□□□□□□□□□□ 茜色通信 Vol.0022 □□□□□□□□□□ 2001/01/06 Sat.---Since2000/01/26  発行部数109 _/Contents_/ -- 今日のほのぼの -- ●布施英利『絵筆のいらない絵画教室』紀伊國屋書店 [2000年12月05日(火)] ●人が怖い。かもしれない。 [2000年12月06日(水)] ●怪作展、搬入 [2000年12月06日(水)] ●始まりました。 [2000年12月08日(金)] ●真っ最中 [2000年12月10日(日)] ●インプット・アウトプット [2000年12月11日(月)] ●日々の忙々 [2000年12月17日(日)] ●あわわわ [2000年12月19日(火)] ●『ぺんぎん ほいくえん』福音館書店 [2000年12月22日(金)] ●世紀末、新世紀 [2000年12月25日(月)] ●寒いのと暑いの [2000年12月26日(火)] ●糸井重里『豆炭とパソコン』世界文化社 [2000年12月30日(土)] ●謹賀新年 [2001年01月01日(月)] ●「プリティ・ブライド」「ストレイト・ストーリー」[2001年01月02日(火)] ●5連休が・・・ [2001年01月03日(水)] --更新情報-- ★茜音 ★ぱんだ雑貨店 ★nuinui =>>登録・解除・変更はこちらから http://akane.pos.to/common/f/akaneiro.htm 新年あけましておめでとうございます。早くも21世紀。人類には明るい、ぴか ぴかな未来が待っているのでしょうか。それとも暗いどろどろの未来なのでし ょうか。それは今を生きている私達次第でしょう。私達の子供や、孫に胸を張 れるように、一日一日がんばって、ちょっとずつ前進していけるといいですね。 年賀状はこちらです。 http://akane.pos.to/nenga2001.html そうだ、この年賀状、英語が間違っていることに今日、気がつきました。 21st century が正しいみたいです。私の英語、いつもオリジナルな日本語テ イストが入っていて、日本人にしか通じません(笑)。いいのよ、外国のお友 達はいないから・・・。 12月は展覧会がありました。 展示の様子はこちらです。 http://akane.pos.to/akane/kaisaku.html それではみなさん、今年もよい年になりますように。 {magclick} ___________________________________ -- 今日のほのぼの -- ●布施英利『絵筆のいらない絵画教室』紀伊國屋書店 [2000年12月05日(火)] NHKテレビ『課外授業・ようこそ先輩』という番組で放送され、 子供の絵が二 日間で格段に変わった、その方法を記した本。 なのだけど、まずはこの著者、布施英利という人について語りたい。語るとい うほど大仰なものじゃないんだけど、この人の本に私は多大な影響を受けたの だ。 一時期、『完全自殺マニュアル』(鶴見済・著/太田出版)なるものが発 売されて話題になっていた頃、死そのものや、死体がちょっとだけブームにな った。もし、これが世間的なブームではなかったとしても、私の中では確実に ブームだった。マイブームってやつだ。 私は中学生か高校生くらいだった。誰もが抱く疑問だと思うけど、人は死んだ らどうなるんだろう、死んだ体は人間とは呼べないのだろうか、どうして死体 は「気持ち悪い」んだろう。などと考えていた。だいたい、死体が気持ち悪い っていうのは誰がいいだしたんだ?だって、ちょっと前まで生きてて、生きて いるその人は別に気持ち悪くないのに、死んだとたんに気持ち悪くなるんなん て。私はそれまで、人間の死体をちゃんと見たことがなかった。近い親戚で無 くなった人もあまりいなかったので、御葬式なるものにも出席したことがほと んどなかった。テレビドラマや、友だちとする怪談話(怖い話はすごく苦手だ ったけど)では死体は気持ち悪いものとして描かれている。少なくとも私の中 では死体というのは気持ち悪いものだと思っていた。 だけど、ちょっと考えてみた。例えば、うちの父親か母親が亡くなったとする (あくまでも例えです。ごめんね。お父さん、お母さん)。そしたらその死体 は気持ち悪いのか?死んだって父親は父親だし、母親は母親だ。