□□□□□□□□□□□  茜色通信 Vol.0101   □□□□□□□□□□□ 2007/09/20 Thu.---Since2000/01/26  前号の発行部数164 =>>登録・解除・変更・バックナンバーはこちらから http://akaneiro.com/common/f/akaneiro.htm  「茜色通信」の読者登録をしていただきありがとうございます。  私のサイトの更新情報と日記(日々のほのぼの)のダイジェスト版を  お届けします。                  ◇ ◇ ◇  暑くてじめじめしてダルダルです。爽やかな秋、カモーン!  そんなわけで、サイトの更新はあんまりありません。というか、最近  はブログの数が増えてしまって、そちらを更新しているので、本サイ  トのほうはあまり更新してないのです。    かわいいもの探検隊「いちごのしっぽ( http://sippostore.com )」  は今のところ比較的頻繁に更新しております。    「さぼてん日記。( http://ameblo.jp/fuwafura )」はさぼりなが  らもたまに更新しています。    「へにょへにょ日記( http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/ )」  は毎日更新し続けて3年以上。いつまで続くのでしょうか。   ◎本のブログ「てくまくぶっく」 ---最近読んだ本・買った本・気になる本--- http://chokora.livedoor.biz/   ◎毎日更新中! チワワの小太郎のこと、料理のこと、本のことetc... 「へにょへにょ日記」 http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ _/Contents_/ ──────────────────────────────────── -- 今日のほのぼの -- ●チワワの小太郎★河口湖ミューズ館と山中湖文学の森 [2007/08/01(水)] ●多発性筋炎その後・ついにステロイド10mg [2007/08/09(木)] ●胸に迫るドキュメンタリー◆映画『 TOKKO-特攻-』 [2007/08/21(火)] ●落語で町おこし◆『第三十六回 小田原 柳家三三 落語会』 [2007/08/26(日)] ●癌は心と体の治療が必要◆『子宮会議』 [2007/08/26(日)] ●通いたくなる面白さ◆『ウィキッド』 [2007/08/30(木)] ●恩田陸は舞台がいい◆『猫と針』演劇集団キャラメルボックス                            [2007/09/04(火)] ●戦争の愚かしさが胸にしみる◆『総員玉砕せよ!』 [2007/09/04(火)] ●テーマは「恋」◆『ハリーポッターと謎のプリンス』 [2007/09/06(木)] --サイト更新情報-- ★茜音 【ギャラリーと日記】 ★ぱんだ雑貨店 【壁紙とWEB素材】 ★チワワの小太郎 【癒し犬の写真と壁紙】 ★ちょこらサーチ 【ショップ検索&ランキング】 ──────────────────────────────────── ※記事中の書名の下にあるURLは、「日々のほのぼの」の該当ページのURLです。  該当ページにはAmazonの詳細ページへのリンクがあります。Amazonの詳細ペ  ージではその本の値段、サイズ、出版年、書評などを見られます。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             ◆ 今日のほのぼの ◆ ──────────────────────────────────── (日記もどき『日々のほのぼの』ダイジェスト版) 『日々のほのぼの』はこちら http://akaneiro.com/akane/f/honobono.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●チワワの小太郎★河口湖ミューズ館と山中湖文学の森 [2007/08/01(水)] ──────────────────────────────────── 母のリクエストで、「河口湖ミューズ館-与 勇輝館-」へ行った。河口湖畔のと てもロケーションのいい場所。展示品もいいのだけど、テラス席でまったりと お茶するのもいい。父と小太郎はこのテラス席で待っていて、母と二人で美術 館に入った。小さな美術館なのでそんあに時間はかからない。人形作家、与勇 輝さんの作品が展示されている。ノスタルジックで温かみがあって大好きな作 家だ。 母より先に見終わって、テラス席でラベンダー入りの紅茶を飲んだ。良く晴れ て気持ちがいい。湖からの風が涼しいので、真夏日でも日陰は過ごしやすかっ た。 途中の富士吉田の道の駅に寄ってお昼を食べてから「山中湖文学の森」にある 「三島由紀夫文学館」へ。