やってみる価値はあるかも◆『憲法九条を世界遺産に』
2006/10/27(金)

憲法九条を世界遺産に
太田 光(著)
、中沢 新一(著)

集英社
¥ 693
[新書] 18cm , 170P
2006-08-12 / ISBN:4087203530

突飛だけれど、この対談を読み進めていくと突飛に思えなくなってくるから不思議。日本国憲法第九条を本当に世界遺産にすればいいと思う。

武力を持ったり、行使したりすることは簡単だけど、それを持たないことこそ難しく、勇気がいる。

「九条というのは珍品だから守っていこう」というのがいい。こういう国があってもいいよね。ほんとうに。私たちが胸を張って未来に残せる“遺産”として、九条は守っていかなければならないものなのかもしれない。

対談の中で、修道院のことがたびたび出てくる。そういう世間離れした普通でない場所、というのは必要だという。同感。そういう場所は人々の最終的な拠り所だ。日本も、世界の中で唯一、戦争を否定する国として、人々の拠り所になればいいと思う。国民はそういう国に暮らしているということを世界中の人々に自慢して、誇りに思えばいいと思う。日本という国と国民には、そういう“美しさ”や“潔さ”があるのだ。どこぞの首相が言うような「美しい国」にはあまり共感できないのだった。