□□□□□□□□□□□  茜色通信 Vol.0083   □□□□□□□□□□□ 2005/10/23 Sun.---Since2000/01/26  前号の発行部数180 =>>登録・解除・変更・バックナンバーはこちらから http://akane.pos.to/common/f/akaneiro.htm  「茜色通信」の読者登録をしていただきありがとうございます。  私のサイトの更新情報と日記(日々のほのぼの)のダイジェスト版を  お届けします。                  ◇ ◇ ◇  チワワの小太郎が載った本が発売されました。巻頭カラー4ページ!  すごいですよ。プロのカメラマンさんに撮ってもらった写真はとって  もかわいいです。わんこの手作り満載の本です。わんこと素敵な手作  り生活をしている飼い主さんがたくさん載っています。   ┏***━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━***━*┓ ┃                              ┃ ┃ 「手づくりでわんこと仲よく暮らそ!」           ┃ ┃  日本ヴォーグ社 ISBN:4529041794 \1260          ┃ ┃                              ┃ ┃  http://www.bk1.co.jp/product/2603676/p-akane01465/  ┃ ┃                              ┃ *━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━***┛   ◎本のブログ「てくまくぶっく」 ---最近読んだ本・買った本・気になる本--- http://chokora.livedoor.biz/   ◎毎日更新中! チワワの小太郎のこと、料理のこと、本のことetc... 「へにょへにょ日記」 http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ _/Contents_/ ──────────────────────────────────── -- 今日のほのぼの -- ●チワワの小太郎★鳥羽・伊勢旅行(その1) [2005年08月03日(水)] ●チワワの小太郎★鳥羽・伊勢旅行(その2) [2005年08月03日(水)] ●チワワの小太郎★真夏のおでかけ。夕日の滝 [2005年08月03日(水)] ●平和ぼけの日本◆『半島を出よ』 [2005年08月04日(木)] --サイト更新情報-- ★チワワの小太郎 【癒し犬の写真と壁紙】 ★小さな本屋さん ちょこら 【本とショップのリンク集】 ★ちょこらサーチ 【ショップ検索&ランキング】 ──────────────────────────────────── ※記事中の書名の下にあるURLは、オンライン書店bk1の書籍詳細ページの  URLです(特に断りのある場合を除きます)。 その本の内容、値段、大きさ  などの詳細情報のほか、bk1に投稿された書評なども読めます。   『オンライン書店 bk1』はこちら http://www.bk1.co.jp/p-akane01465/ ──────────────────────────────────── [PR] ■本だけじゃ物足りない。CD,DVD,ゲーム、PCソフト、電化製品などなど。 『Amazon.co.jp』はこちら  http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?tag=akane-22&path=tg/browse/-/489986 ■いらなくなった本を Amazon.co.jp で売ることができます! 