こちらは父のリクエスト。 展示室はこちらもそれほど広くない。三島由紀夫の小説などの出版物や上演さ れた戯曲のパンフレットやポスター、直筆原稿などが展示されていた。読んだ ことのある作品や、家にあるのと同じ本が展示されていたりして面白かった。 今回は母と小太郎が外で待ちぼうけ。ここは文学の森というだけあって、森林 を散策できる。人が少ないのでのんびりできた。 犬と一緒に何かするような施設には行かなかったので、小太郎にとってはほと んどドライブだったけど、たまにはこういうのもいいよね。 河口湖ミューズ館-与 勇輝 館- http://www.musekan.net/ 三島由紀夫文学館 http://www.mishimayukio.jp/ 「道の駅」富士吉田 http://www.ktr.mlit.go.jp/kyoku/road/eki/station/yama_fujiyosida/index.html 「金太郎のおやつ」と「信玄ソフト」(へにょへにょ日記) http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/diary/200708010000/ 与勇輝と三島由紀夫(へにょへにょ日記) http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/diary/200708020000/ チワワの小太郎 http://akaneiro.com/kotaro/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●多発性筋炎その後・ついにステロイド10mg [2007/08/09(木)] ──────────────────────────────────── 4月後半に、プレドニン(ステロイド剤・副腎皮質ホルモン)を10mgに減量。 秋まで11mgで我慢してから減量してもらおうと思っていたのだけど、いつにな く体調もよく主治医も減らすことに前向きだったので、思い切って梅雨前に減 量してもらった。 それはいい選択だったとは思うのだけど、減量後の体調不良はやはり長引いて しまった。一ヶ月くらいは不安定になるだろうと覚悟していたのだけど、不安 定なまま梅雨に突入してしまったので、結局7月に入ってもすっきりしない感 じが続いていた。 今年の梅雨明けは7月末。そのあとは晴天が続き、やっとなんとなく快復の兆 しが見えてきた。 梅雨のじめじめした湿気も辛いけれど、この暑さも辛い。家の中で冷房をつけ ていればなんとかしのげるのだけど、外に出ると暑さでくらくらしてしまう。 秋になればちょっとは良くなるかな。 減量前の春先に少し体重が減った。4kgくらいだけど、だいぶ違う。そのま ま10kgくらいまで減量したかったのだけど薬の減量でダルダルしていたので ダイエットは休戦とした。 ダイエットが成功したのは、食事に気をつけていつもより多く歩くことが良か ったみたい。それを続ければいいのだろうけど、体がダルダルだと歩くのも大 変。無理して続けて筋炎が悪化したら元も子もないので体重の減量はのんびり とやることにした。秋に涼しくなって、体調も良くなったら再開しようと思う。 難病情報センター http://www.nanbyou.or.jp/ 多発性筋炎・皮膚筋炎 http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/067.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●胸に迫るドキュメンタリー◆映画『 TOKKO-特攻-』 [2007/08/21(火)] ──────────────────────────────────── 日系アメリカ人であるリサ・モリモト(監督、プロデューサー)と日本で生ま れ育ったアメリカ人であるリンダ・ホーグランド(プロデューサー、構成)に よるドキュメンタリー映画。 ともに、二つの国を知る二人の女性によって作られた本作は、従来の戦争映画 にはない心に迫る傑作だと思う。とはいえ、私が見た戦争映画は限られている のだけど。 アメリカと日本、両方の国の視点を持ちつつ、どちらの立場にも立たないよう な中庸な感じがいい。私は日本に生まれ育ち、戦争の悲惨さというものをよく 分かっている気でいたのだけど、この映画の冒頭の、特攻攻撃を受けるアメリ カ戦艦から撮られた映像を見て、衝撃を受けた。特攻攻撃というのは自らの命 を賭して国を守るという一種の悲壮感が漂うものだと思いこんでいたけれど、 攻撃された側から見れば恐怖の殺人兵器。悲壮感なんてみじんもないのだった。 リサ・モリモト監督がこの映画を作ろうと思ったきっかけは、やさしかった叔 父が実は戦時中に特攻攻撃の訓練を受けたという事実を知ったことだった。ア メリカで教育を受けた彼女は特攻隊というのは、狂信的な人が行っているとい う思いこみがあったのだそうだ。 