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茜色通信 Vol.0115
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2011/02/07 Mon.---Since2000/01/26
前号の発行部数91
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お届けします。
相変わらず記事が古くてすみません。最新の記事はサイトのほうで更
新しています。よろしければご覧ください。
■日々のほのぼの
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毎年恒例で今回12回目となるグループ展「怪作展」が明後日から始ま
ります。準備のために大わらわでしたが、なんとか間に合って無事に
作品を搬入できそうです。今回は油彩画と写真を出品。つたない作品
ですが、発表する場があるのは幸せなことです。
「怪作展」 2011年2月9日(水)-14日(月)
10:00-19:00(最終日は17:00まで)
ギャラリー新九郎(伊勢治書店3階/神奈川県小田原市)
■怪作展 http://kaisakuten.com/
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◎毎日更新中! チワワの小太郎のこと、デジモノのこと、本のことetc...
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_/Contents_/
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■チワワの小太郎 チワワ星通信
-- 今日のほのぼの --
●大劇場進出◆東宝ミュージカル『レベッカ』 [2010/04/13]
●初めての能楽◆観世会定期能「二人静」「安達原」 [2010/06/07]
● 元気をもらう◆『筆談ホステス』[2010/06/09]
●急がば回れ◆『朝イチでメールは読むな!』 [2010/06/10]
●こういう夫婦もいいもんだ◆『ゲゲゲの女房』 [2010/06/11]
●盛りだくさん◆演劇集団キャラメルボックス『また逢おうと竜馬は言った』
[2010/06/21]
●映画が気になる◆『告白』 [2010/06/30]
--サイト更新情報--
★茜音 【ギャラリーと日記】
★ぱんだ雑貨店 【壁紙とWEB素材】
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ます。
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**◆*◆* チワワの小太郎 チワワ星通信 *◆*◆**
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寒い冬が終わって、そろそろ花粉の季節。チワワの小太郎は抜け毛の季節。身
体を触られると嫌がるのであんまりちゃんとブラッシングできません。そして
ぶるぶるぶるっとすると毛が飛び、そこらじゅう毛だらけ。小さいクセに存在
感があるのでした。せめてもう少しブラッシングさせてください〜。
■へにょへにょ日記■(小太郎の日常はこちら)
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◆ 今日のほのぼの ◆
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こちらに掲載している記事は『日々のほのぼの』ダイジェスト版です。
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●大劇場進出◆東宝ミュージカル『レベッカ』 [2010/04/13]
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東宝ミュージカル『レベッカ』 2010年4年7日-5月24日 脚本・歌詞/ミヒャ
エル・クンツェ 音楽/シルヴェスター・リーヴァイ 原作/ダフネ・デュ・
モーリア 演出/山田和也 出演/山口祐一郎、大塚ちひろ、涼風真世(ダブ
ルキャスト・シルビア・グラブ)、寿ひずる、石川禅、吉野圭吾、tekkan、伊
東弘美、KENTARO、阿部裕ほか
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初演はシアタークリエで、小さな劇場だったけれど、今回は帝劇。メインの出
演者が少なくてサスペンス的なつくりなので、大劇場よりも小劇場のほうがよ
かったような気もする。演出の問題もあるかもしれないけれど。
死んだはずの前妻の影に怯える新妻の成長物語。自信のない頼りなさげな小娘
が最後には堂々とした貴婦人(?)になるところが好き。そして主演の大塚ち
ひろさんの歌声が好き。前回はいびり役のミセス・ダンヴァース(前妻の召使
い)が涼風真世さん。これは好みだろうけど、私は初演で見たシルビアのほう
がよかったなぁ。大劇場ってことで、知名度のある方がキャスティングされた
んだろうけど。
他のキャストもいつも見ているミュージカルに出演されているお馴染みの方々。
音楽も「エリザベート」のクンツェ、リーバイコンビ。「エリザベート」や
「モーツァルト」みたいな華麗なドレスなんかがないところがもの足りないけ
れど、十分楽しい舞台だった。
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『レベッカ』
ダフネ・デュ・モーリア/著、茅野 美ど里/翻訳(新潮文庫/新潮社)
上
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4102002030/akane-22/
