□□□□□□□□□□□  茜色通信 Vol.0084   □□□□□□□□□□□ 2005/11/10 Thu.---Since2000/01/26  前号の発行部数178 =>>登録・解除・変更・バックナンバーはこちらから http://akane.pos.to/common/f/akaneiro.htm  「茜色通信」の読者登録をしていただきありがとうございます。  私のサイトの更新情報と日記(日々のほのぼの)のダイジェスト版を  お届けします。                  ◇ ◇ ◇  なんだか寒くなって、秋が終わり冬がやってきた感じがします。我が  家でも灯油のファンヒーターを使い始めました。寒がりのチワワの小  太郎にとっては辛い季節です。でも今年買ったいちご型のハウスは穴  蔵のようになっていてペット用ヒーターでいつでもあったかです。人  がいなくて温かいところが見つからないと、いちごハウスに入って寝  ています。     ┏***━【チワワの小太郎が本に載りました!】━━━***━*┓ ┃                              ┃ ┃ 「手づくりでわんこと仲よく暮らそ!」           ┃ ┃  日本ヴォーグ社 ISBN:4529041794 \1260          ┃ ┃                              ┃ ┃  http://www.bk1.co.jp/product/2603676/p-akane01465/  ┃ ┃                              ┃ *━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━***┛   ◎本のブログ「てくまくぶっく」 ---最近読んだ本・買った本・気になる本--- http://chokora.livedoor.biz/   ◎毎日更新中! チワワの小太郎のこと、料理のこと、本のことetc... 「へにょへにょ日記」 http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ _/Contents_/ ──────────────────────────────────── -- 今日のほのぼの -- ●多発性筋炎その後・ステロイドついに減量 [2005年08月09日(火)] ●小芝居が増えてた◆『モーツァルト!』 [2005年08月10日(水)] ●ひたすらハートウォーミング◆『ターミナル』 [2005年08月21日(日)] ●チワワの小太郎★山中湖・河口湖ドライブ [2005年08月22日(月)] ●可笑しさと悲惨さ◆『アンダーグラウンド』 [2005年08月25日(木)] ●大好き!SF活劇◆『スケッチブックボイジャー』 [2005年08月31日(水)] ●ドロドロの女たち◆『女系家族』 [2005年09月04日(日)] --サイト更新情報-- ★茜音 【ギャラリーと日記】 ★ぱんだ雑貨店 【壁紙とWEB素材】 ★チワワの小太郎 【癒し犬の写真と壁紙】 ★ちょこらサーチ 【ショップ検索&ランキング】 ──────────────────────────────────── ※記事中の書名の下にあるURLは、オンライン書店bk1の書籍詳細ページの  URLです(特に断りのある場合を除きます)。 その本の内容、値段、大きさ  などの詳細情報のほか、bk1に投稿された書評なども読めます。   『オンライン書店 bk1』はこちら http://www.bk1.co.jp/p-akane01465/ ──────────────────────────────────── [PR] ■本だけじゃ物足りない。CD,DVD,ゲーム、PCソフト、電化製品などなど。 『Amazon.co.jp』はこちら  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?tag=akane-22&path=tg/browse/-/489986 ■いらなくなった本を Amazon.co.jp で売ることができます! 『Amazon.co.jp マーケットプレイスストア』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?tag=akane-22&path=tg/browse/-/1058424 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             ◆ 今日のほのぼの ◆ ──────────────────────────────────── (日記もどき『日々のほのぼの』ダイジェスト版) 『日々のほのぼの』はこちら http://akane.pos.to/akane/f/honobono.