そのギャップを埋めるために、彼女は亡き叔父の話や、戦時中の様子を親戚か ら聞き取り、現在も生きている元特攻隊員たちへのインタビューを試みる。 相手が日系アメリカ人だということもあるのだろう。彼らの率直な語り口が、 戦争の悲惨さを際だたせる。日本人相手ではこうはいかなかったのではないか と思う。 日本人同士だと、言わなくても分かるだろうというニュアンスが多少含まれる のだろうが、相手がアメリカ人ならば、その部分も言葉にしなければ伝わらな いからだ。そういう意味で、このインタビューは意義深い。 もともと、アメリカでの公開を念頭に作られたものなので、日本がなぜ特攻作 戦をすることになったのかという経緯についても理解できるように作られてい る。私たちのような戦争を知らない若い日本人にとっても、それらのエピソー ドは新鮮だった。 戦争というものは、勝ったほうも、負けたほうも傷を負う。戦争を始める前に 止めるべきだと思う。その悲惨さは十分身に染みているはずなのに、なぜ戦争 はなくならないのか。これからを生きる私たちに託された課題だと思う。 『 TOKKO-特攻-』公式サイト http://www.cqn.co.jp/tokko/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●落語で町おこし◆『第三十六回 小田原 柳家三三 落語会』 [2007/08/26(日)] ──────────────────────────────────── 演劇、ミュージカルはよく見に行くのだけど、落語や能、狂言、歌舞伎などの 日本の伝統文芸的なものってほとんど観にことがない。興味はあるのだけど、 詳しい人が周りにいないせいもあって、どれを観に行ったらいいのかよくわか らない。チケット取ろうにも、他の観劇の予定があるとついそちらを優先して しまうのだった。 若手落語家のホープ、柳家三三師匠は高校で同じ学年に居たらしい。在校中は まったく接点ない。卒業後も接点なんてないのだけど、同窓会の仕事をしてい る関係でその活躍ぶりはよく聞く。そういえば、最初に師匠の落語を聞いたの は、高校の同窓会だった。その頃はまだ落語家としては(恐らく)ぺーぺーの 下っ端だった(ひどい言いよう)はずだけど、生で聞く落語というものが珍し く、しかも同級生が落語家(の弟子)になっているということに驚き、印象に 残っている。 その後、同窓会のイベントで一度、聞いてる。三三師匠はまだ真打ちではなか ったけれど、それでもプロの落語家の落語を生で聞けるというのあいいものだ と思った。 そして、今回。地元小田原ではよく落語会を開いていて、ファンも多くていつ もの狭い会場はすぐにいっぱいになってしまうそうだ。私は体調のこともあり、 いつか行きたいと思いつつ、いつも行きそびれていた。 演劇、ミュージカルはよく見に行くのだけど、落語や能、狂言、歌舞伎などの 日本の伝統文芸的なものってほとんど観にことがない。興味はあるのだけど、 詳しい人が周りにいないせいもあって、どれを観に行ったらいいのかよくわか らない。チケット取ろうにも、他の観劇の予定があるとついそちらを優先して しまうのだった。 若手落語家のホープ、柳家三三師匠は高校で同じ学年に居たらしい。在校中は まったく接点ない。卒業後も接点なんてないのだけど、同窓会の仕事をしてい る関係でその活躍ぶりはよく聞く。そういえば、最初に師匠の落語を聞いたの は、高校の同窓会だった。その頃はまだ落語家としては(恐らく)ぺーぺーの 下っ端だった(ひどい言いよう)はずだけど、生で聞く落語というものが珍し く、しかも同級生が落語家(の弟子)になっているということに驚き、印象に 残っている。 その後、同窓会のイベントで一度、聞いてる。三三師匠はまだ真打ちではなか ったけれど、それでもプロの落語家の落語を生で聞けるというのあいいものだ と思った。 そして、今回。地元小田原ではよく落語会を開いていて、ファンも多くていつ もの狭い会場はすぐにいっぱいになってしまうそうだ。私は体調のこともあり、 いつか行きたいと思いつつ、いつも行きそびれていた。 今回は、小田原市民会館大ホール。1000人くらい入れる大きな会場。しかもチ ケットはぴあで買える。これは行かねば。 最初に誘った友人には断られてしまった。でもあとで、東京の寄席では林家正 蔵と交互でトリを取ってるらしいなんて言ったら、すごく残念がっていた。そ んなに大物とは思わなかっただって。侮っていたな。 一人でも行くつもりだったけれど、いざとなれば母と行くつもりでチケットを 二枚ゲット。結局、直前に連絡をくれた別の友人(高校の同級生)と一緒に行 くことになった。 三三師匠、さすがにうまい。前に観たときより全然うまい。プロだ。いや、プ ロにプロだって言うのって失礼かもしれないけど、同級生だし。一緒に行った 友人は中学から彼を知っているそうだけど、外見的にはその頃の印象とあまり 変わらないと言っていた。