下
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4102002049/akane-22/
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●初めての能楽◆観世会定期能「二人静」「安達原」 [2010/06/07]
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観世会定期能 観世能楽堂 主催:観世会 「二人静」出演:片山清司、片山
幽雪 「安達原」出演:観世恭秀
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初めての能楽。ちょっと詳しい友人の引率だったため、知識ゼロでも楽しめた。
観た演目は「二人静」と「安達ヶ原」。「二人静」は題名だけ聞いたことがあ
る程度。「安達ヶ原」は「黒塚」というタイトルでもお馴染み。鬼婆の話。
能は敷居が高そうだと思っていたけれど、案外そうでもなかった。でも、セリ
フは何を言っているのかわからないので、事前にストーリーをなんとなく知っ
ているほうがいい。そして、途中で眠くなるのは仕方ないらしい。上演中に船
を漕いでいる人も、結構いた。
能役者さんを描いた日本画を観たことがあるのだけど、まさに「二人静」の世
界。これは絵に描きたくなるなぁ、と思いながら観た。すべての動作がゆっく
りで、スローモーションのよう。カンカンと響く小鼓、大鼓の音が心地良い。
まさに幽玄の世界。独特。
たしかに眠くなるんだけど、退屈かというとそうでもなくて、別世界のような
不思議な感じだった。
「二人静」は静御前の霊が女性に取り憑いて舞を舞うというもので、取り憑い
た霊(静御前)と取り憑かれた女性が同時に舞うところが見所。色違いの同じ
衣装で舞う姿が美しい。
「安達ヶ原」は老婆に一夜の宿を求めた山伏たちが、主が安達ヶ原に住む鬼婆
だと知って逃げ、それを追ってきた鬼婆は最後は山伏に調伏させられてしまう
という話。鬼婆の悲哀が見所。これは比較的ストーリーに起伏があって、初心
者向き。面白かった。
観世能楽堂も初めてだったのだけど、思っていたよりも席がゆったりしていて
観やすかった。能舞台は左手に廊下のようなものがあって、右手に四角い舞台
部分が飛び出ている。左右対称じゃないところが面白い。しかも手前の角に柱
がばーんと立ってるし。んーむ。伝統芸能、奥深し。
■財団法人観世文庫/社団法人観世会 公式ウェブサイト
http://www.kanze.net/
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● 元気をもらう◆『筆談ホステス』[2010/06/09]
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『筆談ホステス』斉藤里恵/著(光文社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334975658/akane-22/
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耳が不自由な女性がホステスに、と聞いてすごいと思ってしまう人が多いのだ
としたら、日本では障害者の社会進出があまり進んでいないということなのか
も。しかしそうだとしたら、この本は障害を持つ方々にとても勇気を与えると
思う。
筆談というハンデを逆に武器にしてお客様とコミュニケーションを取る斉藤里
恵さん。障害を持っているがゆえの辛い体験も多々あるけれど、辛い思いをた
くさんしてきた分、他人の心の痛みにも敏感なのだと思う。そしていつでも前
向きに、小さな幸せを大切に生きていくことができるのだろう。
聴覚障害を持つ里恵さんの幼少期からホステスとして活躍する現在までの半生
をまとめた本だけど、障害はなくとも同じように家族との確執や周りの人間関
係での悩みを抱える人は多いと思う。そういう人たちの共感を呼ぶ本だと思っ
た。辛いことも糧にして、前向きに生きる姿に元気をもらった。
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●急がば回れ◆『朝イチでメールは読むな!』 [2010/06/10]
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『仕事ができる人に変わる41の習慣 朝イチでメールは読むな! 』
酒巻 久/著(朝日新書/朝日新聞出版)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022733241/akane-22/
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著者は「キヤノン電子のカリスマ社長」だそう。挨拶をするとか、段取りよく
仕事を進めるとか、当たり前のことではあるけれど、改めて振り返るとなかな
か実践できていいないことがつらつらと書いてある。
他人を出し抜くようなことには否定的で、むしろ自分の手柄を他人の手柄に、
というような内容だったので、共感できる分がとても多かった。とにかく、地
道に正直にコツコツやるのが確実ということか。
自分のやっていることに結果がでなくて、これでいいのかと悩んでいる人なん
かは読んでみるといいかもしれない。
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●こういう夫婦もいいもんだ◆『ゲゲゲの女房』 [2010/06/11]