生きてるとき とは様相は変わるかもしれないけど、いわゆる一般的な死体の気持ち悪さとは 違うような気がする。たぶん、死体は、全然見知らぬ人だから気持ち悪いのだ。 知らない人が、そこで死んでる。生きてる時の姿を知らない、突然死体となっ てあらわれるから気持ち悪いんじゃないか、と当時の私は考えた。ならば、見 方を変えてみよう。死んでるということは、その人はその前は確実に生きてい た。生きている人は気持ち悪くない。つまり、気持ち悪い死体なんてないんじ ゃないか。まぁ、実際には腐敗したり、悪臭がしたりなんだりで日数がたった 死体は生理的に気持ち悪い状態にはなるんだけど、幽霊をみるような、オカル ト的な気持ち悪さってのはないはず。 そう、人は死んだらどうなるっていうことを考えた時に、私は魂はどこへゆく のかとかよりも、この世に残されたものの行方を考えてしまったのだ。そりゃ あもちろん、魂がどこへ行くのか、そもそも魂なんてものがあるのかどうか、 とても気になるところだが、そんなものは死んでみないとわからないだろう、 という結論に達した(一応自分なりにすごく考えたってことだ)。で、わから ないことはまぁ仕方がないから、とりあえずわかりそうなところから解明して いきたい(これは受験勉強にも言えるぞ)。まずは、死体を見てみたくなった。 だいたい、人は毎日たくさん生まれて、たくさん死んでるはずなのに、生まれ たばかりの赤ちゃんはテレビでもなんでもよく見るのに、どうして死んだ人は 見ないんだろう。御葬式だってあちこちでやっているのに、どうして死体はな いんだろう。一説によると、御巣鷹山の日航機事故の現状があまりにも悲惨で、 テレビで放映するのに相応しくない為、遺体の散乱する現場をわざと写さない ようにして放映してから、テレビに死体が映ることがなくなったらしい。この 説が正しいのかどうか、私もうろ覚えだし、わからないけど。確かに、悲惨な 現場を映さないというのは判断として正しかったかもしれないけど、それを期 にテレビから死体が消えたというのはどういうことなんだろう。 ともかく、私の周りには死体がなかった。あるのは食用のお肉。牛とかブタと か、言ってみれば死体だ。人間もこんななのかなぁ。だいたい、今の子供達は このお肉がもともと生きている動物だったという認識がないんじゃないかと思 う。私もそうだった。で、あるとき、このお肉は死体なんじゃないかと気がつ いて、しばらくお肉を食べれなくなったことがある。小学生のときだ。そのう ち、これは食物連鎖ってやつだ、と納得(?)して食べられるようになった。 余 談だが、うちの母親はトリ肉が食べられない。幼い頃に、母親の母親(私の祖 母)が、生きている鶏を絞めて調理しているのを見てかららしい。それはショ ッキングだろうな。だけど、ブタだって牛だってそうやってお肉になってるん だよ、お母さん。 前置きが長くなった。さあここで、布施英利氏の本が登場する。『図説・死体 論』(布施英利・著/1993年/法藏館)だ。これは、その前に出版された『死体 を探せ!バーチャルリアリティ時代の死体』(布施英利・著/1993年/法藏館) のビジュアル版として出版された。どちらも死体の本だ。『図説・死体論』に は死体の写真、死の写真がたくさん載っている。私はここで、死体と出会った。 おかしな言い方かもしれないけど、死体と出会えて嬉しかった。そこには、様 々な死の形があった。ホルマリン漬けの奇形児、解剖遺体、事故で亡くなった 方の遺体などなど。死を見つめるということは、自分が生きていることを実感 することだった。そこにあるのは、写真であって、実物ではない。たぶん、実 物だったらその何倍もの衝撃があるんだろう。 冒頭で紹介した『完全自殺マニュアル』も読んだ。これはとかく有害図書と言 われるけれど、私にとっては生きる為の本だった(別にそのとき死にたかった 訳じゃない)。人間はこんなことで簡単に死んでしまう。それは、日常生活で も起こりうることだ。電気のコンセントから線を引いてタイマーをセットして おくと寝てる間に死ねるとか、ビニール袋をかぶって窒息とか、こんなこと、 子供のいたずらだってできてしまう。これはいかん。死なないように気をつけ ないと、と本気で思った。 もちろん、これは人に薦めるような本じゃないし、ましてや親が子供に買い与 えるような本でもないけど、生と死を考える上で重大な示唆を与えてくれる本 ではあるかもしれない。 