『Amazon.co.jp マーケットプレイスストア』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?tag=akane-22&path=tg/browse/-/1058424 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             ◆ 今日のほのぼの ◆ ──────────────────────────────────── (日記もどき『日々のほのぼの』ダイジェスト版) 『日々のほのぼの』はこちら http://akane.pos.to/akane/f/honobono.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●チワワの小太郎★鳥羽・伊勢旅行(その1) [2005年08月03日(水)] ──────────────────────────────────── 7月の16日からの三連休で鳥羽・伊勢方面へ旅行へ行った。土・日・月(祝) なので、早めに予約を取った。昨年は予約するのが遅くて希望のところがいっ ぱいだったので、今年は早めに予定を立てた。 昨年は奥軽井沢のコテージに泊まった。気兼ねせずに過ごせたのはよかったの だけど、食事が貧相だったのが反省点だった。コテージで自炊も出来たのだけ ど、どこか犬と一緒に食べられるレストランか、出来合いのものを買ってきて 食べればいいか、と安易に考えていたのが間違いだった。犬と一緒に食べられ るレストランはあまりなくて、買ってきた物を食べたのだけど、近くにあまり お店がなくてろくなものが食べられなかった。旅行というと食事が楽しみなの に、それがコンビニのパンとかインスタントの食事だったので、あまり旅行気 分が満喫できなかったのだ。 そんなわけで、今年はとにかく食事は豪華に、がテーマ。犬と一緒に泊まれて、 犬と一緒に安心して豪華な食事が食べられる宿を探した。犬と泊まれても一緒 の部屋じゃなかったり、食事は別だったりする宿もあるから要注意だ。 鳥羽わんわんパラダイスホテルはその名の通り、犬連れ専用ホテル。しかも、 食事も豪華。一度泊まってみたいと思っていたので、旅行の行き先は鳥羽にし た。それに、鳥羽水族館には私の大好きなジュゴンがいる。以前、一度行った ことがあるけれど、また行きたい。鳥羽水族館にはゲージに入れれば犬も一緒 に入れる。うちの場合、小太郎と一緒に行くというのが主目的なので、行った 先で何を見るかは二の次。とりあえず、ゆったり泊まれて小太郎を連れ回せる ような施設があればいいのだ。だから今回は、わんわんパラダイスホテルが目 的地のようなものだ。 わんわんパラダイスホテル(略して、わんパラ)に二連泊しようと思ったら、 すでに日曜の予約はいっぱいで、土曜の一泊しか取れなかった。がっくり。で も二泊すると食事が同じような内容になってしまうかもしれず、それよりは違 う場所に泊まったほうがいいか、といい方に考え、二泊目は鳥羽から近い二見 浦の松嶋館という旅館を予約した。鳥羽周辺で、犬と同室で食事も一緒という 宿はわんパラと松嶋館くらいしかない。でも松嶋館は食事も豪華そうだし、す ぐ裏が海で松林をお散歩できると言うので、行く前から期待が膨らんだ。 いよいよ鳥羽に出発。カーナビ付きの母の車で父の運転。カーナビに目的地セ ットしたものの、父が予定していたコースとは違っていたようで、途中でイン ターを降り損なったり迂回しちゃったりと最初から波乱の予感。それでもなん とか伊良湖のフェリー乗り場までついた。小太郎は船は初めてなので、わくわ く半分、心配半分だったけど、出航のときのエンジン音にちょっと驚いていた くらいで心配することはなかった。大きな船だし、そんなに揺れないし、小太 郎は船に乗ってることすら気づいてないんじゃなかってくらい普段と変わらな かった。船の中ではキャリーバッグから出せないので、ずっとバックの中だっ たけど、リラックスしておとなしかった。 無事に鳥羽に到着。フェリー乗り場のすぐ横が鳥羽水族館だった。さっそく水 族館を見物。ジュゴンのじゅんいちくんとセレナちゃんと再会した。やっぱり ジュゴンはいい。人魚伝説のもとになっている動物だ。顔は愛嬌があるのだけ ど、泳ぐ姿は優雅で本当に人魚のよう。隣の部屋にはマナティがいるのだけど、 マナティは巨大でおっとりしている。