チワワの小太郎
 
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●チワワの小太郎★ケーキとメダカと洋服 [2003年07月23日(水)]

小太郎(♂)は10ヶ月になった。そろそろ一才の誕生日(9月8日)も近付いて来て、今年は家族の誕生日が一日増えたと母と盛り上がった。なぜなら、誕生日にはケーキがつきものだから。ケーキを食べる日が一日増えたということなのだった。小太郎はケーキ食べられない。テレビで犬用のケーキを販売している店が紹介されていて、出演していた犬がバクバク食べていたけど、あれっておいしいのかなぁ。人間にとってはあまりおいしくないらしい。

小太郎の餌はドライタイプのドッグフードなのだけど、堅いのが食べられなかったので、ずっとお水を少しかけてあげていた。少しずつ少しずつ水を減らしていったら、やっと堅いままの餌を食べられるようになった。もしかしたらずっとこのまま湿った餌をあげることになるのかと思っていたので、ちょっと嬉しい。歯垢が溜まるのを防ぐためにもドライタイプのフードがいいらしい。しかし、相変わらず歯磨きは嫌がる。そのうち慣れるかもしれないけれど、なんだか面倒なこともあって、飼い主もさぼり気味だったりする。ガムをいっぱい噛んでいるからいっかなぁ…なんて。

ところで、最近、父が知人からメダカをもらってきて、繁殖させている(商売ではない)。メダカは昔はいっぱいいたけれど、今は絶滅が危惧されている。地元と言ってもいい小田原には童謡『めだかの学校』のモデルになった場所がある。メダカも小田原に固有の種がいるらしい。もらってきたメダカもそれかもしれない。玄関にはメダカの水槽がたくさん並んでしまった。どんどん卵が還っている。父は「増えたらもとの川に戻してメダカの学校を作るんだ」と意気込んでいる。

小太郎は私のペット(家族の、だけど、世話係は私)。メダカは父のペットだ。だから、世話は父がする。父が「メダカの子にゆで卵の黄身をあげるからゆで卵作って」なんて言っても、母と私は「えー、お父さんのペットなんだからお父さんが自分で作りなよ」と冷たくあしらうのだった。そして、「水が汚れるよー」という母と私の理論に押されて、結局、卵の黄身は諦めたらしい。メダカのエサというのがホームセンターなんかで売っているのだから、それをあげてればいいと思う。(卵の黄身は昔からうちにある図鑑で調べたらしい。)

さて、世間はもうすぐ梅雨明けか、という状況。最近は暑い日もあるけれど、小太郎は毎日洋服を着ている。正確には着せているのだけど。

夏は洋服は着せなくてもいいかなぁと思いつつ、なんだかもう着ているのが当たり前で、着ていないと裸ん坊みたいで変なので薄いものを着せている。一度、すごく暑い日に父が「見ているだけで暑い」と言って脱がせてしまったのだけど、やっぱりなんだか素っ裸になってしまった小太郎はちょっと寒々しかった。

小太郎は洋服を着るのを嫌がらない。着ていても着ていなくてもどっちでもいいみたい。小太郎は、自分を人間だと思っているか、人間を犬だと思っているかどっちかだと思う。だから人と一緒で洋服を着ているのが当たり前だと思っているのかもしれない。

洋服を着せているメリットというのもある。ひとつは抜け毛が落ちにくいこと。毎日ブラッシングもしているので、うちの中の毛は気にならない。もうひとつはお散歩に行って汚れたり濡れたりしても洋服を着替えれば済むのがいい。最近は雨が多いので、地面がぬかるんでいて足がドロドロになるのだけど、お腹とかは洋服が汚れるだけで、身体はきれい。

それから、最近気付いたのは、裸だと毛がすべって抱きにくいということ。洋服を着ていると抱き上げても落としにくい。小さい犬なので、抱き上げることが多いのだけど、裸だとちょっと暴れるとツルリとすべって落としそうになってしまうのだ。

小太郎は相当暑い日でも座ってる人間のヒザによじ登ってくる。そして居心地がいいとそこで丸くなって眠ってしまうのだった。人間がソファでうたた寝などしようものなら、走ってやってきてぴったりくっついて一緒に寝ている。ときにはお腹の上で寝ていることもあって、そういうときは重くてちょっぴり悪夢にうなされる。そんななので、小太郎は暑いのをなんとも思っていないらしい。それどころか、ちょっと冷房を強くしたら、肌がけの下に潜って暖をとっていたと母が言っていた。

だから、小太郎にはペット用のクールマットはいらないようだ。この分では真夏でも平気そう。相変わらずふわふわのものが好きで、畳んだ夏用布団の上がお気に入り。暑くないのかと思うんだけど、重みでずっぽり沈んでしまうのが心地いいらしく、人がいない時はずっとそこで寝ているのだった。

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