妄想かもしれない◆『アミービック』
2007/11/01(木)

AMEBIC
金原 ひとみ(著)

集英社
¥ 1,260 [単行本] 2005-07-06
ISBN:9784087747690 / ASIN:4087747697

いきなり訳の分からない文章からはじまって面食らったけれど…、結局最後までこんな調子だった。でも読んじゃった。

ほとんどサプリメントとアルコールと水だけで生きている女性。ときどき訪ねてくる編集者。兼、彼氏。そして彼の婚約者。職業はパティシエ。

タクシーの運転手を相手に婚約者のフリをしてみる。パティシエのフリをしてみる。自宅でお菓子を作ってみる。

とてもとても病んでいる。そして、最後に種明かし、らしきものがあるのだけど、真相はよくわからないままだった。あれがこうで、それがああで、あれ? これはこうだった? なにが本当で、なにが妄想なの。彼女はいったい何者だったの。彼はいつからそこにいたの。あの床の赤い染みは…。

すべてが彼女の妄想だったのかもしれない。これって夢落ち? それでも全然構わないけれど。