ふうん。 今のところ、テレビにはあまり出てないのだけど、この人はほんとに落語が好 きで落語家になった人なので、テレビとかには興味なさそう。高座でお客様を 楽しませるのがいいんだろうな。 あちこちの寄席に出ているので東京まで行けばいつでも観られる。…のだけど、 落語を観にわざわざ東京まで行くのは大変なので、また地元(の大きいところ) でやってもらいたいものだ。 それにしても落語って、演者一人だけいれば成り立ってしまう。おそろしくお 金のかからない舞台。演劇みたいに大仰な舞台装置もなければ、ミュージカル みたいに大勢のアンサンブルの出演者やオーケストラだっていらない。お囃子 の人も一人くらいみたい。 観る方は想像力がいるけれど、それがいいところ。しかし、演劇のように舞台 の上での視線の移動がまったくないので、サイドの席に座って観ていたら首が 凝ってしまった。次は正面の席に座ろうと思った。 小田原なんてなんにも娯楽がないけれど、寄席だったら作れそうな気がする。 東京からのアクセスもいいし、落語家さんも身ひとつで来ればいいんだし。い っそ、落語で町おこしでもしてみたらいいのではないかと思った。 柳家三三オフィシャルサイト http://www.yanagiya-sanza.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●癌は心と体の治療が必要◆『子宮会議』 [2007/08/26(日)] ──────────────────────────────────── 『子宮会議』洞口 依子/著(小学館)ISBN:9784093877022 / ASIN:4093877025 http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=145 ──────────────────────────────────── 著者は女優の洞口依子。子宮頸ガンの闘病記…なのだけど、闘病記というより も自伝的エッセイという感じ。 驚いたのは、夏前に病院に行っていたのに、秋には不調を感じていること。検 査を怠っていたというわけではないのだ。しかし、不調を感じてから病院に行 くまでが長い。百万回言われただろうけど、もっと早く病院に行っていればよ かったのに…。 でもね、本人にしかわからないよねぇ。私も卵巣のう腫のとき、「なんでもっ と早く来なかったの」と医者に言われたのだった。卵巣のう腫は痛くも何とも ないから、ちょっと違うのかもしれないけど。 洞口さんは38歳でガンの宣告を受ける。医者の説明を聞きながら涙がポロポロ と流れたらしい。ショックは相当なものだったようだ。 うーむ。それならなぜもっと早く病院に行かなかったのか…改めてそう思って しまった。客観的に見れば自業自得…。 そしてそのあとの治療法にも迷う。手術か、放射線か。そして、治療をやめた いとまで言い出す。おいおい。 思い出したのは、絵門ゆう子さん。彼女もガンの宣告を受けてから紆余曲折し て一旦は治療をやめてしまう。そして悪化。その後再び治療を始めるが、その ときにはすでに手遅れ。若くして亡くなられた。 病になってみると、端から見れば不可解とも思える行動をとってしまうことっ てあるんじゃないかと思う。さんざん迷ったあげくに一切の治療を止めてしま うとか。 ガンなどの重い病気の場合は特に、肉体的な治療と同じくらい精神的なケアが 必要なのじゃないかと思う。治療を、精神科とセットにすればいいのに。 だって、まったくの素人がいきなり生命にかかわること(治療法)でこちらと こちら、どちらにしますか? って聞かれたって究極の選択。精神的に不安定 になるのは分かり切ったことじゃないんだろうか。 私自身は、「死」そのものに対してあまり恐怖心がなくて、自分の手術の前夜 もけろりとしていて看護婦さんに驚かれたくらい。肉体的に痛いの苦しいのは 嫌だけど、麻酔中に死んじゃうなら別にいいか…って感じだった。 だから、手術前に不安定になったり、死ぬかもしれないという思いで不安にな るというのはよくわからない。 子宮を取ることに関しては微妙。卵巣のう腫の手術のとき、卵巣が両方腫れて いたら取ることになるかもしれないと言われたけれど、そうなったらそうなっ たで仕方ないなと思った。私は子供を産みたい願望は強いほうだと思っていた のだけど、意外に平気だったのでこれには自分でちょっとびっくり。 産めなくなったらそれはそれで他に方法があるはずだし、子ども産むだけが女 の幸せじゃないなず。結局、そのときの手術では卵巣は片方全摘出で、もう片 方は一部切除。子どもを産める可能性は残ったのだった。 その後、膠原病(多発性筋炎)を発症して現在も治療中のため、今の段階では 子どもを産むのは無理かも。産めないことはないけれど、かなりリスクが高い。 そこまでして産みたいかどうか…。まだ結婚もしてないから、相手次第なとこ ろもある。 