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茜色通信 Vol.0104
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2008/02/06 Wed.---Since2000/01/26
前号の発行部数174
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「茜色通信」の読者登録をしていただきありがとうございます。
私のサイトの更新情報と日記(日々のほのぼの)のダイジェスト版を
お届けします。
◇ ◇ ◇
今年最初の「茜色通信」です。新年のご挨拶も遅れてしまいましたが、
今年もどうぞよろしくお願いいたします。
明日から、毎年恒例のグループ展「怪作展」が始まります。その準備
でバタバタしているうちに、発行が遅れてしまいました。今回はかな
りぎりぎりまで作品を描いていました。油彩9点(そのうち、小品が
4点)、版画、コラージュ各1点を出品する予定ですが、搬入の様子
で少し作品数が減るかもしれません。今回は他のメンバーの作品も多
そうです。
小田原は今、梅まつりを開催しています。お近くにお越しの際は、お
立ち寄りいただければ幸いです。
【怪作展】
2008年2月7日(木)-13日(水)
11:00-19:00(最終日は17:00まで)
小田原エポ5階 EPOホール
http://akaneiro.com/kai/
【第38回 小田原 梅まつり】
http://www.odawara-kankou.com/page1000.htm
◎本のブログ「てくまくぶっく」
---最近読んだ本・買った本・気になる本---
http://chokora.livedoor.biz/
◎毎日更新中! チワワの小太郎のこと、料理のこと、本のことetc...
「へにょへにょ日記」
http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/
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_/Contents_/
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-- 今日のほのぼの --
●チワワの小太郎★ざる菊と富士山。箱根ドライブ。 [2007/11/14(水)]
●憧れの輪っかドレス◆『モーツァルト!』 [2007/11/28(水)]
●エピソード1◆『前巷説百物語』 [2007/12/06(木)]
●ディズニー風おとぎばなし◆『トリツカレ男』演劇集団キャラメルボックス
[2007/12/12(水)]
●危うい未来像◆『フューチャリスト宣言』 [2007/12/13(木)]
●大きなお屋敷とバラと入り江◆『レベッカ』 [2007/12/21(金)]
●ライフスタイルに合ったしつけを◆『犬は自分で生き方を決められない』
[2007/12/22(土)]
●ありのままを受け入れる◆『その後のツレがうつになりまして。』
[2007/12/23(日)]
●佐野史郎がモデルらしい◆『探偵ガリレオ 』 [2008/01/05(土)]
●ガリレオ第二弾◆『予知夢』 [2008/01/06(日)]
●マカロンみたい◆映画『マリー・アントワネット』 [2008/01/06(日)]
●これぞ蜷川実花◆映画『さくらん』 [2008/01/06(日)]
●特殊メイクかと思った◆映画『プラダを着た悪魔』 [2008/01/06(日)]
--サイト更新情報--
★茜音 【ギャラリーと日記】
★ぱんだ雑貨店 【壁紙とWEB素材】
★チワワの小太郎 【癒し犬の写真と壁紙】
★ちょこらサーチ 【ショップ検索&ランキング】
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※記事中の書名の下にあるURLは、「日々のほのぼの」の該当ページのURLです。
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ージではその本の値段、サイズ、出版年、書評などを見られます。
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◆ 今日のほのぼの ◆
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(日記もどき『日々のほのぼの』ダイジェスト版)
『日々のほのぼの』はこちら
http://akaneiro.com/akane/f/honobono.htm
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●チワワの小太郎★ざる菊と富士山。箱根ドライブ。 [2007/11/14(水)]
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ざる菊と箱根家から近い場所で、お庭のざる菊を無料で公開しているお宅があ
るので見に行った。で、そのついでに箱根までドライブ。どっちがついでだ…。
ざる菊はザルを伏せたようなまぁるい形に小さな花がたくさん咲く菊。とても
きれい。
そして箱根へ。とてもいい天気だったので、ドライブが気持ちいい。まずは芦
ノ湖。風が意外に強くて、湖の水面に白波が立っていた。海賊船型の遊覧船を
見物。風が冷たいので記念写真を撮ってから車に戻った。
箱根・芦ノ湖スカイラインからは富士山がよく見えた。絶景! 小太郎と富士
