□□□□□□□□□□□  茜色通信 Vol.0057 □□□□□□□□□□□ 2003/10/12 San.---Since2000/01/26  前号の発行部数149 =>>登録・解除・変更・バックナンバーはこちらから http://akane.pos.to/common/f/akaneiro.htm  「茜色通信」の読者登録をしていただきありがとうございます。  私のサイトの更新情報と日記(日々のほのぼの)のダイジェスト版を  お届けします。                  ◇ ◇ ◇  秋です。秋は果物がおいしいし、自然の色がきれいなので、好きな季  節です。冬に向かって日に日に寒くなってゆくのはちょっと淋しい気  分になりますけど。    体調悪化で、未だに病院に行くたびに「どうします?入院します?」  と聞かれますが、「うーん、できればしたくないんですけど」と言っ  て結局、自宅療養しています。出かけたいのを我慢して(体調も辛い  ので出かけるのも大変なんですけど、やっぱり街の空気は魅力的なの  です)、家でおとなしくしています。今はネットがあるので、本も  DVDも自宅に居ながら買えるし、いろんなサイトを見て回ると少しス  トレス解消。ときどきチワワの小太郎と散歩に行って、秋の自然の空  気を感じたり。田舎暮らしも良いものです。   ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ _/Contents_/ ──────────────────────────────────── -- 今日のほのぼの -- ●大女優を知らなくても楽しい◆『8人の女たち』 [2003年09月06日(土)] ●チワワの小太郎★ぱんぱかぱーんのお誕生日 [2003年09月18日(木)] ●多発性筋炎その後・新しい病院を開拓 [2003年09月19日(金)] ●犬の気持ちになってみる◆『心を病んだ犬たち』 [2003年09月26日(金)] --サイト更新情報-- ★茜音 【ギャラリーと日記】 ★ぱんだ雑貨店 【壁紙とWEB素材】 ★チワワの小太郎 【ペットの写真と壁紙】 ★りんくる 【わがままリンク集】 ★茜音ミニショッピングモール 【お店やサービスのリンク集】 ──────────────────────────────────── ※記事中の書名の下にあるURLは、オンライン書店bk1の書籍詳細ページの  URLです(特に断りのある場合を除きます)。 その本の内容、値段、大きさ  などの詳細情報のほか、bk1に投稿された書評なども読めます。   『オンライン書店 bk1』はこちら http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_top.cgi?aid=p-akane01465 ──────────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             ◆ 今日のほのぼの ◆ ──────────────────────────────────── (日記もどき『日々のほのぼの』ダイジェスト版) 『日々のほのぼの』はこちら http://akane.pos.to/akane/f/honobono.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●大女優を知らなくても楽しい◆『8人の女たち』 [2003年09月06日(土)] ──────────────────────────────────── フランスの大女優たちの競演が話題になって、地元フランスなどでブームにな った映画だそう。監督はフランソワ・オゾン。前作『まぼろし』で評価を確実 にして、この映画でブレイクしたという感じ。って、あんまり詳しくないのだ けど、いろんな情報を総合するとそういうことらしい。 大女優と言っても、私が知っているのはカトリーヌ・ド・ヌーブだけ。ド・ヌ ーブはもしかしたら若い頃の作品をひとつかふたつは見ているかもしれないけ れど、ほとんど名前しか知らなかった。知らなくても、美しいし、貫禄もある ので見ていてすぐに分かる。大女優オーラが出ているのだ。 他の出演者もすべて女性。タイトル通り8人の女性が主人公で、最初に殺され てしまう一家の父親をのぞいて出演者はそれだけ。それぞれが個性的。 殺されてしまった父親(夫・兄でもあるのだけど)を巡って、雪に閉ざされた 館の中で、女たちが動機や犯人像についてさまざまな憶測を繰り広げながら、 それぞれの秘密が次々と明かされてゆく。最後には殺人のナゾは明かされるの だけど、このトリックには途中で気付いてしまった。それでも最後まで楽しめ る。