サクセスストーリー?◆『プラダを着た悪魔』
2007/06/14(木)

プラダを着た悪魔〈上〉 (ハヤカワ文庫NV)
Lauren Weisberger(原著)、佐竹 史子(翻訳)

早川書房
¥ 693 [文庫] 2006-10
ISBN:9784150411268 / ASIN:4150411263
プラダを着た悪魔〈下〉 (ハヤカワ文庫NV)
Lauren Weisberger(原著)、佐竹 史子(翻訳)

早川書房
¥ 693 [文庫] 2006-10
ISBN:9784150411275 / ASIN:4150411271

映画化されて話題になっていたので、原作を読んでみた。原作も発表されてからかなり話題になったらしい。女の子がどんどんきれいになってゆくサクセスストーリーだと思っていたのだけど、微妙に違っていた。

ライター志望の主人公が、将来希望の職種に就けることを夢見て、まったく興味のないファッション雑誌の編集長の助手という仕事を始める。その編集長がくわせもの。ファッション界のカリスマ的存在であるのだけど、人使いが荒い。思いやりのかけらもないのだ。

プラダを着た悪魔というのはこの編集長のこと。仕事のことのみならず、私生活のことでも助手たちを振りまわす。それでも耐えに耐える主人公。ファッション雑誌の編集部にそぐわないやぼったいファッションは改め、流行の最先端の高級ブランドに身を包む。そういうところは映画で見てみたい。女の子にはそういう変身願望があるのよね。

しかし、最終的には編集長の酷使についに堪忍袋の緒が切れてしまう。サクセスストーリーというのも間違いではないのだけど、私の想像とはちょっと違った。最後はやっぱり、きれいなビジネスウーマンに華麗に変身してもらいたかったなぁ。映画ではどうなってるんだろ。