□□□□□□□□□□□  茜色通信 Vol.0121   □□□□□□□□□□□ 2012/10/31 Wed.---Since2000/01/26  前号の発行部数120 =>>登録・解除・変更・バックナンバーはこちらから http://akaneiro.com/common/f/akaneiro.htm  「茜色通信」の読者登録をしていただきありがとうございます。  私のサイトの更新情報と日記(日々のほのぼの)のダイジェスト版を  お届けします。    相変わらず記事が古くてすみません。最新の記事はサイトのほうで更  新しています。よろしければご覧ください。  ■日々のほのぼの   http://blog.akaneiro.com/  ちょぼちょぼと本は読んでいるもののレビューが書けていない状況。  読み終わってレビュー待ちの本が積み上がってしまってます。早く書  かないと内容忘れてしまいそうです(すでに怪しい…)。  今年は真夏の写真展を開催しました。本当は開催前にお知らせしな  きゃいけなかったのですが例によってバタバタとしていて事後報告。  さと疲れでバテバテしていました。しかし暑い中多くの方にお越し頂  き感謝しています。ありがとうございました。  ■三写三様展 公式ブログ   http://3sya3yo.blogspot.jp/  ■展示した写真はflickrでも公開しています。   http://www.flickr.com/photos/noriko_v/sets/72157630741609922/   http://www.flickr.com/photos/noriko_v/sets/72157630741695594/ ────────────────────────────────────  ◎毎日更新中! チワワの小太郎のこと、デジモノのこと、本のことetc... 「へにょへにょ日記」 http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/ ◎気まぐれ写真ブログ「さぼてん日記。」 http://ameblo.jp/fuwafura/ ◎クラフト・ラッピング素材「いちごのしっぽ」 http://sippostore.com/ ◎茜音-AKANE- Facebookページ http://www.facebook.com/akaneiro ◎Twitter(日々のつぶやき) http://twitter.com/noriko_v ◎Twitter(ブログなどの更新情報信) http://twitter.com/henyo2 ◎Google+ http://gplus.to/norikov ──────────────────────────────────── ━━PR━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 楽天トラベル http://hb.afl.rakuten.co.jp/hsc/0a708f00.8fbf7e57.0a708f01.fc30a6d7/ 家族旅行も出張もペットホテルもみ〜んなおまかせ! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ _/Contents_/ ──────────────────────────────────── ■チワワの小太郎 チワワ星通信 -- 今日のほのぼの -- ●愛すべき登場人物たち◆『猫を抱いて象と泳ぐ』 [2011/08/06] ●賞に悶々◆「苦役列車」 [2011/08/07] ●難病患者も生きている◆『困ってるひと』[2011/08/28] ●歌人・河野裕子さんのあたたかい遺作集◆『蝉声』 [2011/09/12] ●マッチ箱の少女とコビトカバ◆『ミーナの行進』 [2011/09/21] ●激しい愛と芸術◆『GOLD〜カミーユとロダン〜』[2011/12/19] ●少しずつバージョンアップ◆劇団四季『オペラ座の怪人』 [2012/01/25] ●楽しくてせつない◆演劇集団キャラメルボックス『トリツカレ男』                               [2012/02/22] --サイト更新情報-- ★茜音 【ギャラリーと日記】 ★ぱんだ雑貨店 【壁紙とWEB素材】 ──────────────────────────────────── ※記事中の書名の下にあるURLは、Amazonの詳細ページへのリンクです。  Amazonの詳細ページではその本の値段、サイズ、出版年、書評などを見られ  ます。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━            **◆*◆* チワワの小太郎 チワワ星通信 *◆*◆**       ──────────────────────────────────── 自宅のリフォーム工事が始まったので、昼間だけ仮滞在用のアパートにいるこ とが多くなりました。工事の音は平気みたいですが、人の出入りが多いとワン ワン吠えています。敵の侵入を許さないという警備員根性でしょうか。おうち をきれいにしてくれる人たちなんだから吠えちゃダメです。 ■へにょへにょ日記■(小太郎の日常はこちら) http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             ◆ 今日のほのぼの ◆ ──────────────────────────────────── こちらに掲載している記事は『日々のほのぼの』ダイジェスト版です。 