山のツーショット(?)も撮れて大満足。ちょっぴり寒かったけどね。
仙石原のススキを見たかったので、帰りに寄ろうと思ったら駐車場が思ったよ
りも遠かったので、車窓から眺めるだけでおしまい。ちょっと歩いてみたかっ
たけど、また今度にしよう。
photo album
http://akaneiro.com/kotaro/album/album2007/pipipiga.php?q_dir=.%2Fimg%2F20071114hakone
へにょへにょ日記
http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/diary/200711160000/
チワワの小太郎
http://akaneiro.com/kotaro/
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●憧れの輪っかドレス◆『モーツァルト!』 [2007/11/28(水)]
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『モーツァルト!』帝国劇場 2007年11月19日〜12月25日 脚本、歌詞:ミ
ヒャエル・クンツェ 音楽:シルヴェスター・リーヴァイ 演出・訳詞:小池
修一郎 出演:中川晃教(Wキャスト・井上芳雄)、市村正親、高橋由美子、
hiro、香寿たつき(Wキャスト・涼風真世)、山口裕一郎ほか
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キャストは初演からほとんど変わらず。今回はコンスタンツェ役に元SPEEDの
hiroが加わった。コンスタンツェとしてはいままでで一番イメージに合ってい
るかも。今まで見た松たか子とか西田ひかるのコンスタンツェは、ちょっと聡
明すぎて(しかも強くそう…)、モーツァルトのほうがアホっぽく見えたから
なぁ…。hiroはピュアで非力な感じがいいと思う。
主演の中川晃教は今回はシャウトしすぎ。あれはやり過ぎでは…。でもやっぱ
り歌はうまいのだった。山口裕一郎は別格。この作品では出番が少ないけれど
美味しい役。本人的には楽しいのではなかろうか。
モーツァルトの姉ナンネール役の高橋由美子も相変わらずかわいい。歌も好き。
ヴァルトシュテッテン男爵夫人の香寿たつきも素敵。この人の歌も好き。
この時代の衣装、ゴージャスなので見応えがある。やっぱり輪っかのドレスと
か、憧れちゃうのだ。今回は二階席だったけれど、もっと近くで見てみたい。
「モーツァルト!」
http://www.tohostage.com/mozart/top.html
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●エピソード1◆『前巷説百物語』 [2007/12/06(木)]
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『前巷説百物語』京極 夏彦/著(角川書店)
ISBN:9784048737692 / ASIN:4048737694
http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=172
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「スターウォーズ」で言ったら、“エピソード1”といったところ。「巷説百
物語」シリーズの語り部、山岡百介と出会う前の御行、又市の若い頃の話。
後には巧妙な仕掛けで難事を次々と解決してゆく又市だが、この頃はまだ駆け
出し。若さゆえに青臭く、失敗もする。しかし躍動感があって読んでいて気持
ちが良かった。
このシリーズ、全部読んではいるのだけど例によって細かいストーリーは忘れ
ている。この“エピソード1”に出てきた人物で、後にも出てくるのはいった
い誰と誰なのか。知らない(というか忘れているだけなのだけど)が故に面白
いということもある。逆に、知っていればもっと面白かったのかもしれない。
いくつかのエピソードが連なって、最後には多くの人死にを出す難事件に発展
してしまう。どうも、次に繋がるような含みのある終わり方。次回作でこの伏
線が生きてくるのだろうか。
しかし次回作を読むまでにはまた、このストーリーを忘れてしまうのだった…。
だって複雑なんだもん。
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●ディズニー風おとぎばなし◆『トリツカレ男』演劇集団キャラメルボックス
[2007/12/12(水)]
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『トリツカレ男』演劇集団キャラメルボックス サンシャイン劇場
2007年11月29日-12月25日 原作:いしいしんじ 脚本・演出:成井豊
出演:畑中智行、岡田達也、西川浩幸、大森美紀子、坂口理恵、岡田さつき、
菅野良一、岡内美喜子、温井摩耶、三浦剛、筒井俊作、左東広之、渡邊安理、
多田直人、小多田直樹、阿部祐介、井上麻美子
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キャラメルボックスにしては珍しく出演者が外国名。SFファンタジーものでは
あったけれど、ほんとうの外国が舞台になっているものは珍しい。とはいえ、
今回もファンタジーなので舞台はイタリアとなっているけれど、かなり、架空
の国っぽい。時代も現代なのかちょっと前なのかよくわからない。
全体的な印象としてはディズニー映画みたいだなと思った。しゃべれる動物た