同じように、人魚と間違えられたという けれど、私はジュゴンのほうが人魚っぽいと思う。 水族館の各部屋は涼しいのだけど、外に出ると暑い。人も多い。小太郎はキャ リーバッグから顔を出して魚を見ている。わかっているのかな。パンダのよう な白黒模様のイロワケイルカは水槽の中を活発に泳ぎ回っていた。小太郎は目 でイルカを追っていたのだけど、小太郎の目の前にイルカがやってきたらびっ くりして亀のようにバッグの中に頭をひっこめてしまった。面白い。 水族館を見終わってから、近くのミキモト真珠島に行った。ここは島内で犬と 自由に歩き回れる。森林や遊歩道があるので、お散歩するにはいい。だけど、 この日はとても暑くてお散歩するような気候じゃなかった。ショップ内は冷房 が効いていたけど、犬は入れない。海女さんの実演をやっていて、海に潜る海 女さんたちを小太郎と一緒に見た。小太郎、暑くてはぁはぁしていた。海女さ んたちを見て興奮していたワケではないと思う…。 疲れたので宿に向かった。わんパラに到着。ロビーに看板犬たちがいてお出迎 えしてくれた。もともとは普通のホテルだったのを、犬連れ用にしたみたい。 だから造りは普通のホテルと変わらない。部屋は6階。泊まっている間、エレ ベーターで移動することが多いのだけど、よく大きいワンちゃんと一緒になっ た。食事はレストランで、他の宿泊客と一緒。みんな犬連れなので、テーブル の間隔は広い。チワワを連れている人はいなくて、レトリーバーとかコーギー とか比較的大きめの犬が多かった。他には、ボーダーコリー、キャバリア、ミ ニチュアダックス、ボストンテリアなど、いろんな犬がいた。 思惑通り、食事は豪華。懐石コースだ。お刺身いっぱい。おかずもいっぱい。 大満足。小太郎はバッグに入ってテーブルの下で大人しくしていた。残念なが らデザートはフルーツじゃなかったので、小太郎には普通のおやつをあげた。 わんパラの裏はすぐ海。砂浜じゃなくて、船が泊まっている。ホテルの正面側 から山の方へ行くお散歩コースもあったけれど、そちらに行ってみたらどうや ら大型犬用の長いコースみたいなので、途中で引き返してきた。小太郎には海 側で十分だ。 トイレシートは持ってきてあったけど、シートでおしっこできるか不安だった ので、こまめに外に連れ出しておしっこさせた。部屋が6階なので外に出るの が面倒。シートで確実におしっこできるようになると安心なのだけど…。 夜、お散歩に連れだして部屋に帰ってきたら、小太郎が三本足で歩いている。 こんな旅先で怪我!? 病院に連れて行くべきかどうか家族会議。ホテルのパ ンフレットに載っている獣医さんは、日曜・祝日はお休みだそう。前に足を痛 めたときにもらった薬を覚えているので、どこかの動物病院に行ければそこで 同じ薬をもらうとか、行きつけの獣医さんに電話して指示を仰ぐとかいろいろ 検討したけど、とりあえず今は夜なのでなにもできず、緊急を要するような状 態じゃないだろうということで一晩様子をみることにした。前に一度同じ症状 をやっているので、少しは冷静に考えることができたけど、初めてだったらも っとあたふたしたと思う。 小太郎はドッグバッグの中に入れて寝かせたのだけど、夜中にクークー鳴いて いる。夜泣きは甘やかしてはいけないと思って、無視していたのだけど、その うちハァハァする息づかいが聞こえてきた。部屋の中がとても暑くて、眠れな い。小太郎は足のこともあるし、もしかして熱でもあるんじゃないかと心配に なってドッグバッグから出した。自分で歩いて出てきたけど、ハァハァしてい る。そして甘えてくる。普通だったらドッグバッグの中に戻してしまうんだけ ど、足が心配なので、タオルにくるんで一緒の布団に入れて寝ることにした。 ホテルの布団に犬を入れるのはルール違反だけど、タオルにくるんでいるから 大目にみてもらおう。それにしても部屋の中が暑い。 朝方になって、母が目を覚ました気配がしたので、小太郎がハァハァしている のと部屋が暑いことを訴えたら、どうやら母が寝る前に冷房を消したらしい。 犯人はあんたか! 理由は「音がうるさいから」。