『日々のほのぼの』はこちら http://blog.akaneiro.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●愛すべき登場人物たち◆『猫を抱いて象と泳ぐ』 [2011/08/06] ──────────────────────────────────── 『猫を抱いて象と泳ぐ』小川洋子/著(文春文庫/文藝春秋) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4167557037/akane-22/ ──────────────────────────────────── チェス盤の下に潜り込むために成長しないリトル・アリョーヒン、バスに住ん でいる太ったマスター、マスターの愛猫のポーン、壁の隙間に閉じ込められた 少女ミイラ、ミイラの肩にとまった白い鳩、デパートの屋上から降りられなく なってしまった象、家具職人の祖父と弟、孫の幸せを願う祖母、老人施設の総 婦長さん、チェスを愛する老婆令嬢…。 相変わらず、小川洋子さんの小説に登場する人たちはみんな優しくて愛しい存 在である。最初から最後までそのイメージを崩さず、みんな慎ましく自分の役 割を全うする。何人もの登場人物が死ぬというのに、その死さえもその人らし く物語の中に組み込まれて一つの音楽を奏でているように調和を乱さず、フィ ナーレに向かって流れてゆく。 残酷なのに美しくやさしい物語。チェスというモチーフが、あたかも劇中劇の ようで、物語の中でいくつもの別の物語が展開しているようでもあった。 そして読後に改めてタイトルを読み返すと、短い言葉でこの小説をなんてよく 表したタイトルなんだろうと感嘆してしまった。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●賞に悶々◆「苦役列車」 [2011/08/07] ──────────────────────────────────── 『苦役列車』西村 賢太/著(新潮社) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4103032324/akane-22/ ──────────────────────────────────── 表題の「苦役列車」は第144回芥川賞受賞作。先に新聞等でレビューをいくつ も読んでいたので、読後感もほとんど違和感なし。社会の底辺で生きる主人公 を描きながらユーモアがあり明るさが感じられる、云々。どこかで読んだよう な感想文しか書けなそうだ。 むしろ同時収録されている「落ちぶれて袖に涙のふりかかる」を興味深く読ん だ。どちらも私小説のカテゴリーなのだろうが、「落ちぶれて…」は今現在の 話。中卒であるということにコンプレックスを抱き、賞などというものに拘る のは「名声欲にかつえた乞食根性丸出しの下賤の者には違いない」などと分析 し、悶々とする。しかし賞は欲しい。 芥川賞を受賞して時の人となった著者はいったい今、どんな心持ちなのだろう と思いつつ読んでしまう。この人の文章は、とても丁寧で繊細。ひとつひとつ の言葉がすべて意味のあるもので、ぴたっとそこに収まっている感じがする。 だから読んでいて気持ちがいい。内容はともかく。あるべきところにあるべき 言葉がある、という感じなのだな。ライトノベルなどよりこういう小説のほう が好き。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●難病患者も生きている◆『困ってるひと』[2011/08/28] ──────────────────────────────────── 『困ってるひと』大野 更紗/著(ポプラ社) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4591124762/akane-22/ ──────────────────────────────────── ビルマの難民支援に奔走していた25歳女子がナゾの病にかかり、複雑怪奇な社 会保障制度に翻弄されつつたくましく生きていく決意を胸にジタバタするエッ セイ。…という説明で合っているのかどうか。ネットで連載されたものの書籍 化で、今話題になっているらしい。 診断まで一年かかったというその病名は「筋膜炎脂肪織炎症候群」と「皮膚筋 炎」。皮膚筋炎は私の持病と同じ疾患。私の場合は皮膚の症状がないので病名 が「多発性筋炎」となっている。筋炎はリウマチなどと同じ、自己免疫系の疾 患で、膠原病の一種。通常は自分自身を攻撃しないはずの免疫システムがおか しくなって、筋肉が(自分自身を攻撃して)炎症をおこす、というやっかいな 病気。厚労省の「難病」に指定されているので治療費などの補助がある。 私の場合は約10年前、27歳で発症した当初から、ステロイド剤(副腎皮質ホル モン)の服用のみで治療。最大で30mg/日、一番減っていたときで7mg/日。本 にも書いてあるけれど、ステロイドは「魔法の薬」。それまで痛くて怠くて動 けなかったのに、飲んだ翌日くらいからは身体が軽くなって、筋炎の症状はど んどん治まっていった。すごい。と思うのだけど、本当の戦いはそこからで、 数ヶ月、一年、二年と飲み続ける間、むくみ、不眠、食欲増進、体重増加、脂 肪沈着、ムーンフェイス(満月様顔貌)、多毛、耳鳴り、などなど、重いモノ から軽いモノまで多種多様な副作用とお付き合いしなければいけない。 