『アマルフィ』原作:真保裕一 監督:西谷弘 出演:織田裕二、天海祐希
織田裕二主演。かっこいい織田裕二をとことん楽しもうという感じの映画。イタリアの風景は絵になっていてストーリーも飽きさせず、平均点以上ではある。共演者も豪華で、娯楽映画としてはいいのでは。。。
しかし、ストーリーとタイトルの相関性がよくわからない。アマルフィはイタリアの地名だけれど、映画の中ではほとんど出てこない。原作の小説のほうではアマルフィという言葉がキーワードとして使われていて(それが上手い使い方かどうかは疑問だけど)、これがタイトルになっているのもわかるのだけど、映画のほうではその痕跡はまったく消えてしまっていて、なんでタイトルがアマルフィなのかますますよくわからない。
制作前にタイトルありきだったのかもしれないけども。
ストーリーも小説のほうが説得力がある。娯楽映画でテロリストの複雑な政治的背景を描くのは大変なのはわかるのだけど、ちょっとわかりやすくしすぎて現実味がなくなってしまった感じがした。そのために、そこまでする? みたいな。
映画館で見なくても、テレビで十分かも。
「アマルフィ 女神の報酬」
http://www.amalfi50.jp/
アマルフィ真保 裕一(著)扶桑社 ¥ 1,575 [単行本] 2009-04-28 ISBN:9784594059385 / ASIN:4594059384 |
グッド・シェパード [DVD]ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン ¥ 3,990 [DVD] ISBN:4571264903261 / ASIN:B0012RE4HU |
ウソは泥棒の始まりというけれど、一つの秘密を持ったところから、その秘密を守るためにさらに大きな秘密をかかえ、家族にも心を許せず、親友もいない。なんだか寂しい人生。
秘密を知っているだけに、組織から抜ければ抹殺される可能性もある。抜けられない。泥沼。そういう組織を作り出してしまった国家も、罪だと思った。
| ヘアスプレー DTSスペシャル★エディション (初回限定生産2枚組) アダム・シャンクマン(監督)、ザック・エフロン、ニッキー・ブロンスキー、クィーン・ラティファ、クリストファー・ウォーケン、ミシェル・ファイファー、ジョン・トラヴォルタ 角川エンタテインメント |
これ、日本で舞台化することあるんだろうか。キャスト選びが大変そう。太ってて踊れて、歌えて、演技もできる人って…。
主人公は底抜けに明るくて前向き。黒人差別の残る町で、人々が大きな声で言えないことを、堂々と言っちゃう。太ってたってお構いなし。自分の夢に向かって進んでゆくのだ。自分が、自分が、って言うんじゃなくて、ちゃんと周りの人にも優しいっていうのがいい。
そして、何と言っても、歌とダンスが楽しい! 一緒に踊りたくなる。…踊れないんだけど、気分だけ。ぜひぜひ、舞台で見たいなぁと思ったのだった。
『ヘアスプレー』
http://hairspray.gyao.jp/
| パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち ゴア・ヴァービンスキー(監督)、ジョニー・デップ、オーランド・ブルーム、キーラ・ナイトレイ、ジェフリー・ラッシュ、ジョナサン・プライス、ジェリー・ブラッカイマー(プロデュース)、テッド・エリオット(脚本)、テリー・ロッシオ(脚本) ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント |
ディズニーランドのアトラクション「カリブの海賊」の場面、場面がそのまま映画になってて、大興奮。いやはや。ディズニー、すごいね。
ジョニー・デップもよかったんだけど、オーランド・ブルーム、カッコイイ。。。
レンタルで見たのだけど、DVD欲しくなった。DVDがあれば、ディズニーランドに行かなくても、いつでも「カリブの海賊」気分が味わえるのだ。ふふふ。
| リプリー アンソニー・ミンゲラ(監督)、マット・デイモン(俳優) 松竹ホームビデオ |
マット・デイモンが演じる冴えない男、リプリー。ほんとに垢抜けなくて見ていてイライラっとする。マット・デイモン好きだったのに、いやー、気持ち悪い〜。演技だよね、わざとやってるんだよね。
ウソを隠すためにさらに殺人を重ねる主人公。どこまでも暗い。前半に出てきたジュード・ロウの放つ光で映画全体は暗くないのだけど、後半は、もう…。なんともはや。。。
アラン・ドロン版も見たい。
| 太陽がいっぱい ルネ・クレマン(監督)、アラン・ドロン(俳優)、マリー・ラフォレ(俳優)、モーリス・ロネ(俳優) パイオニアLDC |
