キラキラ神田コゼット◆『レ・ミゼラブル』
2009/10/15(木)

『レ・ミゼラブル』帝国劇場 2009年10月6日-11月20日 作:アラン・ブーブリル&クロード=ミッシェル・シェーンベルク 原作:ヴィクトル・ユゴー オリジナル・プロダクション制作:キャメロン・マッキントッシュ 潤色・演出:ジョン・ケアード/トレバー・ナン 出演:山口祐一郎、石川禅、新妻聖子、シルビア・グラブ、神田沙也加、泉見洋平、三谷六九、田中利花、松原剛志ほか

もう何度目かわからなくなってしまうくらい何度も観ている演目。今回はちょっと演出が変わってるところがあったり、セットも変わっていたような気が。毎回少しずつ変化しているのかもしれない。

キャストは山口祐一郎(ジャン・バルジャン)、石川禅(ジャベール)、シルビア・グラブ(ファンティーヌ)、神田沙也加(コゼット)、新妻聖子(エポニーヌ)。ジャンバルジャンの松原剛志さんがよかった。たぶん初見なんだけど、今後が楽しみ。

神田コゼットはもう、キラキラしちゃっててはまり役…というか地味な衣装がお顔に負けてしまっていた。うーむ。もっとキラキラした役で観てみたい。ちょっとスターのオーラあり。ママ譲りで歌もうまい。

意外だったのが、どうもお客さんに禅さまファンが多かったこと。いままでは山口祐一郎出演のときは祐一郎ファンに席巻されていた感があったのだけど、今回は禅さまへの拍手が大きかった。いやはや。石川ジャベールもとてもよかった。禅さんの「いい人」オーラが出てしまうかと思いきや、それがなんとなくジャベールの人間味に繋がって苦悩が伝わってくるようだった。

今回も堪能。いつも観劇後には、違うキャストでまた見たい、と思うのだけど、やっぱりチケット取るのは決まった好きなキャストの回になってしまう。テレビなどで放送してくれたらいいのになぁ。

「レ・ミゼラブル」
http://www.tohostage.com/lesmiserables/

もう一息。◆『ダンス・オブ・ヴァンパイア』
2009/07/15(水)

『ダンス・オブ・ヴァンパイア』帝国劇場 2009年7月5日-8月26日 音楽:ジム・スタインマン 脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ 演出:山田和也 出演:山口祐一郎、石川禅、大塚ちひろ(Wキャスト:知念里奈)、浦井健治(Wキャスト:泉見洋平)、安崎求、阿知波悟美、シルビア・グラブ、吉野圭吾、駒田一ほか

初演でも見ているので二回目。音楽が素敵。でも演出は微妙。舞台セットはけっこう好きかも。帝劇はお金かけてるだけあって、セットが豪華。高いチケット代には豪華セットを見る楽しみも含まれているのだ。だから、セッとが質素だとがっかりする。

ダブルキャストだけど、迷わず大塚ちひろさん。かわいい。歌上手い。テレビドラマに出てるのも好きだけど、やっぱり舞台がいい。

で、ダンスシーンで、本人が踊っているのかと思っていたんだけど、全然別人が踊っていることがわかった。初演で、この人は歌だけじゃなくてダンスも上手い、って感心したのだけど…。でもま、いいや。

最後に、ストーリーと関係無く出演者総出で歌って踊る部分があるのだけど、それってどうなの? って感じ。マンマ・ミーアのマネなんだろうか。

出演者(とコアな観客)にとっては楽しい部分でもあるみたいだけど、演出的には疑問。まぁ、演出的に疑問な部分はたくさんあるのだけどもね。別の舞台の有名シーンをマネしてみたけど失敗しちゃった…みたいな。

全体的には雑然と楽しい感じ。出演者は楽しそう。こういうミュージカルもいいのかもしれないけど、…うーむ、もうちょっとって感じなのだった。

ダンス・オブ・ヴァンパイア
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何度も見たい◆『ライオンキング』劇団四季
2009/05/21(木)

『ライオンキング』 劇団四季 四季劇場 秋 作曲:エルトン・ジョン 作詞:ティム・ライス オリジナル演出:ジュリー・テイモア 出演:鄭雅美、早川正、明戸信吾、栗原英夫、間聖次朗、川島想妃愛、髙島田薫、太田浩人、遠藤剛、黒川輝、福島武臣、田中彰孝、田村圭、西村麗子ほか

母と観劇。前から2列目のセンター。ど迫力。「ライオンキング」は舞台から離れた席だと化粧やコスチュームで役者さんの表情が見えないのだけど、今回は役者さんの表情まではっきり見えてよかった。