実はその後、私は本物の死体を見る機会に恵まれた。大学の解剖学の授業の課 外授業に潜り込んで、東京大学の解剖学教室を見学した。そこにはホルマリン 漬けの生首や、屍蝋化した遺体や、いろいろな病気を持った臓器の標本などが たくさんあった。それは全身だったり、部分だったりしたけど、もともとは生 きていたものだ。もしかしたら、体の一部を摘出しただけで、死んだ人から採 ったわけではないものも混じっていたかもしれない。最近では遺体を液に漬け るのではなくて、プラスチック状にして保存する技術も発達して、手で触れる 標本もあった。上野などで人体をテーマにした展覧会も開かれているので、そ こで見た方も多いのではないだろうか。薄く、輪切りにされた人体などが展示 されていた。偽もののようだけど、あの人も昔は生きていたのだ。 布施氏は東京芸術大学で解剖学を専攻し、東大の医学部で助手を勤めていた。 多数の著書があり、新聞でもアートに関する連載をしている。 さて、『絵筆のいらない絵画教室』。つまり、自然を観察して、体験してみよ うということだ。頭で考えるだけじゃだめ。体験こそアートに必要なものだ。 大賛成。本文の中で、キレる子供についても触れている。実生活でキレるのは、 いけないこと。だけど、アートのなか、想像の世界でキレるのはおおいに結構。 今の子供はキレ方が下手だ。どうやっていいのかわからないんだろう。私が絵 を描くのは、ストレス発散のためだ。言い方を変えれば、キレてるのだ。より キレる人が偉大な芸術家になる可能性が高い。私のキレ方はまだまだ。絵でも 音楽でもいいから、発散の道を見つけられない子供がキレる子供になってしま うんじゃないかなぁ。 この本で紹介しているのは、魚釣り。まず、子供には何も言わずにとにかく一 枚、魚の絵を描かせる。これは実験前のサンプルだそうだ。そして、釣りに行 く。このとき、絵を描く道具は持っていかない。とにかく楽しく魚を釣る。釣 った魚を持ち帰って解剖してみる。ここでも絵を描く道具は必要無い。とにか く魚を観察する。メスを使うので、刃物に対する認識も植え付ける。刃物は切 れる。切れると血がでて痛い。解剖が終わったら、最後に今までの体験すべて を忘れて絵を描く。すべてを忘れて、と言っても体験したことは忘れられるも のではない。子供が描く絵は、体験する前と比べて格段に良くなる。 そうそう、大事なことを忘れてた。解剖した魚には敬意を表して黙とうする。 そして、最後に布を掛けて隠していた水槽の中の生きた魚を見せる。これだ大 事なんだそうだ。生きてる!という驚き。死と隣あう生。死を考える、それは 生を考えることでもある。生を考えるには、死を抜きにはできないと思う。 しかし、この本の大部分は、この、課外授業の様子ではなく、その理由。どう して子供の絵が上手くなったのか、ということ。レオナルド・ダ・ビンチ、ゴ ッホなどの巨匠の言葉や絵などを例にわかりやすく説明してくれる。著者の 「自然は人間のなかにある」という言葉が印象的だった。これは、絵を描くと いうことだけではなくて、芸術全般にも言えるし、子育てにも役立つし、現代 社会を生きる上での拠り所になるような本かもしれない。大袈裟かな。 布施英利 B http://www.fuse-b.com/ ___________________________________ ●人が怖い。かもしれない。 [2000年12月06日(水)] 自分から特定の人、または特定の地位のある人にアクションを起こすことが苦 手。たとえば、漫画家になりたかったとしても、自分から編集部に持ち込みし たりしないだろうし、イラストレーターになりたかったとしても、有名なイラ ストレータのもの絵を見せに行ったりできない。 それができていたら私はもしかしたら、 今頃、326みたいになってたかも知れ ないなぁ。いやいや、実力がないもんね。 常々思うけど、この世界(ってどの世界だ?絵の世界か)、実力なんてものは 後からついてくるもんで、要するに運とハッタリがものを言う。歌手なんかも そうだけど、この人そんなにうまいんかい?って思う子がどんどん売れて、そ れにつれてちゃんと実力や自信がついてくる。これは結構見ていて楽しい。他 人事だし。 