医師は、筋炎本来の症状が抑えられて、糖尿病などの重篤な副作用がなければ それでよし、とする人が多い気がする。つまり、副作用で多少日常生活に影響 があろうと、フルタイムで仕事ができなかろうと、顔が真ん丸で体重も増えて 外出したり人に会ったりするのに躊躇してしまおうと、「生きて」るんだから それでいいじゃない、という考え方。 医師が一生懸命なのはわかるのだけど、これは少なからず患者を傷つける。き っともっとひどい人を診ているのだろうなとは思うんだけど、「検査結果はい いですね」「痛みはないですね」「もうちょっとこのままの(薬の)量でいき ましょう」などと言われると、いや全然よくないです、という気分になるのだ。 『百万回の「よくなってます」より、一回の「よくやってます」』のが嬉しい と、更紗ちゃんも書いている。副作用がどうしようもないことはわかっている し、別の薬を増やしたくもないので、医師になにもできないことはわかってい るんだけど、せめて「大変だけどがんばろうね」とねぎらいの言葉をかけても らえれば、「よしもう少しがんばってみよう」という気にもなる。または日常 生活で何がつらいのか、聞いてもらえるだけでも違う。 医学的には関係ない話でも、「友達と頻繁に会えないのがつらい」とか「太っ ちゃって洋服代がかさむ」とかそんなことでも聞いてもらえれば多少は治療に 前向きになれるのに、と思うこともある。ステロイドの副作用で鬱というのが あるけれど、これって薬のせいだけじゃなくて病気と共存する生活でのつらさ の影響もあるんじゃないかと思う。自分の症状を他人にわかってもらえない。 わかってもらえないということをわかるまでに時間がかかるのだ。更紗ちゃん も最後にはその境地に達したようだけど。 医師が患者の精神面までぜんぶ面倒を見るというのは現実的じゃないと思う。 すべてを引き受けていたら、医師が診られる患者の数は限られてしまう。だか ら、(癌なども含めて)長期的に治療しなければならないような疾患の場合は、 身体的な症状を治療する医師と、カウンセリング担当をチームにして患者さん の精神面も含めてケアしてくれれば治療効果も上がるのではないか思う。私の 場合は、漢方や鍼灸などに通うことで、西洋医学の担当医とは違う意見を聞け たり、生活面の苦労を聞いてもらったりしてなんとかバランスを保ちながら病 気と共存している。 この本の著者の病状は私よりもかなり、かなり大変そうなのだけど、毎週末外 出許可をとってお引っ越しを強硬したり、ひとり暮らしを選んだり、自分で自 分を追い詰めている面もあるんだろうなという気もする。都会でのひとりでの 入院生活、大変そう。田舎の両親の近くの病院や実家でゆっくり過ごしたほう がいいんじゃないか、とも思ってしまう。ほんとうに、病院で生活するのと、 自宅で生活するのでは日常生活にかけるエネルギーが100倍くらい違う。だか らひとり暮らしなんて非現実的で、できるなら家族と同居して家事負担を減ら しながら静養するというのが理想。しかし、更紗ちゃんは、家族じゃなくて、 社会制度を頼って自立。複雑怪奇なそのシステムのおかしさを世に問うている のである。それはそれで世のため人のためになってるけども(本もベストセ ラーになっているし)、病気を治す、という意味から考えると、その生き方で よいのかどうか、考えてしまうのであった。 医療制度から考えれば、難病の人も地方できちんと診察、治療が受けられるよ うなシステムが必要だろうし、東京でしか治療ができないならば、介護する家 族も滞在できるような補助も必要だと思う。 家族のいない難病患者が自立して生きていけるような社会にすることはもちろ ん大切。健康な人と同じようには働けないけれど、できる範囲で仕事もできた ら、補助を受けるばかりではなく、社会に貢献して納税者にもなれる。生きる 意欲も湧く。 難病患者なんて、社会のマイノリティなんだろうけども、こんな人たちもいる ということを世に知らしめた著者には敬意を表したいと思う。がんばれ更紗 ちゃん。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●歌人・河野裕子さんのあたたかい遺作集◆『蝉声』 [2011/09/12] ──────────────────────────────────── 『蝉声』河野裕子/著(塔21世紀叢書/青磁社) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4861981778/akane-22/ ──────────────────────────────────── 病床で死の前日まで歌を作り続けた歌人、河野裕子さんの遺作集。苦しい闘病 生活をうかがわせる歌も多いのだけど、家族への思いや自然へのやさしいまな ざしを感じる歌が多くてあたたかい気持ちになる。 抗がん剤の影響で食べ物が食べられなくなって、痩せていき、腹水が溜まって お腹は膨らむ。食べ物や食べることに関する歌が多いのは、「食」が「生」に 直結しているということなんだろう。最後まで、美味しく、食べられること、 それが生きる喜びに繋がると思う。点滴だけで、生きながらえることはできる けれど、生きている実感は半減してしまうのではないか。 先日亡くなった私の叔母も癌で、最後はほとんど食べられなかった。叔母は河 野さんのような表現手段を持たないし、言葉もつたなくて、闘病生活の苦しさ をうまく私たちに表現できなかったし、私たちも理解できなかった苦しさがあ った。