装置やコスチュームの細部もよく見えた。やっぱり前のほうがいい。田中彰孝さんのシンバは2回目。みずみずしくて素敵。

演出は、相変わらず大部分はいいのだけど、ときどきおかしなところが…。そういうものも含めて「ライオンキング」なんだけど。メスライオンたちが泣くシーンはシリアスなシーンなのに何度見ても笑ってしまう。私だけじゃなくて、後ろの席の女性たちも思わず吹き出していた。

若い2人(2頭?)が愛を育むシーンも、当人たちの周りで数組の半裸(というか肌色の全身タイツ)の男女がめくるめく愛のダンスをくんずほぐれつ絡み合って踊っている。生身の人間がやると生臭〜い感じがしてしまう。日本人だから?

しかし、エルトン・ジョンの音楽は好きなので、何度見ても楽しめる。そのうちまた行こうと思った。

『ライオンキング』
http://www.shiki.gr.jp/applause/lionking/

劇団四季
http://www.shiki.gr.jp/

ライオン・キング ミュージカル

 劇団四季ミュージカル・オーケストラ(演奏)
エイベックス・トラックス
¥ 2,854 [CD]
ISBN:4988064120055 / ASIN:B00003IQK1

最後にぐっと…◆『容疑者Xの献身』演劇集団キャラメルボックス
2009/05/14(木)

原作: 東野圭吾『容疑者χの献身』(文藝春秋刊) 脚本・演出:成井豊 出演:西川浩幸、岡田達也、西牟田恵、斎藤歩、川原和久、大森美紀子、前田綾、三浦剛、筒井俊作、實川貴美子、石原善暢

小説はだいぶ前に読んだ。ドラマ化されるもっと前、直木賞を取ったあとくらい。そのあと、ガリレオシリーズがドラマ化されて、さらに映画化。「容疑者Xの献身」がガリレオシリーズだということは、読了後に知って、それ以前のガリレオシリーズはドラマ化のあとに読んだ。

なので、時系列バラバラだし、あまり記憶が定かでなかったのだけど、キャラメルの舞台は映画(まだ見てない)よりも原作に忠実らしい。普通に面白かった。そういえばそんな話だったなぁ、という感じ。

サスペンスだけど、最後にぐわっと泣かせどころがあって、そこはさすがキャラメルだと思った。油断してたのでぐっと来てしまった。

『容疑者χの献身』
http://www.caramelbox.com/stage/yougishax/

演劇集団キャラメルボックス
http://www.caramelbox.com/

容疑者Xの献身 (文春文庫)

東野 圭吾(著) 東野 圭吾(著)
文藝春秋
¥ 660 [文庫] 2008-08-05
ISBN:9784167110123 / ASIN:4167110121

容疑者Xの献身 スタンダード・エディション [DVD]

 西谷 弘(監督)、福山雅治(俳優)、柴咲コウ(俳優)、堤 真一(俳優)
ポニーキャニオン
¥ 3,990 [DVD]
ISBN:4988013756243 / ASIN:B001OF63WE

品があって美しい◆ミュージカル『エリザベート』
2008/12/16(火)

『エリザベート』帝国劇場 2008年11月3日-12月25日
脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツエ 音楽:シルヴェスター・リーヴァイ 演出・訳詞:小池修一郎 出演:朝海ひかる(Wキャスト:涼風真世)、山口裕一郎(Wキャスト:武田真治)、村井国夫、高嶋政宏、鈴木綜馬(Wキャスト:石川禅)、初風諄(Wキャスト:寿ひずる)、春風ひとみ、 伊東弘美、 浦井健治(Wキャスト:伊礼彼方)ほか

二階の最前列中央で見た。前回は涼風真世だったけれど、今回は朝海ひかるのエリザベート。トートは山口裕一郎。ダブルキャストは武田真治だけど、山口裕一郎が出演しているかぎり、永遠に見ることはなさそう…。

涼風エリザはかなり庶民的な感じだったけれど、朝海エリザは品があって美しい。こちらのほうが一路真輝エリザに近い。歌声はちょっと低めだけど好き。男役が抜けて、公演を重ねてゆけばどんどん変わってゆくのではないかと思った。

エリザベートの夫、フランツ・ヨーゼフは鈴木綜馬。久しぶりに綜馬さんを見た。やっぱりいいなぁ。綜馬さんは山口トートとのラストの掛け合いが絶品。これだけでも見に来た甲斐があった。エリザベートとのデュエットも素敵。…眠くなってしまうほど…。

「エリザベート」は2000年頃の初演から演出がところどころ変わっていて、今はオープニングで棺桶から登場して、ラストで棺桶に戻ってゆく。初演から数年間は、この演出はなくて、ラストでトートと手を繋いで舞台奥に消えてゆくという演出だった。最初の頃の演出のほうがよかったよね、と友人と意見が一致。最後に棺桶に収まるっていうのはなんとなく後味がよくないのだった。

