キューティ・ブロンド〈特別編〉リーズ・ウィザースプーン(アーティスト)
、ロバート・ルケティック(監督)
、ルーク・ウィルソン(出演・声の出演)
、セルマ・ブレア(出演・声の出演)
、マシュー・デイヴィス(出演・声の出演)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
¥ 2,090 [DVD] ISBN:4988142129529 / ASIN:B00008ILLM |
見かけは頭が弱そう(実はそうでもない)な金髪ボインの女の子が一念発起して、弁護士を目指すというストーリー。この主人公って、もともとお金持ちで、親のお金で寮に入ってかなり贅沢で好きなことをやってるのよね。貧乏で恵まれないところからのし上がるって感じのサクセスストーリーとはちょっと違う。
お金持ちでも嫌味がないのは、自分がお金持ちだってことをあまり意識してないから。本当のお金持ちってのはこうなのだ。でもただのお金持ちのバカ娘って感じじゃなくて、パーティーだったりおしゃれだったり、好きなことには積極的で、学校(ファッション系)の成績だってオールA。友だちからも信頼も厚い。恋愛だって超真面目で、真剣に結婚するつもりだった男の子に振られてしまって落ち込んでるところなんてかわいい。
振られた理由はどうやらブロンドの髪や巨乳の見た目で軽そうに思われたこと。で、後からなんだか真面目で堅そうな高校時代からつきあってる彼女なんてのが登場するんだから、男の方は最初から完全に遊びだったって訳。ひどい話だ。だけど、その彼を追って一大決心して自力でロースクールに入ってしまう。見た目が可愛い子が、見た目だけで判断されたくなくて一生懸命努力する。可愛くて、性格もよくて、頭もいい子って実際にいるけれど、そういう子はこういう風に製造されるんだ、と妙に納得。
ロースクールに入ってからもなんだかんだで勉強したりして、自分の得意分野のファッションの知識も生かされて裁判でも勝利。もっといい男もゲットして自分の力で未来を開いちゃう。すごくポジティブな映画。ちょっと出来過ぎ、ご都合主義なところもあるけど、許せる。
主人公のペットのチワワはストーリーにはあまり関係なくて、ときどき登場するだけだけど、なごみ系マスコット的。いろんな服を着せられててかわいいのだ。最後はなぜか全身ピンクで決めた主人公と一緒に法廷にまで連れて来られて、一緒にハッピーエンド。