ちも出てくるし、歌や踊りもあるし、色彩もアニメっぽい。
ほんと、いつも思うけれど衣装がかわいい。今回は既製品じゃないものも多そ
う。手作りかなぁ。ネズミやインコの衣装もかわいいし、イタリアンな人々の
衣装、ロシアンな人々の衣装、小物なんかもヨーロピアンでかわいい、かわい
い。
夢中になるとそれしか見えなくなっちゃう“トリツカレ男” ジュゼッペの恋
のお話。途中で、それはないだろう…って突っ込みたくなったけれど、まぁ、
ファンタジーだしね。
ジュゼッペが恋に落ちるペチカには実は遠く離れた故郷に婚約者がいて、その
人はもう亡くなってしまっていた。ジュゼッペは亡くなった婚約者になりきっ
て彼女の前に現れる。彼女が婚約者だと思いこんでしまうというのも、それは
ないだろう…なんだけど、それよりも、恋敵がすでにこの世にいない人だとい
うのができすぎだなぁ。もし、生きている相手だったら結末はどうなったんだ
ろう。それでもペチカはジュゼッペを選ぶかな。それとも遠く離れた婚約者を
選ぶのかな。それがとっても気になるのだった。
演劇集団キャラメルボックス
http://www.caramelbox.com/
トリツカレ男
http://www.caramelbox.com/stage/toritsukare/index.html
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『トリツカレ男』いしい しんじ/著(新潮文庫/新潮社)
ISBN:9784101069234 / ASIN:4101069239
http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=175
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●危うい未来像◆『フューチャリスト宣言』 [2007/12/13(木)]
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『フューチャリスト宣言』梅田 望夫、茂木 健一郎/著(ちくま新書/筑摩書房)
ISBN:9784480063618 / ASIN:4480063617
http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=173
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「ウェブ進化論」の梅田望夫氏と脳科学者の茂木健一郎氏の対談。「ウェブ進
化論」とか「ウェブ人間論」はわかりやすくて納得、納得…という感じだった
のだけど、この本は、わかりやすいけど、ちょっと「ん?」って感じ。
これは、梅田色というより茂木色なんだろうか…。ネット時代の教育について
とか、なるほどと唸るような話題もあったのだけど、なにかが違う。なにが違
うんだろうと考えた結果、どうもこの二人の未来像のなかに、製造業とか農業
とか「ものをつくる人」の存在が見えてこないということが違和感の原因では
ないかと思い当たった。
ネット社会が将来いい方向に向かうという前向きなビジョンはとてもいいのだ
けど、それってなにか、恩恵にあずかるのは格差社会の上のほうの人間の話な
のではないの、って感じ。そのために苦労する人たちってのもいるんじゃない
のかなぁ。
ネットを使えば、会議などに費やす時間を大幅に短縮できるとか、効率がよく
なるとか、それはいいのだけど、そうやって効率をよくできない世界というの
もあって、米作りには絶対に数ヶ月かかるし、ものをつくるための研究には実
験や検証で膨大な時間がかかる。そういうものとの時間の格差ができてしまう
ような気がして怖い。その格差がなんとなく見えないカベになりそうな気がす
る。うまく言えないのだけど。
要するに、そういう「ものづくり」の世界とスピードや効率重視のウェブの世
界との関連性が見えてこないから現実感が乏しく感じてしまうのではないか。
そういえば、「ウェブ人間論」はそのタイトル通り、人間とウェブの関係につ
いて語られていたから、読んでいてもしっくりと来たのかもしれない。今回は、
どうもバーチャルな世界の話ばかり。人間がみえない。もう少し、目線を下げ
た未来像を聞いてみたい。
そんなわけで、お二人の対談部分は理解が難しい部分もあったのだけど、最後
に収録されていた講演の内容は一般向けの言葉でわかりやすかった。これを巻
末に収録したのは正解。
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『ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる』
梅田 望夫/著(ちくま新書/筑摩書房))
ISBN:9784480062857 / ASIN:4480062858
http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=173
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『ウェブ人間論』梅田 望夫、平野 啓一郎/著(新潮新書/新潮社)
ISBN:9784106101939 / ASIN:4106101939
http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=173
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●大きなお屋敷とバラと入り江◆『レベッカ』 [2007/12/21(金)]
