大人のファンタジー。現代のおとぎ話みたい。それも、私にはちょっと怖いおとぎ話。ま、江國香織の小説ってみんなおとぎ話みたいなんだけど。
この間宮兄弟、ひとりひとりはなんだかその辺に居そうなんだけど、兄弟っていうといそうでいない感じ。しかもすごく仲がいい。これは、普通の人は、癒される小説なんだろうか。私は怖かったよ。仲のいい兄弟が気持ち悪くて怖い…わけではなく、この結末がなんだかあまりにも真理をついているような気がして。
おとぎ話っぽく、めでたしめでたし…で終わればいいのに、そこだけ妙にリアル。現実は甘くないよね。でも小説のなかくらい、いいじゃん。いや、見方によってはこれはものすごいハッピーエンドなのかもしれないけど。
間宮兄弟に幸あれ。