□□□□□□□□□□□ 　茜色通信　Vol.0077 　 □□□□□□□□□□□ 2005/04/17 Sun.---Since2000/01/26 　前号の発行部数145 =>>登録・解除・変更・バックナンバーはこちらから http://akane.pos.to/common/f/akaneiro.htm 　「茜色通信」の読者登録をしていただきありがとうございます。 　私のサイトの更新情報と日記（日々のほのぼの）のダイジェスト版を 　お届けします。 　　 　　　　　　　　　　　　　　◇　◇　◇ 　春になったら暖かくなって、体調も良くなるだろうと期待していたの 　だけど、あまりに気温の高低差が激しくて怠い日が続きました。小太 　郎は三月末にヒザの手術をして、お散歩禁止だし、犬も飼い主も低調 　な春です。それでも、晴れた日に小太郎をキャリーバッグに入れてい 　つものお散歩コースの公園にサクラを見に行きました。薄いピンクの 　花が咲き誇っているところを見たら気分も晴れやかになりました。 　 　チワワの小太郎のＴシャツが今年も「ファッションセンターしまむら」 　で販売されています。女児用でブルーと白の二色。サイズは130,140, 　150cmです。 　↓画像はこちら http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/diary/200504160000/ 　ファッションセンターしまむら http://www.shimamura.gr.jp/frame_aboutus_shimamura.htm 　 ◎本のブログ「てくまくぶっく」 ---最近読んだ本・買った本・気になる本--- http://chokora.livedoor.biz/ 　 ◎毎日更新中！　チワワの小太郎のこと、料理のこと、本のことetc... 「へにょへにょ日記」 http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ _/Contents_/ ──────────────────────────────────── -- 今日のほのぼの -- ●多発性筋炎その後・どきどき眼科検診 [2005年01月23日(日)] ●東京はスペシャル◆劇団四季『オペラ座の怪人』 [2005年01月28日(金)] ●キャストの力量◆『コーラスライン』 [2005年02月04日(金)] ●こなれた再演◆『そして誰もいなくなった』 [2005年02月10日(木)] ●からみあう人間模様◆『危険な関係』 [2005年02月12日(土)] ●チワワの小太郎★甲府おでかけ [2005年02月14日(月)] --サイト更新情報-- ★茜音　【ギャラリーと日記】 ★ぱんだ雑貨店　【壁紙とWEB素材】 ★チワワの小太郎　【癒し犬の写真と壁紙】 ★小さな本屋さん　ちょこら　【本とショップのリンク集】 ★ちょこらサーチ　【ショップ検索＆ランキング】 ★りんくる　【わがままリンク集】 ──────────────────────────────────── ※記事中の書名の下にあるURLは、オンライン書店ｂｋ１の書籍詳細ページの 　URLです（特に断りのある場合を除きます）。 その本の内容、値段、大きさ 　などの詳細情報のほか、ｂｋ１に投稿された書評なども読めます。 　 『オンライン書店　ｂｋ１』はこちら http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_top.cgi?aid=p-akane01465 ──────────────────────────────────── ［PR］ ■本だけじゃ物足りない。CD,DVD,ゲーム、PCソフト、電化製品などなど。 『Amazon.co.jp』はこちら　 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?tag=akane-22&path=tg/browse/-/489986 ■いらなくなった本を Amazon.co.jp で売ることができます！ 『Amazon.co.jp　マーケットプレイスストア』 http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/redirect?tag=akane-22&path=tg/browse/-/1058424 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　　　　　　　　　　　　◆　今日のほのぼの　◆ ──────────────────────────────────── (日記もどき『日々のほのぼの』ダイジェスト版) 『日々のほのぼの』はこちら http://akane.pos.to/akane/f/honobono.