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●多発性筋炎その後・ステロイドついに減量 [2005年08月09日(火)] ──────────────────────────────────── 6月の梅雨の季節になると毎年、具合が悪くなる。それが今年は特にひどかっ た。体がだるくて重くて、重力に逆らえないような感覚。それがひどい日は、 ぐったりして一日中ゴロゴロしていた。なんとなく年々、体が弱っていってい る気がした。 ステロイドを飲んでいれば副作用は出ても仕方ないとして、体が多少慣れて、 元気になっていくのかと思っていた。だから、それで元気になったら薬減量だぁ って思っていたのだけど、元気になるどころかどんどん弱っていく。体力と一 緒に気力も弱っていく。この体調の悪さは薬のせいなのか筋炎のせいなのか…。 昨年、やはり梅雨の季節くらいに具合が悪くて、医師に「ちょっと調子悪いで す」ということを言ったら「やっぱり薬は15mgから減らせないね」なんて言わ れた覚えがある。うろ覚えだけど。だからと言うわけではないけど、この具合 の悪さがなくならないと、薬は減らしてくれないような気がしていた。それで、 一生懸命、体力つけようとしたり、健康的な食事をしてみたりしていたのだけ ど、一向に元気にならない。体力はなくなる一方だし、体はだるくなる一方、 体重は増えるし疲れやすさも年々ひどくなる。もう、なにがなんだかわからな い。これは一体なに。薬のせいなのか、筋炎のせいなのかわけがわからなくな ってしまった。 漢方薬も飲み続けているけれど、効いているのかどうかわからない。ステロイ ドの効果を上げる作用があるから、通常の維持量よりも減らせると言うのだけ ど、肝心のステロイドが減らないので飲んでる意味もあるのか怪しくなってく る。 今年の4月から5月にかけて大学病院と漢方の病院の担当医師が相次いで変わ った。いずれも医師側のやむを得ない事情なので仕方ない。一応、どちらも一 時的なものなのだけど、医師が復帰したときにまた同じ担当医に戻るのかどう か、まだわからない。こちらの希望次第だとは思うのだけど。 いままでの担当医が特別良かったということはないのだけど、別段悪くはなか ったので、担当医が相次いで変わって少し動揺したのは事実。結果、漢方の方 は、なんとなく前の医師のほうがよいけど、薬の処方も変わらないので今まで 通りに薬を飲んでればいいかな、と。復帰したら元の担当医に戻してもらお う…。 大学病院のほうの医師は、前の医師は「漢方は科学的な根拠がないんですよ」 と言い放つような医師だったので、こちらが漢方を飲んでいると言ってもそれ を全く考慮しない姿勢だった。悪い印象はなくて、今までの主治医の中ではか なりいい方だったのだけど、今思えば治療に対する方針は薬漬け生殺し路線で 少し頑なだったかもしれない。薬は少し多めで副作用が出ても、再燃しないこ とが大事、というような。 今の担当医はひょっとしたら私よりも若いかもというような女医さん。なんと なくサバサバしていて、試行錯誤しつつも、こちらの辛さを分かってくれよう としている姿勢が好き。医師としての腕は未知だけど。 6月にはあまりに怠くて、筋肉も痛いような症状があったので、予約なしで大 学病院を受診した。ひょっとして筋炎が再燃したのかもしれないと怖かったの だけど、検査結果は問題なし。筋炎の症状はまったく出ていなかった。梅雨が 終わって少し体調がよくなってからの診察で医師が「(この前の体調不良は) なんだったんでしょうね」。こっちが聞きたいくらいだけど、その発言で、医 師があの体調不良を筋炎の症状とは思っていないと感じた。ちょっといい兆し かも。 梅雨があまりに辛くて、風邪を引いたりもして、このままでは別の病気になっ てしまうかもしれない。本格的におかしい。体のバランスが崩れまくっている。 どうにかしたい。という思いが強くなった。前からそれはずっと思っていたけ ど、解決方法が見つからなかった。 ホメオパシーに行ってみようと思ったのだけど、通える場所にない。アロマテ ラピー関連で、アロママッサージがいいと知って、それなら近場にあるかもし れないと探したら、偶然にも少し前にネットで知り合いになった方がアロママ ッサージをやっていることを知った。鍼灸院をしていることは知っていたのだ けど、そこでアロママッサージもやっているらしい。さっそく連絡したら、今 はアロママッサージはやっていないとのこと。