東宝ミュージカル「エリザベート」
http://www.tohostage.com/elisabeth08_09/index.html

キラキラ◆『君の心臓の鼓動が聞こえる場所』
2008/12/10(水)

『君の心臓の鼓動が聞こえる場所』演劇集団キャラメルボックス
2008年11月29日-12月25日 池袋サンシャイン劇場 脚本・演出:成井豊+真柴あずき 出演:黒川智花、西川浩幸、大森美紀子、岡田さつき、菅野良一、大内厚雄、前田綾、岡内美喜子、温井摩耶、三浦剛、筒井俊作、實川貴美子、阿部丈二

テレビドラマに多数出演している黒川智花ちゃんがゲスト。「金八先生」の頃から見ているので、ものすごく若いと思っていたのだけど、もうすぐ20歳だって。それでも若い。舞台で見てもキラキラしていた。目が大きくて、照明を反射して、ほんとにキラキラ。メイクもキラキラ。あれ、自分でメイクしてるのかなぁ。

このストーリーはキャラメルボックスの演出家の成井豊氏がまず小説として出版したものを舞台化したものだそうで、いつもの初演の感じとはちょっと違っていた。初演ものって、わりとバタバタしていて、ストーリーのまとまりを欠いてるところがあるのだけど、今回は全体の大きな流れがしっかりしていて見やすかった。

テレビドラマのシナリオライターのもとに幼い頃に別れた娘が突然訪れる。成長した娘(これが黒川智花ちゃん)は父に自分の書いた小説を出版したいと言い、原稿の束を差し出す。父は娘に戸惑いながらもお互いの愛情を確かめ合ってゆく…というようなストーリー。

当然、キャラメルボックスなので、娘は実は○○で、死んだはずのおじいちゃんが見えちゃったり、人格が入れ替わっちゃったりする。途中でなんとなくネタはわかってしまったのだけど、それでも面白いのがキャラメルボックスなのだった。

「君の心臓の鼓動が聞こえる場所」
http://www.caramelbox.com/stage/kimikodou/

演劇集団キャラメルボックス
http://www.caramelbox.com/

涼風エリザは庶民っぽい◆『エリザベート』
2008/11/12(水)

『エリザベート』帝国劇場 2008年11月3日-12月25日
脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツエ 音楽:シルヴェスター・リーヴァイ 演出・訳詞:小池修一郎 出演:涼風真世(Wキャスト:朝海ひかる)、山口裕一郎(Wキャスト:武田真治)、村井国夫、高嶋政宏、石川禅(Wキャスト:鈴木綜馬)、初風諄(Wキャスト:寿ひずる)、春風ひとみ、 伊東弘美、 浦井健治(Wキャスト:伊礼彼方)ほか

ものすごく久しぶりの『エリザベート』。なにしろプラチナチケットで、ちっとも取れなかったのだった。今回は主演の一路真輝さん交代で、割と取りやすかった。劇場でもらった空席情報、12月はかなり空き空き。大丈夫か!?

今回は涼風エリザ。一路エリザファンとしては複雑だけど、ま、仕方ない。なんとなく庶民的というか、下町のエリザって感じだった。一路エリザの印象が残っている所為もあるかもしれないけれど、演者の違いに違和感。

涼風真世さん好きなんだけど、お姫様じゃないのよ。『マリー・アントワネット』のときも思ったけど。一路エリザのほうが気品があったなぁ。涼風さんは、キャリアウーマンとか、アネゴっぽい役のほうがいいような気が…。

歌はうまいから、それほどおかしなことにはなってないんだけど、やっぱり私は一路エリザが見たい! って思ってしまった。

山口さんは相変わらず。この役が一番いい。「最後のダンス」を聞いて、ああ、この一曲のために高いチケット代払ってもいいわって思っちゃった。久しぶりに踊っているのを見た。張り切ってるなぁ。

それにしても、久しぶりだったので、「あ、こんな場面も、あんな場面も、そういえばあったなぁ」ってなんだか次々と盛りだくさんで見ていて疲れてしまった。でも楽しかった。

東宝ミュージカル「エリザベート」
http://www.tohostage.com/elisabeth08_09/index.html

観続けるということ◆『嵐になるまで待って』演劇集団キャラメルボックス
2008/08/29(金)

『嵐になるまで待って』演劇集団キャラメルボックス
2008年8月6日-31日 池袋サンシャイン劇場 脚本・演出:成井豊 出演:渡邊安理、細見大輔、西川浩幸、温井摩耶、三浦剛、石原善暢、阿部丈二、小林千恵、久松信美、土屋裕一(*pnish*)