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●多発性筋炎その後・どきどき眼科検診 [2005年01月23日(日)] ──────────────────────────────────── 母がコンタクトレンズを無くして眼科に行くというので、一緒に行って検診し てもらうことにした。ステロイドを飲み始めて二年半以上経つけれど、眼科の 検診は初めて。ステロイドの副作用に、白内障や緑内障があるので、本来なら 定期的に眼科の検診を受けるべきなのだけど、いままでの主治医からは特に何 も言われなかったのでほっておいたのだった。 薬を飲み始めてからまぶしい感じやチカチカする感じはあって、それも医師に は伝えてあったのだけど、眼科を受診しろとは言われず、薬が減るとその症状 も軽くなるので、面倒だというのもあって、自分からも眼科には行かなかった のだ。昨年の11月くらいに、今の主治医がついでのように「目は特に異常はな いですね」というので、「薬を飲み始めてからずっとまぶしい感じとかはあり ます」と言ったら「家の近所の眼科でいいから、念のため検診に行ってみて」 と言われた。とはいうものの、しばらく忙しかったので行かないでいたのだけ ど、次の受診のときにも何も言われず、特に緊急性のないものなのだと思った。 で、またそのままにしていて、いつ行こうかなぁ、面倒だなぁと思っていたと ころ、母がコンタクトレンズを無くしたのだった。こんなきっかけがないとき っとまたしばらく行かれないと思って、一緒に行くことにしたのだった。 まぶしいとかチカチカするとか自覚症状があるので、ひょっとしたら白内障か もという心配もあった。もともと視力はいい方なので、眼科に行くのは十数年 ぶり。いったいどんな検査をするんだろうとドキドキしてしまった。やってみ ればどうってことない検査なのだけど、目の検査ってドキドキする。それにし ても、風がぴゅっと当たったり、レンズの中に気球の絵が描いてあったり、あ れで何がわかるんだろう。不思議。 欠けたドーナツの上下左右を言うオーソドックスな視力検査もした。視力は落 ちているかと思ったのだけど、かなり小さいドーナツまで見えて自分でびっく り。視力がいくつだったか聞かなかったけど、普通に眼鏡なしでいいくらいの 視力はあるってことで、一安心。 一通りの検査をして、結果を聞く段になったら、医師が「お母さんも一緒のほ うがいいかな」と言うので「どちらでもいいです」と言ったのだけど、わざわ ざ母を呼んでくれた。たまたま母と一緒に来ただけで、検査結果はひとりで聞 くつもりだったから、なにか悪い症状があるのかと内心びくびくしてしまった。 結果、少し白内障はあるということ。アレルギー性の炎症があるということ。 乾燥気味で涙が出にくいということ。自分で一番不安になったのは眼圧がちょ っと高くて血管が不安定だと言われたこと。眼底出血とかしたら怖い。ただ、 今回初めて診たので、これがステロイドの副作用か、膠原病の症状か、もとも との体質なのかはわからないということだった。こう言ってくれる医者はちょ っぴり信用度アップ。何でもかんでも「こうだ」って決めつける医者は信用で きないのだ。 白内障はなってしまうと良くなることはないらしい。症状が進行しないといい けれど。 アレルギーと、乾燥に関しては薬を出した方がいいということで、今回はアレ ルギーの目薬を処方された。ふたついっぺんには出せないらしい。 というか、また薬が増えたよ。 度のことながら、ステロイドが減らないとどうにもならないのだ。どうしよう もないね。 目薬はこれ。 アイビナール点眼液　一日4回。 http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se13/se1319741.html アレルギーの炎症では本来、かゆみとか目やにとかがあるらしいのだけど、私 はあまりそれを感じない。どうやらこの炎症もステロイドで抑えられてしまっ ているらしい。ステロイド飲み始めてから、花粉症もすっかり影を潜めている。 複雑。 ステロイド（プレドニン）は相変わらず15mg。胃薬のセルベックスとガスター を処方されているけど、漢方の医師（胃腸が専門）から飲む必要なしと言われ て、ガスターは飲んでいない。飲まなくても今のところ特に問題なし。骨粗鬆 症の予防のためのボナロンは朝一錠。 先日、ひさしぶりに肺のレントゲンを撮った。間質性肺炎は特にひどくなった りはしていない。心臓がちょっと大きめなのが気になるとは言っていた。薬の 所為で全体的に浮腫んでいる影響が心臓にもあるのかもしれない。