絵を描く人も、今それなりにお金をもらって食べていけてる人はハッタリがう まいんだろう。または自信があるんだろう。私みたいに日々びくびくしてるよ うじゃあお金は貰えん。こんな絵でお金貰っていいんだろうか、とか考えちゃ うよ。 絵で食べてる人は、好きなことを仕事にしていいわねーなんて言われるんだろ うけど、きっと大変だろう。まぁ嫌いな仕事をするよりはずっといいだろうけ ど。イラストレーターはお客さんの希望に沿った絵を描く。まだ何もないとこ ろで、仕事を受けるなんておっかない。だって、出来上がったものが気に入っ てもらえるかどうかわからない。気に入ってもらえなくても、お金は貰わない といけない、仕事だから。そういうのって申し訳ないなぁ、と思ってしまう。 そんで、イラストレーターなんてヤクザな商売だわ、とか適当に理由をつけて、 私には向いてないと思う。 ホントはおっかないだけなんだけど。お金を貰うのって怖い。自分はそれ相応 の働きをしたんだろうか、って考えてしまう。こういう私には肉体労働の方が 向いてるのかもしれない。 そうそう、ここに書いている文章だって、誰か特定の人に読んでもらうのは怖 い。例えば、ネットでは有名人にメールもかけるから、糸井重里さんあたりに メールを書いて、「これ読んでください」とか言えるんだけど、そんなこと、 恐れ多くてできん。不特定多数の「みんな」だからできること。だけど、「み んな」は「特定の人」の集まりなんだよね。つまり読んでもらいたいんだろう な。だから、ネットは私向きだったんだ。誰か一人に読ませるのは怖いけど、 「みんな」なら怖くなくなる。変なの。 なんで糸井重里の名前がでてきたか。今さらながら、「ほぼ日刊イトイ新聞」 を見て、面白いなぁとちょっと感激したから。しかも、糸井さんのもとにはい ろんな人からメールが来るらしい。変なメールも混じってるだろうね。そうい うメール出してる人ってどんな人なんだろう、なんて想像して、想像できなか った。きっと普通の人なんだろうけど。 ネットってすごい。繋がってる。っていうか繋がろうと思えば繋がる。その手 軽さを安易に利用してる人もいっぱいいる。だってメールに「絶対返事をくだ さいね」なんて書くひとがいるらしい。信じられない。知ってる人ならいいけ ど、見ず知らずの人なのに。有名人にはこういうメール多いんだろうな。幸い 私のところにはそんなメールは来ない。 繋がりすぎるのも嫌なもんだ。人には適度な距離ってもんがある。いきなり至 近距離で会話されるとすごく嫌。たまに、本屋のお客さんでもいる。ぐいっと 寄って来てから話し出す人。怖いよ。店員に問い合わせるのに、そんなに近付 かなくてもいいだろうって思う。でもそれがその人の他人との距離なのかもし れないけど。 最初はちょっと離れて、親しくなってきたらだんだん近付いてくるのがいい。 メールもそう。メールでも何度かやりとりしていくとその人の顔が見えてくる。 本当の顔じゃなくて、心の顔。それでだんだん心が近付いて行くんだ。たまに、 最初の一通でもう嫌っていう人もいるけど、それは現実世界でもそう。この人 はちょっとヤバそうっていう人いるでしょ。バーチャルな世界に見えるけど、 結局現実のコミュニケーションと変わらないんだな。 そうか、町で有名人を見かけて「きゃーっ」って寄っていく人、いるね。私は できないけど。そういう人はやっぱネットでも「きゃーっ」って寄っていっち ゃうのかな。 ほぼ日刊イトイ新聞 http://www.1101.com/ ___________________________________ {magclick} ___________________________________ ●怪作展、搬入 [2000年12月06日(水)] 展覧会(怪作展)の搬入が終わりました。昨年の反省を踏まえて、いろいろ準 備をしたり、当日の手順を考えたりして、行く前から疲れてしまったんだけど、 無事に終わって、ホッとしたら、もうホントにドッと疲れてしまった。うひ〜。 みんなとご飯を食べに行くつもりだったけど、もうだめだぁって一人で帰って きてしまった。 今回の目標。バイトは休まない。会場にあるお菓子を食べ過ぎない(笑)。が んばりすぎない。 ___________________________________ ●始まりました。 [2000年12月08日(金)] 怪作展なんとか無事に始まりました。