同じ癌で、最後はホスピスに入った河野さんと叔母の病状に共通すると ころがあって、河野さんの作品を読んで、叔母もきっとこんな気持ちだったの かなと思うところが多かった。 まだ生きたい、という生への執着。食べたいけど食べられないというもどかし さ。行きたいところに行けない悲しみ。やりたいことがやれない焦り。残して ゆく家族への思い。 たくさんの感情がないまぜになって、揺れ動いて、病を受け入れたり、受け入 れきれなかったり。 叔母の愛犬は叔母が亡くなる少し前に亡くなったのだが、河野さんの愛猫も河 野さんより少し前に天に召された。そんなところまで似ている。きっと、かわ いがっていた動物たちが彼女たちを迎えてくれたはず。そう思うと少しだけ安 心する。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●マッチ箱の少女とコビトカバ◆『ミーナの行進』 [2011/09/21] ──────────────────────────────────── 『ミーナの行進』小川 洋子/著(中公文庫/中央公論新社) http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4122051584/akane-22/ ──────────────────────────────────── コビトカバ、マッチ箱、洋館、病弱な少女、ドイツからやってきた老婦人…。 小川洋子さんの世界には魅力的なキーワードがいっぱい。マッチ箱の絵柄から 物語を紡ぎ出す少女ミーナ。きっと、小川さんもキーワードから物語を紡ぎ出 しているのだろうなと思った。 ミュンヘンオリンピックの年。ちょっと懐かしい日本を舞台にしているのだけ ど、時代を感じさせつつ、少女の心に共通する普遍的ななにか、時代に左右さ れない瑞々しい驚き、感動、ちょっとした挫折、小さな恋心を描いていて、時 代が懐かしいのと同時に少女だった頃の自分を懐かしむような作品だった。 コビトカバに乗って通学するなんてありえないと、大人なら思うのだろうけど、 子どもにとっては大人の常識は驚きに値するものも多いのだから、コビトカバ で通学することだって大人の世界では常識なのかもしれない、と納得してしま うのかも。少女と大人の間のトモコはミーナの家族の常識を、驚きながらも受 け入れて、その世界に入り込み、満喫している。なんて羨ましい。 平凡な日常から不思議の国に迷い込んだアリスのよう。外の世界では非常識な ことも、その世界では常識で、そこの住民たちはそれを享受して、楽しく暮ら している。ドイツからお嫁に来たおばあさんの家族の悲しい物語も、ミーナの 淡い恋も、過去にあった動物園の名残も、その世界になくてはならないもの。 ひとつが欠けても世界が成り立たないものなのだろうな。そしてその世界に迷 い込んだトモコも、その世界の重要な要素のひとつなんだろうな。 なんだか、物語全体が、ミーナがマッチ箱の絵柄から想像して細かい字で箱に 書いた物語のような気がしてきたのであった。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●激しい愛と芸術◆『GOLD〜カミーユとロダン〜』[2011/12/19] ──────────────────────────────────── 『GOLD〜カミーユとロダン〜』 2012年12月8日-28日 シアタークリエ  作曲/フランク・ワイルドホーン 脚本・作詞/ナン・ナイトン 上演台本・ 演出/白井晃 訳詞/森雪之丞 出演/新妻聖子、石丸幹二、伊礼彼方、根岸 季衣、西岡徳馬ほか ──────────────────────────────────── ロダンもカミーユも好きなのだけど、この二人のエピソードを詳しくは知らな かった。芸術家同士というのは我が強いのであまりうまくいかないと思うのだ けど、この二人もそう。しかも師匠と弟子という関係では、穏やかで幸せな生 活は望めないと思う。 ミュージカルなのだけど、芝居部分も多くてシリアスな大人っぽい舞台だった。 二人の彫刻作品が並ぶ舞台セットが圧巻。 一公演ごとに、激しい恋の始まりから破滅までを繰り返すなんて、ものすごい 体力と精神力が必要そう。役者さんというのはハードな職業だなぁと、妙なと ころに感心してしまったのだった。 『GOLD〜カミーユとロダン〜』公式サイトSTORY http://www.tohostage.com/gold/story.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●少しずつバージョンアップ◆劇団四季『オペラ座の怪人』 [2012/01/25] ──────────────────────────────────── 劇団四季『オペラ座の怪人』 電通四季劇場 海 作曲/アンドリュー・ロイ ド=ウェバー 作詞/チャールズ・ハート 追補詞/リチャード・スティル ゴー 台本/リチャード・スティルゴー、アンドリュー・ロイド=ウェバー (ガストン・ルルーの小説「オペラ座の怪人」による) 日本語台本/浅利慶 太 翻訳/安東伸介 出演/高井治、鈴木涼太、高木美果、種子島美樹、松田 末莉亜、横山幸江、増田守人、平良交一、半場俊一郎、林和男、斎藤謙、佐藤 圭一ほか ──────────────────────────────────── 何度観たか忘れたけれど、何度観ても楽しめる作品。しかし、そろそろ高井治 さん以外のファントムも観たいなぁ。 衣装が少し変わったようで、クリスティーナのドレスもかわいいデザインにな っていた。