で、窓も閉め切っているの で部屋の中が蒸し風呂状態だったのだ。夜中、私は寝ぼけ眼で窓を開けること に思い及ばなかった。冷房の効きが悪いのかと思っていた。小太郎のハァハァ もただ単に部屋が暑かっただけだろう。人間も汗だくだもの。さすがの小太郎 も暑かったんだろうね。 もう寝ていられないので、着替えて小太郎を連れて外に出た。まだ三本足で歩 いているけど、昨夜よりはいいみたい。フロントで病院のことを聞いてみたけ ど、そのときフロントにいた人はあまりよく分からないみたいで、パンフレッ トに書いてある病院を教えてくれた。そこは日祝は休みみたいだと言ったら、 確認してあとで連絡してくれるとのことだった。朝食の前に部屋の電話に、病 院はやっぱり日曜は休みでした、と連絡をくれた。…そうではなくて、日曜に やっている病院を教えて欲しかったのだけど。しかし、その頃には小太郎はち ゃんと四本足で歩けるようになっていて、とりあえずすぐに病院に行かなくて もいいか、ということになった。 無理をさせないようにキャリーバッグに入れておけばいいよね、と話し合った のだけど、二日目の昼くらいには小太郎はなんでもなかったように普通に歩い たり走ったりしていて、結局バッグに入れっぱなしという事態にはならなかっ た。いったいなんだったんだろう。 わんパラの朝食はバイキング形式だった。メニューも豊富でこれも満足。フル ーツもあったので、小太郎にはパイナップルとオレンジをあげた。この日は伊 勢神宮に行く予定で、ほかには寄る予定がないので、ゆっくり出発することに した。部屋は和室だったので、食後にごろごろして過ごした。小太郎も一緒に ごろごろ。他の犬もたくさん泊まっているはずだけど、掃除が行き届いていて 不潔な感じはない。ごろごろしても平気。犬にはわかるのか、小太郎はちょっ と臭いを嗅いだりしていたけど、人間には気にならない。ひょっとしたら犬を 飼っていない人には気になるのかもしれないけど、みんな犬連れだし、気楽に 泊まれるというのはいい。 ちなみに、夕食後には宿泊客を集めてゲーム大会のようなものもあって、交流 を深めたい人たちにはいいみたい。うちの場合は疲れていたのと、小太郎がび くびく犬なので参加しなかったけど、ちょっと覗いたら賑わっていた。屋上に ドッグランがあったのだけど、10時から18時くらいまでのようで、利用できな かった。もっと早く宿に着いたら利用できたかもしれない。プールもあって、 犬と一緒に泳げる。あまり観光せず、ホテルに早めに入って、こういう施設を 利用するのもいいかもしれない。 鳥羽わんわんパラダイスホテル http://wanwan.izumigo.co.jp/ 鳥羽水族館 http://www.aquarium.co.jp/ 伊勢湾フェリー http://www.isewanferry.co.jp/ チワワの小太郎 http://akane.pos.to/kotaro/ チワワの小太郎一家の伊勢・鳥羽旅行記 http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/diary/200507200000/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●チワワの小太郎★鳥羽・伊勢旅行(その2) [2005年08月03日(水)] ──────────────────────────────────── さて、伊勢神宮は犬は入れない。入り口の守衛さんのいる案内所でゲージを預 かってくれるらしいけれど、小太郎は預けるのは無理なので(人見知りするの で不意の事故でびっくりして逃げ出したり噛みついたりする可能性があるから)、 父と一緒に車で待っていることになった。父は数年前に伊勢神宮に参拝したの で今回はいいらしい。私も以前参拝したけど、それはそれ、これはこれ。母と 一緒に中に入って参拝してきた。意外に広くて歩き疲れた。この日も暑かった。 旅行前の天気予報では雨かもしれないということだったのに、晴れてしまった。 雨よりはいいけど、ものすごく暑い。小太郎は晴れ男らしく、小太郎と出かけ ると雨の予報がはずれることが多いのだ。