ほっ。 昨日初日は平日だったけど、ちょっとは人が入ったみたい。おじいさんが多か ったらしい(笑)。夕方には友だちも来てくれた。久しぶりに会っても変わら んなぁ。みんなホントに年取って大人になってるんだろうか・・。いつまでも 高校生みたいた ぞ。 でも最近は私も冬になるとお肌が乾燥するのよね。昔は乾燥知らずのニキビち ゃんだったのに。やっぱ確実に年取ってるよ。お互いにね。 ___________________________________ ●真っ最中 [2000年12月10日(日)] 展覧会真っ最中。かなりナチュラルハイです。しゃべりすぎ。ああ、でもこれ でストレス解消されてるなぁ。一年分の解消しきれなかったストレスをここで 発散してるのかも。 今日は土曜だったからお客さんが多かったです。ありがとうございます。 ___________________________________ ●インプット・アウトプット [2000年12月11日(月)] 飲み会、飲まない会連続三日目。楽しいけど、疲れる。でもおしゃべりは心の 栄養、保養になるかも。体は疲れても妙に頭が冴えちゃったりする。いろんな こと考える。 これが消化されると作品になるのだ。インプットとアウトプット。 ___________________________________ ●日々の忙々 [2000年12月17日(日)] 展覧会が終わって一段落、と思いきや、またしても次から次へと予定が入って くる。一体なんなんだろう・・・。 昨日は朝から超多忙。9:30amから、帝劇の『エリザベート』のチケットを取る ために電話しまくる。結局インターネットで取得。A席だけど、ま、いいか。 その後、キャラメルボックスを見るために池袋へ。とんでもなく疲れていたよ うで、途中観ながら寝てしまった。しまった。 そして友人の個展を観る為に渋谷へ。電車の乗り換えで迷う。案内状の地図が わかりにくくて、街でさらに迷う。迷いつつもなんとか到着。ふぅ。 さらにその後、友人の結婚パーティーがある下北沢へ。渋谷で井の頭線と小田 急線のホームに翻弄されて、また迷う。方向音痴の本領発揮(なるべく発揮し たくないけど)。地図はわかりやすかったけど、お店の看板が全く出ていなく てウロウロしていたら知人に遭遇。よかったぁ。雰囲気のよいお店。大学時代 の懐かしい人たちがたくさんいた。 結局、下北沢をでたのは9:00pm。楽しかったけど、疲れ切ってしまった。 今日はバイトを早退して、午後から家で爆睡。ちょっと復活。 ___________________________________ ●あわわわ [2000年12月19日(火)] 20日までに出すと、スタンプを押してくれるらしいので、超高速フル稼動で年 賀状をつくっています。 でももう夕方だぁ・・・。ほんとに明日だせるのだろうか。 ポリシーで、宛名は手書き。 ___________________________________ ●『ぺんぎん ほいくえん』福音館書店 [2000年12月22日(金)] 福音館の月刊誌「こどものとも 年少版」の二月号。 「こどものとも」は、ただの「こどものとも」と、「こどものとも 年少版」、 「こどものとも 年中向き」がある。どれも数百円で買えるので、絵本として はとってもお買得。 『ぺんぎん ほいくえん』はペンギンの子供がぺんぎんほいくえんに行って、 歌ったり遊んだりするだけのお話。絵がとってもほのぼのしていて、色もきれ い。それでいて結構写実的だったりする。背景は南極の氷の風景で、ペンギン の子供達の顔の表情は少ない線で表現されているんだけど、とても可愛い。 これが350円なんて安い買い物だわ。 福音館書店 http://www.fukuinkan.co.jp/ ___________________________________ ●世紀末、新世紀 [2000年12月25日(月)] いろいろショックなことが続いています。なんだか年末もクリスマスもふっと んでしまう。私の世紀末。 2001年は私自身も世の中も、順風満帆のいい年になるといいな。21世紀にはみ んな銀色のツナギみたいなスーツを着て、頭に宇 宙人みたいなアンテナをつけ て、道路がみんな動く歩道になって、車はチューブの中を走っているのかと思 ったけど、そんなことなかった。