この映画、ナゾ解きなんて実はどうでもよいのかもしれない。館の中で女 たちが繰り広げる人間模様が何ともおかしい。本人たちは深刻なのだけれども。 私がこの映画で好きなのは、衣装やセット。50年代の映画を意識したそうで、 オードリー・ヘップパーンとか、それぞれの役にファッションの上でのモデル がいるみたい。色も綺麗でかわいい。 ストーリーは期待していたよりは暗くて、ちょっと官能的だったりもする。こ の雰囲気は前作『まぼろし』と共通している。それぞれの役が現実にもありそ うな深刻な悩みや秘密を抱えているのだけど、映画の中では全然リアリティー がない。わざと作り話っぽくしているみたい。この映画がコメディであるゆえ んかも。 途中、途中で歌と踊りがはいって(これこそリアリティー、ゼロ)、ちょっと ミュージカル調なのだけど、なんだかちょっと違う。しかし慣れて来るとこれ がなんとも言えず味わい深くなってゆくから不思議。歌がね、せつない感じ。 振り付けは簡単でかわいい。 DVDで字幕で見たのだけど、最初、早口だし全部女性なので、誰がしゃべっ てるのかよくわからなかった。次は吹き替え版で見たほうがいいかもしれない。 『8人の女たち』 http://www.gaga.ne.jp/8femmes/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●チワワの小太郎★ぱんぱかぱーんのお誕生日 [2003年09月18日(木)] ──────────────────────────────────── 去る9月8日は小太郎の1歳のお誕生日。血統書に書いてあるというだけで、実 際はわからないけど。。。 で、お誕生会好きの我が家では当然のごとく小太郎のお誕生会をした。お誕生 会といっても、夕飯のときにケーキを食べるというだけなのだけど。うちはな ぜかもういい年の子供(私と弟)のお誕生会をやる。というよりも、お誕生日 にかこつけてケーキを食べるのだ。私も母もケーキが好きなので、このイベン トは楽しい。父と弟はおつきあい。 小太郎のお誕生日の場合は、小太郎はケーキを食べられないので、可哀想。だ けど、飼い主が幸せならいいの。丸いケーキじゃなくて、カットされたケーキ を買ってきた。小太郎は父が食べたショートケーキの上に乗っているイチゴを もらってご満悦。ちゃんとおこぼれが貰えて良かったね。 最近、小太郎は毎食後にフルーツを食べるのが日課になってしまった。もとも とは人間が食後のデザートで食べていたのだけど、ちょっとずつあげていたら、 いつの間にか日課になってしまった。母が毎日、嬉々としてブドウや梨などを 切っている。人間よりも小太郎のためらしい。小太郎用に細かく切ってくれる サービス付き。 その為かわからないけど、小太郎は最近うんちがちょっと柔らかい。フルーツ は食べなくても平気なんだから、ちょっとあげるのやめようよ、と私が提案し ても聞き入れてくれず、相変わらず毎日フルーツを食べている。 小太郎は人間の食事の最中はおとなしく寝て待っているのだけど、最近は「フ ルーツ」という言葉を覚えた(父が覚えさせた)ので、「フルーツだよ」と言 うと目をキラキラさせて飛び起きる。梨もブドウもスイカもなんでもペロリな のだ。それはそれはかわいい。簡単にはあげるのをやめることはできないかも しれない。 さて、それはさておき、阪神タイガースが18年ぶりの優勝! ちまたでは大騒 ぎ。阪神ファンの父も静かにフィーバーしている。タイガースのマウスパッド をネット通販で購入したりしている。 小太郎はヤンキース松井似のストライプの野球シャツを持っているので、それ に阪神のマークを付けられてしまった。阪神マークをスキャナで取り込んで、 普通の紙に印刷、それを両面テープで貼るという原始的な方法だけど、父がと ても楽しそうに作っている。この簡易シール、何種類もあるという念の入れよ う。 阪神が優勝しそうな気配になってから、小太郎の服には(どの服にも)阪神マ ークのシールが貼られはじめ、阪神の優勝が決まった翌日には特製の「ご声援 ありがとうございました」シールを貼った松井ユニフォームを着てお散歩に行 き、ご近所を練り歩いたのだった。私はついて行かなかったけど。小太郎は何 もわからずされるがままだけど、内心はいい迷惑かも。それともみんなにちや ほやされて嬉しいのかなぁ。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●多発性筋炎その後・新しい病院を開拓 [2003年09月19日(金)] ──────────────────────────────────── 多発性筋炎(膠原病の一種)が悪化してしまい、また薬が増えてしまった。そ れもこれも、4月から通っていたお医者さんの所為。だと思う。