SF系男性作家なのだと思っていたら、どうやらライトノベル系女性作家らしい。先入観で、もっとハードな内容だと思って読み進めていたのだけど、途中でどうかんがえてもこれはオンナの文章だろう、例えこれが男性作家だと言われても、絶対に真相は女性だよ、と確信。果たして、作者の経歴を見たら「主婦」だった。やっぱりね。名前が「浩」だから男だと思っちゃった。「ひろ」と読むらしい。
そんなわけで、予想外の軽さに戸惑いつつ、軽快に読了。評判どおり面白い。けど、もうちょっと重厚な内容を期待していのでちょっと物足りない感じはした。こんなに「ラブ」が入っているとは思わなかった。これはこれで面白いんだけどね。現在3冊目まで出ているというのも納得。軽く読むのにはいいかも。
図書館の自由を守るために、武装した図書館員たちと、「有害図書」を排除しようとする勢力との戦い。面白いテーマだけど、個人的には図書館の自由と武力というのは馴染まない感じがして違和感があった。死傷者が出たりして血生臭すぎる。
命がけで文化や言論・出版の自由を守ろうとする姿勢は素晴らしいけれど。
ま、それは物語のベースの設定であって、やっぱり主題は「ラブ」のようなので、あんまり堅苦しく考えずに読むのが正解かもしれない。登場キャラは個性的で面白いけど、人間臭さはあまりなくて、マンガやアニメの登場人物のように分かり易くて現実味が薄い。作者は月9を意識したらしい。確かに、ドラマ化したら面白そう。