無理は禁物。 ボナロン錠5mg（アレンドロン酸ナトリウム） http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se39/se3999018.html プレドニン錠5mg（プレドニゾロン） http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se24/se2456001.html ガスターD錠20mg（ファモチジン） http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se23/se2325003.html セルベックスカプセル50mg（テプレノン） http://www.interq.or.jp/ox/dwm/se/se23/se2329012.html 難病情報センター http://www.nanbyou.or.jp/ 多発性筋炎・皮膚筋炎 http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/067.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●東京はスペシャル◆劇団四季『オペラ座の怪人』 [2005年01月28日(金)] ──────────────────────────────────── 『オペラ座の怪人』　2005年1月12日-　電通四季劇場海　作曲：アンドリュー ・ロイド＝ウェバー　作詞：チャールズ・ハート　追補詩：リチャード・ス ティルゴー　台本：リチャード・スティルゴー、アンドリュー・ロイド＝ ウェバー（ガストン・ルルーの小説「オペラ座の怪人」による）　日本語台本 ：浅利慶太　翻訳：安東伸介　演出：ハロルド・プリンス　振付：ジリアン・ リン　美術：マリア・ビョルンソン　照明：アンドリュー・ブリッジ　音響： マーチン・レーバン　音楽監督：デビット・カデック　オーケストレーション ：デビット・カレン、アンドリュー・ロイド＝ウェバー　日本版演出：浅利慶 太　技術監督：沢田祐二　出演：高井治、石丸幹二、佐渡寧子、荒井香織、種 子島美樹、秋山知子、林和男、青木朗、半場俊一郎、立岡晃、深見正博、寺田 真実ほか ──────────────────────────────────── 劇団四季のミュージカル『オペラ座の怪人』を見てきた。昨日の昼の回。ちょ っと後ろのほうだったけれど、センターで見やすかった。四季はチケットを取 るときに自分で席が選べるのがいい。 映画も公開間近で、盛り上がっているのかかなり満員だった。開幕したばかり ということもあるかも。 オペラ座の地下に棲む怪人と、若き歌姫クリスティーヌとその幼なじみで恋人 のラウルとの三角関係の物語。クリスティーヌは亡き父が使わした音楽の天使 だと思って怪人から歌のレッスンを受け、オペラ座の主役の代役を射止める。 その裏では怪人の画策があって、オペラ座の支配人や歌手やラウルたちは怪人 に弄ばれ、中には殺される者まで出てくる。クリスティーヌが怪人の住処に連 れて行かれ一時行方不明になる事件もあり、ラウルは怪人をとらえるために画 策するが、逆にとらえられてしまう。クリスティーヌは怪人かラウルか選択を 迫られる。 希代の天才でありながら、見た目のおぞましさから人々にさげずまれ、まとも な人生を歩めなかった怪人。クリスティーヌを愛すのだけどその愛し方がわか らない。一方のラウルは金持ちのボンボン。クリスティーヌに手を出す怪人を 力づくでもとらえて殺そうとする。いったいどっちが悪役なのか…。怪人も怪 人だが、ラウルもラウルだよね。っていつも思う。 京都劇場でロングラン公演していたときに二回観たけれど、そのときよりも上 演時間が長くなっているようだった。京都の時は休憩も入れて二時間くらいで、 ずいぶん短いなぁと思ったのだけど、今回は前半60分、後半70分くらいで、間 に20分の休憩。余談だが、なんだかすごく乾燥していて喉が渇いてしまったの だけど、休憩中にトイレに並んでいたら時間がなくなってしまって、大あわて でドリンクを飲んだ。もうちょっと休憩が長くてもいいような気もする。 開演前に上演時間が長くなってるとわかった所為もあるけれど、ところどころ 小芝居が増えていて京都で観たときよりもテンポが遅い気がした。京都で観た ときは、話はすっとばしていても、ポンポンポーンと進んでいく感じが好きだ ったのだけど、今回ゆっくりじっくりという感じだった。そのかわり、ストー リーには深みが加わって、最後のシーンではいつになくしんみりして怪人の哀 れな境遇と切ない心情が身にしみて感動してしまった。 高井さんの怪人は京都で観たとき、あまり好きではなかったのだけど、今回は よかった。