でも、鍼灸の方の治療もとって も良さそうだったので、鍼灸の予約をした。とても混んでいて、予約日がかな り先だったけれど、もう、わらにもすがる思いだった。 最初の診療は7月7日。七夕の日だった。問診票を詳しく書いて持参。過去の 病歴とか、生活習慣など、じっくり話を聞いてくれる。その後、体を診てもら う。東洋医学についてはよく分からないのだけど、腎臓が弱っているらしい。 薬のせいで、体がとても冷えている。なのに頭の方は熱を持っている。筋炎や 膠原病は内熱の病気らしく、その治療薬は体を冷やすものなのだ。今飲んでい る漢方薬も、ステロイド様の効果があるものなので、体を冷やす作用があるら しい。それに利尿作用のある成分がブレンドされている。ところが、体が冷え すぎていて、利尿する力がなくなってしまっているので、その効果が出ていな いみたい。エンジンを動かすための燃料を燃やす力がないので、少し体を温め て、力をつけないといけないらしい。なるほど。 そして、やっぱり、私の体は普通の状態ではないらしい。あれが辛い、これが 辛いといろんな症状をあげたら、「それって全部、ステロイドの副作用だよね。 筋炎の症状じゃないよね」と言われた。本当にそう。素人考えだと、明らかに ステロイドの量が多いのだ。ぎりぎりの維持量ではない。 鍼灸の先生は病気ではなく人を診てくれる。病名で治療はしない。とてもいい。 ちゃんと体の状態を見てくれるので、脈を診て「ちょっと夏バテぎみだね。胃 腸が疲れてるね」なんてわかっちゃうのだ。すごい。 家でもお灸をするように言われた。せんねん灸。お灸スポットはマジックで書 いてもらってある。一日一回、毎日やっている。これが結構、効いている気が する。あとは、生活改善。夜は10時には寝る。間食はしない。体を冷やす食品 (フルーツや生野菜など)は控える。お散歩程度でいいので、なるべく運動す るようにする。夜10時に寝るのはなかなか難しいけれど、その他はかなり実践 できている。でもあまりきっちりやると疲れるので、ほどほど。ときどき、お 菓子も食べている。 体が重たいので、ダイエットが最重要課題なのだけど、間食をやめても体重が 減らない。やはり代謝が悪いらしい。でも、食べ物に気を付けたせいか、鍼灸 の治療のせいか、今まで辛かった、お腹の張りが楽になった。これはすごい 変化。 思ったのだけど、私は体調が悪いと食べ物に走る。甘い物が食べたくなったり、 お菓子が食べたくなったりしてしまう。それで太るし、むくむ。でも、鍼灸治 療のせいで、少し体調がよくなって気の流れがよくなったような気がしていて、 それでヘンな食欲が抑えられているのだと思う。 鍼灸に通って、少し頭の中も整理できて、体調も安定したので気力まで充実し たのか、医師にステロイドを減らしてもらおう、という強い決意がわき上がっ てきた。だって、どう考えても副作用が強すぎる。 それで、大学病院に行く一週間くらい前から医師説得大作戦の計画を練った。 まず、血液や尿の検査結果に筋炎の症状が出ているのかどうかを聞く(たぶん 出ていないのはず)。そして、いま一番つらいのは、だるさとむくみだと訴え る。その他の症状もステロイドの副作用ではないかと訴える。そして、年々体 力が落ちて弱ってきているのは薬のせいではないかと訴える。薬の減量によっ て筋炎が再燃するのが怖いが、このままでは他の病気になってしまいそうだと 訴える。 これで大丈夫だろうか。前の担当医は維持量は15mgと決めていたような節があ って、私がいくら「減らないですか」と聞いても減らしてくれなかった。説得 方法がまずかったのかもしれない。というか説得ではなくただの訴えだったけ ど。 そして挑んだ診察。説得成功。1mg減量。もしかしたら医師も少しは減量を意 識してくれていたのかもしれない。だるくてむくむと訴えて、「今は調子のい い方」と言ったら「これで調子がいい方?」とちょっと絶句していた。そう、 今は調子のいい方なのだ。調子がよくて、普通の人の調子の悪いときくらい。 やはり血液、尿検査では筋炎の症状は出ていなかった。筋肉の炎症の数値CKな んて24とかで低すぎるくらい。筋力が落ちてる状態なのかしら。 1mg減量で、小躍りしたい気分だったけど、やっぱり再燃が怖いので、あまり はしゃいではいられない。無理しない、ストレスを溜めない生活を心がけねば まだまだ暑い日が続きそうだ。摂生、摂生。 日記を見直していたら、2004年の4月始めに16mgから15mgに減ったと書いてあ った。一年半くらいかかって1mg減量。先はまだまだ長いなぁ。 