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『レベッカ』(上巻)デュ・モーリア/著(新潮文庫/新潮社)
ISBN:9784102002018 / ASIN:4102002014
『レベッカ』(下巻)デュ・モーリア/著(新潮文庫/新潮社)
ISBN:9784102002025 / ASIN:4102002022
http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=176
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ヒッチコックの映画の原作らしい。映画の存在すらよく知らなかったのだが、
今度、ミュージカルのなるので読んでみた。
大きなお屋敷に住む年上の男性と結婚した若い女性が、亡くなった前妻の影に
おびえ、追い詰められてゆくサスペンス。後半では次第に前妻の死の真相が明
らかになってゆくのだけど、その過程がまた息詰まる展開でハラハラする。
淡々とした語り口でそれほどの盛り上がりもないような気で読んでいたのだけ
ど、結末が気になって、気がつくと夢中で一気読みしていた。読み終わったあ
と、一抹の寂しさが。あのハラハラはもう味わえないのか…。
大きなお屋敷や、たくさんの使用人、庭のバラ、敷地内の森、入り江、ボート。
こういう小道具に心惹かれる。最初はおどおどとしていた語り部の女性(若い
妻)が、次第に堂々とした風格のようなものを身につけていき、成長してゆく
様もこの小説の味わいのひとつ。
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『レベッカ』
アルフレッド・ヒッチコック(監督)、ローレンス・オリヴィエ、ナイジェル・
ブルースレオ・G・キャロルグラディス・クーパー、ジュディス・アンダーソン、
ジョージ・サンダース、ジョーン・フォンティン
ファーストトレーディング
ISBN:4560285900014 / ASIN:B000LZ6A6W
http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=176
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●ライフスタイルに合ったしつけを◆『犬は自分で生き方を決められない』
[2007/12/22(土)]
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『犬は自分で生き方を決められない』Deco/著(講談社+α新書/講談社)
ISBN:9784062724692 / ASIN:4062724693
http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=177
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著者は犬のおやつ・ごはん研究家のDecoさん。ワンコと人間が仲良く一緒に暮
らすためのコツやヒントがいっぱいの本だった。
もちろん、手作りごはんのコツなんかも書いてある。ワンコに必要な栄養素を
考えたメニュー作りや調理の仕方のヒントなど。でも必ずしも手作りが一番と
いうわけではなくて、カリカリフードでもなんでも、飼い主が安心して与えら
れるものを、ということだった。
Deco さんが経営するドッグカフェのお客さんたちのエピソードも多い。リー
ドをつけずにお散歩していて事故に遭ってしまったワンちゃんや、大病しても
飼い主さんの献身的な介護で快復して長生きしているワンちゃんなど、ほんと
うにいろいろなワンちゃん(と飼い主さん)がいるのだ。
犬は個体差が大きいので、しつけについても一概には言えないのだけど、犬と
飼い主のライフスタイルに合わせてよりよく暮らせるようにしつけをする必要
がある。しつけの本に書いてあることが絶対ではなく(本によって違うことが
書いてある場合もあるし)、自分たちに必要と思うことを実践すればいいと思
う。もちろん、他人に迷惑をかけないようにしつけるのは最低限のマナーだけ
ど。
我が家の小太郎は、外出先でも大人しくておでかけに連れていくのにはあまり
問題はないのだけど、屋外では排便しないようにしつけすればよかったと、今
になって思う。家の周りだけをお散歩しているのだったらこのしつけは不要。
家の周りは自然が多く、外で排便するほうが気持ちよさそうなので、小さな頃
から特に気にしなかったのだけど、いざ都会のほうへおでかけするとなると、
街中でのおしっこやうんちは他人に気を遣うのだった。
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●ありのままを受け入れる◆『その後のツレがうつになりまして。』
[2007/12/23(日)]
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『その後のツレがうつになりまして。』細川 貂々/著(幻冬舎)
ISBN:9784344014183 / ASIN:4344014189
http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=178
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「ツレがうつになりまして。」の続編。
うつ病を克服したツレ(ダンナさん)と著者とのその後が楽しいコミックで綴
