらしいんだけど、それがお腹の中に留まったままになっちゃう子がときどきいるらしい。手術後の説明では、小太郎は片方は途中まで、もう片方は完全に上の方に留まったままだったらしい。そのせいか、傷口が長い。

睾丸がお腹になかにあると、生殖能力はほとんどないらしいのだけど、本来涼しいところにあるはずのものがお腹の中の体温で暖まってしまって、癌などの病気になりやすくなってしまう。そんな理由もあって、去勢手術することにした。ついでに、抜けなくて二枚歯になってしまっていた乳歯も抜いてもらった。歯もお腹もすっきりだ。

手術は一泊二日。手術日の朝に病院に預けて、午後手術。次の日の朝にお迎えに行った。前日の夜中から絶食なので、朝は「ごはん、ごはん」と言う小太郎がちょっと可哀想だった。小太郎は外泊が初めて。家族一同で心配したけれど、実際は、私たち人間のほうが小太郎がいなくてとっても寂しい思いをしたのだった。小太郎はたぶん、動物病院で麻酔で眠ってたんだろうなぁ。

傷は痛々しかったけれど、それほど痛がりもせず、二日目くらいにはもう飛び回って遊んでいた。でもいつもよりは元気がなかったけれど。

普通は抜糸しなくてもいい糸で縫うらしいのだけど、小太郎は場所が変なところだったらしく、抜糸しなきゃいけない糸で傷口を縫ってあった。10日後くらいに病院に行ったのだけど、まだ完全に傷がふさがってなくて、「また10日後くらいに来てください」とのこと。黒い糸だったので、縫い合わされた傷口がなんだかブラック・ジャックの傷みたい。ちょっとかっこいい。(photo album)

それはともかく、今日、念願の抜糸。糸が傷口に埋まっちゃってたので、ちょっぴり血が出てしまったけれど、これでひと安心。一年に一度の予防接種もしてもらったのだけど、意外に高くてちょっと焦ってしまった。普段の診療がかなり良心的な値段なので、あんまりお金持って行ってなかったのだ。来年は気を付けよう。(photo album)

手術後はあんまりお散歩に行かなかったので、ちょっと欲求不満気味の小太郎。やっとお散歩解禁になった。でも。お散歩に出かけるまでは大騒ぎなのに、外に出ると寒いのでさっさと家に引き返す。そして家の中で大暴れするのだった。なんだ結局、家の中で暴れるんじゃん。

手術してから一週間くらいした頃に、両親と私と小太郎で初詣に行った。去年は小太郎がまだ赤ちゃんだったので、家でお留守番させてたんだけど、今年は一緒に行ける。と思ったら手術したから地面は歩かせられないのだった。それで父がずっと抱いていた。すれ違い様に道行く人に「かわいいー」と言われるのが嬉しいらしい。

小太郎は暖かいので、寒いときは抱っこしているとカイロ代わりになっていいかも。ちょっと重たいカイロだけど。(photo album)

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と、ここまで書いたところで一大事発生!

なんと小太郎の顔がごつごつにーーー。ひーー。ブルドッグみたいー。

さっきのワクチン注射が原因かも。注射のあとに顔が浮腫んだりすることがあるって書いてあったけど、ほんとにあるんだぁ。っていうかなんでうちの犬がぁ!?

すぐに動物病院に急行。命に別条ないとのことでとりあえずホッした。すごくたくさん待っている患者さんがいたけれど、行く前に電話しておいたせいか、すぐに診てくれた。追加で注射。これで一時間以内にはもとに戻るとのこと。

こういう子はそれほど珍しくないそうで、今後はワクチン注射の前に予防の注射をすれば大丈夫だそう。犬のワクチンってそんなに強い作用があるもんなのか。なんかちょっと怖いと思ったのだった。(photo album)

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