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『ゲゲゲの女房』武良布枝/著(実業之日本社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4408107271/akane-22/
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漫画家、水木しげるさんの奥様の自伝。しかし、長年夫唱婦随で連れ添ったご
夫婦だけに、奥様の自伝でありながら、水木しげるさんの評伝でもあるような、
そんな内容だった。
ふるさとの島根県安来や境港。お見合いから5日での結婚。上京。貧乏暮らし。
「ゲゲゲの鬼太郎」のアニメ化。決してサクセスストーリーではなく、いつで
も飄々としている水木さんと黙って夫についてゆく妻の愛情物語。とても素敵
なご夫婦。
恋愛とか、女性の自立だとか、お金があったほうが幸せだとか、昨今の幸福論
で投げかけられているいろいろな課題へのひとつの答えのような気がした。本
人の性格にもよるけれど、こういう幸せってあってもいい。昔はこういうご夫
婦が幸福モデルだったのかもしれないけれど、今はそういうのは時代遅れ、と
いうような風潮で、なんだか逆に生き辛くなっている人もいるんじゃないか
なぁ。
夫を尊敬して夫の仕事や信念を信じて全力でバックアップする。そういう生き
方もあっていい。そして周りには家族や親戚がいて、みんなで助け合って生き
ていく。それって「幸せ」だと思う。
奥様から見た水木しげる氏の性格や私生活も興味深い。周りの人から慕われる
人柄で、おおらかで懐が深い。生きることにはどん欲で、自分が好きなことに
は信念を持って懸命に取り組む。水木しげるという人のいろいろな側面を見る
ことによって、自然とその魅力に引き込まれてしまう。
辛いこともあったと思うのだけど、こういうご夫婦になりたいし、こういう生
き方もいいなぁと思ったのだった。
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●盛りだくさん◆演劇集団キャラメルボックス『また逢おうと竜馬は言った』
[2010/06/21]
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演劇集団キャラメルボックス『また逢おうと竜馬は言った』 7月10日-8月8日
サンシャイン劇場 脚本・演出/成井豊 出演/畑中智行(ダブルキャスト・
左東広之)、大内厚雄(ダブルキャスト・岡田達也)、岡内美喜子、温井摩耶、
三浦剛、筒井俊作、石原善暢、渡邊安理、阿部丈二、原田樹里、楠見薫
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ひさしぶりの「竜馬」。あいかわらず熱い、熱い。サスペンスあり、活劇あり、
恋愛ありで盛りだくさん。しかも、最前列で迫力満点だった。
入団当初から見ている役者さんばかりで、なんだか感慨深いものがある。バッ
クには劇団旗揚げメンバーも控えているし、層が厚くなったなぁという感じ。
これからの公演も楽しみだ。
■演劇集団キャラメルボックス『また逢おうと竜馬は言った』
http://www.caramelbox.com/stage/ryouma2010/
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●映画が気になる◆『告白』 [2010/06/30]
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『告白』湊 かなえ/著(双葉文庫/双葉社)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/457551344X/akane-22/
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本屋大賞受賞作。全体的に暗くて救いようがない結末、というレビューが多か
ったので(結末は賛否両論だけど)、あまり読む気がしなかったのだけど、映
画がヒットしているというので読んでみた。
かなり一気に読めてしまったけれど、読後感はたしかによくはない。しかし悪
くもない。これで、人が死ななければいいのに。表面的には何も事件が起こっ
ていないのだけど、当事者にとっては大事件、みたいな話のほうが、読んだ後
に「うーむ」と唸ってしまうのだ。チェーホフみたいにね。
まぁ、逆に、人が死んでるにもかかわらず登場人物たちが妙に冷静だったりす
るところがこの小説の面白さなのかもしれないけど、私はあんまり好きじゃな
いなぁ。
すごく悪趣味な冗談を聞いてしまった後みたいな、そんな読後感だった。面白
いけど、それはちょっと…という感じ。
で、興味深かったのは、巻末の中島哲也監督のインタビュー。映画化しようと
思った理由や、子役を含めた俳優さんたちとのやりとり、撮影エピソードなん
かが面白かった。本を読んでから読むからこそ味わえる面白さ。このインタ
ビューを読むために、本編を読む価値はあるかも。ちょっと言い過ぎか。
そんなわけで、映画は見てみたい。中島監督の映画はもともと好きなので、ど
ういう風になっているのか気になる。
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(茜音「日々のほのぼの」 http://blog.akaneiro.com/ より)
・・・・・・─・─・─・──・──・──→この続きも日々更新中です。
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(2011/01/01) [壁紙-花・植物]ツバキなど6点追加しました。
(2011/02/01) [壁紙-花・植物]ウメ6点追加しました。
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