(前に書いた ことと重複しているけれど、もう一度経過を詳しく書いてみる。) 昨年の春に発病、一ヶ月入院、その後少し良くなるのだけど、夏に再び悪化。 それからまた少しずつ良くなっていたのだけど、今年の春に主治医の異動で、 膠原病の医師が病院からいなくなり、病院を変わることに。 その医師は漢方の薬を出してくれるというので、人から紹介されて通い始めた。 漢方もまぁまぁ効いていたみたいで、調子もよかったのだけど、その医師はあ まり検査したり診察したりしない。その病院に行ってから一度も聴診器をあて られたことがない(前に通っていた病院では診察のたびに聴診器&血液検査だ った)。検査はたまの血液検査と最初の頃に一度だけ肺のレントゲンを撮った きり。それでも私はそんなもんかなぁとのんきに構えてそこに通い続けた。 で、途中から変だと思ったのは、血液検査は以前は受診のたび(だいたい毎月 一回)にやっていたのだけど、この病院に来てからは二ヶ月にいっぺん。医師 に聞くと、「そんなに毎回やっても結果は変わらないから血を採られるだけ無 駄」なんだそう。その時は薬もだいぶ減っていて、副作用も少なくなっていた から、ふうん、と思った。 で、薬をさらに減らしたのだけど、その結果を血液検査で調べずに、さらに次 の時に減らす。私は自分ではよくわからなくて、「調子いいです」なんて答え てしまっていたのだけど、実はたぶん徐々に悪くなっていたのだと思う。それ でさらに薬が減った。その病院に通い始めたときは 13mg/日だったプレドニ ン(副腎皮質ホルモン/ステロイド剤)が、八月初めには10mgまで減った。 薬が減ると副作用が減って、なんだか調子がいいような気がするのだ。でも実 は筋肉はちょっとづつ炎症を起こしていたみたい。この頃から、なんとなく調 子が悪いような感じがしてきた。 わかったのは平行して通っていた某大学病院での検査。血液検査の結果、筋肉 の炎症を表すCKという数値が700くらいあった(通常は35〜200くらい)。こ れは昨年の夏に悪化したときと同じくらい悪い。その時は12.5mgだったプレ ドニンが30mgにまで増えた(入院中と同じくらい)。大学病院の先生(入院 中から診てもらっている先生)は「僕だったら薬を増やすけどね」と言う。 翌日、この時の検査結果を持って、薬が増えることを覚悟して(でも大学病院 の先生よりは少なめに増やしてくれるかなぁなんて期待しながら)漢方の薬を 出してくれていた医師の元へ。この検査結果、かなり悪いはずなのだけど、そ れを見ても医師はあまりリアクションなし。そういえば、この病院に来てから 血液検査の結果で、CKの値を聞いたことがなかった。「このCKっていうの が増えてるんですけど」と言ってみたら、6月の検査結果を見直して「この時 は100しかないよ。こんなに急に悪くなるなんて、おそろしいねぇ」とのたまっ た。この病院で最後に検査したのはなんと6月。やっぱり検査しなさすぎだっ たのでは…。このときに、この医師に対して抱いていた不信感がちょっぴり大 きくなった。 しかし結局この日は薬が増えず、まったく増えなかったことにちょっと驚きな がらも嬉しかったのだけど、次の日くらいからかなり調子が悪くなってしまっ た。次の週に病院に行くと、この医師、先週私が受診したことをまるっきり忘 れている。ひどすぎる。カルテを見直して「前回は薬を減らしたんだっけ」な どと言っている。それって三週間くらい前ですけど。仕方ないので、先週受診 したことから説明して「かなり辛いんですけど」と言ってみた。なんだか先週 持ってきた血液検査の結果も忘れてるみたい。この頃から、この医者はもうだ めかも、と思ったのだった。 その日、血液検査をすることになったのだけど、結果は来週にならないと出な いという。大きい病院なので、簡単な検査結果(たぶんCKも)はその日のう ちに出るはずなのだけど、医師は「膠原病の検査は一週間かかるんですよ」と 言う。つまり一週間後の検査結果を見てから薬を増やすかどうか決めるという のだ。 前の病院では筋炎は急に悪化することもあると聞いていたのだけど、この医師 は「そんなに急に悪くならないから」と言う。内心「ほんとかよ」と突っ込ん でしまった。でもかなり経験豊かな医師なのだと思っていたので、信用してみ ようと思った。けれど、今通っている別の病院で改めて聞いてみたら、やっぱ り急に悪くなることがあるらしい。この医師の言ってることって、いい加減。 次の週に行って検査結果を聞いたのだけどCKについてはふれず、リウマチ関 係の抗体の数値などを説明された。筋炎の場合はとりあえずCKというのが重 要なはずなのに。で、あげくのはてに「筋肉が痛い以外は悪くなってない」と いう結論。いやいや、そうじゃなくて、筋肉の病気だから。なんて思っていた ら「筋肉の病気の気があるのかも。皮膚筋炎かな」と言う。