難病情報センター http://www.nanbyou.or.jp/ 多発性筋炎・皮膚筋炎 http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/067.htm プレドニン錠5mg(プレドニゾロン) http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se24/se2456001.html 日本ホメオパシー医学協会 http://www.jphma.org/ ホメオパシージャパン http://homoeopathy.co.jp/ せんねん灸 http://www.sennenq.co.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●小芝居が増えてた◆『モーツァルト!』 [2005年08月10日(水)] ──────────────────────────────────── 『モーツァルト!』帝国劇場 2005年7月4日-8月26日 脚本・歌詞:ミヒャエ ル・クンツェ 音楽:シルベスター・リーヴァイ 演出・訳詞:小池修一郎 出演:中川晃教 市村正親 山口祐一郎 木村佳乃 高橋由美子 香寿たつき 阿知波悟美 花王おさむ 吉野圭吾 ほか ──────────────────────────────────── 帝劇で『モーツァルト!』を観てきた。チケットは意外に取りやすくて、席も 前の方だった。初演も何度か観たのだけど、今回の再演は一度だけしか取らな かった。なぜか私たちの両側2席ずつ、合計4席も空席だった。『エリザベー ト』に比べたら人気がないのかな。 キャストが少し替わっていて、今回はコンスタンツェが木村佳乃、ヴァルトシュ テッテン伯爵夫人が香寿たつきだった コンスタンツェは初演で松たか子と西田ひかるを観た。松たか子が良かったけ れど、この役、誰がやっても難しいみたい。木村佳乃は歌はイマイチなのだけ ど、芝居は好き。香寿たつきは前から一度、生で観てみたかったのだけど、や っぱりいい。歌が好き。 中川モーツァルトは相変わらず良かったけれど、前の方がインパクトがあった ような気がする。全体的に初演と大きく変わってなかった。でもなんだか小芝 居が増えていた。 初演のときも思ったけれど、衣装がかわいくて好き。時代に忠実じゃなくて、 主人公は破れたジーパンにジャケットだったりするから、時代衣装的なドレス もかなり自由にデザインしているみたいで、見ていて楽しい。 この作品、音楽は耳に残るし、いいのだけど、ストーリーはあんまり好きじゃ ない。『エリザベート』のほうがいいなぁ。 『モーツァルト』 http://www.toho.co.jp/stage/mozart/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●ひたすらハートウォーミング◆『ターミナル』 [2005年08月21日(日)] ──────────────────────────────────── 『ターミナル』(2004年 アメリカ)監督:スティーブン・スピルバーグ 出演:トム・ハンクス キャサリン・ゼタ・ジョーンズ 他 http://www.terminal-movie.jp/ ──────────────────────────────────── アメリカの空港に到着したものの、自国で起きたクーデターによって、帰国も 入国もできなくなってしまい、空港ロビーから出られず、ひたすら許可を待つ 主人公をトム・ハンクスが演じている。 クーデターはテレビニュースの中で語られ、主要なストーリーはひたすらハー ト・ウォーミング。主人公は犯罪者でもスパイでもなく、アメリカへやってき た理由も特別な使命を帯びているワケでもなく、ひたすら個人的なこと。なに かクーデターに関係しているのかと思いきや、それとは全く関係なく、ただ父 の思いを叶えるために彼は空港で待ち続けるのだ。 ちょっとしたロマンスもあり、友情もあり…。純粋な中にもちょっとした知性 をかいま見せる男性をトム・ハンクスが嫌みなく演じていて好感が持てた。こ の人が自国でいったいどんな生活をしていたのか全くわからないところがおと ぎ話っぽくてミソなのかも。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●チワワの小太郎★山中湖・河口湖ドライブ [2005年08月22日(月)] ──────────────────────────────────── 両親と小太郎と一緒にドライブ。目的地は山中湖。父が非常用に買ったテント を広げてみたいと言うので、どこか湖畔のいい場所があったらそこでテントを 広げて休憩…なのかと思ったら、なんだかテントはどうでもいいらしい。