どんなに便利になっても、どんなに機械やコ ンピューターが発達しても、その中心にいるのは人間で、人と人とのコミュニ ケーションは形を変えても、中身は変わらないはず。いつでも「心」を失わな いように生きていけば、人は幸せになるはず。「心」を見失ってしまったら人 は生きていけないと思う。 21世紀のテーマは自然との共生。東京都心の異常な温暖化。最近の異常気象。 みんなが「心」を取り戻して、親子や、他人同士が正常なコミュニケーション がとれる社会になって、社会の意識が自分達の内側から外側の世界に向けられ る日がいつか来るのでしょう。 ___________________________________ ●寒いのと暑いの [2000年12月26日(火)] 寒さは苦手。縮こまって何もできなくなってしまう。だからと言って暑いのが 好きかというと、暑いのも苦手。暑いとボーっとして何もできなくなってしま う。四季のうち、夏と冬に何もできなくなってしまうということは、活動的な のは半年間だけ、ってことか。 春と秋は好き。季節が移り変わるのを感じるから。日々、冬から夏に、夏から 冬になっていくのが分かる。夏は夏だし冬は冬なんだけど、春と秋は、夏と冬 の中間のような気がする。そういう中途半端なところがいいのかも。どっちつ かずで、どっちともとれるような曖昧さがいいのかな。 だから、暑いのも寒いのも苦手だけど、四季がないところに住んだらきっとす ごくつまらないだろうな。春と秋を過ごすために、暑い夏も寒い冬も我慢しよ う。でもやっぱり寒い〜。 ___________________________________ ●糸井重里『豆炭とパソコン』世界文化社 [2000年12月30日(土)] 最近、コピーライターの糸井重里氏をテレビでよく見かけるな、と思っていた ら、どうやらこの本を宣伝するためだったらしい。 糸井氏はなんとなく人当たりの良さそうな雰囲気を漂わせ、数々の名コピーを 手掛けていて、なんだか面白いことが大好きそうな人だな、と前々から思って いた。そうそう、ずっと前に「笑っていいとも」に出演したときだったと思う けど、SMAPのコンサートに行くと楽しいなんて話をしていて、この人は、 先入観とか、世間体とかを気にする前に、自分が楽しいを思えることを素直に 楽しいと言えて、例え楽しくないことでも楽しいことに変換してしまうような 人なんだろうなと感じた。それってかっこいいと思った。 この本を読んで、ますますそう思った。だって、内容以前に文章がとっても好 き。全然偉そうじゃないし、気取ってないし、分かりやすいし、誠実な感じが する。これはこうだ!って断言するんじゃなくて、僕はこう思うけどあなたは どう?っていう感じ。だけど優柔不断なんじゃなくて、自分の考えに自信と確 信を持っていて、それを丁寧に、どんな人にでも分かるように説明してくれる。 これは本だから、一方的だけど、たぶん、実際に会って話したら、きっと分か るまで噛み砕いて説明してくれるんだろうな、と思う。もちろん、こちらに聞 く準備があれば、だけど。でも頭が堅いわけじゃなくて、柔軟な考え方ができ る人だと思う。こちらの言うこともきちんと聞いてくれそう。 この本には「80代からのインターネット入門」という副題が小さい字でついて いる。お年を召した方にもインターネットはできるんだよ、ということを伝え たくて、糸井氏のサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」で連載を始めたんだそうだ。 でもフタを開けてみたら、この本の主人公ミーちゃんはとっても魅力的で、日 々を楽しく過ごす天才のような人だった。と、いうか世の老人達は私達が思っ ている程、ひっそりとつつましく地味に暮らしている訳ではなくて、結構それ なりに人生を謳歌しているんじゃないか、ということに気がついたらしい、糸 井氏が。だから、この本には、ミーちゃんがどうやってパソコンの使い方を覚 えて、インターネットを使えるようになったか、ということが書いてあるんだ けど、本当は、みんな気がついていないけど、私達の身近にいる80代の人達を 見てみたらすごく素敵な生き方をしてるんじゃない?っていうことを伝えたい 本なんじゃないかな。 ミーちゃんと糸井氏の微妙(?)な関係。ミーちゃんの回りの素敵な人たち。 