皮膚筋炎と多発性 筋炎とはほとんど同じ病気なのだけど、皮膚症状がでるかでないかで病名が変 わる。「皮膚筋炎と言われたことはないです」(だって多発性筋炎だから)と 言ったのだけどなんだかぴんと来ない様子。ひょっとして、私の病名を勘違い (または何も考えてないのか)してる? なんだか会話がかみ合っていない。 「SLE(全身性エリテマトーデス)なんかだと薬をガンガン減らしても平気 なんだけど」とか言ってる。最後には「多発性筋炎の患者さん、この病院にも 2人くらいいたけど、薬をガンガン減らしちゃったけど平気だったよ」。この 発言で、あ、この医者だめだ、と思った。多発性筋炎の患者さんをあまり診た ことがないらしいことがやっと分かった瞬間だった。ちなみにSLEは膠原病 の中でも割と患者数が多い病気。 結局、この日、薬は13mgに増えたのだけど、悪化したときにはちょこちょこ と薬を増やしても効かないらしいので、自分でもこれじゃだめだろうと思った。 医師は「たぶんこれで効くでしょう。薬一ヶ月分だしちゃっていい?また調子 悪かったら来てね」と言う。あとで考えたら、こういう場合はもっと短いスパ ンで様子をみるんじゃないかと思った。 もうこの医者には二度とかかるものかと思いながら会計を済ませ、次の日には 別の病院に予約の電話をした。ほんとうの、ちゃんとした漢方の診察をしてく れそうな病院を探して、そこを受診してみようと思ったのだ。 行ったのは某東洋医学研究所。決して怪しいところではなくて、ちゃんとした 病院。保険は効かないのだけど、お医者さんもちゃんとしたお医者さん。もと は普通の病院で普通の診察をしていた人が多いみたい。ここでは、以前、漢方 の本で読んだ通りの診察をしてくれた。舌を診る。お腹を診る。脈を診る。つ いでに肩こりの様子まで確かめてくれた。話もゆっくりじっくり聴いてくれた。 ああ、これが本当の漢方なのだわ。いままでの医師はやっぱりちょっとインチ キ臭かったのね。と、目からウロコが落ちた気分だった。 この病院で出される薬は生薬で、自分で毎日煎じて飲む。希望すれば飲みやす いパックになっている粉末などのものも出してくれる。今までは、普通の病院 でも使われている粉末の漢方薬だった。でも今度の漢方は木の根っこやキノコ みたいなものの細かく切ったやつが一日分ずつビニールパックされている。こ れをお鍋でぐつぐつ煮てそのエキスを飲むのだ。うーん、効きそう。これ、そ んなに嫌な味じゃない。結構香りがいいのだ。まぁ、おいしくもないけど。 しかし、漢方でステロイドの効果を高めて副作用を減らすことはできるけれど、 漢方だけでは筋炎は治らないそうで、ステロイドも一緒に飲まないといけない らしい。この病院ではステロイドは出してくれないので、さらに新しい病院を 開拓しなければならなくなった。 そこで、知人から得た情報を元にネットで調べて患者数が多そうで良さそうな 病院をとりあえず受診することにした。もう、紹介状なんてなくていいや。と りあえず行ってみるべし。 都内の某大学病院。膠原病の専門の建物があって、患者さんもいっぱい。診察 室も10以上ある。ここなら、筋炎の患者さんもたくさん診ているかも。期待が 持てそう。そして、期待どおり、詳しく細かく診察してくれた。いい感じの女 医さんだった。 それでも、病気の経過を知るために紹介状があった方がいいということで、入 院中から診てもらっている某大学病院の先生から紹介状をもらうことにした。 この時点でステロイド13mgを二週間飲んでいたのだけど、あまり体調が良く なった気がせず、かなり辛い状態だった。家や地下鉄の階段を上るのが辛い。 その日のうちになんとかしてくれるかなぁと少し期待したのだけど、「とりあ えず検査して結果を見てからでないと何もできないから」ということで、その 日は採血などをして帰宅。紹介状もなしで行ったからそれはそうだろう。 二週間後に受診することになっていたのだけど、その週のうちに電話があって、 検査結果が悪いからできるだけ早く受診して、とのこと。わざわざ電話をかけ てきてくれるなんて、やっぱり病院変えてよかったと思った。 CKは1100いくつだそう。これって、発病して入院したときと同じくらい。や っぱりステロイド3mg増やしただけじゃ効かなかったのだ。悪くなってるし。 もう身体がだいぶ辛かったので、私も観念した。ステロイドは30mg/日になっ た。また最初の量に戻ってしまった。また顔が丸くなる。また眠れなくなる。 また太る。また浮腫む。また落ち着かなくなる。また鬱々とする。また本が読 めなくなる(集中力がなくなってしまう)。でも仕方ない。漢方が効けばいい なぁ。この医師と相性がいいといいなぁ。 この女医先生、にこにこしながらガンガン薬を出す。「じゃあ、この胃薬は一 日二回にして、もうひとつは一日三回ね(ニコニコ)」って感じ。