前よりだいぶいい。同じようでいて、少しずつ変わってゆくのが、 舞台のいいところかもしれない。キャストも変わるので、しばらくするとまた 観たくなるのだった。 ■劇団四季 http://www.shiki.jp ■ミュージカル「オペラ座の怪人」 http://www.shiki.jp/applause/operaza/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●楽しくてせつない◆演劇集団キャラメルボックス『トリツカレ男』                               [2012/02/22] ──────────────────────────────────── 演劇集団キャラメルボックス『トリツカレ男』 2012年2月16日-29日  赤坂ACTシアター 原作/いしいしんじ「トリツカレ男」(新潮文庫刊)  脚本・演出/成井豊 出演/畑中智行、星野真里、金子貴俊、西川浩幸、坂口 理恵、岡田さつき、三浦剛、筒井俊作、佐東広之、阿部丈二、渡邊安理、小多 田直樹、鍛治本大樹、林貴子、原田樹里、小笠原利弥、市川草太、小林春世、 笹川亜矢奈、鈴木秀明 ──────────────────────────────────── 客演に星野真里さん、金子貴俊さんを迎えて華やかで楽しい舞台だった。初演 を観ているけれど、ストーリーを忘れていて、楽しい中にも悲しいエピソード が入っていることに途中で気付いて、そういえばそうだった、と。初演は楽し い印象しか残っていなかった。 楽しくてせつないストーリー。せつなさがあるから、楽しさが際立つのかもし れない。 星野さんも金子さんもはまり役。劇団が、ぜひに、と出演をお願いしたのもよ くわかる。再再演するときにも出てもらいたいなぁ。 演劇集団キャラメルボックス http://www.caramelbox.com キャラメルボックス2012スプリングツアー「トリツカレ男」 http://www.caramelbox.com/stage/toritsukare2012/ ──────────────────────────────────── (茜音「日々のほのぼの」 http://blog.akaneiro.com/ より) ・・・・・・─・─・─・──・──・──→この続きも日々更新中です。 日記ブログ「へにょへにょ日記」は毎日更新中。。。 http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/ ──────────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             ◆ サイト更新情報 ◆              ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃茜音 【ギャラリーと日記】 ┃ http://akaneiro.com/ ┃----------------------------------------------------------------------  (2012/10/29) トップページのカレンダー更新しました。11月はバラです。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ぱんだ雑貨店 【壁紙とWEB素材】 ┃ http://sozai.akaneiro.com/ ┃----------------------------------------------------------------------  (2012/05/07) [壁紙-花・植物]桜、レンギョウ、コデマリ、シャスタデイジ         ーなど20点追加しました。  (2012/05/31) [壁紙-花・植物]バラ、新緑など15点追加しました。  (2012/06/28) [壁紙-花・植物]アジサイ、ラベンダー、キンケイギクなど13         点追加しました。  (2012/07/30) [壁紙-花・植物]日々草、稲、アジサイなど10点追加しました。  (2012/09/09) [壁紙-花・植物]ツユクサ、コスモス、稲など13点追加しまし         た。  (2012/10/08) [壁紙-花・植物]コスモス、キバナコスモスなど14点追加しま         した。  (2012/10/29) [壁紙-花・植物]バラ、イヌタデ、コセンダングサの壁紙14点         追加しました。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  発行■そふえのりこ(祖父江典子)     【茜音-AKANE-】     メールフォーム     Twitter(@noriko_v)     Twitter(@henyo2)  「茜色通信」Web site■登録・解除・変更・バックナンバーはこちらから      ■「茜色通信」は、以下のシステムを利用して無料で配信しています。  まぐまぐ  マガジンID:0000023568  melma!  マガジンID:m00073386  めろんぱん  マガジンID:004615  Copyright(C) 2003-2012 Sofue Noriko  発行者の許可なく転載することを禁じます。 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