ちょっと心があったかくなって、やさしい気持ちになれる本だと思います。パ ソコンは文房具や画材や事務用品やテレビやハガキや楽器の進化したもの。た だの道具。使う人がいなければなんの役にも立たない。使う人が悪い人なら、 ウィルスを作ってばらまいたり、人の秘密を探って言いふらしたり、いくらで も悪いことに使える。使う人がやさしいいい人なら、あったかい心のこもった メール送ったり、素敵な絵を描いたり、美しい音楽を作ったり、みんなを幸せ にできる。それはパソコンじゃなくてもできる。だから無理にパソコンを使わ なくてもいい。だけど、インターネットで世界中のHPを見たり、遠くに住んで る友人に手軽に連絡を取れたり、手軽に上手な絵が描けたり、メールを運んで くれるペットが飼えたりすることが素敵だな、と思ったら、怖がらずにパソコ ンを使ってみればいいと思う。パソコンなんてただの道具なんだから。ミーち ゃんにだってできたんだから。 ほぼ日刊イトイ新聞 http://www.1101.com/ ___________________________________ ●謹賀新年 [2001年01月01日(月)] あけましておめでとうございます。 新年一日目はお天気もよくて、気持ちのいい一日でした。だけど、ゴロゴロし て普通のお休みとあまり変わらなかったなぁ。三食おせちだったので、もうお せちはいらない。 ___________________________________ ●「プリティ・ブライド」「ストレイト・ストーリー」 [2001年01月02日(火)] 新年早々映画を見ました。 「プリティ・ウーマン」という映画が大好きな私にとっては、「プリティ・ブ ライド」もとっても楽しめました。でも嫌いな人は嫌いかも。リチャード・ギ アもジュリアロバーツも好き。そんで、悪役が誰もいないストーリーもいい。 で、最後は当然ハッピーエンドじゃなきゃね。 「ストレイト・ストーリー」は渋い。もっと泣けるのかと思ったけど、そうで もなかった。あの映画のその後がとっても知りたい。 ___________________________________ ●5連休が・・・ [2001年01月03日(水)] 年末年始の5連休があっと言う間に終わってしまった。仕事だと長く感じるけ ど、ぼーっとしてるとすぐだなぁ。 でも、映画も見たし、いっぱい寝たし(これはいつもか)、HPの更新もできた し、いいお休みでした。明日からお仕事。今年もなんかいろいろ頑張るのだ。 (茜音「日々のほのぼの」より) http://akane.pos.to/ ___________________________________ {magclick} ___________________________________ --更新情報-- ★茜音 http://akane.pos.to/ ・最近の私更新しました。ディズニーランドのクリスマス。 (00/12/30) ・天井裏ちょっとだけ片付けました。 (00/12/30) ・電子年賀状、作りました。トップページからどうぞ。(01/01/01) ・茜音トップページのカレンダー更新しました。(01/01/01) ★ぱんだ雑貨店 http://akane.pos.to/sozai/ ぱんだ雑貨店に壁紙2点追加。水族館のくらげです。(01/01/01) ★nuinui http://akane.pos.to/nuinui/ お正月バージョンにしました。(01/01/01) ┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓  発行■そふえのりこ(祖父江典子)     【茜音】     【アトリエの屋上BBS】       「茜色通信」HP■登録、解除、変更はこちらから。    「茜色通信」は、インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して  発行しています。    【いるマガ】っていうメールマガジンもやってます("o")/~~~    Copyright(C) 2000 Sofue Noriko  発行者の許可なく転載することを禁じます。 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