チワワの小太郎
 
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●チワワの小太郎★お散歩デビュー [2003年02月10日(月)]

スムースチワワの小太郎ももう、生後5ヶ月。三回目の予防接種がやっと終わって、ついにお散歩デビューの日がやってきた。

体重は1.8Kgに増えた。獣医さんによると、まだ乳歯がたくさん残っているので、もう少し成長するらしい。犬は、犬歯が永久歯になると、骨格の成長が止まるんだそうだ。小太郎はまだ堅い餌が噛めないので、お湯でふやかして与えているくらいだから、歯はまだ子供なのだ。

最近やっと、おやつのコロコロボウロ(犬用)をちょっとだけしゃくしゃく噛めるようになった。でも、一個丸まるは食べれないから、割ってからあげている。人間のお菓子のタマゴボウロと同じ大きさなんだけど、そのままあげると噛めなくて、何度も口に入れたり出したり遊んだりして柔らかくしてから飲み込む。ボウロ一個でそれだけ楽しめるとはなんて安上がり。毎日、おやつにあげているのに、なかなか減らない。湿気てしまいそうだけど、人間が食べるのもなんだしなぁ・・・。

さて、待ちに待った、初めてのお散歩の日がやってきた。なにしろものすごく弱っぴぃなので(父によく"ヘボ"と呼ばれている)、外に出ても歩いてくれるか心配だった。弱っぴぃだけど、部屋の中では大暴れ。でも知らないところに行くとブルブル震えちゃうのだ。

しばらく前から、抱いて近所の公園に連れて行っていたので、外の空気には慣れている。車が恐い(小太郎は車の音が恐いらしい)ので、公園までは抱いて行くことにした。

近所の公園は、公園と言ってもほとんど原っぱのような場所で、天然のドッグランという感じ。犬の散歩にもってこいで、近所の犬はよくここにやってくる。大きい犬だったらフリスビーなんかもできちゃいそう。しかし、山も近いから(田舎だぁ)、引き綱を放したら山に入ったきり戻ってこない、なんてこともなくはないかも。それは悲しい。しかも野犬化したら面倒だ。

小太郎は小さくて、たぶん自力では生きていけないだろうから、きっと放してもすぐに寄って来そう。広場で、土の上に立たせたら意外と平気で、草の臭いとか土の臭いとかをクンクン嗅ぎまわっていた。引き綱を引きながら歩くとテコテコと後ろからついてくる。かわいいぞ。でもなぜかちょっと歩くと止まって、こっちを見ながら足を踏ん張っている。声を掛けるとまたテコテコと歩き始める。それの繰り返し。ひょっとして、ダッコして欲しいのか? でも甘やかしてはいかん、と思い、しばらく歩き回ってから家路についた。コンクリの道路はダッコして帰った。

二日目は広場で引き綱を放してみた。予想どおり、ちょっと離れると必死で走って寄って来る。最初はちょっと涙目だったけど(笑)、だんだん慣れて来て、呼ぶとぴょんぴょん走って来る。ゆっくり歩くと後からちゃんとついて来る。置いていかれたら困るもんね(by小太郎)。

そんなこんなして遊んでいたら、女の子二人とお母さんの三人連れが子犬を連れてやってきた。どうやら近所の人らしい。初の犬友達! 聞くと、この家族もこの日がお散歩デビューだそう。でもあちらは運動量が半端じゃないとウワサのジャック・ラッセル・テリア。三ヶ月なのに小太郎よりちょっと大きい。さっきまで子供達とおおはしゃぎで遊んでいたらしい。さすが。

小太郎はというと、知らない犬&知らない人にビクビク。抱き上げようとしたら恐怖からかキャンキャン鳴く始末。わたしが話しているあいだもプルプルふるえていた。ほんとに弱っぴぃなのだった。

最近の父と母。母は引き綱やらなにやらいろいろ買い込む私に「まったく小さい癖にお金がかかるねぇ」と文句を言いつつ、「寒そうだから」とまた一着新しい服を買った。今まで持ってるのの、色違いだったので、もうちょっとおしゃれなのを買おうよと言ったら「これがあったかくていい」のだそうだ。

小太郎を「チビ(またはチビスケ)」と呼んでいた父は、ちゃんと「小太郎」と呼んでくれるようになった。バリエーションとしては「こたっぺ」「こた」「こたくん」「こたちゃん」「へぼ」などがある。たまに間違えて弟の名前で小太郎を呼ぶ。これは母も私もたまに間違える。どうやら、弟のポジションと犬のポジションは似ているらしい。ごめんよ、弟。

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