主な内容は裁判の経過。岡田資(たすく)氏は、米兵捕虜の処刑容疑でB級戦犯に問われたのだが、責任を一身に負って部下を守り抜きひとりで刑をかぶった…ということらしい。同様の裁判で死刑判決が出た場合も、執行されることは少なかったようなのだけど、岡田氏は昭和24年に刑死している。裁判中もそうだが、獄中での態度も立派で、日米双方の関係者から尊敬を集めていたようだ。
岡田氏が立派な人物らしいということは分かったけれど、一方で、戦場で指揮を執った作戦については批判もあるようで、どういう点を判断基準にすればいいのかよくわからなかった。自分のしたことについて、潔く責任をかぶったということなのかというと、そういう訳でもないようで、客観的(かどうかは分からないけど)な資料としては読む価値があるかもしれないけれど、小説形式にしたほうが理解しやすそう。小説だとフィクション性が高まるのだろうけど、逆にそのほうが物事の真実が伝わったりするものなのだ。
そういう意味では映画を先に見た方が分かりやすかったかも。
明日への遺言 特別版小泉堯史(監督)、藤田まこと、富司純子、ロバート・レッサー、フレッド・マックィーン、リチャード・ニール、西村雅彦、蒼井優、田中好子 角川エンタテインメント ¥ 4,935 [DVD] ISBN:4988126205751 / ASIN:B0019546LO |