ガンや膠原病に限らずちょっと重い病気だと、治療そのものも辛いけれど、そ の最中や後の精神的なダメージがもっと辛い。洞口さんも仕事復帰後に発作に 見舞われ、不安障害と診断されたそうだ。 なんとなく、この不安障害こそ、事前にもっと予防できたのではないかという 気がした。治療と社会復帰でこういう症状を訴える人は多いんじゃないかなぁ。 治療と平行して精神科などのカウンセリングを受けることがもっと当たり前に なればいいのにと思う。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●通いたくなる面白さ◆『ウィキッド』 [2007/08/30(木)] ──────────────────────────────────── 『ウィキッド』劇団四季 四季劇場海 2007年6月17日-2008年4月6日 作詞・ 作:スティーヴン・シュワルツ 脚本:ウィニー・ホルツマン 原作:グレゴ リー・マグワイア 演出:ジョー・マンテロ 出演:沼尾みゆき、濱田めぐみ、 小粥真由美、森以鶴美、李涛、金田暢彦、武見龍磨、松下武史 ──────────────────────────────────── とにかく楽しい! 四季にしては(と言ってはなんだけど)衣装がとてもかわ いくて、最初からなんか幸せな気分になった。セットも、ゼンマイ仕掛け、お もちゃの国のようでかわいい。 「オズの魔法使い」から着想されたストーリーも面白かった。「オズの魔法使 い」はだいぶ前に映画を見たけれど、話はすっかり忘れている。ドロシーの家 が竜巻で吹き飛ばされて、着いたのがオズの国。気球に乗ってやってきた魔法 使いが支配していて、国民は悪い魔女に困っている。っていう話だったかなぁ。 「ウィキッド」のストーリーとおぼろげな記憶をつなぎ合わせると、吹き飛ば されてきたドロシーの家が、悪い魔女の妹を下敷きにして退治してしまって、 そのあとドロシーは例のブリキ男と臆病なライオンとかかしと出会って悪い魔 女を退治。っていう話だった気がする。 「ウィキッド」は「オズの魔法使い」を知らなくても楽しめるけど、知ってい たほうがもっと楽しい。舞台を見た後に、「オズの魔法使い」を見たくなった。 肝心の「ウィキッド」のストーリーはというと、「オズの魔法使い」に出てき た「悪い魔女」は実はいい魔女で、オズの国を支配している魔法使いが実は悪 いヤツだった、というもの。 後に「いい魔女」になるグリンダと、「悪い魔女」にされてしまうエルファバ は大学の寮のルームメイト。お嬢様でかわいくてみんなの人気者、でもちょっ とお馬鹿のグリンダと緑色の肌を持っているために孤立してしまっているけれ ど優等生のエルファバ。二人は最初は対立するのだけど、次第に友情を深めて ゆく。 なにがいいって、グリンダのお馬鹿っぷりがキュートでかわいいくて最高。衣 装もくるくる変わって、なんだかすごく楽しい。私の中では、どう考えてもグ リンダが主役。グリンダを演じた沼尾みゆきさんは歌もとってもうまくて、は まり役だった。 エルファバを演じた濱田めぐみさんはすごく好きな役者さん。だけど、今回は グリンダに釘付け。…とは言え、エルファバあってのグリンダ。この対照的な ふたつの役がお互いに引き立て合っているのは間違いない。 前半はほんとに楽しかったのだけど、後半はエルファバが「悪い魔女」とされ て追われてゆくのでちょっと暗くなって、最後もなんだか寂しい終わり方だっ た。いちおう、ハッピーエンドなんだろうけど。 しかし、一回では物足りない。通いたくなるミュージカル。また行こう。 劇団四季 http://www.shiki.gr.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●恩田陸は舞台がいい◆『猫と針』演劇集団キャラメルボックス                            [2007/09/04(火)] ──────────────────────────────────── 『猫と針』演劇集団キャラメルボックス 作:恩田陸 演出:横内謙介 出演:岡田達也、坂口理恵、前田綾、石原善暢、 久保田浩 ──────────────────────────────────── キャラメルボックスの俳優、岡田達也のプロデュース公演。脚本は作家の恩田 陸。演出は扉座の横内謙介。出演者はキャラメルボックスの俳優と客演の久保 田浩。 恩田陸の小説って「チョコレートコスモス」(キャラメルボックスを取材して 書いたらしい)しか読んだことがないのだけど、小説で読むよりも舞台やテレ ビドラマで観てみたいと思った。全体的に低体温。小説で読んでいても淡々と していて、読んだ後の充実感というのがあまりなかった。決して面白くないわ けではなかったのに。テレビなどなら、映像としてもう少し楽しめるのではな いかという気がした。 今回の公演も、ある意味淡々とした低体温な舞台だった。