今回もそうかな、と予想したらその 通りになってしまった。すごい。 伊勢神宮から歩いて行くと、おかげ横町がある。昔風の町並みが再現されてい て、小さいお店がたくさんある。おかげ横町まで歩くのに、道路沿いを行くと 人混みがすごいので、平行して流れている五十鈴川の土手を歩いた。おかげ横 町でお店を物色。かわいいお土産やさんなどがあって楽しい。でもとにかく暑 いので、小太郎はキャリーバッグから顔を出して終始笑顔だった。ここはワン コはリード付きで歩かせられるので、大きいワンコにも会った。みんな暑そう で、笑顔、笑顔だった。 その後は特に寄りたいところはなくて(犬連れで行ける魅力的なスポットがあ まりない)、安土桃山文化村というところはゲージで犬と入れるというので行 ってみたのだけど、駐車場の入り口で駐車場の料金が700円と言われ、入場料 はひとり4800円と聞いてびっくり。資料館のようなところを想像していたらど うやら違って、テーマパークだったらしい。伊勢戦国時代村が名前を変えたら しい。京都の嵐山映画撮影所とか、日光江戸村のようなものか。駐車場から巨 大迷路のような建物がみえた。家族連れで一日遊ぶにはいいかもしれない。私 たちは駐車場を抜けてまっすぐ出口に向かった。 ちょっと時間が早いけれど、宿泊先の二見浦に行くことにした。二見浦は夫婦 岩が有名らしい。興玉神社というところから海に浮かぶ夫婦岩を見る。入場料 もなにもなし。白い砂利石が敷いてあるところを観光客が通って岩を見るだけ。 夫婦岩のそばにいくつか岩があって、そのひとつの岩がカエルの形をしている。 それで、おみやげ物売り場にはカエルがいっぱい。カエルはかわいいからいい 商売になりそう。 私たちの前をミニチュアダックスを3頭連れた人たちが歩いて行った。他にも ミニチュアダックスを連れた人を見かけた。夫婦岩を一通り見物して、元来た 道を戻って歩いていたら、父に呼ばれた。見たら、白い砂利の上にワンコの落 とし物が…。小太郎のより少し大きめ。ミニチュアダックスが怪しいけれど、 犯人はわからない。父が取って、というので、回収した。犬連れの後始末は犬 連れがしないといけないのだろうと思いつつ、不本意。こういうことがあると、 犬連れ旅行者が白い目で見られてしまうのよね。気を付けて欲しいものだわ。 小太郎はなぜかここではシッコもウンもしなかった。神社だから少し遠慮した のかな。 まだ3時くらいだったけどこの日泊まる松嶋館にチェックイン。松嶋館は二見 浦のすぐ近く。歩いてでも行ける距離のようだ。建物は古くて、廊下は冷房も なくて暑い。部屋は三階。エレベーターなし。このあたりは伊勢神宮の宿場町 で古い宿が多いみたい。松嶋館も9代続く老舗らしい。部屋は和室で、ロビー や廊下は犬は抱っこしなきゃいけないけど、部屋の中では自由にさせていい。 わんパラと同じく掃除が行き届いているので、前に泊まったワンコのことなど 気にならなかった(小太郎は臭いを嗅ぎ回っていたけど)。冷房に問題ありだ ったわんパラと違って、冷房もちゃんと効いている(音も静か)。 他の宿泊客もいるようだったけれど、部屋が離れているのか泊まってる間もほ とんど他の犬とは会わなかった。宿泊客とはお風呂などで会ったけれど、犬の 姿はあまり見なかった。でも鳴き声は聞こえていたので、泊まっているのはわ かった。 夕食まで部屋でくつろいだり、裏の海辺を散歩したりしてまったり過ごした。 旅館の裏は松林でその向こうが海。部屋の窓からも海が見える。 食事は泊まる部屋のすぐ隣の個室に用意してくれる。もちろん食事中、犬も一 緒。しかもまたしてもメニューが豪華。石焼きジュージューコース。お刺身、 シーフードいっぱい、品数も豊富でお腹いっぱい。ほんとに大満足。去年のコ テージと大違い! 小太郎にはデザートのオレンジ。家族だけなので気兼ねも なくていい。 お風呂はトルマリン風呂。このお風呂、母は気に入ったらしく、朝も入ってい た。前日、あまり眠れなかったのでこの日は熟睡。小太郎もドッグバッグの中 で爆睡していたみたいで静かだった。私と父と小太郎は朝からお散歩。