上演時間が長くなったからなのか、共演者がかわったからなのか、 それとも劇場の音響がいいのか…。そうそう、京都では演奏は録音だったよう なのだけど、東京では生オーケストラ。やっぱり音楽は生がいい。 出演者も、石丸幹二（ラウル）、佐渡寧子（クリスティーヌ）のコンビで気合 いが入っている。佐渡さんは話題作で次々主役に抜擢されているだけあって、 やはりうまい。だけど、声が少し低め。クリスティーヌはやっぱり高い声の方 がいい。石丸幹二は相変わらずの美男ぶりでラウルにぴったり。恥ずかしいこ とを嬉々としてやっている感じがあって、やっぱりこの人はただものではない と思った（美男を演じるのって恥ずかしいでしょう）。ラウルとクリスティー ヌのバカップルぶりに今回も脱帽。 劇団四季 http://www.shiki.gr.jp/ 映画『オペラ座の怪人』 ttp://www.opera-movie.jp/ ──────────────────────────────────── 『オペラ座の怪人』 ガストン・ルルー／著、日影丈吉／訳 （ハヤカワ・ミステリ文庫／早川書店）ISBN:4150730539 http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-akane01465&bibid=01324145 ──────────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●キャストの力量◆『コーラスライン』 [2005年02月04日(金)] ──────────────────────────────────── 『コーラスライン』　劇団四季　自由劇場　2004年11月26日-2005年2月 27日　 （オリジナルスタッフ）原案・振付・演出：マイケル・べネット　台本： ジェームズ・カークウッド、ニコラス・ダンテ　音楽：マーヴィン・ハムリッ シュ　作詞：エドワード・クレバン　共同振付：ボブ・エイヴァン　装置：ロ ビン・ワグナー　編曲：ビリー・バイヤーズ、ハーシー・ケイ、ジョナサン・ チューニック　（日本語版スタッフ）日本語台本：浅利慶太　翻訳：新庄哲夫 演出：浅利慶太　美術：金森馨　照明：沢田祐二　振付助手：古澤勇　出演： 飯野おさみ、中山大豪、高榮彬、上田亜希子、望月隆平、高城信江、武藤寛、 高久舞、八重沢真美、道口瑞之、滝口律子、八田亜哉香、西尾賢治、川口雄二、 村中ちえ、石倉康子、藤原大輔、田邊真也、吉沢梨絵、品川芳晃、金田暢彦、 内御堂真、塚下兼吾、荻原亮子、宮内麻衣、岸千恵子 ──────────────────────────────────── おととい劇団四季の「コーラスライン」を観てきた。 「ライオンキング」「オペラ座の怪人」「コーラスライン」がブロードウェイ の３大ロングラン作品なのだそうで、これが全部東京で見られる機会がやって きた、と四季の会報に書いてあった。東京で同時に公演されるというのがすご いらしい。これらの作品を全部同時に公演できる、というのはそれだけ四季の キャスト・スタッフが充実しているということの証しでもある。 私が見ていないのは「コーラスライン」だけなので、この際制覇してみようと 思い、見に行ってきた。オーディションに集まったメンバーの身の上話が順番 に語られるというストーリー自体にはあまり期待がなかったけれど、なにしろ ３大ロングランである。きっと何かがすごいに違いない。そう思いつつもあま り期待しないで観た。 期待しなかったのがよかった。期待よりも楽しかった。順番に身の上話が語ら れて最後に誰かが選ばれるっていう構成はなんだか「キャッツ」を彷彿とさせ る。「キャッツ」も「コーラスライン」も小さなエピソードの積み重ねで大き なストーリー展開がないのであまり好きではない。だけど、それを補うくらい 歌とダンスが素敵なのだ。 選ぶ側のザック（飯野おさみ）の元恋人のダンサー・キャシー役は元バレリー ナの高久舞さん。「コンタクト」に出演していたけれど、観れず、今回初めて 観た。歌や芝居はまだ慣れていない感じがしたけれど、ダンスはさすが。とっ てもきれい。もっと観たくなった。そして、本物のバレエの舞台も観てみたく なった。 「マンマ・ミーア」のソフィ役で観たことのある吉沢梨絵さん（ディアナ役） はやはりうまい。「マンマ・ミーア」ではストーリー上も主役なので目立って 当たり前だけど、「コーラスライン」では歌もセリフも同じくらいに割り振ら れているから、その技量がよくわかってしまう。なんとなくオーディションと いう舞台上の設定と現実がリンクしている。 この作品、キャストによってかなり違ってきそう。違うキャストでも観てみた くなった。 