でも、好き。小説よ りもいい。 高校の同級生が集まり、そこにいない人の話をする。映画監督になった友人の 撮影に協力するという名目で集まったのだけど、偶然にもその日に別の同級生 の葬式が重なる。殺されたというその同級生の死の真相、高校の文化祭でのミ ステリアスな出来事、過去と現在のさまざまが交錯し、それぞれの歩んできた 人生や現在の問題点が徐々に明かになってゆく。 密室の、会話劇。出演者は全員喪服。セットは超がつくほどシンプル。モノト ーンな舞台からはおしゃれ感も漂う。こういうキャラメルボックスも、いい なぁ。 演劇集団キャラメルボックス http://www.caramelbox.com/ 扉座 http://www.tobiraza.co.jp/ ──────────────────────────────────── 『チョコレートコスモス』恩田 陸/著(毎日新聞社) ISBN:9784620107004 / ASIN:462010700X http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=150 ──────────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●戦争の愚かしさが胸にしみる◆『総員玉砕せよ!』 [2007/09/04(火)] ──────────────────────────────────── 『総員玉砕せよ!』水木 しげる/著(講談社) ISBN:9784061859937 / ASIN:4061859935 http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=147 ──────────────────────────────────── 水木しげるの自伝的戦記。実際には、著者は負傷して戦線離脱したのだけど、 この本の中では主人公も含めて全滅。どちらにせよ、生の戦場を体験した人が 書くものは重みがある。 限りなく悲惨なのだけど、ある意味では滑稽な戦場の様子が生々しく伝わって くる。なぜここで死ななければならなかったのか。わからないまま死んでいっ た人たちがどれだけいたのか。戦争の愚かしさが胸にしみる。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●テーマは「恋」◆『ハリーポッターと謎のプリンス』 [2007/09/06(木)] ──────────────────────────────────── 『ハリー・ポッターと謎のプリンス』J. K. ローリング/著、松岡 佑子/翻訳 (静山社)ISBN:9784915512575 / ASIN:4915512576 http://akaneiro.com/cgi-bin/honobono/diary.cgi?no=151 ──────────────────────────────────── ハリー・ポッターシリーズの第6弾。ハリーは16歳。例によって、前の話をす っかり忘れていて、過去の登場人物の名前が出てきてもわからない。無視して 読み進めてしまう。 そういえば、前回の不死鳥の騎士団はやたらと登場人物が多くて読んでいる途 中で誰が誰だかわからなくなってしまったのだけど、今回はそういう混乱はな かった。 相変わらず、この日本語訳はどうなんだろう…という箇所が多くて読みながら 気を取られてしまった。原文で読めないから仕方ないのだけど。 ハリーはダンブルドアと共に、過去と現在を行き来しながらヴォルデモートを 撃退する方法を探る。しかし、ストーリーの大きなテーマは「恋」。ロンもハ リーも恋をするのだった。なんか、日本的奥ゆかしさはなくて、あまり気持ち のいい恋ではないのだけど。 ストーリーは盛り上がったところで7巻に続く…という感じで終わり。英語版 はすでに発売されているけれど、日本語版が出るのはまた一年後くらいなんだ ろうか。その頃にはまたストーリー忘れてるだろうなぁ。 ──────────────────────────────────── (茜音「日々のほのぼの」より) http://akaneiro.com/akane/f/honobono.htm ・・・・・・─・─・─・──・──・──→この続きも日々更新中です。 日記ブログ「へにょへにょ日記」は毎日更新中。。。 http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/ ──────────────────────────────────── ==PR================================================================== ■今話題の本&売れてる本!  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ オンライン書店ビーケーワンなら1,500円以上で国内送料無料です!  