前の某大学 病院の医師も薬をガンガン出すと思ったけど、さらに上を行くかも。でも、な んか会話がかみ合わない前の(某大学病院の)医師よりもいいかも。ニコニコ しながら言われると「では飲みましょう」と言う気持ち。これで治るならなん でも飲むのだ。もう、このお医者さんについて行くと決めたら、身をゆだねる しかない。もう病院を変えたくないし。 しかし、某大学病院の医師といい、インチキ漢方の医師といい、なんだか変な 医者に当たる確率が高い気がする。いままで、膠原病関係で5人の医師に診て もらったけれど、そのうちの二人がなんだかなぁの医師なのだ。自分に合った、 いい医者を見つけるって大変。だめだと思ったらすぐ次を探した方がいい。あ まりコロコロと変えるのもいいとは言えないけれど、納得しないまま受診する のも健康に良くない。 それにしても、病気で弱っているときに医者や病院を探すのってすごい大変な ことだ。家族に理解があって、家族が積極的に探してくれればいいけれど、私 の場合はほとんど自力で探した。うちの家族に理解がない訳ではないのだけど、 医者探しは自力だった。その代わり、その病院に通うに当たって何も文句も言 わず交通費や診療費や薬代を出してくれている。 今、一番釈然としないのは、筋炎の診療経験が少なかったインチキ漢方の医師 が、最初に私が受診したときに、「うちでは診れないから他に行った方がいい よ」と言ってくれなかったこと。それだけ、自信があったのか分からないけど、 自分の領域じゃなければ最初に言ってくれれば良かったのに。私は前の医師が 嫌でその病院に行ったから、なんかちょっと不信感を持ってもすぐには別の病 院には行けないと思ってしまっていた。変える場合は紹介状をどっちの医師に 書いてもらうかで悩んじゃったり。自分の病状なんだから、自分の手元に今ま での経過がわかるような資料があればいいのに、とすごく思った。 希望する診療を受けられる医療施設や医師を捜してくれる人、今までの医師と 新しい医師との橋渡しをしてくれる人がいればいいと思う。医療コーディネー ターという職業があるそうだけど、こういう人に頼めばいいのかなぁ。もっと この職業、サービスが普及すればいいのに。 多発性筋炎・皮膚筋炎 http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/067.htm 全身性エリテマトーデス(SLE) http://www.nanbyou.or.jp/sikkan/063.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●犬の気持ちになってみる◆『心を病んだ犬たち』 [2003年09月26日(金)] ──────────────────────────────────── 『こころを病んだ犬たち』篠原淳美/著(ベストセラーズ) http://www.bk1.co.jp/cgi-bin/srch/srch_detail.cgi?aid=p-akane01465&bibid=00012689 ──────────────────────────────────── 犬のしつけ教室を開きながら、処分犬を保護して里親を探すボランティアをし ている著者のもとには実に様々な事情を抱えた犬や人がやってくる。人間にい じめられて心を閉ざしてしまった犬や引っ越してしまった飼い主に置き去りに されて死の寸前で保護された妊娠犬、飼い主にたたかれながら間違ったしつけ 方をされたために凶暴になってしまった犬などだ。そして、自分の飼い犬との 関係がうまくいかなくて悩む飼い主たち。犬を捨ててしまう飼い主がいる一方 で、犬を愛しているのになぜか愛犬との関係がうまくいかないという人たちも いる。 私の母はよく、うちの愛犬の小太郎に向かって「お前も言葉がしゃべれたらい いのにね」と言っているのだけど、私は逆で、犬はしゃべらないからいいのだ。 人間は言葉を使って簡単に言いたいことを伝えることができる。だけど、それ で伝わるのは伝えたいことのごく一部にすぎない。犬と人間は共通の言語をも たないけれど、その分、しぐさや表情などをお互いに注意深く観察して相手の 気持ちを考える。そうすると、人間同士が言葉で伝えあうのとは違うところが 繋がる感じがするのだ。 犬は犬だし、人間は人間。犬の行動には犬なりの理由がある。犬の気持ちにな って考えないと分からないことも多い。逆に、犬のほうも、嫌でも人間の生活 にあわせなければならないことがたくさんあって、きっと犬なりにいろいろ考 えているんだろうなぁと思う。そうやって、お互いに理解しようという気持ち が愛犬と飼い主の絆を深めて、人間同士では築けないような深くて微妙な関係 を築くことができるのだ。 