キャラメルボックスの人気作品。今回で再々再演だそう。4度目。たぶん、初演以外は全部、生で観ている。始めはそれほど好きな作品ではなかったけれど、だんだんとツボにはまってきた。内容がくらいのだけど、舞台は美しい。

とにかく、冒頭の手話を使ったダンスは秀逸。これはもうずっと変わらない。全体の舞台美術や演出もほとんど変わっていないような気がする。

今回は幸吉くん役が客演の土屋裕一(*pnish*)さん。爽やかでかっこよかった。耳の聞こえない雪絵役は劇団員の温井摩耶さん。きれい。最後のカーテンコールの挨拶まで手話で、徹底していたのが印象的。

キャストも選曲も新鮮なんだけど、いままでと基本は変わらない。5年後か6年後に再演したら、また違った舞台になるのだろうな。少しずつ、少しずつ、進化する舞台。観続けるって、こういうことなのかなぁとちょっと思った。

演劇集団キャラメルボックス
http://www.caramelbox.com/

『嵐になるまで待って』
http://www.caramelbox.com/stage/arashi2008/index.html

やっと楽しくなってきた◆『キャッツ』劇団四季
2008/07/30(水)

『キャッツ』劇団四季 キャッツシアター
曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー 詞:T.S.エリオット「Old Possum's Book of Practical Cats」より 日本語台本:浅利慶太 製作・演出:浅利慶太 振付:加藤敬二、山田卓 出演:佐渡寧子、秋夢子、高島田薫、上条奈々、坂田加奈子、西村麗子、久保田彩佳、高倉恵美、王クン、原田真由子、大口朋子、青井緑平、飯田洋輔、西門宇翔、荒川務、岩崎晋也、武藤寛、嶋崎孔明、花沢翼、高城将一、松永隆志、入江航平、赤瀬賢二、川野翔

観たのは三回目かな。最初は大学生の頃。生涯で初めて観た本格ミュージカルだったはず。でもストーリーがさっぱりわからず(ストーリーなんてないということが後でわかった)、そこからミュージカルに目覚めるということもなかった。

二度目は静岡かどこかで数年前。改めて、ストーリーがないミュージカルだなぁと思ったのだった。歌と踊りは楽しいけれど、観た後の充実感はやっぱりストーリーがちゃんとあるもののほうがいいかも。

今回は三度目。一回目はタダのチケットだった。友人に誘われて。二回目も三回目も、自分から積極的に観たいと思ったわけじゃなくて、一緒に行く友人が観たいというから半分はお付き合い的。

でも今回はだいぶ「キャッツ」というものが分かって来たので、ストーリーなんて考えずにその場、その場のダンスや歌を楽しんだ。これが「キャッツ」の楽しみ方だったのか! 三回目にしてやっと分かった。これならまた来てもいいかな。

「キャッツ」って初心者向けのミュージカルだと思われてるけど、実は玄人向けなんじゃないかと思う。だって、隣で観ていた子どもも「話がさっぱりわからないんだけど」って言っていた。やっぱりね。ミュージカルってこんなもんだって思っちゃうよね。こういう子には、「ライオンキング」とかのがいいんじゃないかと思う。

私も最初に「キャッツ」を観たばっかりに、ミュージカルって思ったほど楽しくないってずっと思っていたもの。最初に観るなら、「キャッツ」以外がおすすめなのだ。

劇団四季
http://www.shiki.gr.jp/

『キャッツ』
http://www.shiki.gr.jp/applause/cats/

熟成された感じ◆ミュージカル『レベッカ』
2008/06/17(火)

『レベッカ』シアタークリエ 2008年4月6日-6月30日 脚本・歌詞:ミヒャエル・クンツェ 音楽:シルベスター・リーヴァイ 演出:山田和也 出演:山口裕一郎、大塚ちひろ、シルビア・グラブ、石川禅、吉野圭吾、治田敦、阿部裕、KENTARO、伊東弘美、寿ひずるほか

最初のときは、(原作を読んでいたにもかかわらず)ストーリーを追うのでいっぱいいっぱいだったけれど、二度目なので余裕をもって見られた。その所為かどうか、一度目よりも舞台全体が熟成されてよい感じだった。

山口裕一郎氏は相変わらずファイティングポーズで歌っていたけれど、歌声は健在。大塚ちひろ嬢も、真実を知ったあとの強さが強調されていてよかった。しかし、やっぱり衣装の色に違和感。強く成長した後に、ピンクっていうのは違う気がする。前半がピンクのほうがよかったんじゃないかなぁ。

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