http://af1.mag2.com/m/af/0000124224/001/s00000004777002/032 ========================================================================  ==PR==================================================================  ★┃今┃週┃の┃ベ┃ス┃ト┃セ┃ラ┃ー┃★┃  ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛ 【楽天ブックス】流行の本を今すぐチェック!! http://af1.mag2.com/m/af/0000124224/001/s00000000213001/015 ======================================================================== ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             ◆ サイト更新情報 ◆              ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃茜音 【ギャラリーと日記】 ┃ http://akaneiro.com/ ┃----------------------------------------------------------------------  (2007/09/03) カレンダー更新しました。9月はメニューギニアインパチェ         ンスです。   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ぱんだ雑貨店 【壁紙とWEB素材】 ┃ http://akaneiro.com/sozai/ ┃----------------------------------------------------------------------  (2007/09/02) [壁紙-花I]キバナコスモス(黄花秋桜)8点、[壁紙-花II]         ニューギニアインパチェンス11点追加しました。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃チワワの小太郎 【癒し犬の写真と壁紙】 ┃ http://akaneiro.com/kotaro/ ┃----------------------------------------------------------------------  (2007/09/20) トップページの写真を新しくしました。          ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃いちごのしっぽ 【クラフト・ラッピング素材】 ┃ http://sippostore.com/ ┃----------------------------------------------------------------------  (2007/08/18) 「ちょこら」を閉鎖。いちごのしっぽに統合しました。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ちょこらサーチ 【ショップ検索&ランキング】 ┃ http://chokor.a.mepage.jp ┃----------------------------------------------------------------------  登録サイト数が6400を超えました。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  発行■そふえのりこ(祖父江典子)     【茜音-AKANE-】     メールフォーム  「茜色通信」Web site■登録・解除・変更・バックナンバーはこちらから      ■「茜色通信」は、以下のシステムを利用して無料で配信しています。  まぐまぐ  マガジンID:0000023568  E-Magazine  マガジンコード:akaneiro  カプライト  マガジンID:6392  melma!  マガジンID:m00073386  めろんぱん  マガジンID:004615  Melcup  マガジンナンバー:M000001702  Copyright(C) 2003-2007 Sofue Noriko  発行者の許可なく転載することを禁じます。 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