人間側の都合や人間側の常識で犬の行動を見るとわからないことが多い。だけ ど、犬の気持ちになって、犬の常識で見ると納得できたりするのだ。犬が飼い 主に噛み付くのは、人間の側から見ればとても問題だけど、犬にしてみたら自 分がリーダーで、部下である人間が犬社会でのルール違反(リーダーに逆らう など)をしたときに一生懸命に叱っているらしい。叱られた(噛まれた)人間 がそこですごすごと引き下がってしまうと、犬は「やっぱり自分がリーダーだ」 と再認識してますますひどくなるという訳だ。 犬と人間が一緒に気持ち良く暮らそうと思ったら、人間が犬のリーダーになっ てあげなければならない。犬をリーダーとして暮らすのはとっても大変だから。 人間が甘やかしすぎて、なんでも犬の言うことを聞いていると、犬はそれをリ ーダーに対する服従だと理解してしまうのだろう。人間がリーダーになるには、 犬に対してそれなりに厳しい態度をとらなければならない。人間のこどもなら いけないことをしたら厳しく叱るのに、犬に対してはそれができない飼い主が いる。人間のこどもを厳しく叱るというのは、将来的に、叱ることが子供の身 を守ることになるからだ。犬も同じで、厳しく叱るのは愛情表現の一部。犬が 人間の言うことを聞かなくなると、場合によっては命を落とすことにも繋がっ てしまう。 著者である篠原さんのしつけ教室では、犬を直接しつけない。飼い主にしつけ 方を教える教室なのだ。犬と飼い主の事情はそれぞれの家庭によって異なる。 だから、この家ではこれは駄目だけど、こっちの家ではOKなんてこともある。 そこは飼い主さん次第ということだ。 例えば、犬が人間に飛びつくという行為は絶対に直さなければならない悪癖だ と篠原さんは言う。だけど、極度の人間不信に陥ってから篠原さんの努力によ って人間への愛情を回復したクロという雑種犬に対してはこの悪癖を直さなか った。なぜなら、クロが心を開いたときに篠原さんの飛びつくという行為で愛 情を表現したから。そこに行き着くまでに長い道のりがあって、何度も噛み付 かれたり、絶望したりしたあと、完全に心を閉ざしていた犬が篠原さんに飛び つくまでに回復したのだ。その瞬間、どれほど嬉しかったことだろう。クロが 飛びついてくるたびに、篠原さんはその時のことを思い出す。「家庭犬って、 どこか間の抜けたところがあっていい。仕方がないねぇと、笑える欠点があっ て面白い」と篠原さんは言う。私も大賛成。すっごくお利口さんな犬なんてき っとつまらないに違いない。 愛犬の死によって重度のペットロス症候群になって、その後、犬によってその 傷を癒された著者。多くの犬に関わってきただけにその言葉には説得力がある。 犬の問題は飼い主の問題であることが多い。飼い主が変われば犬も変わる。篠 原さんは犬と関わると同時に飼い主である「人」と深く関わっている。犬と人 間が少しでもいい関係になれるように、犬の言葉を篠原さんが代弁して飼い主 に伝えているような気がする。犬には犬の、言い分というものがある。それが 理解できないと、人間の都合の悪いことをする、「困った犬」になってしまう のだ。ペットを愛する人の心も、人を愛する犬の心も分かるからこそ、お互い に理解し合って犬にも人にも幸せになって欲しいという気持ちが伝わってくる。 この本には人間の都合によって心を病んだ犬たちがたくさん登場する。犬は感 情豊な動物だから、人間と同じように心の病気になってしまう。きっと、その 犬の飼い主も心を病んでいるのではないかという気がしてくる。犬との関係は 一筋縄ではいかない。お互いに理解しなければいけない。ただ餌をあげて、人 間の都合のいいときだけ遊んで、人間に都合の悪いことをしたときには一方的 に叱るというのでは犬がかわいそうだ。お互いに意志の疎通ができるというの が犬のいいところなのだから、飼い主が犬を理解したいという気持ちを放棄し てしまっては犬との楽しい生活など送ることができないだろう。 愛犬にたとえ悪癖があっても、それが命に係わるとかいう問題でなければ、何 が何でもしつけで直さなければいけないということはない。飼い主が問題だと 思わなければ、噛み付く犬でもいい。この本の最後に、愛犬に噛まれても楽し くて仕方がないというお父さんが登場する。この噛み付きを直すためにしつけ 教室に通っているのだが、家族には噛み付かなくなったものの、お父さんに噛 み付くのだけは直らない。お父さんは噛み付かれても嬉しくて仕方ないらしい。 飼い主が問題だと思わなければ、それは直すのは難しい。だけど、飼い主がそ れでいいのなら、無理に直す必要もないという篠原さんの言葉に、深く感銘し た。本に悪い癖だと書いてあるから、絶対に直さなければいけない、などと四 角四面に考える必要はないのだ。その犬とその飼い主に合った、よい関係が築 ければそれでいいではないか。