ありのままを受け入れる◆『その後のツレがうつになりまして。』
2007/12/23(日)

その後のツレがうつになりまして。
細川 貂々(著)

幻冬舎
¥ 1,155 [単行本] 2007-11
ISBN:9784344014183 / ASIN:4344014189

ツレがうつになりまして。」の続編。

うつ病を克服したツレ(ダンナさん)と著者とのその後が楽しいコミックで綴られている。ツレさんのコラムもあって、同じ病気で悩んでいる方やその家族の参考になりそう。

うつ病だけじゃなくて、他の病気にも共通することも多い。私はうつではないけれど、病気(膠原病)の治療中で、今は落ち着いているけれどいつ再発(再燃)するかといつも不安だ。癌の方も、同じだと聞いたことがある。病気を克服した方というのは、多かれ少なかれ同じような心境になるのかもしれない。

ありのままを受け入れて、無理をしない。自分にできることとできないことを見極めて(ときには周りがそれを手助けして)、できることをやる。できないことは諦める。

ツレさんは病気になる前はコンサートなどに行くのが好きだったようだけど、今は人混みには行けないので、それは「できないこと」として諦めている。でもそれって、決して後ろ向きではなくて、前向きな諦めなのではないかと思う。

私も、体力がなくて丸一日動き回ることに不安があるので、旅行も一泊か、せいぜい二泊。それも二泊の場合は家族旅行で車での移動に限って。海外なんて怖くて行けない。旅に出たいという気持ちはあるけれど、今は無理と諦めている。幸い、世界的観光地の箱根や、風光明媚な伊豆が近いので日帰りでも十分に楽しめる。東京まで行くのも新幹線なら大丈夫。自分のできる範囲で最大限に楽しもうと思っているのだった。そして、そうと決めたらそれはそれなりに楽しいのだった。

この本を読みながらも思ったけれど、病になったらなったなりに、楽しく過ごす方法はいくらでもあるのだと思う。後ろ向きになって荒んでしまう人もいるかもしれないけれど、なるべく明るく楽しく前向きに。そのほうがきっとみんな幸せだと思う。なっちゃったものは仕方ない。それを自然に受け入れる努力をしたいものだと思う。

ツレがうつになりまして。
細川 貂々(著)

幻冬舎
¥ 1,155 [単行本] 2006-03
ISBN:9784344011434 / ASIN:4344011430