それ らしいいい場所もなくて、結局テントは広げなかった。 そうなると、目的地のないドライブで、いきあたりばったり。事前に予習して いたのは私だけ。ガイドブック買っておいてよかった。 まずは山中湖畔のテディベアワールドミュージアムへ。ここはワンコは抱っこ かキャリーバッグで入場できる。小太郎は楽しくないだろうけど、ま、いいか。 テディベアと一緒に記念撮影できるしね。 ミュージアムの外にカフェがあって、テラス席でワンコと一緒に食事ができる ようになっている。少し時間が早かったけれど、ここで昼食にしてしまおうと 提案したけど、まだお腹が空いていないと却下された。これで、今日はコンビ ニランチを覚悟。 そのあとも目的地がないので、とりあえず湖畔を一周して、適当なところで車 を止めた。ガイドブックに載っていた花の都公園が近いことがわかり、そこに 行くことに。おおー。花畑がキレイ。施設に入らなければ無料。少し花畑を散 策した。暑かったけれど、薄曇りで、富士山は雲に隠れてよく見えなかった。 晴れていれば、花畑のバックに富士山がよく見えるみたい。残念。 そろそろお昼だけど、どうしよう。道沿いにはほうとうのお店が多くて、うど ん好きの父が「ほうとう、ほうとう」とうるさい。ほうとう屋さんは犬が入れ ないから、食べるんだったら、交代で食べに行こうと言ったのだけど、あまり 乗り気じゃない。ガイドブックをチェックしたら、河口湖のほうに犬と入れる ほうとう屋さん発見。急遽、河口湖に向かうことになった。 「みさか路」というほうとう屋さん。テラス席は今、いっぱいだということで、 しばらく待つことになった。駐車場の向かい側は芝生の公園があって、その向 こうが河口湖。その公園で時間を潰すことにした。湖からの風が気持ちいい。 小太郎とまったり。 10分くらいで席が空いた。テラス席はワンコ連れ専用。ゲージとか水飲みとか が用意されていた。隣のお客さんとの仕切りもあるので安心。蟹ほうとう鍋を 食べた。美味しい。コンビニランチじゃなくてよかった! 犬と入れて美味し いお店がもっと増えるといいのにな。 ほうとうを食べたので、父が「じゃ、帰ろうか」と言う。私ももう満喫したの でそれに賛成したら、たまにしか行楽についてこない母が反対した。もっと遊 びたいらしい。 とりあえず車に戻ってまたドライブ。父が、富士山に行ってみようと言い出し、 富士すばるライン方面へ向かった。でも、富士すばるラインはシーズン中で一 般車は入れなかった。五合目まで行くには駐車場に車を置いてバスで向かうこ とになる。うちはそこまでして行くほどの思い入れはないので、あっさり富士 行きは中止。道沿いにあるはずの「富士すばるランド ドギーパーク」に行く ことにした。が、ちょっと迷った。 なんとかドギーパークに到着。前に一度、父と一緒に来て楽しかったから、も う一度来てみたかったのだ。ここは敷地が広くて自然がいっぱいなので、森林 の中をお散歩する気分。ドッグランも広いのから狭いのまで数が多い。小さい ドッグランなら一頭だけで遊ばせられる。 中で飼われている犬たちもたくさんいて、大型犬が多い。スタッフも大勢いて、 大きい犬をお散歩させたりしている。犬たちがのびのびしてるのがいい。標高 が高くて、冬は寒そう。だからかどうか、毛の長い寒い地域の犬が多い気がす る。小さい犬もいっぱいいて、500円でレンタルして、園内を散歩させること もできる。 ちょうど、アジリティの広場でショー(?)をやっていた。三頭の犬が障害物 競走をしてそのタイムを競う。大きい犬、中くらいの犬、小さい犬。みんなち ゃんと障害をクリアしてゴール。小太郎の場合はタイム以前に障害をクリアで きないので、見ていて感心。 終了後にアジリティの広場を解放してくれたので、ちょっとだけチャレンジし てみた。予想通り、なにひとつまともにできなかった。トンネルくぐりならで きるかと思ったら、出口で父が呼んでも、怖がって入ろうともしない。スタッ フのお姉さんがトンネルと短くしてくれたけど、全然だめだった。平均台の上 に乗せてみても一歩も歩けない。輪くぐりなんてとんでもない。こんな小太郎 でも、訓練したら出来るようになるんだろうか。…訓練する予定もないけどさ。 そのあと、セルフサービスのレストランでお茶を飲んで休憩。ここは室内も室 外もワンコOK。トイプードル、ミニチュアダックス、フレンチブルドッグを 連れた人たちがいた。フレンチブルドッグ、かわいい。欲しい。と、言ったら 父に「えー」と言われた。うちの両親はブス犬があまり好きではないらしい。 鼻ぺちゃ犬、かわいいのにな。 小型犬用のドッグランがあって、誰もいなかったので、小太郎のリードを離し て少し遊んだ。うちの近所の広場のが広いんだけどね。