少し歩 くと海水浴場があって、まだ朝早いのに近くに泊まっているらしい幼稚園児の 団体が泳いでいた。小太郎も砂浜を散歩。なんだかとっても嬉しそう。朝の散 歩、気持ちよかったのかな。 朝食も夕食と同じ個室だった。ここはわんパラと違って、他の宿泊客とほとん ど顔を合わせない。宿側がそういう風に配慮しているというワケではなさそう だけど、食事も個室だし、宿の構造的にそうなってるんだろう。そういう意味 ではわんパラよりも気兼ねなくくつろげた気がする。松林と海のお散歩コース も気に入った。食事もいい。うーん、また来たい。 3日目は帰るだけだけど、途中、出来たばかりの中部国際空港に寄る予定。鳥 羽からフェリーで常滑へ。行きよりも時間が長いけれど、小太郎はキャリーバ ッグの中で横になって寝ていた。すっかりリラックス。 常滑港についてすぐに小太郎のオシッコタイム。港のすぐそばの臨時駐車場の ようなところで歩かせていたら、泥んこの中に入ってしまった。足がドロドロ。 父が抱っこして母がペットボトルの水をかけて私がタオルで拭いて…。てんや わんや。なのに小太郎は暑さで満面の笑み。みんなに世話焼いてもらって嬉し そうな顔に見える。まったく。でもそんなアクシデントは人間にとっても楽し い旅の思い出なのだった。 常滑港と空港の周辺はまだ開発途中という感じで出来たばかりの道路は工事中 のような場所が多い。うちのカーナビもそれほど古くないはずなのに、通って いる道路が標示されず、カーナビの画面上では海の上を走っていた。当然、音 声案内もおかしい。カーナビ、役に立たず。 空港に着いて飛行機を見るためにスカイデッキに向かってずんずん進む。出来 たばかりの空港を見ようと、飛行機の利用客以外の観光客も多いらしい。私た ちもそのうちの一組だけど。とにかくスゴイ人。途中で、おばさんたちにかわ いいねーと声をかけられる小太郎。キャリーバッグの中から顔を出してキョロ キョロしている。 スカイデッキに到着して、飛行機と記念撮影。小太郎をバッグから出して抱っ こしていたら、警備員さんに声をかけられた。ペットは禁止なんだそうだ。ど っからどこまで禁止なのかと聞いたら、全館禁止だって。知らなかった。空港 や駅は犬も利用するから、当然入っていいものだと思いこんでいた。あとで調 べたら、空港内にペットを持ち込むのは法律で禁止されているらしい。法律違 反だよ。びっくり。空港を利用する(飛行機に乗る)動物や、盲導犬や介助犬 などの補助犬はいいらしい。 慌てて小太郎をバッグに入れて、スカイデッキを後にした。父は先に車に戻る ことにして、私と母は少しだけおみやげ屋さんを見ることになった。でも人が たくさんいたし、ペット禁止のショックがあって、落ち着いて見られず、早々 に車に戻った。そして、あとは本当に帰るだけ。 帰りもカーナビに振り回されて名古屋まで遠回りしてしまったり、最後まで波 乱含みの珍道中だった。小太郎も人間も無事に家に着いて一安心。やっぱり家 が一番落ち着くね。でも楽しい楽しい旅行だった。 伊勢神宮 http://www.isejingu.or.jp/ おかげ横町 http://www.okageyokocho.co.jp/ 伊勢・安土桃山文化村 http://c11kdqf7.securesites.net/ise/ 二見興玉神社 http://www.amigo2.ne.jp/~oki-tama/ 旅館 松嶋館 http://www.matsushimakan.com/ 中部国際空港 http://www.centrair.jp/ チワワの小太郎 http://akane.pos.to/kotaro/ チワワの小太郎一家の伊勢・鳥羽旅行記 http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/diary/200507200000/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●チワワの小太郎★真夏のおでかけ。