トレジャー・プラネットジョン・マスカー(脚本)、ロン・クレメンツ、ロブ・エドワーズ(脚本)、ロバート・ルイス・スティーヴンソン(原著) ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント ¥ 4,179 [DVD] ISBN:4959241947345 / ASIN:B00009XLLD |
最初から、人間の形をしていない宇宙生命体がたくさん登場して、ちょっと引く。人間の言葉を話してコミュニケーション取るものの、姿形が千差万別過ぎてあまり感情移入できないのだ。この人たちはいったいどうしてこういう進化を遂げたのか…とか物語と関係のないとこで悩んでしまって…(映画の中ではその説明はなし)。
登場キャラクターは、普通に人間にしたらよかったのではないかと思った。宮崎アニメとかに変な影響を受けてるような気もした。
舞台が宇宙空間というのもあまり必然性がなく、これも素直に海でよかったのではないかと…。だって、宇宙船が、まんま船の形だし…。
そんなわけで、自分でDVD買わずにレンタルで見てよかったと思ったのだった。昔の実写映画のほうを見たくなった。
宝島 (福音館文庫)ロバート L スティーブンソン(著)、寺島 龍一、坂井 晴彦(著) 福音館書店 ¥ 893 [文庫] 2002-06-14 ISBN:9784834018042 / ASIN:4834018040 |
宝島 (偕成社文庫)Robert Louis Stevenson(原著)、金原 瑞人(翻訳) 偕成社 ¥ 735 [単行本] 1994-09 ISBN:9784036520008 / ASIN:4036520008 |
テレビ番組で、この映画を紹介していて、痛快などんでん返しがあって、それはここでは言えない云々というお決まりのパターン。面白そうなので見てみたのだった。
有名な、昔の映画だというし、リアルタイムで見たらアッと驚くようなどんでん返しでも、今見たらそれほど新鮮でもないのだろうと思いつつ、ストーリーを楽しんだ。ポール・ニューマンにロバート・レッドフォード。かっこいい〜。
予想通り、どんでん返しはだいたい想像ついたのだけど、分かっていても面白い。
映画の冒頭で聞き覚えのある音楽が流れてきた。ああ、これか。この曲のタイトル「スティング」は映画のタイトルだったのか。
それでもボクはやってない スタンダード・エディション周防正行(監督)、加瀬亮;瀬戸朝香;山本耕史;もたいまさこ;役所広司 東宝 ¥ 3,990 [DVD] ISBN:4988104043627 / ASIN:B000QJLROI |
痴漢えん罪事件は実際に何件も起こっているのだけど、果たして本当にえん罪だったのかどうかっていうのは世間の人々も気になるところだと思う。無罪になっても「本当にやってないの?」っていう目で見られてしまうのではないかなぁ。そう思うと、裁判なんてやらずに、やってなくても「やった」って認めて示談金を払ってしまうほうが実はいいのではないかとか考えてしまう。そのほうが世間に知られなくて済むのだったら…。
映画では最初からずっと主人公はえん罪を主張していて、実際になにもしていないという前提で語られている。そして、ラスト。裁判の判決が出る。
そこでハタと思った。え。本当にこの人はやっていないんだろうか…。
思い返してみれば、映画の冒頭で主人公が痴漢と間違えられて駅の事務所に連れて行かれるシーンははっきり描かれているのだけど、痴漢を「やっていない」という証拠の映像は“ない”のだった。
そこに監督の意図を感じる。最後の最後で、自分が裁判員になったような気分。いままでの経過を見てきて、あなたはこの人を無罪にしますか? それとも有罪にしますか? と問われている感覚に陥ったのだった。やるな、周防監督。
ホリデイキャメロン・ディアス、ケイト・ウィンスレット、ジュード・ロウ、ジャック・ブラック、ナンシー・メイヤーズ(監督) ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン ¥ 3,800 [DVD] ISBN:4582131187202 / ASIN:B000R17JLA |
キャスティングが絶妙。キャメロン・ディアスはかわいいし、ケイト・ウィンスレットは悩める普通の女性。最初は普通の女性なんだけど、最後には人生って楽しいかもって思っているからなんだか輝いて見えるのよね。すごく親近感が持てる描き方。
二人の主人公、どっちにもなりたい自分がいて、どちらにも感情移入してしまう。映画の、そういう自由さって好きだなぁ。男性陣も、一方はいい男(でも訳あり)、一方はちょっと冴えないルックス(でもとってもいい人)っていうのが、自分ならどっちがいいかしらんって贅沢に悩んでしまう余地がたくさんあって、見ていて楽しかった。