こういうところで遊ぶ のもまたよし。 一番広いドッグランに行ってみたら、大きい犬が二頭走り回っていた。でも遠 くだったので、小太郎のリードを離して遊んでいたら、二頭が全速力でこっち に向かってきた。あわてて小太郎を抱っこ。危機一髪。 二頭が行ってしまったのでまた小太郎を走らせていたら、また来た。今度は小 太郎がちょっと遠くにいたので「お父さんのところ行きなっ」って言ったら、 お父さん大好きな小太郎は全速力で父のもとに走って行った。父に抱っこされ て、またもや危機一髪。 大型犬は遊んでただけで、小太郎を狙ってきたワケじゃないかもしれないけど、 なにがあるか分からないので冷や冷やする。ドッグランは大型犬に譲って、小 太郎一家は退散。小太郎はいつもの広場で走り回れるから、ここで遊ばなくて もいいのだ。大きいワンコはここでノーリードで思いっきり走ってちょうだい。 そろそろ疲れたので帰ることにした。帰りに、東名高速の足柄SAに寄った。 いつも行きの下りのSAに寄るのだけど、上りはあまり寄ったことがない。富 士山からの名水があって、ポリタンクを抱えた人たちが次々と水を汲んでいく。 すごく美味しい水らしい。小太郎用のペットボトルにちょっとだけ汲んで持っ て帰った。飲んだけど、水の味なんてよくわからないうちの家族。 足柄の下りのSAにはドッグランがあるのだけど、上りのほうは原っぱみたい なところがあって、ワンコを散歩させられる。ノーリードのプードルがうろう ろしていた。どうやらそばにいたおじさんの飼い犬らしい。そのあと、お店の 方にもノーリードのまま行っていた。逃げる心配はないのかも知れないけど (逃げたとしても飼い主の責任)、犬嫌いの人もいるからやめた方がいいよね。 こういうマナーを無視した飼い主がいると、犬連れ旅行がしにくくなるからや めて欲しいものだわ。 車の中で、小太郎は疲れ切って熟睡モード。家に帰ったらソファの上から動か ず、ずっと寝ていた。いろいろ連れ回されてお疲れ様。でも楽しかったよね。 (無理矢理?) チワワの小太郎 http://akane.pos.to/kotaro/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●可笑しさと悲惨さ◆『アンダーグラウンド』 [2005年08月25日(木)] ──────────────────────────────────── 『アンダーグラウンド』(1996年 フランス/ドイツ/ハンガリー)監督:エ ミール・クストリッツァ 出演:ミキ・マノイロヴィッチ ミリャナ・ヤコ ヴィッチ ラザル・リストフスキー スラヴコ・スティマチ エルンスト・ス トッツナー スルジャン・トドロヴィッチ ──────────────────────────────────── 島本理生の小説『ナラタージュ』にこの映画が出てきて、全く知らなかったの だけどちょうどスカパー!でやっていたので見てみた。 第二次世界大戦中のユーゴスラビア。地下室に隠れて武器を作るクロと仲間た ち。親友のマルコは戦争が終わったことを知らせずクロたちはひたすら武器を 作り、地下で暮らし続ける。そして二十年後。クロは戦争を止めるために闘う 決意で地下で育った息子とともに地上に出る。 そんな簡単に説明できるストーリーではないのだけど。リアルなんだかパロディ なんだかコメディなんだかわからないところがあって、そこが面白い。戦争は 繰り返されて、最後はやはり戦争で終わる。皮肉に満ちた悲喜劇。 地下室というのが広くて、そこに暮らす人々は大家族のよう。地下で生まれた 子どもたちが遊び回っているのだ。そんなこと実際にあるのかって突っ込みた くなる。そこが非現実的なのだけど、あるいは戦時中はそういうこともあるか もとも思える。さすがに何十年もっていうのはありえないと思うけど。別に監 禁されているワケでもなく、出たら危険だという嘘を信じ続けて地下で暮らし 続けるのだ。ある意味コメディだよね。騙し続けるほうも戦時下のサイレンや 放送を鳴らしたり、その労力が笑える。 こういう映画は嫌いではない。戦争って可笑しいものなのだ。非日常なもの。 異常なもの。可笑しさの中から悲惨さが漂ってくる。それが戦争。悲惨さを強 調するだけでは伝わらない何かがこういう映画から伝わってくる。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●大好き!SF活劇◆『スケッチブックボイジャー』 [2005年08月31日(水)] ──────────────────────────────────── 『スケッチブックボイジャー』演劇集団キャラメルボックス サンシャイン劇 場 2005年8月11-9月12日 作・演出:成井豊 出演:坂口理恵 大内厚雄 畑中智行 前田綾 山田幸伸 岡田達也 中村恵子 岡田さつき 多田直人 渡邊安理 實川貴美子 阿部丈二 ──────────────────────────────────── 冒険活劇SF。