られている。ツレさんのコラムもあって、同じ病気で悩んでいる方やその家族
の参考になりそう。
うつ病だけじゃなくて、他の病気にも共通することも多い。私はうつではない
けれど、病気(膠原病)の治療中で、今は落ち着いているけれどいつ再発(再
燃)するかといつも不安だ。癌の方も、同じだと聞いたことがある。病気を克
服した方というのは、多かれ少なかれ同じような心境になるのかもしれない。
ありのままを受け入れて、無理をしない。自分にできることとできないことを
見極めて(ときには周りがそれを手助けして)、できることをやる。できない
ことは諦める。
ツレさんは病気になる前はコンサートなどに行くのが好きだったようだけど、
今は人混みには行けないので、それは「できないこと」として諦めている。で
もそれって、決して後ろ向きではなくて、前向きな諦めなのではないかと思う。
私も、体力がなくて丸一日動き回ることに不安があるので、旅行も一泊か、せ
いぜい二泊。それも二泊の場合は家族旅行で車での移動に限って。海外なんて
怖くて行けない。旅に出たいという気持ちはあるけれど、今は無理と諦めてい
る。幸い、世界的観光地の箱根や、風光明媚な伊豆が近いので日帰りでも十分
に楽しめる。東京まで行くのも新幹線なら大丈夫。自分のできる範囲で最大限
に楽しもうと思っているのだった。そして、そうと決めたらそれはそれなりに
楽しいのだった。
この本を読みながらも思ったけれど、病になったらなったなりに、楽しく過ご
す方法はいくらでもあるのだと思う。後ろ向きになって荒んでしまう人もいる
かもしれないけれど、なるべく明るく楽しく前向きに。そのほうがきっとみん
な幸せだと思う。なっちゃったものは仕方ない。それを自然に受け入れる努力
をしたいものだと思う。
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『ツレがうつになりまして。』細川 貂々/著(幻冬舎)
ISBN:9784344011434 / ASIN:4344011430
http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=178
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●佐野史郎がモデルらしい◆『探偵ガリレオ 』 [2008/01/05(土)]
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『探偵ガリレオ』東野 圭吾/著(文春文庫/文藝春秋)
ISBN:9784167110079 / ASIN:4167110075
http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=179
────────────────────────────────────
テレビドラマでは福山雅治が演じたガリレオ。小説ではどうやら佐野史郎がモ
デルらしい。
小説のガリレオ先生は福山とはほど遠いと感じたのだけど、佐野史郎と聞いて
納得。しかし、後半に行くに従って佐野史郎色は薄くなってゆく。もともと東
野圭吾の小説は特に好きでもないのだけど、これもドラマを見てなかったら読
まなかっただろうなぁ。
ドラマは設定がかなり変更されていると聞いて、どこが違うのか読んでみたか
ったのだった。キャラクターだけではなく、トリックについてもかなり脚色や
変更がされている。ドラマはドラマで面白いのだけど、この小説通りの設定で
のドラマ化も見てみたい。
東野圭吾の文章というのは、簡潔でわかりやすくてそこが多くの読者から支持
されている理由なのだろうけれど、私にとってはなんとなくモノ足りず、映画
などのノベライズに近いような淡泊な印象。ストーリーも多少ご都合主義的な
部分があって、おいおい…と突っ込み。探偵小説に求める、膝を打つような痛
快さというのがあんまりないのだった。
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●ガリレオ第二弾◆『予知夢』 [2008/01/06(日)]
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『予知夢』東野 圭吾/著(文春文庫/文藝春秋)
ISBN:9784167110086 / ASIN:4167110083
http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=180
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『探偵ガリレオ』シリーズ第二弾。物理学者の湯川(ガリレオ)と草薙刑事の
コンビは前作よりも様になっていて読みやすかった。書き手も読み手も慣れと
いうものがあるのかも。
テレビドラマでは、湯川教授が物理学(や科学?)の知識を駆使して事件を解
決するという印象が強かったけれど、小説では、物理学の知識というよりは、
湯川教授の論理的思考力を持って事件の真相を解明するという色合いが強い気
がした。こちらのほうがドラマよりもいい。
超常現象もよくよく調べてみれば人間の仕業だったというオチ。
このあと『容疑者Xの献身』という長編へ続くのだけど、これ、以前読んだもの
の内容がうろ覚えでガリレオシリーズと繋がらない…。湯川教授はほとんど出
てこなかったの気がする。
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『探偵ガリレオ』東野 圭吾/著(文春文庫/文藝春秋)