今回、自由劇場に初めて行った。四季劇場　春・秋のすぐ隣にこぢんまりと建 っている。客席が狭めで濃密な空間で観劇できるような造りになっているらし い。確かに狭かった。10列目だったけれどかなり後ろの方な感じ。その替わり、 二階席でも舞台にかなり近い。客席は狭いけれど、舞台機構は大劇場と変わら ないそうで、「ライオンキング」もできるくらい充実しているらしい。主にス トレートプレイを上演するんだそうだが、今回のようにミュージカルもたまに は上演するみたい。客席の傾斜がゆるめなので、前に座る人が大きいと観にく いかもしれないとちょっと思った。 劇団四季 http://www.shiki.gr.jp/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●こなれた再演◆『そして誰もいなくなった』 [2005年02月10日(木)] ──────────────────────────────────── 『そして誰もいなくなった』ル・テアトル銀座　2005年2月2日-15日　 作：ア ガサ・クリスティー　訳：丹野郁弓　演出：小島靖　出演：山口祐一郎、匠ひ びき、天田俊明、金沢碧、今拓哉、金田賢一、長谷川哲夫、中島ゆたか、井上 高志、うえだ峻、野本博 ──────────────────────────────────── 昨日、アガサ・クリスティの小説が原作の『そして誰もいなくなった』を観て きた。初演も観ていて、今回キャストが少し変わっていたが、今回のほうがよ かった。 小説とは結末が少し違っている。ストーリーがわかってしまっているので、あ まり楽しめないかなと思ったのだけど、逆に、伏線なんかがわかって面白かっ た。 主演の山口祐一郎と匠ひびきは華があっていい。前よりもこなれた感じだった。 やっぱり舞台は初演よりも再演のほうがよく熟れていいなぁ。 セットも衣装もそんなに変わっていなかった。海辺の豪華な別荘の居間。カウ チソファが素敵。匠ひびきの衣装がかわいかった。 ル・テアトル銀座は意外に広くて、15列だったけど舞台から遠い感じがした。 でも思ったほど観にくくなかった。東京駅から歩いて10分くらいなのでアクセ スがよくていい。 そして誰もいなくなった http://www.soshite.jp/ ル・テアトル銀座 http://www.theatres.co.jp/letheatre/ ──────────────────────────────────── 『そして誰もいなくなった』アガサ・クリスティ／著、清水俊二／訳 （ハヤカワ文庫・クリスティ文庫／早川書店）ISBN:4151300805 http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-akane01465&bibid=02373749 ──────────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●からみあう人間模様◆『危険な関係』 [2005年02月12日(土)] ──────────────────────────────────── 『危険な関係』ピエール・ショデルロ・ド・ラクロ／著 （角川文庫／角川書店）ISBN:4042939015 http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-akane01465&bibid=02443479 ──────────────────────────────────── 韓国ドラマ「冬のソナタ」で大ブームの韓国俳優ペ・ヨンジュン主演の映画 「スキャンダル」の原作。映画では舞台を韓国に置き換えてるらしいが、原作 ではフランス貴族のお話。 原作が出版されたのが1782年、私が読んだ角川文庫版の元となったものが出版 されたのが昭和35年（1960年）。日本語本文も今の作家にはないようなもって まわったような言い回し。貴族ことばというのだろうか。 書簡形式なので余計にそう感じる。「…あそばせ」「…でございますわね」 「…なのでございます」「…でございましょう」「…してまいります」などな ど。すべて「です・ます」調なので、文章量も多いし、読むのに手こずってし まった。 最初から盛り上がりをみせるワケでもないのだけど、がんばって読んでみたら なかなか面白かった。お金や生活の心配をする必要のない貴族たちは恋愛ゲー ムくらいしか楽しみがなかったのかもしれない。っていうか、この人たちヒマ だよね、って思った。 外面は貞淑を装っているのに実は奸計に長けた未亡人・メルトイユ夫人。プレ イボーイのヴァルモン子爵。修道院で育って結婚のために呼び戻された無垢な 娘・セシルとその母親のヴォランジュ夫人。