こういうの、好き。キャラメルは時代劇、泣かせる人間ドラマ、 タイムトラベル物などいろいろあるけど、今回はSF! どんどん、どんどん、テンポよく進んで行って、笑わせられて…。爽やか青春 系。だけど泣けるしみじみシーンはなし。私はいいの。泣けなくても。でも他 のキャラメルファンはやっぱり泣けるのがいいのかなぁ。 SFシーンはマンガの中のお話で、現実世界では漫画家のはらと担当の諸星の やりとり。締切に追われたのはらがストーリーを考えていき、マンガの世界で はSFな話が進んでいく。 SFのほうのカケル役の畑中くんが爽やか青年キャラをそつなくこなしていた。 この人って、こんな爽やか系だったけ? のはらの担当の諸星役の大内くん、 テレビ向き。ドラマ出ればいいのに。 今回は客演の山田さん以外は完全ダブルキャスト。もう一つの方も観てみたい けど、うーむ。ビデオでいいかな。 そうそう、衣装がね、やっぱりかわいい。キャラメルの衣装っていつもおしゃ れ。ダブルキャストのもう一方のチームは衣装も違うらしい。見たい。。。 そして、今回の舞台美術はコミックな世界。マンガのコマとかスケッチブック とか鉛筆とか…。これもいつもながらいいなぁ。 演劇集団キャラメルボックス http://www.caramelbox.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●ドロドロの女たち◆『女系家族』 [2005年09月04日(日)] ──────────────────────────────────── 『女系家族 上』山崎豊子/著(新潮文庫/新潮社)ISBN:410110431X http://www.bk1.co.jp/product/2169545/p-akane01465/ 『女系家族 下』山崎豊子/著(新潮文庫/新潮社)ISBN:4101104328 http://www.bk1.co.jp/product/02169546/p-akane01465/ ──────────────────────────────────── 山崎豊子の作品は『白い巨塔』『大地の子』を読んだけれど、なぜかイマイチ 夢中になれない。それは、社会派で堅くて難しいから、というだけでなくて、 どうやら登場人物たちに感情移入できないかららしい。いや、正確に言えば、 感情移入はできる。人間の欲とか醜い部分が描き出されていて、そういう卑し い感情というのは私の中にも確実にあって、読みながら多少共感しつつ、人間 の悲しい性を感じてしまう。 そういうドロドロとした内面を描き出しているのだけど、どうも、出てくる人 たちがみんな悪人というか、人間臭すぎて、みんな腹に一物抱えているような、 こう、応援したくなるような愛すべきキャラクターがいてもいいんじゃないか と思ってしまう。悪いやつだけど憎めないとか、いい人なんだけどちょっとド ジとか、そういう人って出てこないのよね。なんかみーんな腹黒そうで救いが ない。 大阪の老舗の三人姉妹と愛人の遺産相続争い。そこに大番頭や叔母や踊りの師 匠なんかがからんでくる。もう、ドロドロ。醜い。女って嫌。 『白い巨塔 1』山崎豊子/著(新潮文庫/新潮社)ISBN:4101104336 http://www.bk1.co.jp/product/2247466/p-akane01465/ 『大地の子 1』山崎豊子/著(文春文庫/文藝春秋)ISBN:4167556014 http://www.bk1.co.jp/product/1043203/p-akane01465/ ──────────────────────────────────── (茜音「日々のほのぼの」より) http://akane.pos.to/akane/f/honobono.htm ・・・・・・─・─・─・──・──・──→この続きも日々更新中です。 日記ブログ「へにょへにょ日記」は毎日更新中。。。 http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/ ──────────────────────────────────── =[PR]================================ 日本最大級ショッピングサイト!お買い物なら楽天市場 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