犬を飼うって楽しいことなのだから。 ──────────────────────────────────── (茜音「日々のほのぼの」より) http://akane.pos.to/akane/f/honobono.htm ・・・・・・─・─・─・──・──・──→この続きも日々更新中です。 ──────────────────────────────────── ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━             ◆ サイト更新情報 ◆ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃茜音 【ギャラリーと日記】 ┃ http://akane.pos.to/ ┃----------------------------------------------------------------------  (2003/09/30) 10月のカレンダーは青空とコスモスです。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃ぱんだ雑貨店 【壁紙とWEB素材】 ┃ http://akane.pos.to/sozai/ ┃----------------------------------------------------------------------  (2003/09/30) [壁紙-Photo]コスモスの写真28点追加しました。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃チワワの小太郎 【ペットの写真と壁紙】 ┃ http://akane.pos.to/kotaro/ ┃----------------------------------------------------------------------  (2003/09/28) photo album 写真追加しました。         story おはなし4つ追加しました。         wall paper 壁紙7点追加しました。  (2003/10/03) links ショップと犬関連サイトのリンクを追加しました。  (2003/10/05) links 犬関連サイトのリンク追加しました。  (2003/10/11) links チワワオーナーさんのサイトなどを追加しました。   ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃りんくる 【わがままリンク集】 ┃ http://akane.pos.to/link-ru/ ┃----------------------------------------------------------------------  (2003/10/11) ペット関連、ビーズ、病院などのサイトいっぱい追加。         新しいドラマのサイトも追加しました。 ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ┃茜音ミニショッピングモール 【お店やサービスのリンク集】 ┃ http://akane.pos.to/shopping/ ┃----------------------------------------------------------------------  お得なキャンペーン情報、新しいお店のリンクなど随時更新中!   ____________________________________ ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  発行■そふえのりこ(祖父江典子)     【茜音-AKANE-】     メールフォーム  「茜色通信」Web site■登録・解除・変更・バックナンバーはこちらから      ■「茜色通信」は、以下のシステムを利用して無料で配信しています。  まぐまぐ  マガジンID:0000023568  E-Magazine  マガジンコード:akaneiro  カプライト  マガジンID:6392  Pubzine  マガジンID:19602  Macky!   マガジンID:akaneiro  melma!  マガジンID:m00073386  めろんぱん  マガジンID:004615  posbee  マガジンID:00002428  Copyright(C) 2003 Sofue Noriko  発行者の許可なく転載することを禁じます。 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