夕日の滝 [2005年08月03日(水)] ──────────────────────────────────── 父が日曜の夕食のときに、「明日も休みでヒマだよ」と小太郎に話しかけてい るので、「じゃあ小太郎と一緒にどっか行く?」と聞いてみたら「夕日の滝に 行こう」と言うので、急遽おでかけとなった。非常用に買ったテントを組み立 ててみたくて、夕日の滝のキャンプ場を目的地にしたらしい。 夕日の滝までは車で30分くらい。途中のコンビニでお昼のおにぎりとパンを買 った。朝から暑かったけれど、山は比較的涼しかった。キャンプ場はバンガロ ーで、河原でテントも張れそうだったけど、テントを張っている人はいなかっ た。他の人が誰もテントを張っていないので、父もテントを張るのをやめたら しい。禁止はされていないけど、ひとりで張ると目立つし嫌だったみたい。河 原ではバーベキューをしている家族連れや、水遊びをしている子どもたちがい る。ハイキングの途中らしい人や、観光客らしい人が滝を見に来ていた。 私たちも河原の近くにレジャーシートを敷いて、荷物を置いて、少し離れたと ころにある滝を見に行った。小太郎は途中にある橋や小さな川を渡れないので 抱っこ。木の根っこがたくさんある山道を登ると滝が見える。小太郎は山道は ぴょこぴょこと上手に登っていく。滝のそばは涼しい。小太郎は滝の音に少し びびっていた。 帰りに川の飛び石のところを歩かせようと思って、小太郎を呼んだけど、怖が って渡れなかった。ここは抱っこ。そのあと、橋を渡らせようとして、最初は 怖がっていたけど、後ろから追い立てたら父についてトコトコと渡っていった。 なんだ平気じゃん。 河原に戻って、レジャーシートの上に座ってお昼を食べた。涼しいとは言って もやっぱり暑い。小太郎と一緒に横になって少し寝ようと思ったけど、小太郎 も私もあまりリラックスできなかった。 家に帰ってからゆっくり寝たほうがいいね、ということで、帰ることにした。 途中で、金太郎の遊び石があるところに寄って、小太郎と写真を撮った。田園 に巨大な石があるだけなんだけど、一応観光スポットなのだ。 帰りは林道を通ったのでくねくねとした山道。なんとなくぐったり。帰宅して からみんなで昼寝。小太郎も疲れたみたいでぐっすり寝たみたい。 夕方になって、小太郎が少し吐いた。気づかないうちにしていて、黄色っぽか ったので下利便かと思ったのだけど、その後散歩に行ったら普通のウンチをし ていたから、家にあったのは吐いた物だったみたい。原因不明。 暑かったからなのか、山道で酔ったのか、それともキャンプ場に落ちていた肉 を口にくわえていたからなのか…。思い当たることがありすぎ。でも吐いた後 はなんともなく元気にしているので、問題なさそう。一番怪しいのはやっぱり お肉。落ちてるものを食べるのは危険なのだ。吐くくらいならいいけど、病気 になっちゃったら困る。気を付けねば。 夕日の滝 http://kanko.tabimado.net/kanko/go/resource$id=SHKN060004 夕日の滝と地蔵堂周辺 http://www.nousagi.net/tabi/report/04111yuuhi/ チワワの小太郎 http://akane.pos.to/kotaro/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●平和ぼけの日本◆『半島を出よ』 [2005年08月04日(木)] ──────────────────────────────────── 『半島を出よ 上』村上龍/著(幻冬社) ISBN:434400759X http://www.bk1.co.jp/product/2538704/p-akane01465/ 『半島を出よ 下』村上龍/著(幻冬社) ISBN:4344007603 http://www.bk1.co.jp/product/02538705/p-akane01465 ──────────────────────────────────── やはり村上龍はうまいなぁと思った。小説を読んで「うまい」という感想を持 つようになったのは最近のこと。