ISBN:9784167110079 / ASIN:4167110075
『容疑者Xの献身』東野 圭吾/著(文藝春秋)
ISBN:9784163238609 / ASIN:4163238603
http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=180
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●マカロンみたい◆映画『マリー・アントワネット』 [2008/01/06(日)]
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『マリー・アントワネット』(通常版)
キルスティン・ダンスト、ジェイソン・シュワルツマン、アーシア・アルジェ
ント、マリアンヌ・フェイスフル、ソフィア・コッポラ(監督)
東北新社
ISBN:4933364611390 / ASIN:B000P7VOJY
http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=181
────────────────────────────────────
ふわふわのマカロンみたいな映画。パステルカラーの色彩がきれい。
ストーリーらしいストーリーはほとんどなくて、プロモーションビデオのよう
だった。
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●これぞ蜷川実花◆映画『さくらん』 [2008/01/06(日)]
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『さくらん』特別版
土屋アンナ、蜷川実花(監督)
角川エンタテインメント
ISBN:4988126205232 / ASIN:B000FPEMYU
http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=182
────────────────────────────────────
これぞ蜷川実花って感じの極彩色。映像美は期待通り。コミックではあんまり
ストーリーらしいストーリーがなかったので、映画のストーリーもあまり期待
していなかったけれど、意外によかった。
────────────────────────────────────
『さくらん』安野 モヨコ/著(講談社)
ISBN:9784063348293 / ASIN:4063348296
http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=182
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●特殊メイクかと思った◆映画『プラダを着た悪魔』 [2008/01/06(日)]
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『プラダを着た悪魔』(特別編) (ベストヒット・セレクション)
メリル・ストリープ、デイビッド・フランケル(監督)
20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
ISBN:4988142599629 / ASIN:B000W6H2F8
http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=183
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小説で読んだときに、映画にするならここはこう変えたほうがいいのでは〜と
思っていた部分がちゃんと映画仕様に変わっていて、おおっと思った。
小説ではミランダの悪魔ぶりが目に余るし、語り手側の問題も鼻についたりし
たのだけど、映画ではそのあたりがうまくまとまっていて、ミランダもちょっ
と人間味があるし主人公の女の子もとってもキュート。
主人公のアン・ハサウェイ、かわいいのだけど目も口も大きくて、厚化粧した
ときに特殊メイクかと思った…。怖かった。
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『プラダを着た悪魔』〈上〉ローレン・ワイズバーガー/著、佐竹 史子/翻訳
(ハヤカワ文庫NV/早川書房)ISBN:9784150411268 / ASIN:4150411263
『プラダを着た悪魔』〈下〉ローレン・ワイズバーガー/著、佐竹 史子/翻訳
(ハヤカワ文庫NV/早川書房)ISBN:9784150411275 / ASIN:4150411271
http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=183
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(茜音「日々のほのぼの」より)
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(2008/02/04) [壁紙-花II] パンジー(三色菫)21点追加しました。
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(2007/12/27) photo album2007 油壺マリンパークと城ヶ島の写真を追加
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