美しく貞淑なツールヴェル法院長 夫人。セシルの恋人ダンスニー騎士。これらの人間模様が複雑にからみあって それぞれの思惑が交錯する。くっついたり離れたり、微妙な心理戦が繰り広げ られる。 ヴァルモンは最初はゲームのようにツールヴェル夫人を落とそうとするが、次 第に本気になってゆくし、元カノのメルトイユ夫人とも関係を持ちたいし、自 分の利害のために半ば強引にセシルの純潔を奪ってしまうし、まったくどうし ようもない。西洋版源氏物語みたい。 メルトイユ夫人は策略家で、社交界ではいい人を装っていて、元彼のヴァルモ ンとは戦友かライバルみたいな関係を保ち続けている。お互いの成果を自慢し あったりしてこの人たちってどっちもどっちね。 可哀想なのはこの人たちに踊らされてしまうセシルやツールヴェル夫人やダン スニー騎士たち。口車に乗せられてダマされたり、いいように気持ちを弄ばれ ちゃったりして、ゲームのコマのよう。それをヴァルモンとメルトイユ夫人が 手紙で報告しあって笑ってるっていう。最低。 最後は因果応報というか、意外に悲劇的な終わり方だった。ヴァルモンはダン スニーと決闘。セシルは修道院に入ってしまうし、メルトイユ夫人もツール ヴェル夫人も不幸な最後。でも特に暗い気持ちにもならなかったのは、いまま でのこの人たちの行動を考えると妥当な運命かなと思えたからかもしれない。 ラクロはこの一冊が代表作だそう。恋愛というのはいつの時代も変わらず、普 遍的なテーマなので、この本が読み継がれているというのもわかる気がする。 映画が舞台にしたい気持ちもよくわかる。 スキャンダル http://www.scandal-movie.com/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●チワワの小太郎★甲府おでかけ [2005年02月14日(月)] ──────────────────────────────────── 昨日の日曜、友人の結婚式に出席するために甲府に行ってきた。車で、両親と 小太郎も一緒。もちろん結婚式には私ひとりで出席したけど、その間、両親と 小太郎は甲府観光なのだ。 甲府までは車で２時間くらいなのだけど（電車だと２時間半くらいで乗り換え が多いので面倒）、三連休の三日目だし、雪で道路が混んでいるかもしれない のでかなり早めに家を出た。途中の東富士五湖道路はやはりチェーン規制。う ちの車はスタッドレスなのでそのまま通行できたが、チェーンを着けるために 車がたくさん道路脇に止まっていた。 天気は晴れていたけれど、外は雪景色。山の木々に雪が積もっていてきれいだ った。途中で富士山も見えた。大きい。うちの方からも富士山は見えるのだけ ど、手前に箱根の山があるので、箱根の山々の間から上の方が少しだけ見える 程度。それに、うちから見る角度が違うので神奈川から見える富士山とは違っ て見える。夏の富士山よりも、雪をかぶった姿の方が富士山らしい。きれいな 山だなぁ。日本のシンボルのように言われるだけあって、姿が美しい山だ。 サービスエリアで休憩したときに、雪が積もっているところに小太郎を連れて 行ったけど、雪には特に反応せず。コンクリートの上ばかり歩いていた。そし て、コンクリの上にちょっとこんもりと積もった雪はぴょんと飛び越えていた。 雪の上を歩かせてみたかったけど、寒そうで可哀想だったのでやめた。 道路はとても空いていて、家を出てから２時間くらいで甲府についてしまった。 結婚式にはまだ時間がたっぷりあったので、山梨県立美術館に行ってみた。美 術館の中を見るほどの時間はなさそうなので、外の公園になっているところを 散策した。 石の標識で「←お手洗い」というのがあって、その横で臭いを嗅いでいた小太 郎がウンチングスタイルしだしたので、父とふたりで笑ってしまった。「お手 洗い」の表示の横でウンチする小太郎。なんで笑われているのかわからなかっ ただろうな。 公園内には野外彫刻が展示されている。ザッキン作のゴッホの像があって、こ れはひょろ長い人物像。シルエットが怪しげだったのか、小太郎はその像を見 て「ヴ〜」とうなっていた。よく、公園とかで見知らぬおじさんにうなるのと 同じ感じ。ちょっと大きめの見知らぬ黒い人物がぬぼーっと立っていると思っ たのかもしれない。そのあと、少女の像にもうなっていた。なんでもいいのね。 山梨県立美術館は公園も広くて、景色もいいので、暖かい日は散歩するのによ さそう。私たちが行った日は晴れていたけど寒かったので、もっと暖かい季節 に来たいものだ。ここは以前になんどか来ていて、文学館などもある。美術館 はミレーの作品が有名。 私が結婚式に出席している間、父と母は武田信玄ゆかりの武田神社に行ったら しい。でも犬は入れなかったので、母だけ参拝してきたそうだ。