若い人の作品を読むようになったからなのか、 自分で文章を書く量が増えてきたからなのかわからないけど、「面白い」じゃ なくて「うまい」と思うというのは、なんだか自分が作家と同じ土俵に立って いるようで恐れ多いことだ。心の底で、こういう文章は私には書けない、と白 旗を揚げている。そんなの当たり前のことなのだけど、裏を返せば、若い作家 の作品を読んで、これくらいなら私にも書けるかもって思ってる自分がいるよ うだ。たぶん、書けないんだけど。 村上龍作品って、読み出すと一気に読めてしまうものが多かった気がする。な ので、この作品も一気読みを狙って読み始めたのだけど、一気に読み進められ たのは下巻の後半以降だった。政治的なこととか、専門的なことが多い上に、 場面が、東京だったり福岡だったり、北朝鮮軍だったり、ホームレス集団だっ たり多岐に渡っていて、読みながら頭を切り換えるのが大変だった。 北朝鮮の反乱軍を名乗る一団が福岡に上陸。まずは福岡ドームを占拠する。そ の後、後続部隊もやってきて福岡を制圧。日本政府は反撃もせず、福岡と九州 を隔離する。国家的危機に陥ったときの政府の対応がリアル。日本政府ならこ うするかもしれないな、と思ってしまう。この小説の舞台は2011年の日本だけ どね。 平和ぼけな日本政府と平和ぼけな日本人がテロや戦争にどう対峙するのかを村 上龍流にシミュレーションしてみたというところか。はぁ、きっとそうなるで しょうね、と思える内容。数年後に同じような事件が起こって、「あの小説は この事件を予見していた」なんてことになるかもしれない。 それにしても、この小説を書くにあたって、北朝鮮に関する情報はもちろん、 生物や武器や建築物に関することなど、ものすごい情報を処理していることが 伺える。たぶん、小説に出てくる知識は調べたことの数分の一くらいだと思う ので、実際の情報量はかなりのものだ。そう思っていたら、やはり巻末の参考 資料が膨大な量だった。 村上氏のメルマガで、ずっと箱根に籠もってこの書き下ろしを書いている、と のことだったので、近くで書いているのだなぁと思っていたのだけど、こんな 内容だったのね。温泉地に籠もって(おそらく)資料に囲まれて、イメージの 中で壮大なストーリーを組み立てて活字にするってすごいことだ。この上下巻 二冊の中にすごい膨大な情報量が詰まっているのよね。だから本ってやめられ ない。 この本の装丁で、カエルの写真が使われているのだけど、下巻の最後のページ に真っ赤なヤドクガエルを発見してちょっと嬉しいような、得した気分になっ た。文庫では味わえないハードカバーの醍醐味。上巻にもカエルが隠れてるか な、と思って探したら、最初のタイトルの見開きに青いカエルがいた。 ──────────────────────────────────── (茜音「日々のほのぼの」より) http://akane.pos.to/akane/f/honobono.htm ・・・・・・─・─・─・──・──・──→この続きも日々更新中です。 日記ブログ「へにょへにょ日記」は毎日更新中。。。 http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/ ──────────────────────────────────── =[PR]================================ 日本最大級ショッピングサイト!お買い物なら楽天市場 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/000389a5.22be7a25/?url=http%3a%2f%2fwww.rakuten.co.jp%2f ==================================== =[PR]================================  ★┃今┃週┃の┃ベ┃ス┃ト┃セ┃ラ┃ー┃★┃  ━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛ 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