それの後また 美術館へ。父ひとりで展示を見て、母はあとで私と一緒に入るつもりで小太郎 と待っていたらしい。私もそのつもりだったのだけど、結婚式のあとに友人の 新居に遊びに行くことになって、美術館は断念。私を待っている間に母ひとり で美術館の中を見てきたらしい。 結婚式の後に新居に招待する友人も友人だが、遊びに行ってしまう私たちも私 たち。でも、大学の友人たちに久しぶりに会って話ができたのでよかった。み んな住んでいる場所が離れているのでなかなか会えないのだ。甲府まで行った 甲斐があった。 そんなワケで帰りが予定より遅くなってしまった。小太郎の夜ゴハンを一応持 ってきていたので、途中のサービスエリアで人間も小太郎も夜ゴハン。いつも サービスエリアでは外で食べさせていたのだけど、さすがに寒いので、車の中 でゴハンを食べさせた。ドッグバッグの中にエサのお皿を置いてお座りさせた のだけど、いつもと様子が違うので小太郎はちょっと不思議そうな顔をしてい た。それでもエサの誘惑には勝てず、いつも通りガツガツと平らげてしまった。 食欲があるっていいことだ。 私はマクドナルドのハッピーセット。THE DOGのチワワのマスコットがもらえ るというので買ってみたのだけど、チワワはもうなくなってしまっていて、 ウェルシュコーギーしかなかった。しかたないので、コーギーのマスコットを もらってきた。チワワとミニチュアダックスは人気があるらしい。 もう疲れたし、夜のドライブは車の中も暗いので、小太郎とふたりで寝てしま った。小太郎も私もお出かけの帰り道はだいたいいつも寝ている。急ブレーキ でも飛ばないように、小太郎の身体を支えつつ首に着けたリードは握っている ようにしている。でも私も寝てるからいざというとき、対応できなかったりし て。 行く前に、甲府周辺で犬と遊べる場所を探したのだけど、情報が全然なかった。 犬と入れる施設もほとんどなさそう。甲府は犬連れではあまり楽しくないかも しれない。 山梨県立美術館 http://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/ 武田神社 http://www.takedajinja.or.jp/ ──────────────────────────────────── （茜音「日々のほのぼの」より） http://akane.pos.to/akane/f/honobono.htm ・・・・・・─・─・─・──・──・──→この続きも日々更新中です。 日記ブログ「へにょへにょ日記」は毎日更新中。。。 http://plaza.rakuten.co.jp/fuwafura/ ──────────────────────────────────── ＝［PR］＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 日本最大級ショッピングサイト！お買い物なら楽天市場 http://pt.afl.rakuten.co.jp/c/000389a5.22be7a25/?url=http%3a%2f%2fwww.rakuten.co.jp%2f ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ＝［PR］＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ 　★┃今┃週┃の┃ベ┃ス┃ト┃セ┃ラ┃ー┃★┃ 　━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛━┛ 【楽天ブックス】流行の本を今すぐチェック！！ http://px.a8.net/svt/ejp?a8mat=IGOG8+K8RCI+1N6+61JSJ ＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 　　　　　　　　　　　　◆　サイト更新情報　◆ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃茜音　【ギャラリーと日記】 ┃ http://akane.pos.to/ ┃---------------------------------------------------------------------- 　(2005/04/01)　4月のカレンダーは菜の花です。 　 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ぱんだ雑貨店　【壁紙とWEB素材】 ┃ 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